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第1章 暗い闇と蒼い薔薇
楽しい勉強会 4
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勉強をすると言ったレティシアの言葉をグレイは信じていなかった。
建前だけのものだろうと、ある意味、タカをくくっていたのだ。
だから、不必要なほどの書物をかかえてきた。
積まれた量に、きっとうんざりして投げ出すだろうと。
「どれから読むのがいいかなぁ。写真は……見ちゃうと、私、戻って来られなくなりそうだし」
どこに行くつもりかは知らないが、戻って来られなくなるというのは困る。
屋敷の者にとっては万々歳だとしても、結局、大公たちの手前、探さざるを得なくなるからだ。
「こちらなど、いかがでしょう? 大公様の幼少期からの記述もあって、年代別で、わかり易いかと存じます」
最も分厚い本を差し出してみる。
嫌がるかと思いきや、彼女は素直に両手で受け取った。
「すごいねえ。この布の重厚感、ハンパない! お祖父さまも素敵だけど、本も素敵だねえ。いいなぁ、こういうの。あ、でも、スピンはないのか」
目をキラキラさせ、レティシアが本を撫でさすっている。
以前は気に食わないことがあると、平気で本を投げつけてきたものだ。
本だけでなく、およそ物を大事にする気質ではなかった。
この変わりようには、本当に困惑するばかり。
「えーと……ギャモンテルの奇跡……やった! ちゃんと読めるじゃん!」
あたり前だと思う。
いくら教養がないにしても、文字の読めない貴族などほとんどいない。
下級も下級の貧乏貴族ですら文字の読み書きくらいはできるのだ。
おもむろにレティシアが本を開いた。
目次を確認したところで、ページをめくっている。
「ん……? 魔力の顕現……?」
グレイは、用を言いつけられた時のため、後ろに立っていた。
またしてもレティシアが振り向いてくる。
「グレイ、これって、どういう意味? お祖父さまは十歳で魔力が顕現したって書いてあるけど」
本の文字を指し示され、それを見るため前に進み出た。
レティシアの横に立って、質問に答える。
「そこにはそう書いてありますが、大公様に初めて魔力が生じたのは8歳です。十歳と記述されているのは、王宮で把握されたのが、その年だったからですね」
「へえ! グレイって物知りだね!」
この国の者で大公を知らない者はいない。
が、グレイは特別に大公をよく知っている。
それこそグレイが十歳の頃から。
「てことは……」
レティシアがなにか考えている様子だったので下がろうとした。
とたん、ガシッと腕をつかまれる。
「いろいろ聞きたいから、ここに座って」
「は……? いえ、ですが、私は……」
使用人が主の横に座るなど、とんでもない話だ。
よほどのことがなければ立って指示を待つのが常識。
てんてんてん、とレティシアが隣のイスを叩く。
グレイの中に、ものすごい葛藤がうずまいていた。
使用人としてはあるまじき行為。
だが、レティシアの機嫌を損ねるのもまずい。
「いいから! 立ってられると落ち着かないし、話しにくいよ」
その言葉が、グレイの葛藤に終止符を打つ。
拒めば、きっとレティシアは癇癪を起こすに違いない。
周囲を巻き込んでの嵐を呼び覚ますよりは、常識を覆すほうがマシ。
「かしこまりました」
隣に座ると、レティシアはすぐさま本に視線を戻した。
活字を追っているのが目の動きでわかる。
かなりの速さだ。
「12歳で王宮魔術師になってるけど、8歳から魔力はあったんだよね? 王宮も、お祖父さまが12歳の時には、それを把握してたわけで……なら、この空白の2年はなに? 魔術師になるのに年齢制限でもあるの?」
「そういう制限はございません。ただ大公様は人よりも大きな魔力をお持ちでしたので、制御するすべを身につけられるまで時間が必要だったのです」
納得したようにレティシアがうなずいた。
これは…と、グレイも心にあった疑念を捨てる。
彼女は本気で大公についての勉強をする気だ。
でなければ、こんな些細なことまで気にしないだろう。
「お祖父さまは王宮魔術師だったんだね」
「あとの記述に出てまいりますが、正確には魔術騎士にございます」
「魔術騎士……魔術を使える騎士ってこと?」
「はい」
「すごいね! そんなの無敵じゃん! お祖父さま、強そう……」
ほわ~と息をつきながら、うっとりした口調でそう言う。
そんな姿に、グレイもちょっぴりいい気分になってきた。
尊敬する大公を褒められるのは、グレイにとっても嬉しいことなのだ。
「それはもう、お強かったですよ。魔術は他の者とは比較にならないほどでしたし、魔術を使われずとも剣の腕も一流でございました。今でも、そのあたりの近衛騎士では勝負にならないでしょうね」
「なんか目に浮かぶ! お祖父さま、素敵過ぎ! カッコ良過ぎ!」
素直なレティシアの反応に楽しくなってくる。
記述の先を示して、これはこう、あれはこうと率先して話をした。
そのたびに、レティシアは興味深げにうなずいたり、感嘆したりする。
いよいよ気分が良くなっていた時だ。
背中に、ザクッとなにかが突き立ったような感覚が走った。
そろりと振り向くと、ティーセットをトレイに乗せたサリーが、少し離れた場所に立っているのが見えた。
(グレイ! ちょっと、あなた、なにやってるのっ?)
(姫さまの勉強のお手伝いを……)
(隣に座ってるのはどういうこと……っ?!)
サリーの怒りも驚きも理解はできる。
逆の立場なら同じ気持ちで相手をにらんだことだろう。
全力で言い訳がしたい。
けれど、目だけの会話には限界がある。
「あ、サリー! おかえりなさーい!」
グレイの視線が別の方向に向いているのに気づいたのかもしれない。
レティシアもサリーのほうへと顔を向けていた。
サリーに、話はついてない、という目で見られたが、ここはいったん保留としておく。
あとで小言を言われるのを覚悟した。
「あのね、グレイってすごいんだよ! なんでも知ってんの! なに聞いても答えてくれるし……って、そうだ、グレイにも、お茶あったほうがいいよね」
テーブルにデザート皿を置こうとしていたサリーの手が止まる。
グレイの背中は、冷や汗たくたく。
「恐れながら姫さま……」
「サリーも一緒にお茶しようよ。勉強にもつきあってほしいなー」
サリーの動きも言葉も、見事なまでに封じられていた。
とんでもないものを見る目つきでサリーは、レティシアを、ただただ凝視している。
この流れから察するに、グレイとは反対側のイスに、サリーは座らせられることになりそうだ。
「あ、あの……姫さま……」
「私1人でお茶するのも気が引けるんだよね」
駄目押しの、ひと言。
まさかレティシアから「気が引ける」なんて言葉が飛び出すとは。
なにか企んでいるとしても、これでは拒否できない。
(なんとかならないの?!)
(……なんともならない)
(役立たず!!)
目でのやりとりではあるが、サリーからの罵声にへこむ。
なんとかできるものならしているところだ。
「それでは……お茶を淹れ直してまいります」
その場を去ることで逃げようとしたのだろう。
しかし、それも許されなかった。
「ん? さっきいたマリエッタかマギーにお願いできないのかな? みんな、忙しくて、そんな暇ないとか?」
「い、いえ……あの……」
サリーらしくもなく、しどろもどろになっている。
この屋敷のメイドは、ほぼレティシアのために存在していた。
公爵夫人は社交の場に出ていることが多く、あまり屋敷にはいないのだ。
夫人専属のメイドも複数人いて、王宮敷地内の別宅で過ごすことも多い。
だから、現状、この屋敷内で、レティシアの用件よりも優先される「仕事」などなかった。
「……マギー、お茶の用意を……追加で2人分お願い」
「……かしこまりました」
マリエッタの代わりに控えていたマギーが頭を下げて、出ていく。
建前だけのものだろうと、ある意味、タカをくくっていたのだ。
だから、不必要なほどの書物をかかえてきた。
積まれた量に、きっとうんざりして投げ出すだろうと。
「どれから読むのがいいかなぁ。写真は……見ちゃうと、私、戻って来られなくなりそうだし」
どこに行くつもりかは知らないが、戻って来られなくなるというのは困る。
屋敷の者にとっては万々歳だとしても、結局、大公たちの手前、探さざるを得なくなるからだ。
「こちらなど、いかがでしょう? 大公様の幼少期からの記述もあって、年代別で、わかり易いかと存じます」
最も分厚い本を差し出してみる。
嫌がるかと思いきや、彼女は素直に両手で受け取った。
「すごいねえ。この布の重厚感、ハンパない! お祖父さまも素敵だけど、本も素敵だねえ。いいなぁ、こういうの。あ、でも、スピンはないのか」
目をキラキラさせ、レティシアが本を撫でさすっている。
以前は気に食わないことがあると、平気で本を投げつけてきたものだ。
本だけでなく、およそ物を大事にする気質ではなかった。
この変わりようには、本当に困惑するばかり。
「えーと……ギャモンテルの奇跡……やった! ちゃんと読めるじゃん!」
あたり前だと思う。
いくら教養がないにしても、文字の読めない貴族などほとんどいない。
下級も下級の貧乏貴族ですら文字の読み書きくらいはできるのだ。
おもむろにレティシアが本を開いた。
目次を確認したところで、ページをめくっている。
「ん……? 魔力の顕現……?」
グレイは、用を言いつけられた時のため、後ろに立っていた。
またしてもレティシアが振り向いてくる。
「グレイ、これって、どういう意味? お祖父さまは十歳で魔力が顕現したって書いてあるけど」
本の文字を指し示され、それを見るため前に進み出た。
レティシアの横に立って、質問に答える。
「そこにはそう書いてありますが、大公様に初めて魔力が生じたのは8歳です。十歳と記述されているのは、王宮で把握されたのが、その年だったからですね」
「へえ! グレイって物知りだね!」
この国の者で大公を知らない者はいない。
が、グレイは特別に大公をよく知っている。
それこそグレイが十歳の頃から。
「てことは……」
レティシアがなにか考えている様子だったので下がろうとした。
とたん、ガシッと腕をつかまれる。
「いろいろ聞きたいから、ここに座って」
「は……? いえ、ですが、私は……」
使用人が主の横に座るなど、とんでもない話だ。
よほどのことがなければ立って指示を待つのが常識。
てんてんてん、とレティシアが隣のイスを叩く。
グレイの中に、ものすごい葛藤がうずまいていた。
使用人としてはあるまじき行為。
だが、レティシアの機嫌を損ねるのもまずい。
「いいから! 立ってられると落ち着かないし、話しにくいよ」
その言葉が、グレイの葛藤に終止符を打つ。
拒めば、きっとレティシアは癇癪を起こすに違いない。
周囲を巻き込んでの嵐を呼び覚ますよりは、常識を覆すほうがマシ。
「かしこまりました」
隣に座ると、レティシアはすぐさま本に視線を戻した。
活字を追っているのが目の動きでわかる。
かなりの速さだ。
「12歳で王宮魔術師になってるけど、8歳から魔力はあったんだよね? 王宮も、お祖父さまが12歳の時には、それを把握してたわけで……なら、この空白の2年はなに? 魔術師になるのに年齢制限でもあるの?」
