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何で綺麗になってんのよ!生意気!
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めぐちゃんがすごくあか抜けた。
私と一緒に買った服を着ている。アクセサリーも使ってくれている。
何より、メイクがすごく上達している!
もっと近づいて見入りたくなる…。だめだめ、これじゃ変な人だわ。
「めぐちゃん、すごいね。すごく良いよ。」
「マコさん、おはようございます!この数日必死に練習して研究しました。何とか良い感じに仕上げられたので今日は会社デビューです。」
「うんうん。すごく似合ってる。見惚れちゃったよ。」
「もう、マコさんに言われたら有頂天になっちゃうじゃないですか。本当にありがとうございました。おしゃれって大変だけどすごく楽しいですね。」
めぐちゃんが照れ笑いするのを周りにいる男性軍団が目を丸めて見ていた。
そこに、よく知った声が通る。
「あれ~滝野瀬さんだっけ?すっごくイメチェンしてるじゃん。こんなに可愛かったんだ?なになに?マコにメイク教えてもらったの?こいつ面倒見いいからさあ、良い先輩に出会えてよかったね。」
田所さんだ。
何か…気持ち悪いな。
私の事マコって言ったりこいつって言ったり感じ悪すぎじゃない?
私とめぐちゃんの会話に全く関係ないんだからわざわざここに来ないでほしい。
「あの、田所さん…困ります。」
「え~?何が困るの?俺にとっても可愛い後輩なんだから喋りかけても良いじゃない。マコの許可が居る訳?」
「そういうんじゃなくて…。」
「あ!田所さんですか?近藤さんとご婚約されたみたいで、おめでとうございます。ああ、近藤さん田所さんとの生活で忙しいのかな?あまり私とかかわりが少なくてずっと聞きたかったんですよ。婚約生活を上手く継続するコツを。」
「ああ?婚約?そんなものしてないぞ。」
「ええ?でも一緒に住んでおられるんですよね?私も今婚約中で色々幸せを嚙み締めてるんです。田所さんと近藤さんも今一番幸せな時ですよね。お互い結婚しても良い夫婦でありたいですよね~。」
田所さんはみるみる険しい顔つきになる。
「だから、婚約とかしてないし!変な事べらべら喋らないでくれる?」
「あ、すみません。業務中でしたよね。ごめんなさい仕事と関係ない話をしてしまって。じゃあ、マコさん今日はここから教えてください。」
「う、うん。そうだね。」完全にめぐちゃんのペースだ。
「じゃあ、田所さんまた婚約の話時間があるとき教えてくださいね。お疲れ様です。」
田所さんはむっとした表情でどこかに行ってしまった。
何だかすごく心配だ。
「めぐちゃん、大丈夫?外勤さんにあんな態度とって。」
「え?だって業務中ですし。それになんかあの田所さんっていつもマコさんの事気持ち悪い目でジロジロ見ていて苦手なんです。メイクしていなかったときなんて私と目も合わすことなかったのに外見が変わると馴れ馴れしく来たから今線引き出来て良かったです。」
「そ、そっか。やっぱりめぐちゃん、すごいね。」
「そんなことありませんよ。」そう言ってめぐちゃんは私が出来なかった人と距離を置くことをさらっとやってのけた。
私はまだまだだな…。
やっと業務に集中できると思った瞬間、またもや聞きなれた声が近づいてきた。
「え…。ちょっと待って。あなた、滝野瀬さん?」
次は瑠美ちゃんの登場だ。
「あ、近藤さん。おはようございます。」
瑠美ちゃんは驚愕の表情を浮かべている。
「ええ?!何で?何でそんなことになってるの?マコ先輩何か入れ知恵したんですか?」
「入れ知恵って…。言い方ひどいな。私はちょっとアドバイスしただけだよ。めぐちゃんが熱心に研究して練習した結果だよ。まあ、もともと美人さんだったけどね。」
「はあああ?めぐちゃん?何?そんな仲良くなってんの?マコ先輩勝手なことしないでくださいよ~。マコ先輩は業務を教えるためだけにここに来てるんでしょ?なのにこんなおしゃれの知識教えてるなんて業務怠慢だわ!」
「ちょっと…。何で異動した私がここに来てるのか分かってるの?瑠美ちゃんがちゃんと引継ぎしていないから滝野瀬さん困ってたんだよ?ひどいことしてる自覚ないの?」
瑠美ちゃんが私を見下したような表情に変わる。
「はっ、何かマコ先輩変わりましたよね。昔はもっと大人しくてやりやすい先輩だったのに。幻滅ですよ。しかも仕事だけは真面目にするキャラだと思ってたのに、仕事もしないで業務中おしゃれ講座ですか?上司に報告しておきますから!」
