21 / 64
しっかりしてください 1
しおりを挟む
キーラは、その男性がそこいらの貴族でないことをすぐに察している。
ホールに入ってきた瞬間、気づいた。
王太子の対抗馬と目されている人物。
アネスフィード・ガルベリー。
王太子の暗い金髪とは違い、白に近いほど薄めの金髪。
いわゆるアーモンド形の目の中にある瞳は、明るい緑。
身長や体格は似ているのに、雰囲気が、王太子とはまるで異なる。
明るくて、爽やかな「ハンサム」といった感じだ。
(いるんだな、ああいう人。誰が見ても、イケメンって思うような人)
王太子もイケメンではあるのだが、その言葉に、ちょっぴり違和感を覚える。
カタカナ言葉より「男前」と表現するほうが、似合う気がしていた。
対して、アネスフィードは「イケメン」や「ハンサム」との言葉が相応しい。
周囲に笑顔を振りまく様も、非常に甘い空気を醸し出している。
(あいつも、黙ってれば男前なのにさ。まぁ、黙ってると厳しい感じになるから、近寄りがたいってふうに見られるだろうけど)
黙っていればハスキー犬っぽいのに、実際はレトリーバーなイメージ。
けして、レトリーバーが「残念」な犬種なわけではない。
王太子が「待て」も「あおずけ」も「ハウス」もできない駄犬なだけだ。
わふわふ嬉しそうに飛びついて来られても、困る。
キーラは、王太子が、しょんぼり寝室に戻っていく姿を思い出して、笑いそうになった。
耳を、くたっとさせ、尻尾をたらんと下げている、叱られたばかりの犬の姿と、だぶったからだ。
状況を加味すると同情はできない。
さりとて、ちょっぴり可愛らしくも感じてしまう。
(確かに無理強いはして来ないんだよね。あんなにがっついてるのに、身分を振りかざして、言うこと聞かせようってこともないし)
どの道、あの魔術がかかっている以上、王太子はいたせないわけだが、過程としても立場を利用したことはなかった。
ひたすらに、どストレート。
直球で勝負してくる。
(ま、全部、暴投なんだけど……)
そこが、王太子の残念なところだ。
あの外見なのだから、バシッと150キロ越え速球ストレートを決めてほしい。
どこに投げているのだかわからないようなボールではなくて。
キーラはアネスフィードに一瞬だけそそいでいた視線を、すぐさま王太子に戻していた。
次々に女性とダンスを踊っている。
今のところ不測の事態は起きていない。
ダンスに集中しているのだろう、魔術は発動していないようだ。
(でも、あいつのことだから、いつ“いい雰囲気”になるか、わかんないからね)
思った時、ほんの少し、イラッとした。
意識すると、よけいに、イライラっとする。
あれほど直球で自分に迫っておきながら、彼は、ほかの女にも同じことを言うのだろう。
いたせれば、誰だっていいのだ、奴は。
今だって、不必要なくらい女性に体を押しつけられているのに、嫌な顔もせずダンスに興じている。
腹の中では、鼻の下を伸ばしているに違いない。
いっそ、残念さがバレてしまえばいい、などと意地悪なことを考えた時だ。
「きみが、ダドリー付きの侍女かな」
声に、びくっとして、そちらに顔を向ける。
今回は、本当に「びくっ」としていた。
王太子に気を取られていたのもあるが、声をかけられるまで気配を感じなかったからだ。
爽やか「イケメン」のアネスフィードが、キーラを見つめ、甘く微笑んでいる。
なんかヤバい。
反射的に、そう感じた。
王太子とは違い、アネスフィードは「切れる」と判断している。
キーラは訓練を受け、それなりに実践も積んできた諜報員なのだ。
残念か、そうでないかくらいの区別はつく。
「さようにございます、アネスフィード殿下」
「僕を知っていてくれたとは、嬉しいね」
「アネスフィード殿下は有名にございますから」
キーラはうつむいて、そう答えた。
侍女が身分の高い相手の顔を正面から見据えて話すなど、本来はあり得ない。
王太子の場合は、残念王子だからこそなのだ。
しっかり、はっきり目を見て言い聞かせなければ伝わらないので。
「有名? どう有名なのかな?」
「……う、写し画が……侍女の間でも出回っております」
驚いたことに、ロズウェルドには「写真」がある。
自転車もないような世界であるにもかかわらず、だ。
フィンセルでも、ほかの国でも「姿絵」は流通している。
キーラの印象として「イラスト」とするようなもの、美術や歴史の本などにある肖像画のようなものなら、目新しくもない。
肖像画のタイプには、写真に近いものもあった。
それでも、やはり絵は絵でしかなかったのだ。
ただし、カメラは見当たらなかったので、おそらく魔術によるものだろう。
