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晴翔
好きの押し付け、好きの戸惑い。
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3年になり、初の進路指導の時に志望校の変更を担任に告げる。
3学期の成績は1学期、2学期の成績を考慮するため思ったほど伸びなかったけれど、テストの結果を見れば問題ない点数を取っているため「それでも、気を抜かずにもう少し頑張れよ」と言われて変更を許された。
郁哉の教え方が良いのか、郁哉のためにとモチベーションが上がったせいか、面白いほどにテストの点が上がっていく。
ただ一緒の高校に行くだけならこれ程までモチベーションは上がらなかったかもしれないけれど、郁哉に頼られ、郁哉を守るという大義名分は効果絶大だ。
「志望校、変えても大丈夫だって」
部活があったためその日は会うことができず、寝る前に電話をする。帰宅してすぐに〈進路変えた。寝る前に電話する〉とメッセージはしたし、郁哉から《了解》と返信も受け取っていたけれど、自分の口から伝えたかったからなのに返ってきた返事は『うん。メッセージ読んだよ』というあっさりしたもので拍子抜けしてしまう。
同じところに行けないかと打診してきたのは郁哉だったはずなのに、俺が望んでそうしたようになっているようで面白くない。
「たださ、はじめの志望校なら部活推薦で行けるって言われた」
『………そうするの?』
本当はそんな事を言われていないのに言ってしまった嘘。だけど少しだけ不安そうな声を出した郁哉に溜飲を下げる。素直に喜べばこんな嘘つく必要なかったのだから、俺に嘘をつかせた郁哉が悪いのだと自分を正当化する。
「どうだろう。
私立の特待とか来たらそっちでも良いかなって思ってるけどね」
そんなのが来る訳は無いけれど、郁哉の気を引くために話を盛る。美術部の郁哉には無縁の世界だし、こんな話をするような友人もいないはずだから嘘がバレることもないはずだ。
『そうなんだ…。
そうだよね、部活頑張ってるもんね』
俺の言葉に感情を乱す郁哉が可愛くて意地悪を言いすぎてしまったけれど、あまり虐めるのも可哀想だと甘い言葉も言っておく。
「でも高校で通用しなかったら元も子もないし。
郁哉と同じ高校ならそこそこ強いし、通用しなくても進学校に行っておけば大学行く時に困らないし。
自分の学力と相談してかな。
郁哉も、入試まで勉強見てくれるんだろう?」
『勉強くらい見るけど、でも晴翔のやりたいこと優先して欲しい』
「俺は郁哉と一緒に行くのも悪くないと思ってるよ?」
『………僕も、晴翔と一緒が良いけど』
やっと引き出した具体的な言葉にニヤけるのを止められない。対面で話をしていなくて良かったと思いながらも口では反対の言葉を告げる。
「まぁ、俺の夏の大会での活躍具合でかな?
応援してよ」
その言葉に『応援はしてるよ』と答えた声が沈んでいることに郁哉は気付いているのかいないのか、少しずつ依存を強めていることに気付かないみたいだけれど、これを利用しない手は無かった。
相変わらずテスト週間は2人きりで勉強をして、部活では活躍している事を匂わせる。夏の大会ではそれなりの成績を残したけれど、個人種目ではないため俺程度では私立から声はかからなかった。
その事に安堵した郁哉だったけど、公立なら推薦の話があると言えば、不安そうな顔を見せる。
ギリギリまで引っ張って、2学期の成績で担任からの太鼓判をもらった時に「郁哉と同じとこ行くから」と告げれば「でも、推薦じゃなくて良いの?」と思ってもいない事を言う。
「部活、嫌になった時に推薦だと辞めにくいし」
そんな風に答えれば「嫌になんてならないくせに」と呆れた声を出されたけれど、安心した顔をしていた事を今でも思い出す。
この時、学校が別れていたら未来は違ったのかもしれない。
中学を卒業した年の春休み。
高校が決まり入学式までの日々は入学式に提出するようにと出された課題に追われ、時間が合えばどちらかの家で勉強をしていた時に我慢できずに告白した事を後悔はしていない。
あの時の郁哉に対する気持ちに間違いがあっただなんて思っていない。
郁哉の事はちゃんと好きだったし、自分のものにしたいと思ったのも本心から。何も知らなかった俺の独占欲は、高校に入る前になんとかしなければと暴走していていく。
合格したら郁哉に想いを告げよう、そう決めたのは思った以上にテストが出来たから。推薦を取ったわけでは無いけれど、万が一のために俺も郁哉も私立を受験して合格しているため駄目だとしてもそっちに行くこともできるけど、結局私立も同じ学校を受けたのだけれど、どうせなら第一志望校に入りたい。
「どうだった?」
校舎から出てきた郁哉を見つけて先に声をかけたのは俺だった。
同じ中学からこの学校を受けた生徒が何人もいるせいでその中の誰かと話していたようだけど、そんなこと俺には関係ない。
同じ場所に帰る俺を優先するのが当然だし、周りも俺の姿を見れば「じゃあね」と郁哉を解放する。
どうせ成績の良い郁哉に取り入りたいだけだし、小さい郁哉の事を舐めてるだけなのだから俺がしっかりしないと、と気合いを入れ直す。
正直なところ、成績を上げてこの学校を受けたけれど郁哉の力が無ければ無理だったろう。当初予定してきた高校なら余裕で入れたのだからわざわざ塾に通おうとも思わなかった。
郁哉が勉強を見てくれたからモチベーションも上がったけれど、正直なところこの学校で勉強についていくのはかなり頑張る必要がある。
それでも郁哉と一緒にいたかった。
郁哉を誰にも渡したく無かった。
無事に合格してからは制服を注文しに行ったり、説明会に出席したりとバタバタしたものの、それが済めば入学式までは自由だ。
部活推薦で入っていれば練習に参加する必要もあったけれど一般入試で入った俺にはその必要も無い。
都合のいい事に入学後に提出する課題が出ていたため、それを口実に郁哉と勉強をする事を約束させる。
「でも僕、塾に通うから毎日は無理だからね」
そう言って困った顔を見せたものの「来れる日だけで良いよ」と予定のない日は俺の部屋に通う事を承諾させる。
「塾の勉強は家でやって、塾のない時間は俺の部屋にくればいいのに。
どうせ飯だってコンビニに買いに行くんでしょ?
家に来て、課題やって、飯食って、塾行けば?」
「僕の自由時間は?」
「別に、俺の部屋で休憩すればいいんじゃない?」
「晴翔、騒がしいから気が休まらない」
「静かにするから」
そんなやり取りの結果、郁哉が折れる形で俺の部屋に通うことが決まる。それからは毎日が楽しかった。
朝起きて待っていれば郁哉が来てくれるし、課題をして疲れれば雑談をして笑い合う。
塾での話は「同じ中学の◯◯がいた」とか、「同じ高校の友達ができた」なんて言われて面白くない気分になったりもしたけれど、それでも最終的には俺のところに来るのだからと安心していた。
「好きなんだ」
そう言ってしまったのは俺に依存しているくせに俺の〈想い〉に全く気付かない郁哉に少しでも意識してもらいたかったから。
それは塾で知り合った相手に彼女がいて、2人で同じ大学を目指しているなんて話を聞かされた日のこと。
「彼女とか、高校生になったらできるかな?」
身長が伸びず、背の高い女子よりも小さいのに、それなのにそんな事を言い出した郁哉は「晴翔はすぐに彼女できそうだね」と俺を見て笑う。
その言葉で俺の気持ちに気付いていないのは勿論だけど、俺に彼女ができてもなんとも思わないのだと思い知らされる。
こんなにも郁哉を守り、こんなにも気持ちを向けているのに。
そう思うと自然に言葉が溢れてしまう。だけどそんな事に気付かない郁哉は「僕もだよ」と軽く流して課題を続けようとするためシャーペンを持つ手に自分の手を重ねる。
意識して。
その気持ちが伝わったのか、ただの抗議のためなのか、何も考えていないのか、無防備に顔を上げた郁哉の唇に自分の唇を重ねる。
柔らかい感触に満足した俺と、何が起こったのかわからないのか動きを止める郁哉。その顔が可愛くてクスリと笑ってしまう。
「俺の好きって、こういう意味なんだけど?」
そう言ってみても顔を赤くして何も言えない郁哉が可愛くて仕方がない。
「ねぇ、郁哉の顔真っ赤だよ」
そう言って笑みを深めれば「何でファーストキスが晴翔なんだよ…」とショックを受けたように答える。そんな嬉しい言葉を聞いて黙っていられるわけがない。
「郁哉の初めては全部俺がもらうから」
そう言った俺の言葉に郁哉は何と答えるのだろう。そう思うと笑顔を抑えることなんて出来なかった。
3学期の成績は1学期、2学期の成績を考慮するため思ったほど伸びなかったけれど、テストの結果を見れば問題ない点数を取っているため「それでも、気を抜かずにもう少し頑張れよ」と言われて変更を許された。
郁哉の教え方が良いのか、郁哉のためにとモチベーションが上がったせいか、面白いほどにテストの点が上がっていく。
ただ一緒の高校に行くだけならこれ程までモチベーションは上がらなかったかもしれないけれど、郁哉に頼られ、郁哉を守るという大義名分は効果絶大だ。
「志望校、変えても大丈夫だって」
部活があったためその日は会うことができず、寝る前に電話をする。帰宅してすぐに〈進路変えた。寝る前に電話する〉とメッセージはしたし、郁哉から《了解》と返信も受け取っていたけれど、自分の口から伝えたかったからなのに返ってきた返事は『うん。メッセージ読んだよ』というあっさりしたもので拍子抜けしてしまう。
同じところに行けないかと打診してきたのは郁哉だったはずなのに、俺が望んでそうしたようになっているようで面白くない。
「たださ、はじめの志望校なら部活推薦で行けるって言われた」
『………そうするの?』
本当はそんな事を言われていないのに言ってしまった嘘。だけど少しだけ不安そうな声を出した郁哉に溜飲を下げる。素直に喜べばこんな嘘つく必要なかったのだから、俺に嘘をつかせた郁哉が悪いのだと自分を正当化する。
「どうだろう。
私立の特待とか来たらそっちでも良いかなって思ってるけどね」
そんなのが来る訳は無いけれど、郁哉の気を引くために話を盛る。美術部の郁哉には無縁の世界だし、こんな話をするような友人もいないはずだから嘘がバレることもないはずだ。
『そうなんだ…。
そうだよね、部活頑張ってるもんね』
俺の言葉に感情を乱す郁哉が可愛くて意地悪を言いすぎてしまったけれど、あまり虐めるのも可哀想だと甘い言葉も言っておく。
「でも高校で通用しなかったら元も子もないし。
郁哉と同じ高校ならそこそこ強いし、通用しなくても進学校に行っておけば大学行く時に困らないし。
自分の学力と相談してかな。
郁哉も、入試まで勉強見てくれるんだろう?」
『勉強くらい見るけど、でも晴翔のやりたいこと優先して欲しい』
「俺は郁哉と一緒に行くのも悪くないと思ってるよ?」
『………僕も、晴翔と一緒が良いけど』
やっと引き出した具体的な言葉にニヤけるのを止められない。対面で話をしていなくて良かったと思いながらも口では反対の言葉を告げる。
「まぁ、俺の夏の大会での活躍具合でかな?
応援してよ」
その言葉に『応援はしてるよ』と答えた声が沈んでいることに郁哉は気付いているのかいないのか、少しずつ依存を強めていることに気付かないみたいだけれど、これを利用しない手は無かった。
相変わらずテスト週間は2人きりで勉強をして、部活では活躍している事を匂わせる。夏の大会ではそれなりの成績を残したけれど、個人種目ではないため俺程度では私立から声はかからなかった。
その事に安堵した郁哉だったけど、公立なら推薦の話があると言えば、不安そうな顔を見せる。
ギリギリまで引っ張って、2学期の成績で担任からの太鼓判をもらった時に「郁哉と同じとこ行くから」と告げれば「でも、推薦じゃなくて良いの?」と思ってもいない事を言う。
「部活、嫌になった時に推薦だと辞めにくいし」
そんな風に答えれば「嫌になんてならないくせに」と呆れた声を出されたけれど、安心した顔をしていた事を今でも思い出す。
この時、学校が別れていたら未来は違ったのかもしれない。
中学を卒業した年の春休み。
高校が決まり入学式までの日々は入学式に提出するようにと出された課題に追われ、時間が合えばどちらかの家で勉強をしていた時に我慢できずに告白した事を後悔はしていない。
あの時の郁哉に対する気持ちに間違いがあっただなんて思っていない。
郁哉の事はちゃんと好きだったし、自分のものにしたいと思ったのも本心から。何も知らなかった俺の独占欲は、高校に入る前になんとかしなければと暴走していていく。
合格したら郁哉に想いを告げよう、そう決めたのは思った以上にテストが出来たから。推薦を取ったわけでは無いけれど、万が一のために俺も郁哉も私立を受験して合格しているため駄目だとしてもそっちに行くこともできるけど、結局私立も同じ学校を受けたのだけれど、どうせなら第一志望校に入りたい。
「どうだった?」
校舎から出てきた郁哉を見つけて先に声をかけたのは俺だった。
同じ中学からこの学校を受けた生徒が何人もいるせいでその中の誰かと話していたようだけど、そんなこと俺には関係ない。
同じ場所に帰る俺を優先するのが当然だし、周りも俺の姿を見れば「じゃあね」と郁哉を解放する。
どうせ成績の良い郁哉に取り入りたいだけだし、小さい郁哉の事を舐めてるだけなのだから俺がしっかりしないと、と気合いを入れ直す。
正直なところ、成績を上げてこの学校を受けたけれど郁哉の力が無ければ無理だったろう。当初予定してきた高校なら余裕で入れたのだからわざわざ塾に通おうとも思わなかった。
郁哉が勉強を見てくれたからモチベーションも上がったけれど、正直なところこの学校で勉強についていくのはかなり頑張る必要がある。
それでも郁哉と一緒にいたかった。
郁哉を誰にも渡したく無かった。
無事に合格してからは制服を注文しに行ったり、説明会に出席したりとバタバタしたものの、それが済めば入学式までは自由だ。
部活推薦で入っていれば練習に参加する必要もあったけれど一般入試で入った俺にはその必要も無い。
都合のいい事に入学後に提出する課題が出ていたため、それを口実に郁哉と勉強をする事を約束させる。
「でも僕、塾に通うから毎日は無理だからね」
そう言って困った顔を見せたものの「来れる日だけで良いよ」と予定のない日は俺の部屋に通う事を承諾させる。
「塾の勉強は家でやって、塾のない時間は俺の部屋にくればいいのに。
どうせ飯だってコンビニに買いに行くんでしょ?
家に来て、課題やって、飯食って、塾行けば?」
「僕の自由時間は?」
「別に、俺の部屋で休憩すればいいんじゃない?」
「晴翔、騒がしいから気が休まらない」
「静かにするから」
そんなやり取りの結果、郁哉が折れる形で俺の部屋に通うことが決まる。それからは毎日が楽しかった。
朝起きて待っていれば郁哉が来てくれるし、課題をして疲れれば雑談をして笑い合う。
塾での話は「同じ中学の◯◯がいた」とか、「同じ高校の友達ができた」なんて言われて面白くない気分になったりもしたけれど、それでも最終的には俺のところに来るのだからと安心していた。
「好きなんだ」
そう言ってしまったのは俺に依存しているくせに俺の〈想い〉に全く気付かない郁哉に少しでも意識してもらいたかったから。
それは塾で知り合った相手に彼女がいて、2人で同じ大学を目指しているなんて話を聞かされた日のこと。
「彼女とか、高校生になったらできるかな?」
身長が伸びず、背の高い女子よりも小さいのに、それなのにそんな事を言い出した郁哉は「晴翔はすぐに彼女できそうだね」と俺を見て笑う。
その言葉で俺の気持ちに気付いていないのは勿論だけど、俺に彼女ができてもなんとも思わないのだと思い知らされる。
こんなにも郁哉を守り、こんなにも気持ちを向けているのに。
そう思うと自然に言葉が溢れてしまう。だけどそんな事に気付かない郁哉は「僕もだよ」と軽く流して課題を続けようとするためシャーペンを持つ手に自分の手を重ねる。
意識して。
その気持ちが伝わったのか、ただの抗議のためなのか、何も考えていないのか、無防備に顔を上げた郁哉の唇に自分の唇を重ねる。
柔らかい感触に満足した俺と、何が起こったのかわからないのか動きを止める郁哉。その顔が可愛くてクスリと笑ってしまう。
「俺の好きって、こういう意味なんだけど?」
そう言ってみても顔を赤くして何も言えない郁哉が可愛くて仕方がない。
「ねぇ、郁哉の顔真っ赤だよ」
そう言って笑みを深めれば「何でファーストキスが晴翔なんだよ…」とショックを受けたように答える。そんな嬉しい言葉を聞いて黙っていられるわけがない。
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