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3章
13話
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仕方ない。彼を護れなかったのは事実。彼女になにされようと文句は言えない。
覚悟を決め、目を閉じる。
しかし、いくら待っても頬を打つ感覚には襲われず、長い沈黙が流れた。疑問に思い、ゆっくり目を開けると、赤崎の腕を酒呑童子が掴み上げている光景が、そこにあった。
「まてまてまて、お前の気持ちは分かるけどよ、それをやる権利はないはすだぞ?」
「酒呑童子、いい……沙綾香さんの怒る気持ちは十二分に分かっている」
「いいや、分かっててもされる必要はねぇ」
酒呑童子は赤崎を雪霧から引き離すなり、深いため息を吐き、赤崎に向けて指差す。
「雪霧さんを責める前に、なんでお前は少年にその本を渡さなかった? 前みたいにはいかなくとも、それなりの数の妖怪が出入りしてんだ。それに、常にがしゃどくろが居る。あいつがいりゃ、少年を襲った奴には対抗出来る。相手を危険視してるのに、その対策をしようとしなかった沙綾香にも、責任があるんじゃねぇのか?」
そもそも、と彼は続け、指を鳴らす。
「雪霧さん自身、奴らの存在を知らなかった。そんな奴に、少年を常に気を掛けられると思うか? 賢いお前なら分かるだろ?」
「奴ら?」
彼の言葉に引っかかり、雪霧は酒呑童子へと目を向ける。
赤崎や酒呑童子、烏丸が霧本を襲った者の事を知っているような口振りをしていた。それなのに何故、自分にはその認識が出来ていなかったのか。彼との時間はここに居る誰よりも長いと自負している。それならば、彼を襲った者の存在を何処かで気付いているはずなのだ。
「俊哉を襲った奴を知っているのか?」
「詳しいところまではしらねぇよ。茨木なら良く知ってんじゃねぇかな。なぁ、茨木?」
彼はそう言い、頭上を見上げる。雪霧も彼に習って見上げると、屋上の縁側で両足を放り出し、悠々自適といった様子で菓子を頬張っている茨木童子の姿があった。
「んあ? ばれちまったかい」
「俺相手に気配を消そうすんな。降りてこい」
「はいはい」
茨木童子は体を起こすなり、ちょっとした段差から下りるように一〇メートル以上ある高さから飛び降りてきた。片膝を着き、レンガで象られた地面がひび割れるだけで涼しい顔している辺り、人間との違いなのだと、妖怪である自分ですら思える。
「で、あの小僧って死んだの?」
遠慮のない言葉に氷漬けにしてやろうかと思ったが、以前の戦いで彼女に中途半端なものは効果がないのを痛感している上、赤崎がいるこの場で力を行使するわけにはいかない。その怒りを抱いているのは赤崎も同じで、口には出していないが、静かに睨みつけていた。
「んなわけねぇだろ。それより、少年に手ぇつけた奴らって誰だ?」
「あん? そりゃ、鬼蜘蛛丸だろうねぇ」
一瞬、妖怪の名かと思ったが、そのような名を聞いた覚えがなかった。自分が封印されている間、新たに生まれた妖怪とも考えられるも、遥か以前の妖怪である茨木童子が知っている時点でそれは否定される。
「鬼蜘蛛丸?」
雪霧が茨木童子に問い掛けると、彼女は何か言いたげに顔を歪ませるが、酒呑童子の無言の睨みに舌打ちしながら質問に答えた。
「ここらへんで調子に乗ってる野郎共さ。で、そいつらを仕切ってるのが、あんたんとこの小僧を襲った奴さね」
「そやつの名は、なんという?」
「牛鬼さ」
牛鬼。頭が牛、胴体が鬼。または胴体が蜘蛛の妖怪である。主に西日本に生息されており、海岸に現れては人を食らっていたと言われていた。非常に残忍で、人を食い殺す事が嗜好とさえ思われている節があった。数多の妖怪の中でも、脅威となる妖怪の一体。
「鬼……なの?」