「あのねえ、業務中は私語なんてしてないよ。私のプライベートでめぐちゃんに教えたの。年休とって買い物一緒に行って私の家で勉強会したの。報告したかったらしてよ。ちゃんと年休申請もしているから。」
別に瑠美ちゃんに責められるような事は一切していない。
「ええええ?滝野瀬さんマコ先輩の家いったの?へ?人招くこと出来るような家な訳?どこどこど?マコ先輩の家の事教えなさいよ!」
瑠美ちゃんはめぐちゃんににじりよる。
めぐちゃんは呆れたように瑠美ちゃんを見て、
「マコさん情報を近藤さんに教える訳ないじゃないですか。近藤さん、今それこそ業務中ですよね。ああ、丁度良かった。私のデスクの上に勝手に置かれていた書類たちマコさんに教えてもらいながら完成したんですけど知らない間に近藤さんの名前で申請されてたんですよ。」と遠回しに責めた。
「マコさんって呼んでるの?ふ~ん。っていうかあなたはパートでしょ?私が申請者で何が悪いのよ。盗んだみたいな人聞きの悪い言い方しないでよ。」
「盗んだなんて言ってませんよ。ただ、もしミスがあったらすぐに対応すべきだと思うんです。なので今度上司にどこの工程まで誰が作成したかを入力、確認する方法を相談しようとしていたんですよ。近藤さんの意見も聞きたいなあって。」
めぐちゃんは悠然と瑠美ちゃんに対峙している。
「はあ?余計なことしないでよ?今まで通りで良いでしょ?マコ先輩の時もそうだったじゃない!パートの分際で生意気なこと言ってんじゃないわよ!」
めぐちゃんはうつむき加減になり、
「…。ひ、ひどいです…。私は会社のために良いと思ったのに…。余計な事とか、生意気とか…。近藤さんは私の事パートの分際って思ってたんですね。だから仕事も教えてくれなかったんですか?こんなの、こんなの…パワハラって言うんじゃないですか?」
泣きそうな表情で訴える。
なんか、今まで見たことあるような光景だ。
「はあああ?何がパワハラよ!頭おかしいんじゃないの?」
「だって、近藤さんは正社員。確かに私はパートです。非正社員です。正社員の方からパート分際とか生意気とか言われたら立派なパワーハラスメントだと思いませんか?」
「ばっかじゃないの!?」
「また、馬鹿とかおっしゃるんですね。課長に相談してきます。」めぐちゃんは立ち上がろうとする。
瑠美ちゃんの大きな声に他の社員たちも気づいて心配そうに見ている。
けど、誰も止めようとしない。
田所さんも居るのに。
あれだけちやほやしていた瑠美ちゃんが困ってるのに誰も私たちの所に来ようとしない。
何か薄情だなあ…。
「もういいわよ!変な事で騒ぎ立てないでよ!あーあ、気分が悪いわ。私も誰かさんみたいに別室で仕事させてもらおうっと!」
「良いんじゃないですか?別室でも何の業務したかはこれから私の案で明確になるわけですし何なら在宅ワークでも希望されるのも良いかもしれないですね。」
「何よ!被害者ぶっちゃって。もういいわ!あ、そうだ!倉庫資料のデータ入力ちゃんとやっておきなさいよ!」
「あ、それ、今引継ぎ中なので近藤さんに任せてって課長に言われました。上司命令です。近藤さん頑張ってくださいね。」
「…。ふんっ!そんなの知らない!」瑠美ちゃんは返事もろくにせずどこかにまた行こうとする。
「上司命令です。服務怠慢ですね。」
「覚えておきなさいよ!」
漫画のようなセリフを残し瑠美ちゃんの姿はなくなった。
「さてと、じゃあ引継ぎお願いします。」
「め、めぐちゃん、大丈夫なの?後で仕返しとかされない?ごめんね私のせいで。」
「マコさんのせいでは1ミリもないですよ。大丈夫ですこれだけ大人数の場所で騒がれたので後で聞き取りされても私は正当な事しか言ってないって証言してもらえます。居るんですよね意味不明な主張してきて分が悪くなったら被害者として振舞って問題をうやむやにしたり自分に有利に事を動かそうとする人。ちょっと卑怯だけどそれを参考にしてみました。まあ、正社員とパートですからパワーバランスの構図は作りやすいですね。」
「ああ、そっか…私も彼女に先輩と後輩っていう構図で同じことされてたんだ。」
「どうかしましたか?」
「ううん。すごいね。めぐ師匠って呼ぼうかな。」
「やめてください。師匠は、マコさんですから。私女子校育ちだから色々経験があるだけですよ。」
「あのね…めぐちゃん。」
「何ですか?」
「私も高校と大学は女子校育ちなんだよね。」
「あれ?そうなんですか?え~おかしいな…。」
めぐちゃんが首を傾げた。
2人でクスクス笑い合ってから業務を再開した。
私と一緒に買った服を着ている。アクセサリーも使ってくれている。
何より、メイクがすごく上達している!