アネスフィードが、いかにも面白いといった様子で、明るく笑った。
会話自体に不自然さはないし、気軽な調子でもある。
きっと人好きのする性格をしているのだ、とも思えた。
なのに、緊張と警戒が、キーラをつつんでいる。
侍女に「気軽に」話しかける王族、それ自体が不自然だからだ。
王族や貴族にとって、侍女など庭木と同じ。
いることはわかっていても、景色の中に埋もれている。
用がない限り、話しかけたりはしないものだ。
残念王子は例外として。
「ダドリーは楽しんでいるようだし、きみは暇だろう? どうかな、僕と庭を散策しないかい?」
「いえ、私は殿下のお傍に控えているのが役目ですから」
咄嗟に断ってしまった。
なるべく不自然にならないよう、言葉を付け足す。
「ですが、お心遣いには感謝いたします」
先に言っておくべき言葉が後出しになっていた。
こういう仕事をしていれば、ひとつのミスが命取りになるのだ。
不審に思われるだろうかと、いよいよキーラの緊張が増す。
「きみがいなくても、ダドリーは気にしないのじゃないかな」
さらりと言われた言葉に、ほんのわずかムっとした。
心に小さなささくれができたみたいに。
(あいつが女にデレデレしてても、私には関係ない。ここにいるのは仕事なんだから)
『はしゃいでおるお前も可愛らしい』
聞こえた気がしたけれど、無視する。
そんな言葉に懐柔されたりはしない。
キーラはうつむいたまま、再度の断りを入れるために口を開いた。
「それでも、私は殿下の……」
「アーニー」
言いかけた言葉と、ほかの言葉が重なる。
王太子が2人に声をかけてきたのだ。
まだ3メートルほど距離はあったけれども。
ホールに入ってきた瞬間、気づいた。
王太子の対抗馬と目されている人物。
アネスフィード・ガルベリー。
王太子の暗い金髪とは違い、白に近いほど薄めの金髪。
いわゆるアーモンド形の目の中にある瞳は、明るい緑。
身長や体格は似ているのに、雰囲気が、王太子とはまるで異なる。
明るくて、爽やかな「ハンサム」といった感じだ。
(いるんだな、ああいう人。誰が見ても、イケメンって思うような人)
王太子もイケメンではあるのだが、その言葉に、ちょっぴり違和感を覚える。
カタカナ言葉より「男前」と表現するほうが、似合う気がしていた。
対して、アネスフィードは「イケメン」や「ハンサム」との言葉が相応しい。
周囲に笑顔を振りまく様も、非常に甘い空気を醸し出している。
(あいつも、黙ってれば男前なのにさ。まぁ、黙ってると厳しい感じになるから、近寄りがたいってふうに見られるだろうけど)
黙っていればハスキー犬っぽいのに、実際はレトリーバーなイメージ。
けして、レトリーバーが「残念」な犬種なわけではない。
王太子が「待て」も「あおずけ」も「ハウス」もできない駄犬なだけだ。
わふわふ嬉しそうに飛びついて来られても、困る。
キーラは、王太子が、しょんぼり寝室に戻っていく姿を思い出して、笑いそうになった。
耳を、くたっとさせ、尻尾をたらんと下げている、叱られたばかりの犬の姿と、だぶったからだ。
状況を加味すると同情はできない。
さりとて、ちょっぴり可愛らしくも感じてしまう。
(確かに無理強いはして来ないんだよね。あんなにがっついてるのに、身分を振りかざして、言うこと聞かせようってこともないし)
どの道、あの魔術がかかっている以上、王太子はいたせないわけだが、過程としても立場を利用したことはなかった。
ひたすらに、どストレート。
直球で勝負してくる。
(ま、全部、暴投なんだけど……)
そこが、王太子の残念なところだ。
あの外見なのだから、バシッと150キロ越え速球ストレートを決めてほしい。
どこに投げているのだかわからないようなボールではなくて。
キーラはアネスフィードに一瞬だけそそいでいた視線を、すぐさま王太子に戻していた。
次々に女性とダンスを踊っている。
今のところ不測の事態は起きていない。
ダンスに集中しているのだろう、魔術は発動していないようだ。
(でも、あいつのことだから、いつ“いい雰囲気”になるか、わかんないからね)
思った時、ほんの少し、イラッとした。
意識すると、よけいに、イライラっとする。
あれほど直球で自分に迫っておきながら、彼は、ほかの女にも同じことを言うのだろう。
いたせれば、誰だっていいのだ、奴は。
今だって、不必要なくらい女性に体を押しつけられているのに、嫌な顔もせずダンスに興じている。
腹の中では、鼻の下を伸ばしているに違いない。
いっそ、残念さがバレてしまえばいい、などと意地悪なことを考えた時だ。
「きみが、ダドリー付きの侍女かな」