鬼という言葉に敏感に反応した赤崎が、そう問い掛ける。茨木童子はその質問を呆れた様子で鼻を鳴らすと、自分自身と酒呑童子を交互に指差して見せた。
「鬼が付けば全部あたい達と同類なわけじゃないさ。鬼なら、あたいが引き入れてる」
「なら、なんなの?」
「そんくらい、自分で調べな。ったく――蜘蛛の妖怪だよ」
その言葉に酒呑童子が首を傾げさせ、異論を唱える。
「牛じゃねぇのか?」
「牛は顔だけじゃないか。むしろ、牛なのかすら怪しいくらいだよ」
牛や蜘蛛などどうでもいい。牛鬼が霧本を襲ったという事実さえあれば、それで充分だ。彼を死の淵に陥れたことは、万死に値する罪。
「くだらない。茨木童子よ、牛鬼の居場所を教えろ」
「あん?」
酒呑童子とのくだらない討論を止め、棘のある雪霧の言葉に苛立たしげに睨んでくる。
「聞こえなかったのか? やつの居場所を教えろ。知っているのだろう」
「知る知らないよりも、それが相手にものを聞く態度かい?」
「鬼に礼儀などないと思ったが、そうではないようだな」
「喧嘩売ってんなら買うよ? 今度は両腕潰してやろうかい?」
以前は敗北してしまったが、秋から冬へと変化し始めている季節の上、今は気温が低い。以前のような劣勢ばかりの戦いにはならないだろう。
今も掴み続けている赤崎の片腕を引き剥がし、茨木童子へと歩み寄っていく。彼女も戦う体勢に入るようにゆっくり首を回し、歩み寄ってくる。鬼と雪女の額同士がぶつかり合う寸前まで近づき、雪霧は白い息を吐いた。
「覚悟はいいな?」
「それはあたいが言うことだろう?」
どこまでも腹の立つ妖怪だ。同じ鬼なら、多少口数は多いが酒呑童子の方がまだ好感が持てる。人間に対して、何一つ感情を動かさない愚かな妖怪と手を取り合う事はない。むしろ、鬼なのだから敵として見ても良いくらいだ。
「あのよぉ、お前らのいざこざよりやる事あんじゃねぇの?」
ため息混じりに言う酒呑童子の言葉に、雪霧は煮えていた怒りを無理矢理押さえつける。
そうだ。今、茨木童子と戦うのではなく、霧本を襲った牛鬼をどうにかする事を最優先するべきだった。茨木童子をどうにかするというのはいつでも出来る。だが、牛鬼をどうにかというのは今しか出来ない。良い気分はしないが、本来の目的を思い出させてくれた彼には少なからず感謝しなければならない。
「……烏丸、牛鬼の所在は分かるか?」
「分かってはいるが、雪女よ」
「なんだ?」
「貴様、殺す気だな?」
その言葉に、後ろから、『えっ!?』と赤崎の声が聞こえた。
「分かっているのなら聞くな。奴は相応の報いを受けなければならない」
「小僧は生きているぞ?」
「妖怪と人間を同等に扱うな。俊哉が生死を彷徨った。それは万死に値する行為だ。見過ごす訳にはいかない」
雪霧は烏丸の隣を擦り抜け、彼を睨むようにして見る。
「奴の居場所に案内しろ。コロは沙綾香さんと此処にいるのだぞ」
コロの頭を指先で撫でるが、彼女は今にも泣きだしてしまいそうに目を細めさせ、首を大きく左右に振った。しかし、烏丸はコロを頭から降ろすと、ベンチの上に優しく置き、視線を逸らしながら指先で一度だけ叩いた。
「ついてこい。すこし距離があるが、のんびりしていると置いてゆくからな」
「あぁ、恩に着る」
烏丸は鼻を鳴らし、本来の姿へと形を変えると、翼を羽ばたかせて北の方へと飛び去っていく。言った通り、あっという間に小さくなっていく姿に軽く舌打ちをする。
さっさと負わなければ見失ってしまう。見失ってしまったとしても、彼の気配を追えば辿り着けるとは思うが、目標を定めて走らなければ我を忘れて突っ走ってしまうかもしれない。
地面を蹴り、空高く跳躍した。その後ろで、赤崎が何か叫んでいたのだが、勢いよく跳躍したことによって起きた風音で聞き取る事は出来なかった。
きっと制止を求める言葉だっただろう。しかし、もう止まれない。止まっていられない。今回の行動で彼女にどう思われようとも、きりもとに行った事は許す事は出来ない。せっかく出来た人間の友達だったが、これで終わってしまうだろう。
