初恋の行方

case 3 健琥

あとがきのようなもの

【初恋の行方】完結です。

　今まで過激な表現がなくても全ての作品をR-18で投稿してきたのですが、初めから過激なシーンのある作品に憧れて書いてみた【初恋の行方】ですが、結局はいつものような話になりました。
　過激なシーン書くのも好きですが、悩んだり、泣いたり、笑ったりするのを書くのが好きなんだと実感した作品でした。

　今回は

　初恋に敗れた律希。
　初恋を成就させた貴之。
　初恋を綺麗な思い出に変えた健琥。

　３人の初恋を少しだけトリッキーに書いてみたつもりです。
　律希はタチが悪いし、貴之は単純バカだし、健琥は腹黒だしで、もっと人の関心の薄い街にいればもしかしたらうまくいったかもしれない関係ですが、こんな風に環境に左右される恋愛もあると思って書いてみました。
　ちなみに〈あの街〉は自分が以前住んでいた街を参考にしています。
　実家が商売をやっているせいで本当にもう人の目がうるさくて、本当に些細なことまで周りが知ってて嫌な気持ちになった事が今回の話の原動力です。
　今住んでいるのは地元ほど人の目がうるさくないので案外快適です。

　次回の小説はオメガバースを予定してます。
　書きかけの話を書いていく中で今1番しっくりくる話を選んだらオメガバースでした。
　少し切ない話になる予定です。

　その前に久しぶりに〈愛心〉を更新します。
　光流に少しだけ踏み込んだ話をしてもらって、次の話に続けたいと思っています。

　それでは、長くなりましたのでこの辺で。
　貴女とまたご縁がありますように✨

佳乃