奪われた最愛と双子たち

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04話:おやすみのキスとライルへの指南(*)

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夕食からライルの席も用意されていた。

ライルは緊張していた。
子爵家の一同と食事していることによるのではなく、おやすみのキスのことでだった。




食後、レティシアを部屋の前まで送った。

レティシアは、数日後から使う部屋に行きたがった。
(廊下でお返しのキスなんて恥ずかしくて無理。誰かに見られたら。)


ライルは、特に気にするでもなく、部屋に案内した。
(まあ、レティシアの屋敷の中だから知っていると思うが。)

レティシアも部屋の中に入った。


ライルは、躊躇いながらもレティシアの手に触れ、「お嬢様と結婚できること、この上なく嬉しく思います。」と言った。

「レティシア、と呼んで、ライル。」

その上目遣いの潤んだ瞳を見て、自然に口付けた。
「レティシア。おやすみ。」

レティシアは、真っ赤になりながらも「ライル、おやすみなさい。」と言いお返しにライルの唇にキスをした。



レティシアがメイド(ライルの姉)と去ってから、ライルは一人悶えていた。

あああ、なんて可愛いんだ。俺に、俺の口にキスを!
ベッドの上でゴロゴロ転がっていた。






翌日の昼間、女医と歓談中のライル。

(非常に機嫌がいいわね。ふふ可愛い。)


「それで、初めの1回目だけは指南させてもらうわ。最近は発作が出ていないとはいえ、予断は許さないから。」
「はい・・。」

(何を言われるんだろう・・。)
気を落ち着けるために茶に口をつける、ライル。


「まあ、愛撫の順は、あなたのやりたいようにでいいんだけれど、早い段階で秘部の肉刺を口で・・。」
「ブーーッ!!」

「・・大丈夫?」
「・・・。」


「続けるわよ、その敏感な部分を舌で優しくレロレロして、初めてだから達せなくとも濡れてくるでしょう。
そうしたら一気に!」

「ごほ、ごほっ、もし濡れなかったら?」

「やあねえ、そこまであなたが下手なわけないと思うし、誰にも見せたことがない場所を好きな男に、至近距離で見られて、さらに、口でされたら、そりゃもう完全に濡れるわよ~。
でも、まあそうね、緊張して反応が鈍いことも?・・・うーん、その時にはこれを。」

「これは?」
「ベッドにでも置いておいて、ささっとあなたの男性器に塗って、突っ込めばいいわ。」

「突っ込・・・。はあ・・。」

「レティシアは、とても華奢だから心配で・・。」
「大丈夫よ。細く見えるだろうけれど、胸も腰も十分成熟しているわ。」

「!・・・。」
(やばい、鼻血が出そう。)


「あなたのがどれほどのサイズかわからないけれど、受け入られるわ、たぶん・・。」
「たぶん?」

「いえ、あまりの巨根だったら、と思って。」
「・・ご心配なく、そこまででは。」

「あら、そう。なら問題ないわね。」ニッコリ。
「・・・。」






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