雪霧は締めつけられる胸に唇を噛み締めながら、激昂した。
覚悟を決め、目を閉じる。
しかし、いくら待っても頬を打つ感覚には襲われず、長い沈黙が流れた。疑問に思い、ゆっくり目を開けると、赤崎の腕を酒呑童子が掴み上げている光景が、そこにあった。
「まてまてまて、お前の気持ちは分かるけどよ、それをやる権利はないはすだぞ?」
「酒呑童子、いい……沙綾香さんの怒る気持ちは十二分に分かっている」
「いいや、分かっててもされる必要はねぇ」
酒呑童子は赤崎を雪霧から引き離すなり、深いため息を吐き、赤崎に向けて指差す。
「雪霧さんを責める前に、なんでお前は少年にその本を渡さなかった? 前みたいにはいかなくとも、それなりの数の妖怪が出入りしてんだ。それに、常にがしゃどくろが居る。あいつがいりゃ、少年を襲った奴には対抗出来る。相手を危険視してるのに、その対策をしようとしなかった沙綾香にも、責任があるんじゃねぇのか?」
そもそも、と彼は続け、指を鳴らす。
「雪霧さん自身、奴らの存在を知らなかった。そんな奴に、少年を常に気を掛けられると思うか? 賢いお前なら分かるだろ?」
「奴ら?」
彼の言葉に引っかかり、雪霧は酒呑童子へと目を向ける。
赤崎や酒呑童子、烏丸が霧本を襲った者の事を知っているような口振りをしていた。それなのに何故、自分にはその認識が出来ていなかったのか。彼との時間はここに居る誰よりも長いと自負している。それならば、彼を襲った者の存在を何処かで気付いているはずなのだ。
「俊哉を襲った奴を知っているのか?」
「詳しいところまではしらねぇよ。茨木なら良く知ってんじゃねぇかな。なぁ、茨木?」
彼はそう言い、頭上を見上げる。雪霧も彼に習って見上げると、屋上の縁側で両足を放り出し、悠々自適といった様子で菓子を頬張っている茨木童子の姿があった。
「んあ? ばれちまったかい」
「俺相手に気配を消そうすんな。降りてこい」
「はいはい」
茨木童子は体を起こすなり、ちょっとした段差から下りるように一〇メートル以上ある高さから飛び降りてきた。片膝を着き、レンガで象られた地面がひび割れるだけで涼しい顔している辺り、人間との違いなのだと、妖怪である自分ですら思える。
「で、あの小僧って死んだの?」
遠慮のない言葉に氷漬けにしてやろうかと思ったが、以前の戦いで彼女に中途半端なものは効果がないのを痛感している上、赤崎がいるこの場で力を行使するわけにはいかない。その怒りを抱いているのは赤崎も同じで、口には出していないが、静かに睨みつけていた。
「んなわけねぇだろ。それより、少年に手ぇつけた奴らって誰だ?」
「あん? そりゃ、鬼蜘蛛丸だろうねぇ」
一瞬、妖怪の名かと思ったが、そのような名を聞いた覚えがなかった。自分が封印されている間、新たに生まれた妖怪とも考えられるも、遥か以前の妖怪である茨木童子が知っている時点でそれは否定される。
「鬼蜘蛛丸?」
雪霧が茨木童子に問い掛けると、彼女は何か言いたげに顔を歪ませるが、酒呑童子の無言の睨みに舌打ちしながら質問に答えた。
「ここらへんで調子に乗ってる野郎共さ。で、そいつらを仕切ってるのが、あんたんとこの小僧を襲った奴さね」
「そやつの名は、なんという?」
「牛鬼さ」
牛鬼。頭が牛、胴体が鬼。または胴体が蜘蛛の妖怪である。主に西日本に生息されており、海岸に現れては人を食らっていたと言われていた。非常に残忍で、人を食い殺す事が嗜好とさえ思われている節があった。数多の妖怪の中でも、脅威となる妖怪の一体。
「鬼……なの?」
鬼という言葉に敏感に反応した赤崎が、そう問い掛ける。茨木童子はその質問を呆れた様子で鼻を鳴らすと、自分自身と酒呑童子を交互に指差して見せた。
「鬼が付けば全部あたい達と同類なわけじゃないさ。鬼なら、あたいが引き入れてる」
「なら、なんなの?」
