59 / 64
ウソつき殿下の真の愛 3
しおりを挟む
オリヴァージュは、両親の私邸を訪れていた。
約束の時間より、少し遅くなっている。
デボラとトバイアスの受け入れについて、ヴィクトロスに雇い入れの準備を頼んでいたからだ。
セラフィーナは、2人と親しかった。
デボラは、彼女の友人とも言える。
引き離して、セラフィーナを1人にする気はない。
オリヴァージュは公務をしないが、それでも出かける時はあるのだ。
それに、女性同士で話したいこともあるだろうし。
トバイアスは男性ではあるが、嫉妬の対象から外れている。
左手の薬指にはまっている指輪は、トバイアスが買ってきてくれたものだ。
どうやら、幼いセラフィーナの言葉が、頭に刻まれているらしい。
それが微笑ましくて、トバイアスには妬かずにいられる。
オリヴァージュにしては、めずらしく。
「ナル、あなた、早く帰ったほうがいいわよ」
私邸に着くなり、母であるアレクサンドラが、そう言った。
玄関扉の前で追い返されるがごとき言い様に、首をかしげ、そして。
「まさか……」
一瞬で、血の気が失せる。
アレクサンドラは、両手を広げ、肩をすくめてみせた。
「なぜ止めてくださらなかったのですかっ?!」
「止められるわけないでしょう? ああいう時の、彼ったら、とっても面倒くさいのですもの」
母の言葉に、オリヴァージュは呻く。
が、すぐに判断した。
「母上、お話は、また後日」
「ナル、彼を追い返すのなら、ヴィッキーも寄越してね」
「わかっていますよ!」
言うなり、パッと私室に転移する。
とたん、イライラっとした。
「父上っ!!」
父、エセルハーディがセラフィーナに抱き着いている。
しかも、号泣中だ。
涙もろいのはともかく、彼女に抱き着くな!と怒鳴りたくなる。
「ナ、ナル……」
セラフィーナが困った顔をして、父の背中を撫でていた。
オリヴァージュが戻るまで、宥めていてくれたらしい。
ああ…と、情けなくなる。
オリヴァージュの父は、こういう人なのだ。
公務や魔術道具の開発では、優れた能力を持っている。
なのに、家族のことになると、てんでだらしがない。
母に対してもそうであるし、オリヴァージュに対しても。
「父上ッ! 今すぐ、彼女から離れてくださいっ!」
2人に駆け寄り、セラフィーナから、父を引き剥がした。
ようやくオリヴァージュに気づいたのだろう。
その瞳から、また、ぼたぼたぼた。
「ナル! お前が……あの、小さなナルが……」
「父上、私は、もう26歳です……」
「大きくなって……こ、婚、婚姻……っ……」
だーっと涙を流し、父がオリヴァージュに抱き着いてくる。
オリヴァージュは、恥ずかしくてならない。
セラフィーナが、ぽかんとした顔で、こちらを見ているからだ。
「わたっ……私の、むす、息子が……っ……こ、婚姻……っ……」
「わかりました! わかりましたから、父上! 落ち着いてください!」
「ナル! 私は、お前が……婚姻できるとは……っ……うう……っ……」
父の中で、自分はいったいどう評価されていたのか。
ともあれ、婚姻できそうにない、と思われていたのは確かだった。
非常に心外である。
こんなことだから、姉にも「式には出ないで」などと言われたのだ。
その言葉に衝撃を受け過ぎて、父は、連日、号泣していた。
母に宥められた姉から、なんとか式に列席が許されたのは、奇跡と言っても過言ではない。
オリヴァージュだって、列席されたくない、と思う。
しっかり者で、洗練された母が、なぜ父を選んだのか、未だに謎だ。
こんな姿を見ると、百年の恋も覚めそうなものだけれど、それはともかく。
「父上、急に出かけてしまわれたのでしょう? 母上が心配されていましたよ」
ぴた。
父の動きが止まった。
これが最も効果的な手立てだと、オリヴァージュは、知っている。
父は「愛情」よりも「愛」に弱いのだ。
「サンディが、私を心配していた?」
「ええ。父上を探しておられました」
「それは、いけない! すぐに帰らねば!」
ぐすっと鼻をすすりつつも、父が表情を引き締める。
この機を逃すわけにはいかない。
「ヴィッキー!」
