2度目も、きみと恋をする

たつみ

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30.真実の解釈

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 カニンガム公爵家は、ただ名の通った家門というだけではないことを、帰りの馬車の中で知った。
 ノヴァが頼むまでもなく、王族も含め、貴族階級のほとんどに、内通者がいるのだそうだ。
 
 競馬場にもいて、いち早く「犯人」を確保していたらしい。
 そもそもユリウスにもたらされた「捕まえた」という情報自体が、時間稼ぎのための偽り。
 ユリウスに、ほんの少し隙ができたのを見計らい、毒の入手経路を調査したという。
 
(お義父さまたちの過保護に助けられたなぁ。殿下を信用してなかったってことではないよね。私を心配して、見守っててくれたんだ。全然、気づかなかったけど)
 
「ご、ごめ、ん……」
 
 馬車でも、やっぱりノヴァは体を丸め、前かがみ。
 うつむいているので、前髪がボサボサと顔にかかっていた。
 
「なんでノヴァが謝るの……? 私が謝らなきゃいけないことだよ……ごめん、私……」
 
 ユリウスの話のすべてが嘘だったわけではない。
 ノヴァが分岐で手を加えたのは事実だと思っている。
 だとしても、信じるかどうかはバーバラの「心の領分」だ。
 16年も一緒にいたのに、揺らいだり、信じるのを怖がったりした。
 
「ちが……ぼ、僕が……悪い……」
 
 ガタンッと馬車が揺れ、ノヴァの体がグラっと傾く。
 隣に座っていたバーバラが、咄嗟に受け止めた。
 そのままノヴァの体を抱きしめる。
 
「……い、1回目……僕は、ボビーと、い、一緒にいた、けど……」
「あんまり関わらないようにしてた?」
「父上たちも僕を、気にして……ボビーと距離を、保って、た……そのせいで、ぎ、逆に……傷、つけて……ごめ、ん」
「ノヴァは、夢……時間の巻き戻しをした時に、私を巻き込みたくなかったんじゃないの? するかしないかはわからなくても、もし、してしまったらって思って」
 
 ノヴァは、時間の逆行を、2度、経験しているのだ。
 そして、1度目は、ノヴァにとって、けして良い記憶だとは言えない。
 すべてではないだろうが、つらい記憶のほうが多かったはずだ。
 
 距離や関係が近くなれば、どうしたって巻き込む。
 つらい記憶の夢を見る苦痛を誰よりも知っているから、ノヴァは周囲と距離をとってきたのだろうし、バーバラと話す時には、いつも慎重だった。
 バーバラは、ノヴァを抱きしめたまま、小さく笑う。
 
「な、なに……?」
「ノヴァは私のことが好きだよねえ」
 
 1度目の人生で、ノヴァは「一緒にいたけど」関わらないようにしていたらしい。
 けれど、それは関わらないようにしようとしながらも、一緒にいたということだ。
 会話はなくても、2度目の時のように、同じ時間を過ごしていた。
 
 一緒にいたかったから。
 
「す、好き、だよ……前、ちゃんと……言わなくて……後悔、したんだ……ぼ、ボビーが……ユリウスに惹かれても、しかたないと、思った……でも……あの……」
「騙されてたんでしょ、私。気づいたのは、たぶん、婚姻直前かな? なんかさ、式の時に笑ってなかった気がするんだよね」
 
 どうしても思い出せなかった自分の顔。
 過去の記憶を夢で見ていた際、ユリウスと笑う姿も見ていた。
 式の直前、ノヴァがバーバラをさらいに来て、それを拒絶する姿も、だ。
 けれど、その辺りは曖昧で、自分がノヴァを拒絶したことしか覚えていない。
 
「ゆ、ユリウスは……ボビーのこと……さ、最初は、ち、違っても……と、途中、からは……本当だったと、思う、よ」
 
 バーバラは、少し黙る。
 
 今回、ユリウスも夢の通りにならないようにしようと思っていたのではないか。
 利用するだけのつもりだったのではないか。
 やたら辛辣だったのも、そのせいかもしれない。
 予防線を張っていたのは、ユリウス自身に対してだったのか。
 