声に、びくっとして、そちらに顔を向ける。
今回は、本当に「びくっ」としていた。
王太子に気を取られていたのもあるが、声をかけられるまで気配を感じなかったからだ。
爽やか「イケメン」のアネスフィードが、キーラを見つめ、甘く微笑んでいる。
なんかヤバい。
反射的に、そう感じた。
王太子とは違い、アネスフィードは「切れる」と判断している。
キーラは訓練を受け、それなりに実践も積んできた諜報員なのだ。
残念か、そうでないかくらいの区別はつく。
「さようにございます、アネスフィード殿下」
「僕を知っていてくれたとは、嬉しいね」
「アネスフィード殿下は有名にございますから」
キーラはうつむいて、そう答えた。
侍女が身分の高い相手の顔を正面から見据えて話すなど、本来はあり得ない。
王太子の場合は、残念王子だからこそなのだ。
しっかり、はっきり目を見て言い聞かせなければ伝わらないので。
「有名? どう有名なのかな?」
「……う、写し画が……侍女の間でも出回っております」
驚いたことに、ロズウェルドには「写真」がある。
自転車もないような世界であるにもかかわらず、だ。
フィンセルでも、ほかの国でも「姿絵」は流通している。
キーラの印象として「イラスト」とするようなもの、美術や歴史の本などにある肖像画のようなものなら、目新しくもない。
肖像画のタイプには、写真に近いものもあった。
それでも、やはり絵は絵でしかなかったのだ。
ただし、カメラは見当たらなかったので、おそらく魔術によるものだろう。
アネスフィードが、いかにも面白いといった様子で、明るく笑った。
会話自体に不自然さはないし、気軽な調子でもある。
きっと人好きのする性格をしているのだ、とも思えた。
なのに、緊張と警戒が、キーラをつつんでいる。
侍女に「気軽に」話しかける王族、それ自体が不自然だからだ。
王族や貴族にとって、侍女など庭木と同じ。
いることはわかっていても、景色の中に埋もれている。
用がない限り、話しかけたりはしないものだ。
残念王子は例外として。
「ダドリーは楽しんでいるようだし、きみは暇だろう? どうかな、僕と庭を散策しないかい?」
「いえ、私は殿下のお傍に控えているのが役目ですから」
咄嗟に断ってしまった。
なるべく不自然にならないよう、言葉を付け足す。
「ですが、お心遣いには感謝いたします」
先に言っておくべき言葉が後出しになっていた。
こういう仕事をしていれば、ひとつのミスが命取りになるのだ。
不審に思われるだろうかと、いよいよキーラの緊張が増す。
「きみがいなくても、ダドリーは気にしないのじゃないかな」
さらりと言われた言葉に、ほんのわずかムっとした。
心に小さなささくれができたみたいに。
(あいつが女にデレデレしてても、私には関係ない。ここにいるのは仕事なんだから)
『はしゃいでおるお前も可愛らしい』
聞こえた気がしたけれど、無視する。
そんな言葉に懐柔されたりはしない。
キーラはうつむいたまま、再度の断りを入れるために口を開いた。
「それでも、私は殿下の……」
「アーニー」
言いかけた言葉と、ほかの言葉が重なる。
王太子が2人に声をかけてきたのだ。
まだ3メートルほど距離はあったけれども。
0
お気に入りに追加
108
あなたにおすすめの小説
【完結】捨てられ正妃は思い出す。
なか
恋愛
「お前に食指が動くことはない、後はしみったれた余生でも過ごしてくれ」
そんな言葉を最後に婚約者のランドルフ・ファルムンド王子はデイジー・ルドウィンを捨ててしまう。
人生の全てをかけて愛してくれていた彼女をあっさりと。
正妃教育のため幼き頃より人生を捧げて生きていた彼女に味方はおらず、学園ではいじめられ、再び愛した男性にも「遊びだった」と同じように捨てられてしまう。
人生に楽しみも、生きる気力も失った彼女は自分の意志で…自死を選んだ。
再び意識を取り戻すと見知った光景と聞き覚えのある言葉の数々。
デイジーは確信をした、これは二度目の人生なのだと。
確信したと同時に再びあの酷い日々を過ごす事になる事に絶望した、そんなデイジーを変えたのは他でもなく、前世での彼女自身の願いであった。
––次の人生は後悔もない、幸福な日々を––
他でもない、自分自身の願いを叶えるために彼女は二度目の人生を立ち上がる。
前のような弱気な生き方を捨てて、怒りに滾って奮い立つ彼女はこのくそったれな人生を生きていく事を決めた。
彼女に起きた心境の変化、それによって起こる小さな波紋はやがて波となり…この王国でさえ変える大きな波となる。
【完結】いてもいなくてもいい妻のようですので 妻の座を返上いたします!