もっと近づいて見入りたくなる…。だめだめ、これじゃ変な人だわ。
「めぐちゃん、すごいね。すごく良いよ。」
「マコさん、おはようございます!この数日必死に練習して研究しました。何とか良い感じに仕上げられたので今日は会社デビューです。」
「うんうん。すごく似合ってる。見惚れちゃったよ。」
「もう、マコさんに言われたら有頂天になっちゃうじゃないですか。本当にありがとうございました。おしゃれって大変だけどすごく楽しいですね。」
めぐちゃんが照れ笑いするのを周りにいる男性軍団が目を丸めて見ていた。
そこに、よく知った声が通る。
「あれ~滝野瀬さんだっけ?すっごくイメチェンしてるじゃん。こんなに可愛かったんだ?なになに?マコにメイク教えてもらったの?こいつ面倒見いいからさあ、良い先輩に出会えてよかったね。」
田所さんだ。
何か…気持ち悪いな。
私の事マコって言ったりこいつって言ったり感じ悪すぎじゃない?
私とめぐちゃんの会話に全く関係ないんだからわざわざここに来ないでほしい。
「あの、田所さん…困ります。」
「え~?何が困るの?俺にとっても可愛い後輩なんだから喋りかけても良いじゃない。マコの許可が居る訳?」
「そういうんじゃなくて…。」
「あ!田所さんですか?近藤さんとご婚約されたみたいで、おめでとうございます。ああ、近藤さん田所さんとの生活で忙しいのかな?あまり私とかかわりが少なくてずっと聞きたかったんですよ。婚約生活を上手く継続するコツを。」
「ああ?婚約?そんなものしてないぞ。」
「ええ?でも一緒に住んでおられるんですよね?私も今婚約中で色々幸せを嚙み締めてるんです。田所さんと近藤さんも今一番幸せな時ですよね。お互い結婚しても良い夫婦でありたいですよね~。」
田所さんはみるみる険しい顔つきになる。
「だから、婚約とかしてないし!変な事べらべら喋らないでくれる?」
「あ、すみません。業務中でしたよね。ごめんなさい仕事と関係ない話をしてしまって。じゃあ、マコさん今日はここから教えてください。」
「う、うん。そうだね。」完全にめぐちゃんのペースだ。
「じゃあ、田所さんまた婚約の話時間があるとき教えてくださいね。お疲れ様です。」
田所さんはむっとした表情でどこかに行ってしまった。
何だかすごく心配だ。
「めぐちゃん、大丈夫?外勤さんにあんな態度とって。」
「え?だって業務中ですし。それになんかあの田所さんっていつもマコさんの事気持ち悪い目でジロジロ見ていて苦手なんです。メイクしていなかったときなんて私と目も合わすことなかったのに外見が変わると馴れ馴れしく来たから今線引き出来て良かったです。」
「そ、そっか。やっぱりめぐちゃん、すごいね。」
「そんなことありませんよ。」そう言ってめぐちゃんは私が出来なかった人と距離を置くことをさらっとやってのけた。
私はまだまだだな…。
やっと業務に集中できると思った瞬間、またもや聞きなれた声が近づいてきた。
「え…。ちょっと待って。あなた、滝野瀬さん?」
次は瑠美ちゃんの登場だ。
「あ、近藤さん。おはようございます。」
瑠美ちゃんは驚愕の表情を浮かべている。
「ええ?!何で?何でそんなことになってるの?マコ先輩何か入れ知恵したんですか?」
「入れ知恵って…。言い方ひどいな。私はちょっとアドバイスしただけだよ。めぐちゃんが熱心に研究して練習した結果だよ。まあ、もともと美人さんだったけどね。」
「はあああ?めぐちゃん?何?そんな仲良くなってんの?マコ先輩勝手なことしないでくださいよ~。マコ先輩は業務を教えるためだけにここに来てるんでしょ?なのにこんなおしゃれの知識教えてるなんて業務怠慢だわ!」
「ちょっと…。何で異動した私がここに来てるのか分かってるの?瑠美ちゃんがちゃんと引継ぎしていないから滝野瀬さん困ってたんだよ?ひどいことしてる自覚ないの?」
瑠美ちゃんが私を見下したような表情に変わる。
「はっ、何かマコ先輩変わりましたよね。昔はもっと大人しくてやりやすい先輩だったのに。幻滅ですよ。しかも仕事だけは真面目にするキャラだと思ってたのに、仕事もしないで業務中おしゃれ講座ですか?上司に報告しておきますから!」
「あのねえ、業務中は私語なんてしてないよ。私のプライベートでめぐちゃんに教えたの。年休とって買い物一緒に行って私の家で勉強会したの。報告したかったらしてよ。ちゃんと年休申請もしているから。」