すかさず、ヴィクトロスを呼んだ。
予想ずみだったらしく、ヴィクトロスは平然と姿を現した。
3人のところまで歩み寄ってくる。
「点門を出そうか?」
「いいえ、それにはおよびません。エセルハーディ殿下は馬車でおいでです」
「父上を送って行ってくれ、ヴィッキー。頼む……」
「かしこまりました」
ヴィクトロスが、父の肩を支えていた。
涙は引っ込んだものの、まだ「しゃん」とはしていなかったからだろう。
「さぁ、エセルハーディ殿下。まいりましょう」
「ああ、わかった」
歩き出しかけ、オリヴァージュのほうを、ちらっと振り向く。
オリヴァージュは、にっこりしてみせた。
「お前が婚姻できるなど、まだ信じられないが……彼女には感謝している」
ぴきぴきっと顔が引き攣りそうになる。
が、ここで何か言えば、また号泣されるとわかっていたので、無言を貫いた。
父がヴィクトロスと部屋を出るのを見とどけてから、大きく息をつく。
とたん、笑い声が響いた。
セラフィーナが、大口を開けて笑っている。
「ナルのお父さまって、最高ね! 最高に可愛らしい人だわ! 大好きよ!」
オリヴァージュは、俄然、面白くない。
彼は彼女から「大好き」と言われるまで、ずいぶんと苦労したのだ。
(なにが最高であるものか! 息子の許婚に抱き着いて号泣だぞ!)
心の中でだけ、父に悪態をつく。
ともあれ、父は、オリヴァージュの嫉妬の対象として認識された。
約束の時間より、少し遅くなっている。
デボラとトバイアスの受け入れについて、ヴィクトロスに雇い入れの準備を頼んでいたからだ。
セラフィーナは、2人と親しかった。
デボラは、彼女の友人とも言える。
引き離して、セラフィーナを1人にする気はない。
オリヴァージュは公務をしないが、それでも出かける時はあるのだ。
それに、女性同士で話したいこともあるだろうし。
トバイアスは男性ではあるが、嫉妬の対象から外れている。
左手の薬指にはまっている指輪は、トバイアスが買ってきてくれたものだ。
どうやら、幼いセラフィーナの言葉が、頭に刻まれているらしい。
それが微笑ましくて、トバイアスには妬かずにいられる。
オリヴァージュにしては、めずらしく。
「ナル、あなた、早く帰ったほうがいいわよ」
私邸に着くなり、母であるアレクサンドラが、そう言った。
玄関扉の前で追い返されるがごとき言い様に、首をかしげ、そして。
「まさか……」
一瞬で、血の気が失せる。
アレクサンドラは、両手を広げ、肩をすくめてみせた。
「なぜ止めてくださらなかったのですかっ?!」
「止められるわけないでしょう? ああいう時の、彼ったら、とっても面倒くさいのですもの」
母の言葉に、オリヴァージュは呻く。
が、すぐに判断した。
「母上、お話は、また後日」
「ナル、彼を追い返すのなら、ヴィッキーも寄越してね」
「わかっていますよ!」
言うなり、パッと私室に転移する。
とたん、イライラっとした。
「父上っ!!」
父、エセルハーディがセラフィーナに抱き着いている。
しかも、号泣中だ。
涙もろいのはともかく、彼女に抱き着くな!と怒鳴りたくなる。
「ナ、ナル……」
セラフィーナが困った顔をして、父の背中を撫でていた。
オリヴァージュが戻るまで、宥めていてくれたらしい。
ああ…と、情けなくなる。
オリヴァージュの父は、こういう人なのだ。
公務や魔術道具の開発では、優れた能力を持っている。
なのに、家族のことになると、てんでだらしがない。
母に対してもそうであるし、オリヴァージュに対しても。
「父上ッ! 今すぐ、彼女から離れてくださいっ!」
2人に駆け寄り、セラフィーナから、父を引き剥がした。
ようやくオリヴァージュに気づいたのだろう。
その瞳から、また、ぼたぼたぼた。
「ナル! お前が……あの、小さなナルが……」
「父上、私は、もう26歳です……」
「大きくなって……こ、婚、婚姻……っ……」
だーっと涙を流し、父がオリヴァージュに抱き着いてくる。
オリヴァージュは、恥ずかしくてならない。
セラフィーナが、ぽかんとした顔で、こちらを見ているからだ。
