社内恋愛にご注意！！

目が覚めた

さっき瑠美と言い合いになった。


俺はあんな理解の悪い女と付き合っていたのか？



マジで最悪だ。

ああ、何で俺はマコと別れたんだろう。


あれ？何で瑠美と付き合ったんだっけ。



俺はマコの何が嫌だったんだ？



俺は瑠美のどこが好きだったんだ？



だってマコはおばさん化してたから…。


だって瑠美は若くてかわいかったから…。



でも、

マコの方が料理が上手い。


マコの方が仕事ができる。



マコの方がすっぴんがイケてる。



マコの方が俺の言うことを何でも聞いてくれる。




ってことは、マコの方が全てにおいて瑠美よりいい女じゃないか。




誰のせいで俺はマコと別れたんだよ。



そうだ、瑠美のせいだ。

瑠美が俺とマコの間に無理やり割り込んできたんだ。


瑠美があんなに料理ができないなんて聞いてなかったし、仕事ができない事も聞いていなかった。


これは詐欺に遭ったようなもので俺は被害者じゃないか。



瑠美なんかいつでも関係を切れる女って分かったんだ、次はまたマコみたいな女を彼女にすればいい。



いや、でもマコみたいに都合のいい女はなかなかいないだろうな…。




今、マコにはまだ男が居ない。



なぜなら、今の綺麗になったマコならモテるだろうし浮いた話もあるはずだ。


だがあのぬりかべ男と一緒にいるだけだ。



新しい男を作らないのは俺と復縁したいと思ってるかじゃないのか？



この前逃げられた挙句、あのぬりかべ男が邪魔に入ったが、逃げたのはマコの照れ隠しだったんだ。



だってマコが俺の事嫌いになるはずがないんだ。



またマコと付き合えればあの写真のマンションは俺のモノだ。


気持ち悪い犬はどこかに捨てればいい。



瑠美に新しい男が出来ればすぐそいつの所にまた転がり込むだろうしそれまでの我慢だ。


俺がマコの家に住むのも良い考えだ。そして今まで通り食事も作らせて仕事もさせてやって、金を払いながら二人の貯金も前みたいに貯めさせる。

ああ、良い。これで今まで通りだ。





待ってろよマコ。


俺が追いかけてやるからな。




マコは俺と一緒に居ることが一番幸せなんだから。