別に瑠美ちゃんに責められるような事は一切していない。
「ええええ?滝野瀬さんマコ先輩の家いったの?へ?人招くこと出来るような家な訳?どこどこど?マコ先輩の家の事教えなさいよ!」
瑠美ちゃんはめぐちゃんににじりよる。
めぐちゃんは呆れたように瑠美ちゃんを見て、
「マコさん情報を近藤さんに教える訳ないじゃないですか。近藤さん、今それこそ業務中ですよね。ああ、丁度良かった。私のデスクの上に勝手に置かれていた書類たちマコさんに教えてもらいながら完成したんですけど知らない間に近藤さんの名前で申請されてたんですよ。」と遠回しに責めた。
「マコさんって呼んでるの?ふ~ん。っていうかあなたはパートでしょ?私が申請者で何が悪いのよ。盗んだみたいな人聞きの悪い言い方しないでよ。」
「盗んだなんて言ってませんよ。ただ、もしミスがあったらすぐに対応すべきだと思うんです。なので今度上司にどこの工程まで誰が作成したかを入力、確認する方法を相談しようとしていたんですよ。近藤さんの意見も聞きたいなあって。」
めぐちゃんは悠然と瑠美ちゃんに対峙している。
「はあ?余計なことしないでよ?今まで通りで良いでしょ?マコ先輩の時もそうだったじゃない!パートの分際で生意気なこと言ってんじゃないわよ!」
めぐちゃんはうつむき加減になり、
「…。ひ、ひどいです…。私は会社のために良いと思ったのに…。余計な事とか、生意気とか…。近藤さんは私の事パートの分際って思ってたんですね。だから仕事も教えてくれなかったんですか?こんなの、こんなの…パワハラって言うんじゃないですか?」
泣きそうな表情で訴える。
なんか、今まで見たことあるような光景だ。
「はあああ?何がパワハラよ!頭おかしいんじゃないの?」
「だって、近藤さんは正社員。確かに私はパートです。非正社員です。正社員の方からパート分際とか生意気とか言われたら立派なパワーハラスメントだと思いませんか?」
「ばっかじゃないの!?」
「また、馬鹿とかおっしゃるんですね。課長に相談してきます。」めぐちゃんは立ち上がろうとする。
瑠美ちゃんの大きな声に他の社員たちも気づいて心配そうに見ている。
けど、誰も止めようとしない。
田所さんも居るのに。
あれだけちやほやしていた瑠美ちゃんが困ってるのに誰も私たちの所に来ようとしない。
何か薄情だなあ…。
「もういいわよ!変な事で騒ぎ立てないでよ!あーあ、気分が悪いわ。私も誰かさんみたいに別室で仕事させてもらおうっと!」
「良いんじゃないですか?別室でも何の業務したかはこれから私の案で明確になるわけですし何なら在宅ワークでも希望されるのも良いかもしれないですね。」
「何よ!被害者ぶっちゃって。もういいわ!あ、そうだ!倉庫資料のデータ入力ちゃんとやっておきなさいよ!」
「あ、それ、今引継ぎ中なので近藤さんに任せてって課長に言われました。上司命令です。近藤さん頑張ってくださいね。」
「…。ふんっ!そんなの知らない!」瑠美ちゃんは返事もろくにせずどこかにまた行こうとする。
「上司命令です。服務怠慢ですね。」
「覚えておきなさいよ!」
漫画のようなセリフを残し瑠美ちゃんの姿はなくなった。
「さてと、じゃあ引継ぎお願いします。」
「め、めぐちゃん、大丈夫なの?後で仕返しとかされない?ごめんね私のせいで。」
「マコさんのせいでは1ミリもないですよ。大丈夫ですこれだけ大人数の場所で騒がれたので後で聞き取りされても私は正当な事しか言ってないって証言してもらえます。居るんですよね意味不明な主張してきて分が悪くなったら被害者として振舞って問題をうやむやにしたり自分に有利に事を動かそうとする人。ちょっと卑怯だけどそれを参考にしてみました。まあ、正社員とパートですからパワーバランスの構図は作りやすいですね。」
「ああ、そっか…私も彼女に先輩と後輩っていう構図で同じことされてたんだ。」
「どうかしましたか?」
「ううん。すごいね。めぐ師匠って呼ぼうかな。」
「やめてください。師匠は、マコさんですから。私女子校育ちだから色々経験があるだけですよ。」
「あのね…めぐちゃん。」
「何ですか?」
「私も高校と大学は女子校育ちなんだよね。」
「あれ?そうなんですか?え~おかしいな…。」
めぐちゃんが首を傾げた。
2人でクスクス笑い合ってから業務を再開した。
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