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モンスター頑張る カエルの魔法使い 「人間達に脅かされながら、健気に生きる優しいモンスター達。人間達と和解は出来るのか?」
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迷子
「びえぇん怖いよ~ゴブリンだ!僕を食べないで!」
「坊や我々はそんな事しないよ、それよりどうして此処に来たのかな?」
「僕を油断させるウソだ!びえぇん怖いよ~」
「そんな事したら魔王様に処刑されてしまうよ!」
「いいかい坊や、この村に住むモンスターは皆穏やかで優しいよ?
処でお腹は空いてないかい?
因みに俺の名前はサム、君の名は?」
「…アドルだよ」
「よし!アドル今夜は遅いから、夕飯を済ませたらゆっくりお休み」
(しかしどう言う事だろう?この村周辺には迷いの結界が張って合って、我々モンスター以外は、出入り出来ないはずなのに…
アベルを送った後で、長老に確認してみよう…」
見送り
「で、もうすぐ人里が近いが此処で良いかなアドル?」
「うん!ありがとうねサム!」
「アドル?何故ゴブリンが一緒なんだ!」
「パパ!違うよ!サムは優しいモンスターだよ!」
「貴方がアドルのお父上ですか!アドルは我々の村に迷い込んで、一晩面倒を見て今送っていた処です」
「本当なのかアドル?」
「うん!」
「それは済まなかったなサム、私はルドルフ、魔法使いだ、恩に切る。
お礼に私達の家に来ないか?」
「申し出は嬉しいが、俺はモンスターなのでまずいのでは?」
「それは心配無い、我が家は村から離れたところに有るから滅多に人は来ない」
「でも…」
「お家に来てサム!お礼がしたいよ!」
「分かったよ、アドル、ルドルフさん」
アドルの秘密
「しかし穏やかなモンスター達と言うのも、興味深いものだなサム」
「それは魔王ベルゼ様のおかげだよルドルフ、
我々配下のモンスターにかけられた呪いを、
解いてくれたからだよ」
「私も是非、君達モンスターの村に行ってみたいものだなサム」
「ルドルフ嬉しいがそれは無理だよ、我々モンスター拠点には迷いの結界が張ってあるから」
「そうか…それは残念だな」
「…ルドルフ一つ聞いていいかい?アドルにはひょっとしたらモンスターの血が流れて無いかな?」
「…答える代わりに人間には他言無用だぞサム?」
「分かったルドルフ」
「そうだアドルは何かしらのモンスターのハーフだ…私はアドルの肉親では無い…
今巷で流行ってるドクゼン教辺りに露見すれば、私共々アドルは処刑されるだろう…
サム!頼みがある!もし私に万が一のときには、アドルの面倒を見てくれないか?」
「分かったよルドルフ…約束だ!」
「ありがとうサム」
アドルの修行
「違うアドル!もっと指先に意識を集中して、マナボルト!」
「えいえい!マナボルト!」
「ダメだアドル!…そろそろ昼飯にしようか」
「やった~パパ!僕お腹ぺこぺこだよ!」
「いいかアドル?魔術の技は愛する者の為に使うんだ」
「うん!僕もパパみたいに立派な魔法使いになれるかな?」
「それはお前次第だアドル、魔法も剣も強い思いが無ければ、中々上達しないぞ?」
「強い思いかぁ…パパやサムを守れる様になる事かな」
「頼もしいなアドル、その調子で午後も修行だ」
「うん!」
リリーとケルプ
「昼寝してるとは、マヌケな魔族だぜ!
おかげでこのケルプ様にも、運が回って来たぜ!
いいか?これからオマエをドクゼン教の連中に売り飛ばす、その前に味見だぁ!」
「不覚じゃ!この手枷さえ無ければこんな雑魚に!」
「うるせぇ!」
ケルプと名乗った男は、若い魔族の女子を
蹴飛ばす。
「不覚!このリリーも此処までか…」
「待て!何をしている貴様!」
「そうだよ!女の子になんて事するんだ!」
「あ?ジジイとガキが邪魔するんじゃねぇ!」
「この手枷を外してくれ!頼むのじゃ!」
「魔封じの手枷か!分かった!」
「させるか!ジジイ!」
ケルプはナイフで、ルドルフに切り掛かる!
