ハチと仲間達 カエルの魔法使い 「青年ハチとその仲間達が、来訪者トイによりピンチに陥いる」

来訪者トイ
何時も通り予備校帰りにゲーセンに寄るハチ。
「おっ、来たなハチ」
「アナート、神風さんは?」
「居るっけ、ハチはこの調子じゃ、来年も浪人だっけ!」
「そりゃ無いよ、神風さん!」
ゲームを楽しむ3人。
そこに
「皆さん、ゲーム上手いですね、
俺はトイ、お近づきにドリンクどうぞ」
「悪いな」
「気が利くっけ」
「俺は要らないよ」
ハチだけは、機嫌が悪くなり
(俺達の事何も知らないのに、何故奢るの?)

亀裂
神風のアパートにハチが尋ねると、
「ハチ、俺のゲームソフトや金知らないっけ?」
「俺はそんな事しないよ!」
疑いの目を向け続ける神風。
(ダメだ!疑ってる!
疑いを晴らすには…そうだ!間を空けよう!その間に盗みがあれば、濡れ衣が晴れる!)

和解
1か月後、ハチは神風のアパートに訪れる。
「久しぶりだっけハチ、悪かったなお前じゃなかったっけ」
「良かった!疑いが晴れて…処で神風さんは誰が怪しいと思う?」
「アナートだっけ!」
ハチは疑問を感じる(あのプライドの高い彼が、やるとは思えない!
多分トイだ!今までこんな事無かったし)

証拠
ハチはアナートのアパートに訪れる。
「久しぶりだなハチ、まあ入れや」
「アナート、実は神風さんが盗難の被害に遭ってる!俺は違うと思うけどアナートじゃないよね?」
「俺はそんな事はしない!…そういやトイが見覚えのあるゲームソフトを金に変えてたぜ!あの野郎!」
「やはりトイだね!早速神風さんに伝えなきゃ!」
「ああ!」

団結
神風のアパートに訪れるハチとアナート。
ことの顛末を神風に話すと…
「チクりんだっけ!…まあでもでかしたっけ!まあ、飲め!リベンジの前の祝杯だっけ!」
「勝利に!」
夜は更けていく。

窮地
ハチはトイの後ろ盾のザップのアパートに向かっていた。すると…「オマエがハチだな?ココから先は通行止だ!」
2人組のチンピラがハチに迫る。
恐怖で固まるハチ。
「聞いてた通り図体だけのデクだなぁ(笑)」
[バキッ!](痛い!もうダメだ!)
「ちょっと待つっけ!」
[ゴッシャ!]「ヒィイッ!何だてめえらは?」
[ゴッ!]「イテェ!聞いてねえよ!こんなヤバい助っ人が、2人もいるなんて!」
「楽勝!」
「アナート、神風さん!ありがとう!」
「とっとと行くっけハチ!」
「ザップを口説いてこいや!」
「ありがとう2人共!」
ハチはザップのもとに向かう。


ザップのもとに訪れたハチ。
「まあ、入れよハチ」
「短刀直入に言うけど、トイの後ろ盾を辞めて中立になって欲しいんだ」
「…分かった飲もう」
「そんなにあっさり決めていいの?」
「オマエはオレを警察に売らなかった…だけだよ」
「ありがとうザップ!」

裏切り者の末路
「あんなに貢いだじゃ無いか、ザップ!」
「トイ、お前との関係は金だけだ、じゃあな」
「そんなぁ!」
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