「わたっ……私の、むす、息子が……っ……こ、婚姻……っ……」
「わかりました! わかりましたから、父上! 落ち着いてください!」
「ナル! 私は、お前が……婚姻できるとは……っ……うう……っ……」
父の中で、自分はいったいどう評価されていたのか。
ともあれ、婚姻できそうにない、と思われていたのは確かだった。
非常に心外である。
こんなことだから、姉にも「式には出ないで」などと言われたのだ。
その言葉に衝撃を受け過ぎて、父は、連日、号泣していた。
母に宥められた姉から、なんとか式に列席が許されたのは、奇跡と言っても過言ではない。
オリヴァージュだって、列席されたくない、と思う。
しっかり者で、洗練された母が、なぜ父を選んだのか、未だに謎だ。
こんな姿を見ると、百年の恋も覚めそうなものだけれど、それはともかく。
「父上、急に出かけてしまわれたのでしょう? 母上が心配されていましたよ」
ぴた。
父の動きが止まった。
これが最も効果的な手立てだと、オリヴァージュは、知っている。
父は「愛情」よりも「愛」に弱いのだ。
「サンディが、私を心配していた?」
「ええ。父上を探しておられました」
「それは、いけない! すぐに帰らねば!」
ぐすっと鼻をすすりつつも、父が表情を引き締める。
この機を逃すわけにはいかない。
「ヴィッキー!」
すかさず、ヴィクトロスを呼んだ。
予想ずみだったらしく、ヴィクトロスは平然と姿を現した。
3人のところまで歩み寄ってくる。
「点門を出そうか?」
「いいえ、それにはおよびません。エセルハーディ殿下は馬車でおいでです」
「父上を送って行ってくれ、ヴィッキー。頼む……」
「かしこまりました」
ヴィクトロスが、父の肩を支えていた。
涙は引っ込んだものの、まだ「しゃん」とはしていなかったからだろう。
「さぁ、エセルハーディ殿下。まいりましょう」
「ああ、わかった」
歩き出しかけ、オリヴァージュのほうを、ちらっと振り向く。
オリヴァージュは、にっこりしてみせた。
「お前が婚姻できるなど、まだ信じられないが……彼女には感謝している」
ぴきぴきっと顔が引き攣りそうになる。
が、ここで何か言えば、また号泣されるとわかっていたので、無言を貫いた。
父がヴィクトロスと部屋を出るのを見とどけてから、大きく息をつく。
とたん、笑い声が響いた。
セラフィーナが、大口を開けて笑っている。
「ナルのお父さまって、最高ね! 最高に可愛らしい人だわ! 大好きよ!」
オリヴァージュは、俄然、面白くない。
彼は彼女から「大好き」と言われるまで、ずいぶんと苦労したのだ。
(なにが最高であるものか! 息子の許婚に抱き着いて号泣だぞ!)
心の中でだけ、父に悪態をつく。
ともあれ、父は、オリヴァージュの嫉妬の対象として認識された。
0
お気に入りに追加
215
あなたにおすすめの小説
うっかり王子と、ニセモノ令嬢
たつみ
恋愛
キーラミリヤは、6歳で日本という国から転移して十年、諜報員として育てられた。
諜報活動のため、男爵令嬢と身分を偽り、王宮で侍女をすることになる。
運よく、王太子と出会えたはいいが、次から次へと想定外のことばかり。
王太子には「女性といい雰囲気になれない」魔術が、かかっていたのだ!
彼と「いい雰囲気」になる気なんてないのに、彼女が近づくと、魔術が発動。
あげく、王太子と四六時中、一緒にいるはめに!
「情報収集する前に、私、召されそうなんですけどっ?!」
◇◇◇◇◇
設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
それを踏まえて、お読み頂ければと思います、なにとぞ。
R-Kingdom_11
他サイトでも掲載しています。
口下手公爵と、ひたむき令嬢
たつみ
恋愛
「放蕩公爵と、いたいけ令嬢」続編となります。
この話のみでも、お読み頂けるようになっております。
公爵令嬢のシェルニティは、18年間、周囲から見向きもされずに生きてきた。
が、偶然に出会った公爵家当主と愛し愛される仲となり、平和な日を送っている。
そんな中、彼と前妻との間に起きた過去を、知ってしまうことに!