(今回はゼティマを排除できたから、民が圧政を強いられることはないよね)
 
 ユリウスが望んだ結果であり、最後に選んだものだ。
 政治には、様々な策略や謀略が必要な時もあるに違いない。
 とはいえ、バーバラは、そんな場所に身を投じたいとは思えなかった。
 
「騙されてたのは、もういいかな。今回は、だけど! 前は……ノヴァが来てくれたのに、なんで私はついて行かなかったんだろう……そのせいで、ノヴァは捕まっちゃったんだよね……」
「ボビーは、カニンガムに、め、迷惑、かけたくなかった、だけ。お、おんなじ、理由で……ぼ、僕だけを、たす、助けよう、として……」
 
 ノヴァの口調が、ますますたどたどしくなっている。
 馬車がガタガタ揺れているからではない。
 いつもとは違い、ぎゅっとバーバラを抱きしめ返していた。
 
 ふっと「乳母」のことが頭をかすめる。
 ノヴァの1度目の記憶にノヴァは出て来ない。
 だが、ノヴァは「覚えている」のだ。
 
(関係者ってだけなら、お義父さまたちに記憶がないのはおかしいもの)
 
 予測ではあるし、ノヴァを問い詰める気もないが、なんとなく予想がついた。
 記憶が残るのは「時間を巻き戻した本人」と「巻き戻しの理由になった人」と「時間を巻き戻せる人を殺した人」なのではないか。
 ノヴァの母親の死を危惧した乳母が、ノヴァを堕胎させた可能性はある。
 
「もしかして、私を殺したのは殿下? ノヴァのことも?」
「……………………」
「あンの嘘つき! ほかのことはいいけど、ノヴァを殺したことだけは、絶対に許さない! もう2度と王都になんか行かないからねっ!」
「い、いいの? 王都は、華やかだった、だろ?」
「私は、カニンガムの領地で、ノヴァと引きこもって暮らします!」
 
 王都での華やかな暮らしなんて、バーバラには、なんの魅力もない。
 ノヴァと一緒に穏やかに暮らしていければ、それでよかった。
 
「あ……うん……ぴ、ピクニック、とか、遠乗り、くらいなら、できる、よ」
「えっ? ノヴァ、馬に乗れたの?」
「よ、夜中に、れ、練習……」
「それで、寝不足?!」
「だ、だ、だって……ひ、昼間は……ボビーと、い、一緒に……いたかったから」
 
 胸が、ぎゅうっと締めつけられる。
 ノヴァへの気持ちがあふれて、苦しいほどだ。
 抱きついたノヴァの体に、強く頬をうずめる。
 こんなにもノヴァを愛おしく思っているのだと、改めて実感した。
 
「ボビー……きみは、ごめんねって、言った……気づけなくて、ごめんって……」
 
 それは、きっと死ぬ前のことだ。
 カニンガムに迷惑がかかるので、婚姻を中止することも、ノヴァと一緒に逃げることもできなかったけれど。
 
 今回は気づけて良かったと思う。
 ユリウスにあれこれ言われ、揺らぎはしたが、ノヴァとの日々がバーバラを支えた。
 1度目とは違い、ノヴァが自らの心を語ってくれていたからだ。
 
「……そ、それから……僕に……して……笑ってた……ユリウスとは……って……」
 
 馬車の音がうるさくて、耳をすませていてもノヴァの声が聞きとりにくい。
 というより、ノヴァの声が、どんどん小さくなっているのだ。
 
「私、ノヴァに口づけしたんだ? ユリウスとはしてないよって?」
 
 ノヴァが居心地悪そうに体を揺らせる。
 耳から首まで赤くなっていた。
 
「じゃあ、もう解禁だよね? ノヴァ、大好き! 今すぐ口づけしたい!」
 
 1度目の人生では経験済みなのだから、と思ったバーバラの口元に、手がかざされる。
 きょとんとするバーバラに、ノヴァがフイッとそっぽを向いた。
 未だ首まで真っ赤だ。
 そして、ひと言。
 