「そんくらい、自分で調べな。ったく――蜘蛛の妖怪だよ」
その言葉に酒呑童子が首を傾げさせ、異論を唱える。
「牛じゃねぇのか?」
「牛は顔だけじゃないか。むしろ、牛なのかすら怪しいくらいだよ」
牛や蜘蛛などどうでもいい。牛鬼が霧本を襲ったという事実さえあれば、それで充分だ。彼を死の淵に陥れたことは、万死に値する罪。
「くだらない。茨木童子よ、牛鬼の居場所を教えろ」
「あん?」
酒呑童子とのくだらない討論を止め、棘のある雪霧の言葉に苛立たしげに睨んでくる。
「聞こえなかったのか? やつの居場所を教えろ。知っているのだろう」
「知る知らないよりも、それが相手にものを聞く態度かい?」
「鬼に礼儀などないと思ったが、そうではないようだな」
「喧嘩売ってんなら買うよ? 今度は両腕潰してやろうかい?」
以前は敗北してしまったが、秋から冬へと変化し始めている季節の上、今は気温が低い。以前のような劣勢ばかりの戦いにはならないだろう。
今も掴み続けている赤崎の片腕を引き剥がし、茨木童子へと歩み寄っていく。彼女も戦う体勢に入るようにゆっくり首を回し、歩み寄ってくる。鬼と雪女の額同士がぶつかり合う寸前まで近づき、雪霧は白い息を吐いた。
「覚悟はいいな?」
「それはあたいが言うことだろう?」
どこまでも腹の立つ妖怪だ。同じ鬼なら、多少口数は多いが酒呑童子の方がまだ好感が持てる。人間に対して、何一つ感情を動かさない愚かな妖怪と手を取り合う事はない。むしろ、鬼なのだから敵として見ても良いくらいだ。
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ため息混じりに言う酒呑童子の言葉に、雪霧は煮えていた怒りを無理矢理押さえつける。
そうだ。今、茨木童子と戦うのではなく、霧本を襲った牛鬼をどうにかする事を最優先するべきだった。茨木童子をどうにかするというのはいつでも出来る。だが、牛鬼をどうにかというのは今しか出来ない。良い気分はしないが、本来の目的を思い出させてくれた彼には少なからず感謝しなければならない。
「……烏丸、牛鬼の所在は分かるか?」
「分かってはいるが、雪女よ」
「なんだ?」
「貴様、殺す気だな?」
その言葉に、後ろから、『えっ!?』と赤崎の声が聞こえた。
「分かっているのなら聞くな。奴は相応の報いを受けなければならない」
「小僧は生きているぞ?」
「妖怪と人間を同等に扱うな。俊哉が生死を彷徨った。それは万死に値する行為だ。見過ごす訳にはいかない」
雪霧は烏丸の隣を擦り抜け、彼を睨むようにして見る。
「奴の居場所に案内しろ。コロは沙綾香さんと此処にいるのだぞ」
コロの頭を指先で撫でるが、彼女は今にも泣きだしてしまいそうに目を細めさせ、首を大きく左右に振った。しかし、烏丸はコロを頭から降ろすと、ベンチの上に優しく置き、視線を逸らしながら指先で一度だけ叩いた。
「ついてこい。すこし距離があるが、のんびりしていると置いてゆくからな」
「あぁ、恩に着る」
烏丸は鼻を鳴らし、本来の姿へと形を変えると、翼を羽ばたかせて北の方へと飛び去っていく。言った通り、あっという間に小さくなっていく姿に軽く舌打ちをする。
さっさと負わなければ見失ってしまう。見失ってしまったとしても、彼の気配を追えば辿り着けるとは思うが、目標を定めて走らなければ我を忘れて突っ走ってしまうかもしれない。
地面を蹴り、空高く跳躍した。その後ろで、赤崎が何か叫んでいたのだが、勢いよく跳躍したことによって起きた風音で聞き取る事は出来なかった。
きっと制止を求める言葉だっただろう。しかし、もう止まれない。止まっていられない。今回の行動で彼女にどう思われようとも、きりもとに行った事は許す事は出来ない。せっかく出来た人間の友達だったが、これで終わってしまうだろう。
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