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お揃いストラップ
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まぁ、なんとなくは想像ついていたが山登りは班ごとだった。
僕らは先ほど、あんなことがあったため、気まずい雰囲気のまま山登りをすることになった。
「………………」
僕らは今、微妙な距離感で山登りをしている。
僕も彼方も一向に口を開こうとしない。
まぁ、あんなことの後なのだから当たり前といえば当たり前なのだが。
それにしてもこんな状況になった時はどうしたら良いのだろう?
どうしたら気まずい雰囲気を解消できる?
今まで、葵くらいとしか女と関わってきていないため、こんな状況になった時の対処法がわからない。
声をかけるのが正解なのか。
そっとしておくのが正解なのか。
正解は……
ー声をかけるー
だと信じたい!
そうやけになりながらも僕は彼方にこう言った。
「さっきの状況さ、なんだかんだ言って嬉しかったよ?」
自分でも何が言いたいのかわからなくなったからか、文末に?がついてしまった。
すると彼方は僕の方を見て噴き出した。
え?なんで?
変なこと言った?
僕が困惑していると、
「いい意味でも悪い意味でも鈍感で空気読めなすぎ」
そう彼方に言われてしまった。
個人的に鈍感ではないと思うんだけどな…
まぁ、でも、気まずい雰囲気ではなくなったしいっか。
と思い少し気が楽になった僕であった。
--------------
それからは順調に山登りをして行った。
僕の足が死にそうになったりだとかしたけど…
僕は基本、家から出ないのによくこんなに動けたなぁと思う。
それと同時に明日筋肉痛になってそうだなぁ。
とも思うが…
まぁなんだかんだ言って山登りは楽しいものだった。
そして今、僕らは現地の近くにある商店街をぶらついていた。
「惺、見て~、これすっごく可愛くない?」
こういう感じ女の子だな~って思うんだけどわかる人いる?
「うん、すごく可愛いと思うよ」
山登りを始めた時の気まずい雰囲気はもう完全に消え去っている。
「じゃあ、次はあっちの店行こうよ!」
「はいはい、わかったからそんなはしゃぐなって」
さっきから彼方は割と多くの買い物している。
そしてその荷物は全て僕が持っている。
UNOで負けたからしょうがないのだけれど、明らかに理不尽だなぁ。
ま、デートみたいな感じだしいっか。
そう思う僕であった。
--------------
買い物を続けていると、ふと、彼方が同じストラップを2つ持ってきた。
そして、
「ねぇ、惺?お揃いのストラップつけようよ!」
と提案してきた。
「お揃い?」
「そ、お揃い。あっ、私が全額払うから大丈夫」
いや、別にそこの心配してるわけじゃないんだけど。
ていうか、心配とか一切してないんだけど。
むしろ、お揃いストラップとかめっちゃ欲しい。
そして、彼方はストラップを持ってレジへ向かった。
お揃いか…
やっぱいいよね。
そうしている間に彼方はストラップを買ったらしく、ストラップを持ってこちらへきた。
「はい、ねぇ、つける場所もお揃いにしようよ!」
「じゃあ、財布でいいか?」
「うん、いいよ」
そして、僕らはお揃いの所にお揃いのストラップをつけたのだった。
僕らは先ほど、あんなことがあったため、気まずい雰囲気のまま山登りをすることになった。
「………………」
僕らは今、微妙な距離感で山登りをしている。
僕も彼方も一向に口を開こうとしない。
まぁ、あんなことの後なのだから当たり前といえば当たり前なのだが。
それにしてもこんな状況になった時はどうしたら良いのだろう?
どうしたら気まずい雰囲気を解消できる?
今まで、葵くらいとしか女と関わってきていないため、こんな状況になった時の対処法がわからない。
声をかけるのが正解なのか。
そっとしておくのが正解なのか。
正解は……
ー声をかけるー
だと信じたい!
そうやけになりながらも僕は彼方にこう言った。
「さっきの状況さ、なんだかんだ言って嬉しかったよ?」
自分でも何が言いたいのかわからなくなったからか、文末に?がついてしまった。
すると彼方は僕の方を見て噴き出した。
え?なんで?
変なこと言った?
僕が困惑していると、
「いい意味でも悪い意味でも鈍感で空気読めなすぎ」
そう彼方に言われてしまった。
個人的に鈍感ではないと思うんだけどな…
まぁ、でも、気まずい雰囲気ではなくなったしいっか。
と思い少し気が楽になった僕であった。
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それからは順調に山登りをして行った。
僕の足が死にそうになったりだとかしたけど…
僕は基本、家から出ないのによくこんなに動けたなぁと思う。
それと同時に明日筋肉痛になってそうだなぁ。
とも思うが…
まぁなんだかんだ言って山登りは楽しいものだった。
そして今、僕らは現地の近くにある商店街をぶらついていた。
「惺、見て~、これすっごく可愛くない?」
こういう感じ女の子だな~って思うんだけどわかる人いる?
「うん、すごく可愛いと思うよ」
山登りを始めた時の気まずい雰囲気はもう完全に消え去っている。
「じゃあ、次はあっちの店行こうよ!」
「はいはい、わかったからそんなはしゃぐなって」
さっきから彼方は割と多くの買い物している。
そしてその荷物は全て僕が持っている。
UNOで負けたからしょうがないのだけれど、明らかに理不尽だなぁ。
ま、デートみたいな感じだしいっか。
そう思う僕であった。
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買い物を続けていると、ふと、彼方が同じストラップを2つ持ってきた。
そして、
「ねぇ、惺?お揃いのストラップつけようよ!」
と提案してきた。
「お揃い?」
「そ、お揃い。あっ、私が全額払うから大丈夫」
いや、別にそこの心配してるわけじゃないんだけど。
ていうか、心配とか一切してないんだけど。
むしろ、お揃いストラップとかめっちゃ欲しい。
そして、彼方はストラップを持ってレジへ向かった。
お揃いか…
やっぱいいよね。
そうしている間に彼方はストラップを買ったらしく、ストラップを持ってこちらへきた。
「はい、ねぇ、つける場所もお揃いにしようよ!」
「じゃあ、財布でいいか?」
「うん、いいよ」
そして、僕らはお揃いの所にお揃いのストラップをつけたのだった。
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