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2章 子供
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ミキコは感じた。鋭い、冷たい視線を。とてもタケシの視線とは思えなかった。とすると、誰だろう。
ミキコはパニックになり
「なんなの…何なのよ!」
と、叫んだ。
すると、子供が階段で降りてきた。
「あなた誰?!」
とミキコは言うと、その子供は答えた。
「僕は、アルケウスです。」
アルケウス。という名前の割には、とても日本人っぽかった。なのでミキコは信用しなかった。というか、ここに知らない子供がいること自体おかしな事だった。
「ここは私とタケシ君の家よ。あなたの家じゃない。帰ってちょうだい。」
とミキコが言うと、アルケウスはこう言った。
「まあまあ、聞いてくださいよ。僕は天からの使いです。天はみんな、こんな名前をつけられてるんです。」
と言った。
「あなた、病院に行った方がいいわよ。」
とミキコは少し失礼なことを言った。しかし、ミキコはパニックになりすぎて、そんなことしか言えなかった。
「そんなことを言わないでくださいよ。ところで、タケシさんは二階にいますよ。」
そういうので、二階に上がってみることにした。
3章 復活のゲーム
「あら、それなら早くいえば良かったのに。」
そう言って、二階に駆け上がった。
しかし、そこで見たのは、倒れ、冷たくなったタケシだった。
「…ふざけないでよ!!」
ミキコは泣いた。とても泣いた。タケシはもうこの世にいないということを悟った。
「そんな泣かないでくださいよ。」
とアルケウスは言った。
「ふざけないで!あなたは彼氏を失った悲しさなんて知らないくせに!馬鹿なことを言わないで!」
そうミキコは言ったが、アルケウスはこう返した。
「あなたの彼氏さんは死んでいません。いや、死んでいます。」
と、意味のわからないことを言った。
「は?」
とミキコはあんぐりして言った。
「死んではいますが、私は抽選で死んでまもなくの人を復活させる使命があります。なのでここにいるのです。」
と、笑顔で言った。
「それなら、今すぐ復活させてちょうだい。」
とミキコは言った。
「しかし、簡単なゲームをしなければいけません。それは神様が決めたことです。」
と悲しそうにアルケウスは言った。
「そうなの。それなら今すぐにやらせて。」
とミキコが言うと、
「それなら。」
とアルケウスは言って、続けて
「目をつぶってください。」
と言った。
「おにぎりころころみたいね。」
と言って、ミキコは目をつぶった。
ミキコはパニックになり
「なんなの…何なのよ!」
と、叫んだ。
すると、子供が階段で降りてきた。
「あなた誰?!」
とミキコは言うと、その子供は答えた。
「僕は、アルケウスです。」
アルケウス。という名前の割には、とても日本人っぽかった。なのでミキコは信用しなかった。というか、ここに知らない子供がいること自体おかしな事だった。
「ここは私とタケシ君の家よ。あなたの家じゃない。帰ってちょうだい。」
とミキコが言うと、アルケウスはこう言った。
「まあまあ、聞いてくださいよ。僕は天からの使いです。天はみんな、こんな名前をつけられてるんです。」
と言った。
「あなた、病院に行った方がいいわよ。」
とミキコは少し失礼なことを言った。しかし、ミキコはパニックになりすぎて、そんなことしか言えなかった。
「そんなことを言わないでくださいよ。ところで、タケシさんは二階にいますよ。」
そういうので、二階に上がってみることにした。
3章 復活のゲーム
「あら、それなら早くいえば良かったのに。」
そう言って、二階に駆け上がった。
しかし、そこで見たのは、倒れ、冷たくなったタケシだった。
「…ふざけないでよ!!」
ミキコは泣いた。とても泣いた。タケシはもうこの世にいないということを悟った。
「そんな泣かないでくださいよ。」
とアルケウスは言った。
「ふざけないで!あなたは彼氏を失った悲しさなんて知らないくせに!馬鹿なことを言わないで!」
そうミキコは言ったが、アルケウスはこう返した。
「あなたの彼氏さんは死んでいません。いや、死んでいます。」
と、意味のわからないことを言った。
「は?」
とミキコはあんぐりして言った。
「死んではいますが、私は抽選で死んでまもなくの人を復活させる使命があります。なのでここにいるのです。」
と、笑顔で言った。
「それなら、今すぐ復活させてちょうだい。」
とミキコは言った。
「しかし、簡単なゲームをしなければいけません。それは神様が決めたことです。」
と悲しそうにアルケウスは言った。
「そうなの。それなら今すぐにやらせて。」
とミキコが言うと、
「それなら。」
とアルケウスは言って、続けて
「目をつぶってください。」
と言った。
「おにぎりころころみたいね。」
と言って、ミキコは目をつぶった。
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