「……婚姻前だから、駄目……」
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みんなの感想(5件)

cana
2023.06.18 cana

 読み終わって、やっとタイトルに納得。笑
 一度目はミイラ取りがミイラになって、思い通りに成らない恋に相手を滅ぼし、二度目には自分が幻滅された要因を恋敵に被せてさえ選ばれないなんて、王子として生まれ育ったユリウスには耐えられなかっただろうなと。不憫です。挫折は人を成長させるから、描かれていない今後に期待しましょう。一度目も二度目にも目的とした民を守るということで納得してくれると良いのですがね。
 恋敵と言う言葉は有るけど、愛敵は無いのだなと改めて思いました。誰かより好かれるというのは自分本意で、賞味期限がある。3人いないと起こらない。誰かを愛すというのは2人で完結する。恋は愛には敵わないのかも。
 私は自分では嫌だけど、儘ならない恋は好きです。相手に嫌われてしまうかもしれなくても、色々とせずには居られない心の揺れが堪らなく好き。迷わず、揺れない心は信仰にもにも似て、憧れますが、怖じ気づきます。だから私はユリウス派。笑

たつみ
2023.06.19 たつみ

ご感想を頂きまして、ありがとうございます。
タイトルが究極のネタバレではありますが、納得していただけるかは別の問題ですので、今回、ご納得していただけたとのこと、非常に喜んでおります!
1度目のことがありますから、いろんな後悔や未練もあったのではないかと思います。ああいうことをしてしまうほど本気ではあったということでもありますし。
2度目は「こうしよう」と時間をかけて対策していたはずですが、感情はままならないものということで。
ですが、canaさまの仰るように挫折して、自分本来の目的に邁進すれば、良い方向に進める可能性はあるハズ…と思っております 笑
愛敵、素晴らしい言葉ですね! 恋の間はまだ不確定な関係性で横槍を入れる隙がありそうですが「愛し合う2人」までいくと横槍をいれる隙はなさそうです。と、同時に愛敵が存在するとなると、「愛し合う2人」を引き離してでも…という病み系のキャラクターが思い浮かんで、すごく怖い気がしました 笑
ユリウス派はいないかも、と思っておりましたので、なんだかとても嬉しかったです!
このたびも、足をお運び頂き、感謝しております♪

解除
Jasmin
2023.05.30 Jasmin

ありがとうございます。
Twitter覗いて来ました!
魅力的な後頭部とかごちそう様でした!
了解&納得でございます。全然違うじゃん!これからはこの色で動画も動かしますね。
これ。最初に目で見ていたら元ジークには思い至らなかったなと思いました。うん。切り離そう。
そして。元Gって元ジークでしょうか?
うーん。作者様がそうおっしゃるのなら…って引き下がりそうでしょう?引き下がりません!ぜひともZでお願いいたします!
文字と音と色、匂いと温度とテクスチャーなんかが密接なんですよ。もうジークはZでなくちゃ。
それにそれに。それこそ黒こそ最強!とでも言わんばかりの黒曜ボディのアイツ!あり得ない身体能力を誇り、真夜中の天敵的なアイツ!私がこの世で唯一、苦手としているアイツ!あゝもうなんていうか。ぜひぜひZでお願いいたします〜ジーク・ジオン!←?