「させないよ!バインド!」
「うおっ!身体が動かねぇ!」
「でかしたアドル!ディスペル!」
リリーの手枷が外れる。
「感謝じゃ!…さてキサマよくも、やってくれおったな⁈
カース!貴様のモノは一生使い物にならんわ」
「うおぉう!貴様ら覚えていろよ!」
「さて、人間なのによく儂を助けてくれたな、感謝の印にアドル、この指輪を授けよう。
お主達が窮地の時にいつでも駆けつけるのじゃ!」
「ありがとうリリー」
「随分律儀な魔族だな、私はルドルフ近いうちに世話になると思う」
「すまんなさっきのケルプとか言う人間に、儂がトドメをさしていれば良かったのじゃが」
「イヤ、それで良いよ」
「うむ」
「互いに甘いの」
報復
「それは確かか?ケルプ」
「へい!魔族を連行しようとした処、ジジイとガキ…名前はアドルに邪魔されやした!
異端者ですよ!」
「良くわかった!手配書と討伐隊を向かわせようぞ」
「これはドクゼン神による正義の行い!皆魔族共々異端者の首を捧げようぞ!」
数日後、地方の村で…
「この辺りでこの手配書に書かれている異端者は居ないか!隠し立てする者はやはり異端者として処刑する!」
「いいえ神官様方、その様な者はおりません!」
(一刻も早く遠くに逃げて下さい、ルドルフ様、アドル坊や!)
「本当か?念の為此処ら一帯を念入りに捜索するのだ!」
その頃2人は…
「この辺りがサム達の村だよパパ」
「此処から先はお前だけで行け、私はサムの村には入れん」
「イヤだ!パパを見捨てるなんて出来ない!
…そうだ!リリーに頼んでみよう!
何とかしてくれるかも!」
「リリー聞こえるかい?アドルだよ!パパもサム達の村に入れて欲しいんだ!」
「相わかったアドル、お安い御用じゃ」
指輪からリリーの声が、聞こえる。
「アドル!私にも村が見えるぞ!助かるリリー」「さあ行こうパパ!」
モンスターランドへ
「アドル、ルドルフよく来たのじゃ」
「アドル、ルドルフさん、まさかリリー様のお知り合いとは!」
「リリー、サム、皆、パパと僕を受け入れてくれて、ありがとう!」
「だが良いのか?、私達を受け入れた事によりこの辺りのモンスター達の集落を、危険に晒すのではないか?」
「それはまず心配無いぞルドルフ、迷いの結界を張っているのは、我々上級魔族じゃ!
並の道士や神官では、結界を解く処か気付きもせんわ!」
「すまないリリー、皆、アデル共々世話になる」
「ごめんね皆」
「2人共頭を上げんか!そう畏る事は無いのじゃ」
「そうだリリー様の言う通りだ!」
「ありがとうね皆」
「恩に切る」
追跡
「本当だろうな?ケルプ、何も見つからんでは無いか!」
「本当でさぁ!お疑いなら嘘発見の術を!」
「ライ オア トゥルース!」
「うむむ!確かに嘘では無い様だ…となると…迷いの結界か!」
「しかし術の反応は無いし…どうしたモノか…」
「よし!王都から援軍を要請しよう!このままじゃはラチがあかん!」
「是非にお願いしまさぁ!」
「しかしケルプよ、我々教団員でも無いのにイヤにこだわるな?」
「へぇ、ちょっとありやして…」
(見ていやがれ!ガキにジジイ!絶対に断頭台送りにしてやらぁ!)
束の間の平穏
「しかしリリーよ、モンスター達の文明の高さに驚くばかりだ」
「ルドルフ、我々モンスターにも人間社会に劣らぬ積み重ねがあるのじゃ」
「我々人間社会で失われた呪文迄、有るとはな。私やアドルも良い勉強になるよ。」
「パパ、リリー、お館にいたの!」
「アドル、呪文の勉強は捗ってるか?」
「うん!」
「それは何よりじゃ!」
「リリー様大変です!」
「なんじゃ騒々しい…要件はなんじゃ?」
「はい、ドクゼン教の輩が御二方の追跡の件で、王都に援助要請を出しました!」
「なんじゃと!…それはマズイのじゃ!
結界が解かれるかもしれん…
仕方ないのじゃ、魔王様に相談してみるのじゃ!」
「済まないなリリー、我々のせいで」
「ごめんよ、リリー」
「気にするな、我々は仲間たちを決して裏切らないのじゃ!」
「済まない、何か我々に出来る事は無いか?」
「そうだよ、遠慮なく言ってね!」
謁見
「魔王様のおな~りぃ」
「リリーこの者達が其方の恩人か?」
「はい!そうですじゃ、儂の窮地を救ってくれた無二の恩人ですじゃ!」
「相わかった、そういう事なら無下には出来んな!
我自ら結界を張ろうぞ!
最悪戦になるやもしれん…
者ども覚悟をしておけ!」
「時にアドル其方の母の名は?」
「知らない、僕が生まれてからすぐ居なくなったんだ」
「真か?ルドルフよ」
「実は…我が妹エミリアが貴方達魔物と儲けた子で、有ります!
「エミリアはアドルを産んですぐに、亡くなりました」
「そんな…僕の中に魔物の血が流れているなんて!」
「相わかった!この地方を故郷と思い寛ぐが良いぞ!」
「もう良いぞ、下がれ」
「領主達は残れ!」
「ありがとう魔王様!」
「ありがとうございます」
「者ども…伝えておかねばならん事がある。近う寄れ」
「ははっ!」
「それは真ですかの!」
「本当だ…アドルという幼子に母の面影がある、
この件は他言無用ぞ!」
「了解致しました!」
「びえぇん怖いよ~ゴブリンだ!僕を食べないで!」
「坊や我々はそんな事しないよ、それよりどうして此処に来たのかな?」
「僕を油断させるウソだ!びえぇん怖いよ~」
「そんな事したら魔王様に処刑されてしまうよ!」
「いいかい坊や、この村に住むモンスターは皆穏やかで優しいよ?
処でお腹は空いてないかい?
因みに俺の名前はサム、君の名は?」
「…アドルだよ」
「よし!アドル今夜は遅いから、夕飯を済ませたらゆっくりお休み」
(しかしどう言う事だろう?この村周辺には迷いの結界が張って合って、我々モンスター以外は、出入り出来ないはずなのに…
アベルを送った後で、長老に確認してみよう…」
見送り
「で、もうすぐ人里が近いが此処で良いかなアドル?」
「うん!ありがとうねサム!」
「アドル?何故ゴブリンが一緒なんだ!」
「パパ!違うよ!サムは優しいモンスターだよ!」
「貴方がアドルのお父上ですか!アドルは我々の村に迷い込んで、一晩面倒を見て今送っていた処です」
「本当なのかアドル?」
「うん!」
「それは済まなかったなサム、私はルドルフ、魔法使いだ、恩に切る。
お礼に私達の家に来ないか?」
「申し出は嬉しいが、俺はモンスターなのでまずいのでは?」
「それは心配無い、我が家は村から離れたところに有るから滅多に人は来ない」
「でも…」
「お家に来てサム!お礼がしたいよ!」
「分かったよ、アドル、ルドルフさん」
アドルの秘密
「しかし穏やかなモンスター達と言うのも、興味深いものだなサム」
「それは魔王ベルゼ様のおかげだよルドルフ、
我々配下のモンスターにかけられた呪いを、
解いてくれたからだよ」
「私も是非、君達モンスターの村に行ってみたいものだなサム」
「ルドルフ嬉しいがそれは無理だよ、我々モンスター拠点には迷いの結界が張ってあるから」
「そうか…それは残念だな」
「…ルドルフ一つ聞いていいかい?アドルにはひょっとしたらモンスターの血が流れて無いかな?」
「…答える代わりに人間には他言無用だぞサム?」
「分かったルドルフ」
「そうだアドルは何かしらのモンスターのハーフだ…私はアドルの肉親では無い…
今巷で流行ってるドクゼン教辺りに露見すれば、私共々アドルは処刑されるだろう…
サム!頼みがある!もし私に万が一のときには、アドルの面倒を見てくれないか?」
「分かったよルドルフ…約束だ!」
「ありがとうサム」
アドルの修行
「違うアドル!もっと指先に意識を集中して、マナボルト!」
「えいえい!マナボルト!」
「ダメだアドル!…そろそろ昼飯にしようか」
「やった~パパ!僕お腹ぺこぺこだよ!」
「いいかアドル?魔術の技は愛する者の為に使うんだ」
「うん!僕もパパみたいに立派な魔法使いになれるかな?」
「それはお前次第だアドル、魔法も剣も強い思いが無ければ、中々上達しないぞ?」
「強い思いかぁ…パパやサムを守れる様になる事かな」
「頼もしいなアドル、その調子で午後も修行だ」
「うん!」
リリーとケルプ
「昼寝してるとは、マヌケな魔族だぜ!
おかげでこのケルプ様にも、運が回って来たぜ!
いいか?これからオマエをドクゼン教の連中に売り飛ばす、その前に味見だぁ!」
「不覚じゃ!この手枷さえ無ければこんな雑魚に!」
「うるせぇ!」
ケルプと名乗った男は、若い魔族の女子を
蹴飛ばす。
「不覚!このリリーも此処までか…」
「待て!何をしている貴様!」
「そうだよ!女の子になんて事するんだ!」
「あ?ジジイとガキが邪魔するんじゃねぇ!」
「この手枷を外してくれ!頼むのじゃ!」
「魔封じの手枷か!分かった!」
「させるか!ジジイ!」
ケルプはナイフで、ルドルフに切り掛かる!
「させないよ!バインド!」
「うおっ!身体が動かねぇ!」
「でかしたアドル!ディスペル!」
リリーの手枷が外れる。
「感謝じゃ!…さてキサマよくも、やってくれおったな⁈
カース!貴様のモノは一生使い物にならんわ」
「うおぉう!貴様ら覚えていろよ!」
「さて、人間なのによく儂を助けてくれたな、感謝の印にアドル、この指輪を授けよう。
お主達が窮地の時にいつでも駆けつけるのじゃ!」
「ありがとうリリー」
「随分律儀な魔族だな、私はルドルフ近いうちに世話になると思う」
「すまんなさっきのケルプとか言う人間に、儂がトドメをさしていれば良かったのじゃが」
「イヤ、それで良いよ」
「うむ」
「互いに甘いの」
報復
「それは確かか?ケルプ」
「へい!魔族を連行しようとした処、ジジイとガキ…名前はアドルに邪魔されやした!
異端者ですよ!」
「良くわかった!手配書と討伐隊を向かわせようぞ」
「これはドクゼン神による正義の行い!皆魔族共々異端者の首を捧げようぞ!」
数日後、地方の村で…
「この辺りでこの手配書に書かれている異端者は居ないか!隠し立てする者はやはり異端者として処刑する!」
「いいえ神官様方、その様な者はおりません!」
(一刻も早く遠くに逃げて下さい、ルドルフ様、アドル坊や!)
「本当か?念の為此処ら一帯を念入りに捜索するのだ!」
その頃2人は…
「この辺りがサム達の村だよパパ」
「此処から先はお前だけで行け、私はサムの村には入れん」
「イヤだ!パパを見捨てるなんて出来ない!
…そうだ!リリーに頼んでみよう!
何とかしてくれるかも!」
「リリー聞こえるかい?アドルだよ!パパもサム達の村に入れて欲しいんだ!」
「相わかったアドル、お安い御用じゃ」
指輪からリリーの声が、聞こえる。
「アドル!私にも村が見えるぞ!助かるリリー」「さあ行こうパパ!」
モンスターランドへ
「アドル、ルドルフよく来たのじゃ」
「アドル、ルドルフさん、まさかリリー様のお知り合いとは!」
「リリー、サム、皆、パパと僕を受け入れてくれて、ありがとう!」
「だが良いのか?、私達を受け入れた事によりこの辺りのモンスター達の集落を、危険に晒すのではないか?」
「それはまず心配無いぞルドルフ、迷いの結界を張っているのは、我々上級魔族じゃ!
並の道士や神官では、結界を解く処か気付きもせんわ!」
「すまないリリー、皆、アデル共々世話になる」
「ごめんね皆」
「2人共頭を上げんか!そう畏る事は無いのじゃ」
「そうだリリー様の言う通りだ!」
「ありがとうね皆」
「恩に切る」
追跡
「本当だろうな?ケルプ、何も見つからんでは無いか!」
「本当でさぁ!お疑いなら嘘発見の術を!」
「ライ オア トゥルース!」
「うむむ!確かに嘘では無い様だ…となると…迷いの結界か!」
「しかし術の反応は無いし…どうしたモノか…」
「よし!王都から援軍を要請しよう!このままじゃはラチがあかん!」
「是非にお願いしまさぁ!」
「しかしケルプよ、我々教団員でも無いのにイヤにこだわるな?」
「へぇ、ちょっとありやして…」
(見ていやがれ!ガキにジジイ!絶対に断頭台送りにしてやらぁ!)
束の間の平穏
「しかしリリーよ、モンスター達の文明の高さに驚くばかりだ」
「ルドルフ、我々モンスターにも人間社会に劣らぬ積み重ねがあるのじゃ」
「我々人間社会で失われた呪文迄、有るとはな。私やアドルも良い勉強になるよ。」
「パパ、リリー、お館にいたの!」
「アドル、呪文の勉強は捗ってるか?」
「うん!」
「それは何よりじゃ!」
「リリー様大変です!」
「なんじゃ騒々しい…要件はなんじゃ?」
「はい、ドクゼン教の輩が御二方の追跡の件で、王都に援助要請を出しました!」
「なんじゃと!…それはマズイのじゃ!
結界が解かれるかもしれん…
仕方ないのじゃ、魔王様に相談してみるのじゃ!」
「済まないなリリー、我々のせいで」
「ごめんよ、リリー」
「気にするな、我々は仲間たちを決して裏切らないのじゃ!」
「済まない、何か我々に出来る事は無いか?」
「そうだよ、遠慮なく言ってね!」
謁見
「魔王様のおな~りぃ」
「リリーこの者達が其方の恩人か?」
「はい!そうですじゃ、儂の窮地を救ってくれた無二の恩人ですじゃ!」
「相わかった、そういう事なら無下には出来んな!
我自ら結界を張ろうぞ!
最悪戦になるやもしれん…
者ども覚悟をしておけ!」
「時にアドル其方の母の名は?」
「知らない、僕が生まれてからすぐ居なくなったんだ」
「真か?ルドルフよ」
「実は…我が妹エミリアが貴方達魔物と儲けた子で、有ります!
「エミリアはアドルを産んですぐに、亡くなりました」
「そんな…僕の中に魔物の血が流れているなんて!」
「相わかった!この地方を故郷と思い寛ぐが良いぞ!」
「もう良いぞ、下がれ」
「領主達は残れ!」
「ありがとう魔王様!」
「ありがとうございます」
「者ども…伝えておかねばならん事がある。近う寄れ」
「ははっ!」
「それは真ですかの!」
「本当だ…アドルという幼子に母の面影がある、
この件は他言無用ぞ!」
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