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終章 選ばれた未来
知性を与えられた猫たちは何を見る? 第50話
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セイくんが見つけたこの施設内の地図を覗き込んだ。
「これが、今、通ってきた道、で、怪しいのは・・・どこだ?」
「この部屋のドアが2重になっているね。」
「おそらく、ここだ。」
私達は歩みを進め、ようやく、そのドアまで辿り着いた。
「まず、第1のドアだ」
そう言ってセイくんはハッキングして解錠する。
ドアを開けると、10メートルほど先にもう一つのドアがあるのが見えた。
突然、考えなしに進もうとする私をコタローが止めた。
「いけません!私の耳に、何か、妙な音が聞こえます。」
「おい・・・やめてくれよ・・・トラップか?映画とかじゃこういう時・・・」
三木がそう言った瞬間にバシッ!という音と共に、床にランダムな格子状の模様が光り電流が流れたのがわかった。
そして数秒後、また同じように雷のように床が光る。
「高圧電流だ!しかもその都度パターンが変わる!」
「ちょっと待って、じゃ、どうすれば・・・」
「しかもタイミングも一定周期じゃないぞ!」
「・・・てことは、足を踏み出した瞬間に・・・」
またバシッ!と電流が流れた。
「こんなの無理よー・・・」
私は泣き出しそうな声で言った。
ところが、隣で茶丸は、
「じゃあ、電流が流れた瞬間に電流の流れてないところを通って向こうまでいけばいいんだね?」
と言うや否や、次の電流が流れた後、即座にピョンピョンと扉近くまで行ってしまった。続いて、セイくんも同様に軽々と渡ってしまう。こちらの一つ目の扉と同じく、向こうも扉付近には電流は流れてないようで、そこで彼らは私達を待っている。
「いや、待ってもらっても・・・」
「早くー」
と茶丸。
セイくんは2つ目の扉の解錠にいそしんでいる。
退屈そうにウロウロしていた茶丸は、
「あ。ここにこんな・・・」
と床にあるボックスの蓋を開け、パチンとスイッチを切り替えた。
しばらくの静寂。それでも私達は慎重に待った。それでも静寂。
「ナイス、茶丸!」
どうやら、茶丸は高圧電流のスイッチを切ったようである。
ホッと安心して進み始めると、ギリギリギリという音が聞こえた。
「何?今度は何?!」
と足を止めて周りを見回す。
「あっ!天井が!」
見る見る間に、天井が下がってくる。
「走れ!」
「間に合わない!」
先に向こう側に辿り着いた三木がドライバーを天井と壁の隙間に差し込む。天井は少しの間、止まったように見えたが、バキバキッ!とドライバーを砕いて、また降下を始めた。
三木が作ってくれた時間のおかげで、天井の降りるスピードよりも早く私が辿り着くかと思えたが、一歩手前まで来たとき、ガタン、という音がする。
「キャッ!」
私の足元の床が外れる。私の手は宙をもがき、落下するかと思えたその瞬間にコタローのクレーンアームが私の体を支えた。
床に座り込んだまま、はぁーっと息をつく。その時、
「開いたよ」
傍でセイくんの声が聞こえた。
「これが、今、通ってきた道、で、怪しいのは・・・どこだ?」
「この部屋のドアが2重になっているね。」
「おそらく、ここだ。」
私達は歩みを進め、ようやく、そのドアまで辿り着いた。
「まず、第1のドアだ」
そう言ってセイくんはハッキングして解錠する。
ドアを開けると、10メートルほど先にもう一つのドアがあるのが見えた。
突然、考えなしに進もうとする私をコタローが止めた。
「いけません!私の耳に、何か、妙な音が聞こえます。」
「おい・・・やめてくれよ・・・トラップか?映画とかじゃこういう時・・・」
三木がそう言った瞬間にバシッ!という音と共に、床にランダムな格子状の模様が光り電流が流れたのがわかった。
そして数秒後、また同じように雷のように床が光る。
「高圧電流だ!しかもその都度パターンが変わる!」
「ちょっと待って、じゃ、どうすれば・・・」
「しかもタイミングも一定周期じゃないぞ!」
「・・・てことは、足を踏み出した瞬間に・・・」
またバシッ!と電流が流れた。
「こんなの無理よー・・・」
私は泣き出しそうな声で言った。
ところが、隣で茶丸は、
「じゃあ、電流が流れた瞬間に電流の流れてないところを通って向こうまでいけばいいんだね?」
と言うや否や、次の電流が流れた後、即座にピョンピョンと扉近くまで行ってしまった。続いて、セイくんも同様に軽々と渡ってしまう。こちらの一つ目の扉と同じく、向こうも扉付近には電流は流れてないようで、そこで彼らは私達を待っている。
「いや、待ってもらっても・・・」
「早くー」
と茶丸。
セイくんは2つ目の扉の解錠にいそしんでいる。
退屈そうにウロウロしていた茶丸は、
「あ。ここにこんな・・・」
と床にあるボックスの蓋を開け、パチンとスイッチを切り替えた。
しばらくの静寂。それでも私達は慎重に待った。それでも静寂。
「ナイス、茶丸!」
どうやら、茶丸は高圧電流のスイッチを切ったようである。
ホッと安心して進み始めると、ギリギリギリという音が聞こえた。
「何?今度は何?!」
と足を止めて周りを見回す。
「あっ!天井が!」
見る見る間に、天井が下がってくる。
「走れ!」
「間に合わない!」
先に向こう側に辿り着いた三木がドライバーを天井と壁の隙間に差し込む。天井は少しの間、止まったように見えたが、バキバキッ!とドライバーを砕いて、また降下を始めた。
三木が作ってくれた時間のおかげで、天井の降りるスピードよりも早く私が辿り着くかと思えたが、一歩手前まで来たとき、ガタン、という音がする。
「キャッ!」
私の足元の床が外れる。私の手は宙をもがき、落下するかと思えたその瞬間にコタローのクレーンアームが私の体を支えた。
床に座り込んだまま、はぁーっと息をつく。その時、
「開いたよ」
傍でセイくんの声が聞こえた。
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