実は正直に白状してしまうとですね。私の中で、まだタイトルが落ちるべきところに落ちておりません。正解ともいうべき作者様の意図はあるでしょうがそれとは別に。自分がどう思うかは私には大事なことで。自分はこう思う!があって初めて、他人の意見も素直に聞けるというか。自分の立ち位置とでも言いましょうか。
このタイトル…台詞になっていますが、私には1周めからユリウスの声で聞こえて来ます。1周め、読み終えて、なんだよ、決意表明か!希望的観測か!と慌てました。私の中には、1回めだって恋だったのか!ちゅーだってまだだったんだろ!っていうツッコミがありますし。同時に、一切語られていない1回めの二人のストーリー…バーバラとユリウスが毎晩ちまちま覗いてた恋物語…それが見えそうで見えない。何かが引っかかってうまく作動できてない古いおもちゃになった気分です。本当ならてちてち歩いてお茶も運べるのに!みたいな。ユリウスがきっとのめり込んだほどのラブストーリーなのに、それが見られないなんて。あともう少しなのよ!もう少しで見えるのよ!みたいな。それで、先ほど5周めに入ったところです。他に方法を知らないから読んでる訳で。読めばわかる保証はなく。結局、人は自分が受け取れるものだけを受け取る。わからないのは私の中に何かが足りない。足りないことは悪いことではないのかも知れない。でも、自分がわかりたいと思ったのならそれはなんとしてでもわからねば!←今ココ。ああ。神様!(ため息)

たつみ
2023.05.31 たつみ

ご感想を頂き、ありがとうございます。
絶対に、この色ということではなく、違和感がなくイメージし易ければ、と思っております。そういえば、Zにしました 笑 思えば、なぜ記号的な感じで書こうとしたのか不明なのですが、基本のSにするか、音のGにするかで迷ったという、これも我ながらナゾでした…。Sは分かりにくいと思いパスしたのですが、Zeak,Zeke,ZeekとZが良かったですね。音的にズィなので音として、まんまが分かり易いかなと、おそらくあの時は判断したとは思うんですが。ちなみにヘボン式ローマ字のJIだとJなんですが、これは使えないので即却下でした 笑 Prosit

自分のつけるタイトルは、基本、究極のネタバレなので、こういう結果になるんだろうなと思いつつ、お読み頂いていることも多々あろうかと思っております。今回は、読み手のかたそれぞれの「解釈」が正解とでも申しましょうか。言ってしまえば「3人とも」にあてはまるという。
またしても他人事のようになってしまい申し訳ないところではありますが…1度目のユリウスとの関係についてバーバラが考えないようにしているので具体的な描写がなかったりします。ノヴァドも当然に語りませんし、ユリウスは…語るに語れないわけです 苦笑 なので、バーバラとユリウスの恋物語の具体的な部分はないのですが、気にかけて頂いていたツキン、2度の騙されかた、ノヴァドの語った1度目のバーバラの環境などが敷石になっております。恋物語的には、騙されかたがポイントかもしれません。ちょこっとノヴァドも考えを語っていますし。仰っておられる「ユリウスがきっとのめり込んだほど」というところは、バーバラの生活環境が大きく影響していると思います。ノヴァドが謝るのも当然で、結構、酷いんじゃないかと 苦笑
未消化の部分が少しでも解消されるとなによりなのですが、そのために…と思うと申し訳ないような気持ちもあったり。ですが、結末はあっても、想像において絶対的な正解というのはないと思っております。
ユリウスが、存外、気になるキャラクターになっているということであれば、嬉しいです 笑

解除
Jasmin
2023.05.29 Jasmin

もう一度「最初からユリウスはめっちゃバーバラが好き。はなからバーバラ獲りに来ているぞ」と丁寧に意識して読んだらめっちゃ楽しかったです。若干、他人の不幸は蜜の味に近いユリウスどんまい気分がほろ苦かったですが。そうか。作者様はこんな風にずいぶんにまにましながら書かれていたのだなと思い至り、またしてもしてやられた感。おのれ!魔人め!
これまでは全力で警戒し、嘘くさい!で片付けてしまっていたユリウスの魅力も味わえました。おばさんぽいの形容は作者様的には遺憾だったかもですが「あーら。お隣の奥さま。おほほほほほ!」のおばさんぽさではなく、必ず実を取る体質。アイスはとっても欲しいけど!1番の希望が通らないなら「アイスなんか要らない!」と拗ねてしまい、希望が通らないことと同じくらい架空の対価であったアイスを手にできない悲しみで涙をこぼしてしまう、もはや現在、自分が何を理由に泣いているのかすらわからなくなっている男の子とは対極の、アイスも手に入れ、尚且つ、自分の希望も最大限通す方法があるのではと模索する、将来の魔な成長を確実に秘めた女の子的おばさんぽさです。たとえ最終的にはアイスしか手にできなかったとしても、とりあえずアイスは手に入れた!と喜べるタチですね。小動物的ではないですが、リアルの成人男性でも、こういう拗ねて泣く男の子を心中深く持ち続けている人は存外に多く、それを男性ならではの魅力と感じる私の好みは結局、ノヴァドなんですけれども、ユリウスのこの貪欲とも言える性質ゆえの繊細さは実は見ていて好ましいものがありました。貪欲だからこそ頻繁に生じてしまう小さな一喜一憂に都度耐え、自分で自分を励まし、諦めないことでギリ泣かずに頑張り続けられている姿とでも言うのかな。いじらしいですね。いっそ泣かせてみたくなったりもします。←おい!
小さく瞬間的に生じる心の痛みをツキンと表現されていたことが1周めから気になっておりました。チクッと表現されることが多く、他にはズキッでしょうか。実は3周めで、ツキンが最適解であったと得心し、今回もツキンを味わいながら読みました。感動のあまり、すでに私の字引きにも登録済みですが…これは私に使う機会があるのかしら?謎
そしてそして。ブルーグレーではなくアッシュブルー!とお叱り受けるかとヒヤヒヤしていましたが恩寵賜り感謝しております。黒が最強でもグレーこそが正義。笑

たつみ
2023.05.30 たつみ

ご感想を頂きまして、ありがとうございます。
繰り返しお読み頂き、別の楽しみかたをして頂けたこと、とても嬉しいです! 自分の場合、女性主人公の恋愛ものでは、複数の男性が登場したりして、誰とエンドを飾るのか不明だと、途中でドキドキの中にイライラが混ざったりすることがあります。まさかそっちを選ぶのか?!というような 笑 なので、自分が安心できる結末だと、恋敵に優しく(笑)なれたりするのです。(にまにま)
おばさんぽい、というのは、Jasmin様が仰っていた感じの雰囲気をイメージしていたので、遺憾とは思いませんでした。どうしても、というものは握って離さない、みたいな。いくつか掴みたいものはあっても、その中で優先順位をつけていて、1番を掴めればまずは肯!とできる性質。ですが、ギリギリまで両方を掴もうとする諦めない性質でもあるという 笑 悪くはないと思いつつ、どこか「1点に集中しなさい」と思うところもあったり。ユリウスの場合、1度目で「欲をかくと碌なことがない」と学んでいたのではないかと。それを見続けていたというのは、存外、ティトーヴァより悲惨かも、と思いながら書いていました 苦笑
ツキンという描写、気にかけて頂いていて、嬉しくもあり、奇妙に悔しくもあり 笑 伏線や布石はエンドに向けて書いている部分ではありますし、読み手のかたを誘導するものでもあります。が、いかにそれを隠すかというか、意識外に置いておいてもらい、のちに「あれは、こういうことか」と思って頂けるかというものだと思っていたりします。とくに布石は、気づいて頂いても頂けなくてもいい部分で、ぽつぽつと置き石している感じです。「あれ?そんなところあったっけ?」くらいな印象があれば十分と言いましょうか。気づかれたかただけの、ちょっとしたお楽しみ的な 笑 なので、最初から気づかれていたとは、隠しかたが甘かったかと、ですが、それだけ丁寧にお読み頂いていることが、やはりとても嬉しいことだなぁと感じる次第です。ありがとうございます!
髪色については、お気になさらず 笑 実際、似ていますし、絶対にこうでなければいけないということはないと思うんですよね。活字はイメージの世界ですので。(もし違いが気になるということであれば、こちらのプロフと連携している当方ツイをご覧くださいませ)
いつもキャラクターを読み込んで頂き、感謝です!

解除

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