奪われた最愛と双子たち

1029

文字の大きさ
上 下
24 / 26

24話:ライルとレティシア★

しおりを挟む




[ライルとレティシアの9年ぶりの逢瀬]


「レティ、あの男からどうやって逃げていたんだ?」
「初めて泥酔した男のアレを見た日は、舐められたり、秘部も見られたけれど・・。」

ライル、いい笑顔で聞いている。


「急にパタン、ぐーぐー、ってなったの。朝起きて、上半身や太ももの内側のキスマークを確認して、タネを仕込んだと思い込んだんじゃないかしら。」

ライル、さらに笑みを濃くして聞いている。


「そのあとは、会うことなく妊娠がわかって、出産後は、本当に具合が悪くベッド上だったの。
回復後は、わざと産後の肥立ちが悪い病弱設定のまま通したの。
あの男にはベッド上の姿しか見せていないわ。娘たちもそう思っていたようだから心配かけてしまった。」


「カイルを守り育ててくれてありがとう。そして手紙も残さずあなたの元を去って本当にごめんなさい。」

「もう、謝らないでくれ。レティの気持ちはわかっている。俺があの場にいたら、間違いなく面倒を起こしていた。
そして君を奪って逃げたところで、家族のことが気になって俺たちは幸せになれなかっただろう。
なるようになった、俺の最愛はあるべき場所に戻った。それで十分だ。」



「ライル、愛しているわ。」

「俺のレティ、離れている間も一度足りとも忘れたことはなかった。君と離れてから、女を抱いていない。
今すぐレティが欲しい。」

「私もライルを感じたいわ。」


すぐさまレティの秘部に触れると濡れている。

「レティ、まだなにもしていないのに。こんなに濡らして、いやらしい妻だ。」

「こんな私、嫌いかしら?」
「まさか、大歓迎だよ。・・すまない、すぐにレティの中に入りたい。」


返事を聞く前に、性急にレティから下着だけを剥ぎ取った。
そして、9年間使われることのなかった息子を、レティの花芯に深く挿れた。

「ああ、ライル!」「くっ!」
「レティ!」

二人とも久しぶり過ぎて、一度目は、すぐに果ててしまった。
ここから長く濃い時間が続くのだった。


「あ、こんなこと、、、いやあっ」
「嘘だな、中が喜んで絡みついてくる。」

レティシアは、身体中を赤く染めたが、すぐにわけが分からなくなってしまった。


フフ、女を抱いていないのは本当だが、レティシアに、あんなことやそんなことを想像はしていたんだ。

ああ、レティ、愛しくてたまらない。
君の表情、仕草、声が俺を燃え上がらせる。


レティシアも欲情をはらんだライルの眼を見て、感情が高まり蜜が溢れる。


レティ、大切にしたい。だが、俺の腕の中で思う存分啼かせたい。

ライルの眼の奥に、ギラついた獰猛なオスがいる。
ああ、レティ、俺の肉棒で君の中を掻き回して、めちゃくちゃにしてやりたい。
獣のように犯したい。

「ああ、ライルっ、いやあっ、怖いわ。」
「後ろからだと、深く入るだろう?」

「やあっ、顔が見えないとっ、あ、ああっ」
「わかるか?レティは今、動物のオスにやられてるんだ。子種を出したくてオスは、ガンガン腰を振る。」

ライルの腰の振りが早くなり、レティの中のモノが硬さを増す。

「ああっ、ライルっ、ライルぅ!!」
「・・っ・・・。」



まだまだ二人の絡みは続く。






しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

命を狙われたお飾り妃の最後の願い

幌あきら
恋愛
【異世界恋愛・ざまぁ系・ハピエン】 重要な式典の真っ最中、いきなりシャンデリアが落ちた――。狙われたのは王妃イベリナ。 イベリナ妃の命を狙ったのは、国王の愛人ジャスミンだった。 短め連載・完結まで予約済みです。設定ゆるいです。 『ベビ待ち』の女性の心情がでてきます。『逆マタハラ』などの表現もあります。苦手な方はお控えください、すみません。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を

澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。 そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。 だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。 そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

まったく知らない世界に転生したようです

吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし? まったく知らない世界に転生したようです。 何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?! 頼れるのは己のみ、みたいです……? ※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。 私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。 111話までは毎日更新。 それ以降は毎週金曜日20時に更新します。 カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。

僕は君を思うと吐き気がする

月山 歩
恋愛
貧乏侯爵家だった私は、お金持ちの夫が亡くなると、次はその弟をあてがわれた。私は、母の生活の支援もしてもらいたいから、拒否できない。今度こそ、新しい夫に愛されてみたいけど、彼は、私を思うと吐き気がするそうです。再び白い結婚が始まった。

処理中です...