動揺しながらも、彼を思いやる気持ちから、ほしかった子供を諦める決意をする。
それを伝えたあと、彼との仲が、どこか、ぎこちなくなってしまって。
さらに、不安と戸惑いを感じている彼女に、王太子が、こう言った。
「最初に手を差し伸べたのが彼でなくても、あなたは彼を愛していましたか?」
◇◇◇◇◇
設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
それを踏まえて、お読み頂ければと思います、なにとぞ。
R-Kingdom_9
他サイトでも掲載しています。
世話焼き宰相と、わがまま令嬢
たつみ
恋愛
公爵令嬢ルーナティアーナは、幼い頃から世話をしてくれた宰相に恋をしている。
16歳の誕生日、意気揚々と求婚するも、宰相は、まったく相手にしてくれない。
いつも、どんな我儘でもきいてくれる激甘宰相が、恋に関してだけは完全拒否。
どうにか気を引こうと、宰相の制止を振り切って、舞踏会へ行くことにする。
が、会場には、彼女に悪意をいだく貴族子息がいて、襲われるはめに!
ルーナティアーナの、宰相に助けを求める声、そして恋心は、とどくのか?
◇◇◇◇◇
設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
それを踏まえて、お読み頂ければと思います、なにとぞ。
R-Kingdom_2
他サイトでも掲載しています。
人でなし主と、じゃじゃ馬令嬢
たつみ
恋愛
公爵令嬢のサマンサは、間近に迫った婚約を破談にすべく、ある屋敷を訪れる。
話してみると、その屋敷の主は、思っていたよりも、冷酷な人でなしだった。
だが、彼女に選ぶ道はなく、彼と「特別な客人(愛妾)」になる契約を結ぶことに。
彼女の差し出せる対価は「彼の駒となる」彼女自身の存在のみ。
それを伝えた彼女に、彼が言った。
「それは、ベッドでのことも含まれているのかな?」
◇◇◇◇◇
設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
それを踏まえて、お読み頂ければと思います、なにとぞ。
R-Kingdom_5
他サイトでも掲載しています。
放蕩公爵と、いたいけ令嬢
たつみ
恋愛
公爵令嬢のシェルニティは、両親からも夫からも、ほとんど「いない者」扱い。
彼女は、右頬に大きな痣があり、外見重視の貴族には受け入れてもらえずにいた。
夫が側室を迎えた日、自分が「不要な存在」だと気づき、彼女は滝に身を投げる。
が、気づけば、見知らぬ男性に抱きかかえられ、死にきれないまま彼の家に。
その後、屋敷に戻るも、彼と会う日が続く中、突然、夫に婚姻解消を申し立てられる。
審議の場で「不義」の汚名を着せられかけた時、現れたのは、彼だった!
「いけないねえ。当事者を、1人、忘れて審議を開いてしまうなんて」
◇◇◇◇◇
設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
それを踏まえて、お読み頂ければと思います、なにとぞ。
R-Kingdom_8
他サイトでも掲載しています。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
不機嫌領主と、嫌われ令嬢
たつみ
恋愛
公爵令嬢ドリエルダは、10日から20日後に起きる出来事の夢を見る。
悪夢が現実にならないようにしてきたが、出自のこともあって周囲の嫌われ者に。
そして、ある日、婚約者から「この婚約を考え直す」と言われる夢を見てしまう。
最悪の結果を回避するため策を考え、彼女は1人で街に出る。
そこで出会った男性に協力してもらおうとするのだが、彼から言われた言葉は。
「いっそ、お前から婚約を解消すればよいではないか」
◇◇◇◇◇
設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
それを踏まえて、お読み頂ければと思います、なにとぞ。
R-Kingdom_7
他サイトでも掲載しています。
純潔の寵姫と傀儡の騎士
四葉 翠花
恋愛
侯爵家の養女であるステファニアは、国王の寵愛を一身に受ける第一寵姫でありながら、未だ男を知らない乙女のままだった。
世継ぎの王子を授かれば正妃になれると、他の寵姫たちや養家の思惑が絡み合う中、不能の国王にかわってステファニアの寝台に送り込まれたのは、かつて想いを寄せた初恋の相手だった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる