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遊星
捨てられたアイツと選ばれなかったオレ。
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「あ、自覚はあるみたいだね?」
黙り込んだ晴翔にかける声は冷たい。
あまりのバカさ加減に手加減する気もないし、今まで我慢していた想いを止めることはできなかった。
「2人が仲良くしてるの見るの、いつも嫌だった。
小学生の時だって違う遊びしてるくせに帰りは2人で帰ってくし、中学の時に郁也が弄られるようになったの、あれだって晴翔のせいだろ?
高校別れれば何とかなると思ったのに受かっちゃうし。
お前なんて、落ちれば良かったのに」
そして告げる決定的な言葉。
「落ちれば良かったって…」
「晴翔が来なければ郁哉と仲良くなれるかと思ったのに同じクラスにすらなれないし、離れたと思ったら晴翔が同じクラスだし。
おまけに利用しようとしたら〈腐れ縁〉とか、お前、自分が何言ったのか分かってる?
自分がどれだけ郁哉のこと傷付けたのか分かってる?」
本来なら口にする気のなかった言葉。
中学の時に庇うことなく過ごしてしまった罪悪感から晴翔のことを責めることはできないと思い、友人としてならこのまま過ごすのも悪くないと自分に言い聞かせていた。だけど、このままオレが晴翔の想いに寄り添う事がなければ郁哉にしたようにオレを囲おうとしたはずだ。
少しずつ変わっていく行動と言動。
郁哉には通用したけれど、オレに通用すると思っていたのなら…晴翔はあの頃から全く成長していないのだろう。
「お前が〈腐って途切れればいい〉って言ったの、郁哉聞いてたよ?
可哀想に。
本当はお前なんて放っておいて追いかけたかったけど我慢したんだよ」
「何言ってるんだよっ、」
大人しく話を聞いていた晴翔が声を荒げる。この期に及んで「冗談だよ」とでも言って欲しいのだろうか。
「まだ分からない?
お前に声かけたのは郁哉に近付くため。
お前に優しくしたのは郁哉から引き離すため。
郁哉のこと囲ったみたいにオレに執着するからやり易かったよ?
耳当たりの良いこと言えば機嫌良くなるし、肯定すれば調子に乗るし。郁哉のこと、少しでも庇えば引き下がるつもりだったのに、郁哉に酷いこと言っても平気なお前見てたら何してでも引き離さないとって思ったんだ。
郁哉が進路変えたのなんて、隠してなかったから少し気にすればすぐにわかったはずなのに…。
お前らが仲直りしたら一緒の大学に行けるかもって期待した時もあったけど、世の中そんなに甘く無いよね」
隠すことなく興味があったのは郁哉だと告げる。晴翔に声をかけたのも、一緒に勉強しようと誘ったのも全て郁哉のためだったのだと。
「でも良かった。
郁哉のことが無ければそれなりに良いヤツだからこのままズルズル一緒に過ごすしか無いかと思ったけど、そっちから話振ってくれて助かったよ」
きっとオレは今、晴々とした顔をしているだろう。思っていた以上に晴翔に対してストレスを溜めていたのかもしれない。
「別に友達やめるとかは言わないけど、オレに恋愛感情向けるのやめてね?
最近、やたらと距離縮めてくるから困ってたんだよね。
オレの好みのタイプ、晴翔と似てるみたいだから次は被らないと良いね」
そう言って晴翔ではなくて郁哉のことが好きだったのだと匂わせる。
バカな晴翔には伝わらないだろうけど…。
これ以上話すことはないと背中を向けてカフェテリアに向かう。友人としての付き合いはすると伝えたのだ、この後の行動は晴翔が選べばいい。
「あ、こう思ってたのたぶんオレだけじゃないよ」
晴翔のことだから別の誰かに泣きつくかもと思い、一度振り返ってそう告げてみる。オレよりも辛辣なことを言う奴はいないだろうけど、何度も同じことを言われるのはしんどいだろう。
友人としてのせめてもの優しさ。
カフェテリアで大学に入ってから知り合った友人を見つけ声をかける。
晴翔と一緒にいることが多かったせいで「ひとり?」と聞かれたけれど、「提出物出し忘れたから」と言えば揶揄いの言葉と共に受け入れられる。
こうやって少しずつ友人関係も変化していくのだろう。
晴翔が〈友人〉としてのスタンスを崩さなければ続いていたかもしれない関係は、今日を境に形を変えていくはずだ。
「友達としてなら悪いヤツじゃなかったのにな」
本音がポロリも溢れたけれど、その言葉は誰にも聞かれないまま流れていった。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
翌日からも晴翔とは〈一応〉行動を共にしていたけれど、それまでとスタンスを変えないオレと違い、オレへの接し方を変えたせいで少しずつ少しずつオレたちと晴翔との間に距離ができていく。
一緒に過ごす友人たちも新しい友人を増やしていったし、オレとの間に距離ができたことをなんとなく察していた。
郁哉のことをわざわざ言ったわけではないけれど、距離ができるとしたら〈ソレ〉しか理由はないだろうとお察しだ。
居心地の悪くなった関係に辟易した晴翔はサークルに居場所を求め、気付けばフェイドアウトしていた。
アイツの想いなんて、所詮そんなものだったのだろう。
郁哉に対する想いも、オレに対する想いも、自分の思う通りの関係を持続できなくなればすぐに手放せる程度のモノだったのだ。
自分の思い通りになればそばにいたいけれど自分の都合が悪くなれば逃げるだなんて、全く学習してない証拠だ。
勉強ができないわけではないけれど、賢いわけじゃない。一般的には頭がいい部類に入るのだろうけど、色々と考えが足りない。
1番力をつけるべき受験の時に郁哉や俺たちに頼り切っていた弊害だろうか。教える方は教えたら教えただけ身につくけれど、教えられる方はその姿勢によっては身につくはずのものを溢れ落としてしまう。
晴翔はどう考えても後者だった。
オレたちから離れてサークルの仲間と過ごすようになった晴翔がどうやって過ごしたのかは知らないけれど、楽しそうにしている姿を時折見かけたからきっと良い寄生先を見つけたのだろう。
オレはオレで大学で知り合ったヤツらと過ごすことも多くなり、友人関係は広がっていった。大学の友人、バイト先で知り合った人たち。
人間関係は広がっていったけれど、晴翔の人間関係と重なることはなかった。
こちらから近づいて築いた関係だったけれど、本来なら俺たちは接点を持つようなタイプでは無かったのかもしれない。
始めこそ色々とあった大学生活だけど、毎日は恙無く過ぎていく。
相変わらずテスト前になれば友人と勉強をすることもあるし、一緒に遊んだりもする。サークルにはあまり興味なくてバイトに明け暮れていたけれど、楽しい学生生活だったと言っていいだろう。
郁哉とは合格の知らせと共に自分の引っ越しと、親の引っ越しの日にちが送られてきたのが本当の最後だった。
〈これからも連絡していい?〉
そう聞いたオレに返ってきたメッセージは《ごめん、このスマホ解約するから》という淋しい言葉だった。
〈そっか、そうだよね〉
新しい連絡を教えて欲しいと送ることはできなかった。新しい場所で、新しい生活を送ろうとした時に過去を切り捨てると決めたのだろう。
《最後まで色々ありがとう》
〈元気でね〉
《うん、遊星もね》
そんなやりとりで終わったメッセージ。
晴翔が郁哉の不在に気づいた時に〈晴翔、やっと気付いたよ〉と送ってみたけれど「解約するって言ってたよ」と言った言葉通り、既読が付くことはなかった。
郁哉に対する自分の気持ちが本当のところ恋愛感情だったのか、度を越した友情だったのかはわからない。
それでも郁哉のことを大切にしたいと思った気持ちは本物だし、デートの最後にハグをしたのはその温もりを、匂いを覚えておきたかったという気持ちからだった。
連絡が取れなくなってしまい中途半端なまま終わったら関係だったけれど、郁哉に選ばれなかったのは晴翔もオレも同じだったのだろう、きっと。
黙り込んだ晴翔にかける声は冷たい。
あまりのバカさ加減に手加減する気もないし、今まで我慢していた想いを止めることはできなかった。
「2人が仲良くしてるの見るの、いつも嫌だった。
小学生の時だって違う遊びしてるくせに帰りは2人で帰ってくし、中学の時に郁也が弄られるようになったの、あれだって晴翔のせいだろ?
高校別れれば何とかなると思ったのに受かっちゃうし。
お前なんて、落ちれば良かったのに」
そして告げる決定的な言葉。
「落ちれば良かったって…」
「晴翔が来なければ郁哉と仲良くなれるかと思ったのに同じクラスにすらなれないし、離れたと思ったら晴翔が同じクラスだし。
おまけに利用しようとしたら〈腐れ縁〉とか、お前、自分が何言ったのか分かってる?
自分がどれだけ郁哉のこと傷付けたのか分かってる?」
本来なら口にする気のなかった言葉。
中学の時に庇うことなく過ごしてしまった罪悪感から晴翔のことを責めることはできないと思い、友人としてならこのまま過ごすのも悪くないと自分に言い聞かせていた。だけど、このままオレが晴翔の想いに寄り添う事がなければ郁哉にしたようにオレを囲おうとしたはずだ。
少しずつ変わっていく行動と言動。
郁哉には通用したけれど、オレに通用すると思っていたのなら…晴翔はあの頃から全く成長していないのだろう。
「お前が〈腐って途切れればいい〉って言ったの、郁哉聞いてたよ?
可哀想に。
本当はお前なんて放っておいて追いかけたかったけど我慢したんだよ」
「何言ってるんだよっ、」
大人しく話を聞いていた晴翔が声を荒げる。この期に及んで「冗談だよ」とでも言って欲しいのだろうか。
「まだ分からない?
お前に声かけたのは郁哉に近付くため。
お前に優しくしたのは郁哉から引き離すため。
郁哉のこと囲ったみたいにオレに執着するからやり易かったよ?
耳当たりの良いこと言えば機嫌良くなるし、肯定すれば調子に乗るし。郁哉のこと、少しでも庇えば引き下がるつもりだったのに、郁哉に酷いこと言っても平気なお前見てたら何してでも引き離さないとって思ったんだ。
郁哉が進路変えたのなんて、隠してなかったから少し気にすればすぐにわかったはずなのに…。
お前らが仲直りしたら一緒の大学に行けるかもって期待した時もあったけど、世の中そんなに甘く無いよね」
隠すことなく興味があったのは郁哉だと告げる。晴翔に声をかけたのも、一緒に勉強しようと誘ったのも全て郁哉のためだったのだと。
「でも良かった。
郁哉のことが無ければそれなりに良いヤツだからこのままズルズル一緒に過ごすしか無いかと思ったけど、そっちから話振ってくれて助かったよ」
きっとオレは今、晴々とした顔をしているだろう。思っていた以上に晴翔に対してストレスを溜めていたのかもしれない。
「別に友達やめるとかは言わないけど、オレに恋愛感情向けるのやめてね?
最近、やたらと距離縮めてくるから困ってたんだよね。
オレの好みのタイプ、晴翔と似てるみたいだから次は被らないと良いね」
そう言って晴翔ではなくて郁哉のことが好きだったのだと匂わせる。
バカな晴翔には伝わらないだろうけど…。
これ以上話すことはないと背中を向けてカフェテリアに向かう。友人としての付き合いはすると伝えたのだ、この後の行動は晴翔が選べばいい。
「あ、こう思ってたのたぶんオレだけじゃないよ」
晴翔のことだから別の誰かに泣きつくかもと思い、一度振り返ってそう告げてみる。オレよりも辛辣なことを言う奴はいないだろうけど、何度も同じことを言われるのはしんどいだろう。
友人としてのせめてもの優しさ。
カフェテリアで大学に入ってから知り合った友人を見つけ声をかける。
晴翔と一緒にいることが多かったせいで「ひとり?」と聞かれたけれど、「提出物出し忘れたから」と言えば揶揄いの言葉と共に受け入れられる。
こうやって少しずつ友人関係も変化していくのだろう。
晴翔が〈友人〉としてのスタンスを崩さなければ続いていたかもしれない関係は、今日を境に形を変えていくはずだ。
「友達としてなら悪いヤツじゃなかったのにな」
本音がポロリも溢れたけれど、その言葉は誰にも聞かれないまま流れていった。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
翌日からも晴翔とは〈一応〉行動を共にしていたけれど、それまでとスタンスを変えないオレと違い、オレへの接し方を変えたせいで少しずつ少しずつオレたちと晴翔との間に距離ができていく。
一緒に過ごす友人たちも新しい友人を増やしていったし、オレとの間に距離ができたことをなんとなく察していた。
郁哉のことをわざわざ言ったわけではないけれど、距離ができるとしたら〈ソレ〉しか理由はないだろうとお察しだ。
居心地の悪くなった関係に辟易した晴翔はサークルに居場所を求め、気付けばフェイドアウトしていた。
アイツの想いなんて、所詮そんなものだったのだろう。
郁哉に対する想いも、オレに対する想いも、自分の思う通りの関係を持続できなくなればすぐに手放せる程度のモノだったのだ。
自分の思い通りになればそばにいたいけれど自分の都合が悪くなれば逃げるだなんて、全く学習してない証拠だ。
勉強ができないわけではないけれど、賢いわけじゃない。一般的には頭がいい部類に入るのだろうけど、色々と考えが足りない。
1番力をつけるべき受験の時に郁哉や俺たちに頼り切っていた弊害だろうか。教える方は教えたら教えただけ身につくけれど、教えられる方はその姿勢によっては身につくはずのものを溢れ落としてしまう。
晴翔はどう考えても後者だった。
オレたちから離れてサークルの仲間と過ごすようになった晴翔がどうやって過ごしたのかは知らないけれど、楽しそうにしている姿を時折見かけたからきっと良い寄生先を見つけたのだろう。
オレはオレで大学で知り合ったヤツらと過ごすことも多くなり、友人関係は広がっていった。大学の友人、バイト先で知り合った人たち。
人間関係は広がっていったけれど、晴翔の人間関係と重なることはなかった。
こちらから近づいて築いた関係だったけれど、本来なら俺たちは接点を持つようなタイプでは無かったのかもしれない。
始めこそ色々とあった大学生活だけど、毎日は恙無く過ぎていく。
相変わらずテスト前になれば友人と勉強をすることもあるし、一緒に遊んだりもする。サークルにはあまり興味なくてバイトに明け暮れていたけれど、楽しい学生生活だったと言っていいだろう。
郁哉とは合格の知らせと共に自分の引っ越しと、親の引っ越しの日にちが送られてきたのが本当の最後だった。
〈これからも連絡していい?〉
そう聞いたオレに返ってきたメッセージは《ごめん、このスマホ解約するから》という淋しい言葉だった。
〈そっか、そうだよね〉
新しい連絡を教えて欲しいと送ることはできなかった。新しい場所で、新しい生活を送ろうとした時に過去を切り捨てると決めたのだろう。
《最後まで色々ありがとう》
〈元気でね〉
《うん、遊星もね》
そんなやりとりで終わったメッセージ。
晴翔が郁哉の不在に気づいた時に〈晴翔、やっと気付いたよ〉と送ってみたけれど「解約するって言ってたよ」と言った言葉通り、既読が付くことはなかった。
郁哉に対する自分の気持ちが本当のところ恋愛感情だったのか、度を越した友情だったのかはわからない。
それでも郁哉のことを大切にしたいと思った気持ちは本物だし、デートの最後にハグをしたのはその温もりを、匂いを覚えておきたかったという気持ちからだった。
連絡が取れなくなってしまい中途半端なまま終わったら関係だったけれど、郁哉に選ばれなかったのは晴翔もオレも同じだったのだろう、きっと。
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