「そういう制限はございません。ただ大公様は人よりも大きな魔力をお持ちでしたので、制御するすべを身につけられるまで時間が必要だったのです」
納得したようにレティシアがうなずいた。
これは…と、グレイも心にあった疑念を捨てる。
彼女は本気で大公についての勉強をする気だ。
でなければ、こんな些細なことまで気にしないだろう。
「お祖父さまは王宮魔術師だったんだね」
「あとの記述に出てまいりますが、正確には魔術騎士にございます」
「魔術騎士……魔術を使える騎士ってこと?」
「はい」
「すごいね! そんなの無敵じゃん! お祖父さま、強そう……」
ほわ~と息をつきながら、うっとりした口調でそう言う。
そんな姿に、グレイもちょっぴりいい気分になってきた。
尊敬する大公を褒められるのは、グレイにとっても嬉しいことなのだ。
「それはもう、お強かったですよ。魔術は他の者とは比較にならないほどでしたし、魔術を使われずとも剣の腕も一流でございました。今でも、そのあたりの近衛騎士では勝負にならないでしょうね」
「なんか目に浮かぶ! お祖父さま、素敵過ぎ! カッコ良過ぎ!」
素直なレティシアの反応に楽しくなってくる。
記述の先を示して、これはこう、あれはこうと率先して話をした。
そのたびに、レティシアは興味深げにうなずいたり、感嘆したりする。
いよいよ気分が良くなっていた時だ。
背中に、ザクッとなにかが突き立ったような感覚が走った。
そろりと振り向くと、ティーセットをトレイに乗せたサリーが、少し離れた場所に立っているのが見えた。
(グレイ! ちょっと、あなた、なにやってるのっ?)
(姫さまの勉強のお手伝いを……)
(隣に座ってるのはどういうこと……っ?!)
サリーの怒りも驚きも理解はできる。
逆の立場なら同じ気持ちで相手をにらんだことだろう。
全力で言い訳がしたい。
けれど、目だけの会話には限界がある。
「あ、サリー! おかえりなさーい!」
グレイの視線が別の方向に向いているのに気づいたのかもしれない。
レティシアもサリーのほうへと顔を向けていた。
サリーに、話はついてない、という目で見られたが、ここはいったん保留としておく。
あとで小言を言われるのを覚悟した。
「あのね、グレイってすごいんだよ! なんでも知ってんの! なに聞いても答えてくれるし……って、そうだ、グレイにも、お茶あったほうがいいよね」
テーブルにデザート皿を置こうとしていたサリーの手が止まる。
グレイの背中は、冷や汗たくたく。
「恐れながら姫さま……」
「サリーも一緒にお茶しようよ。勉強にもつきあってほしいなー」
サリーの動きも言葉も、見事なまでに封じられていた。
とんでもないものを見る目つきでサリーは、レティシアを、ただただ凝視している。
この流れから察するに、グレイとは反対側のイスに、サリーは座らせられることになりそうだ。
「あ、あの……姫さま……」
「私1人でお茶するのも気が引けるんだよね」
駄目押しの、ひと言。
まさかレティシアから「気が引ける」なんて言葉が飛び出すとは。
なにか企んでいるとしても、これでは拒否できない。
(なんとかならないの?!)
(……なんともならない)
(役立たず!!)
目でのやりとりではあるが、サリーからの罵声にへこむ。
なんとかできるものならしているところだ。
「それでは……お茶を淹れ直してまいります」
その場を去ることで逃げようとしたのだろう。
しかし、それも許されなかった。
「ん? さっきいたマリエッタかマギーにお願いできないのかな? みんな、忙しくて、そんな暇ないとか?」
「い、いえ……あの……」
サリーらしくもなく、しどろもどろになっている。
この屋敷のメイドは、ほぼレティシアのために存在していた。
公爵夫人は社交の場に出ていることが多く、あまり屋敷にはいないのだ。
夫人専属のメイドも複数人いて、王宮敷地内の別宅で過ごすことも多い。
だから、現状、この屋敷内で、レティシアの用件よりも優先される「仕事」などなかった。
「……マギー、お茶の用意を……追加で2人分お願い」
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