ユユ
恋愛
夫とは卒業と同時に婚姻、
1年以内に妊娠そして出産。
跡継ぎを産んで女主人以上の
役割を果たしていたし、
円満だと思っていた。
夫の本音を聞くまでは。
そして息子が他人に思えた。
いてもいなくてもいい存在?萎んだ花?
分かりました。どうぞ若い妻をお迎えください。
* 作り話です
* 完結保証付き
* 暇つぶしにどうぞ
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
浮気中の婚約者が私には塩対応なので塩対応返しすることにした
今川幸乃
恋愛
スターリッジ王国の貴族学園に通うリアナにはクリフというスポーツ万能の婚約者がいた。
リアナはクリフのことが好きで彼のために料理を作ったり勉強を教えたりと様々な親切をするが、クリフは当然の顔をしているだけで、まともに感謝もしない。
しかも彼はエルマという他の女子と仲良くしている。
もやもやが募るもののリアナはその気持ちをどうしていいか分からなかった。
そんな時、クリフが放課後もエルマとこっそり二人で会っていたことが分かる。
それを知ったリアナはこれまでクリフが自分にしていたように塩対応しようと決意した。
少しの間クリフはリアナと楽しく過ごそうとするが、やがて試験や宿題など様々な問題が起こる。
そこでようやくクリフは自分がいかにリアナに助けられていたかを実感するが、その時にはすでに遅かった。
※4/15日分の更新は抜けていた8話目「浮気」の更新にします。話の流れに差し障りが出てしまい申し訳ありません。
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
挙式後すぐに離婚届を手渡された私は、この結婚は予め捨てられることが確定していた事実を知らされました
結城芙由奈
恋愛
【結婚した日に、「君にこれを預けておく」と離婚届を手渡されました】
今日、私は子供の頃からずっと大好きだった人と結婚した。しかし、式の後に絶望的な事を彼に言われた。
「ごめん、本当は君とは結婚したくなかったんだ。これを預けておくから、その気になったら提出してくれ」
そう言って手渡されたのは何と離婚届けだった。
そしてどこまでも冷たい態度の夫の行動に傷つけられていく私。
けれどその裏には私の知らない、ある深い事情が隠されていた。
その真意を知った時、私は―。
※暫く鬱展開が続きます
※他サイトでも投稿中
私が死んだあとの世界で
もちもち太郎
恋愛
婚約破棄をされ断罪された公爵令嬢のマリーが死んだ。
初めはみんな喜んでいたが、時が経つにつれマリーの重要さに気づいて後悔する。
だが、もう遅い。なんてったって、私を断罪したのはあなた達なのですから。
私はただ一度の暴言が許せない
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
厳かな結婚式だった。
花婿が花嫁のベールを上げるまでは。
ベールを上げ、その日初めて花嫁の顔を見た花婿マティアスは暴言を吐いた。
「私の花嫁は花のようなスカーレットだ!お前ではない!」と。
そして花嫁の父に向かって怒鳴った。
「騙したな!スカーレットではなく別人をよこすとは!
この婚姻はなしだ!訴えてやるから覚悟しろ!」と。
そこから始まる物語。
作者独自の世界観です。
短編予定。
のちのち、ちょこちょこ続編を書くかもしれません。
話が進むにつれ、ヒロイン・スカーレットの印象が変わっていくと思いますが。
楽しんでいただけると嬉しいです。
※9/10 13話公開後、ミスに気づいて何度か文を訂正、追加しました。申し訳ありません。
※9/20 最終回予定でしたが、訂正終わりませんでした!すみません!明日最終です!
※9/21 本編完結いたしました。ヒロインの夢がどうなったか、のところまでです。
ヒロインが誰を選んだのか?は読者の皆様に想像していただく終わり方となっております。
今後、番外編として別視点から見た物語など数話ののち、
ヒロインが誰と、どうしているかまでを書いたエピローグを公開する予定です。
よろしくお願いします。
※9/27 番外編を公開させていただきました。
※10/3 お話の一部(暴言部分1話、4話、6話)を訂正させていただきました。
※10/23 お話の一部(14話、番外編11ー1話)を訂正させていただきました。
※10/25 完結しました。
ここまでお読みくださった皆様。導いてくださった皆様にお礼申し上げます。
たくさんの方から感想をいただきました。
ありがとうございます。
様々なご意見、真摯に受け止めさせていただきたいと思います。
ただ、皆様に楽しんでいただける場であって欲しいと思いますので、
今後はいただいた感想をを非承認とさせていただく場合がございます。
申し訳ありませんが、どうかご了承くださいませ。
もちろん、私は全て読ませていただきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる