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(エンディミオン視点)
我ながら、なんて単純なんだろうと思う。
いくら毎日、朝のあいさつといっしょに公爵夫人がいかに美しいかを語られて、子守唄代わりにその娘と貴方が結婚したら素敵ねと母から言い聞かされ続けても、公爵とアンジェロの様子を見るにその夢はとても前途多難なものだろうと知っていたのに。
笑顔ひとつ向けられただけで夢中になった。
日が昇り朝が来るのを誰にも止められないように、世界中すべてを塗りかえるくらいの眩さで恋することを止められなかった。
例え前途多難どころか自分の入る余地すらないと何度思い知っても諦めきれないくらいに。
彼女に自分だけの笑顔を向けてもらえたらと、甘やかな望みは、ずっと胸に巣食い続けてすべての原動力となっていた。
────いつかは王子である自分の思いどおりになるのだろうと、きっとどこかで思い上がっていたのだ。
*****
最初に恋心を打ち砕かれたのは、恋に落ちたその時。
光輝く宝物を見つけた自分の瞳とはまったく正反対の、凪いだ眼差しを向けられて、これは彼女の心にひとつも触れることがない出会いなのだと悟った。
それでも何かその心に残すものが欲しくて、我も忘れて甘く語りかけたのだけれど、彼女にとっての「友だち」以上には、その時にはなれなかった。
次いで恋心を破かれたのは、そのすぐ後だった。
彼女が、恋をした。
それも八歳の自分が到底及ぶはずもない相手で、当代の騎士団長、自分にも剣を指南し、そして何よりも彼女の父親と同じ年齢というあまりにも敵うところがない相手だ。
けれど、それでも彼女を諦めなかったのは、その恋が叶うことがないと知っていたから。
実際に親子ほどの歳の差で、騎士団長が彼女の気持ちに応えることがないことも、彼女自身が積極的にはそれを望んでいないことも、二人のそれぞれの様子から察せられた。
歳の差は変えられないけれど、いつか騎士団長のような男になれれば、将来的には希望があるのではないかと、彼女の側にいることを諦めなかった。
それから五年。
騎士団長がまさか養子の母親と結婚するとは思わなかったが、彼女の恋は誰の目から見てもわかる形で終わりを迎えた。
その時、自分が何をして、何をしなかったか。
すでに二度も経験していた失恋の痛みに怯えて、今その痛みを抱えている彼女にすぐに寄り添うことができなかった。
言葉や態度で恋慕っていることをずっと伝えているつもりで、彼女からの決定的な一言だけは聞かないように、無意識で最後の一線だけはずっと越えないよう癖がついていた。
だから、自分の立場やいろんなことを言い訳に、なりふりかまわずに彼女の手をとって慰めることをしなかった。
どうしてそれをしなかったのか。
後悔はすぐにやってきた。
自分以外に慰められて、涙を流したり、笑顔を取り戻す姿を眺めていただけの自分に嫌気が差した。
だから、それから私は変わることにした。
彼女を心から想っていることを誰よりも伝えるのに躊躇うことを止めた。
自分以外が彼女を想っていることももちろん知っていたけれど、彼らは王子である自分に遠慮をしていたし、遠慮ができるくらいなら、自分ほど彼女を求めている者はいないとすら思って、傷ついた彼女に今度こそ自分を見てもらえるよう努力を続けて、三年。
人生には思いも寄らないことが待ち受けているものだ。
千年も沈黙を続けた星神が王国を揺るがす神託を下し、本当に星の巫女が現れた。
一国の王になるという責務を全うするとともに、恋する少女に想われる男になるという目標を掲げて努めていた日々に、避けようもない試練が飛び込んできたのだ。
異世界から来たという巫女の素直さも、天真爛漫さも、今まで見てきた貴族令嬢にはまるでないもので、確かに目新しく好意的に受け止めはしたものの、この心に住まう恋を覆すほどの衝撃ではなく。
この試練こそが、自分と彼女を結びつけるための試練なのだと確信した。
王国を厄災から救い、そうして彼女と結ばれるハッピーエンドを勝ちとるために奔走して────そのどれもが自分の運命に少しの小波も立てられていないことがわかったのは、三つ目の星の時。
(……いいや、本当は、ずっと、心の奥底で不安だった)
どんな言葉をかけても彼女の心には届かず、それでも友だちとしての笑顔でも向けられると嬉しくて仕方がなくて、見えていないフリをしていた。
彼女をいちばんに想っているのは誰か、彼女の心に触れているのは誰か、星の巫女から指摘を受けたこともあったけれど、それでもまだどこかで間に合うと思っていた。
────そのすべてが無意味なことだと突きつけられた。
淡い期待も、挫けそうになる不安も、なんの実にも成らずに、彼女の存在そのものを脅かすことが起きるなんて、あまりにも残酷な運命だ。
ハッピーエンドははじめから用意されていない。
あるのは、永遠の別れだけ。
ビランチャの星の未来視から知らされた彼女の余命を誰かに否定して欲しかった。
祈るような気持ちでリブリの塔から王城に帰る頃には、未来視が決定的な事実として目の前に迫っていることだけが明らかになった。
はじめて会った八歳の時から、彼女と結ばれることを思い描いて、焦がれて、手を伸ばし続けたのに……!!
何も叶わないまま、報われないまま、彼女がいなくなってしまう?
(どうして────)
やがて訪れるというその時を、暗い場所からぼんやりと眺めていると、頭の中に浮かぶのはこの言葉だけ。
(どうして────彼女が死ななければならない)
………そんなのは嘘だと誰か言ってくれ。
はじめて会った時に見せてくれたはにかんだ笑顔も、私にではなく巫女やスカーレットに向けた友愛の笑顔も、アンジェロやファウストだけに見せる親愛の笑顔も、私の心を込めた言葉をかわす時に見せるつかみどころのない笑顔すら愛しくて全部思い出せるのに、それがもう二度と見られなくなるかもしれない。
そう思うと怖くて怖くて、何も考えたくなくなるのに、そんな途方に暮れた思いでいる間にも、その時はひたひたと足音をたてて容赦なく近づいてくる。
それに気づいても、また、どうしてという言葉だけが頭をめぐる。
どうして、どうして、どうして────
彼女に一目会いたくても、自分の立場と彼女の状況がそれを許さない。
恋する少女に会うことさえままならない立場とはなんだ。
彼女のために何かをしたいのに、するべきことは国を救うこと、そうしてビランチャの星の力で知った事実に彼女の義弟が姿を消してしまったのを見つけることで、彼女自身の運命を書き換えることは何もできない。
今、この瞬間に病を治せる特効薬を作るとか、そんな出来もしないことを考える猶予さえない。
最後に一目、とは言いたくない。
彼女を助けたい。
他の何を捨ててもいいから。
それだけが、何もまとまらない頭が、恐怖に絶望しそうになる心が出した答えだ。
(でも、どうやって?)
ぼんやりと停止しそうになる思考をとにかく動かし続けて、行き着いたのは我ながら嫌になるほど他力本願の神頼み。
それでも。
この際神でも悪魔でもなんでもいい。
彼女の命を救えるのなら。
────スピカ。
ヴィジネー家に稀に現れるという星持ち。
どんな病でも癒せるというその力を、何が何でも探し出さなくてはならない。
もし今この時代に存在しないのなら、新たな星の力に縋るしかない。
次の新月までにはすでにひと月を切っているが、彼女の命が尽きるのと、どちらが早いか。
それでもその力に縋るしか彼女の命を永らえる手段がないのなら、そのために手を尽くすしかない。
間に合ってくれと祈るしか出来ないのは、ただ擦り切れるばかりの時間だけれど。
(そのスピカがなければ息もできない)
本当なら、ヴィジネー家に与えられる新たな星の力は、今ある治癒力の強化を予定していた。
いつ現れるかわからない今のスピカのように、やがては弱まってしまう「どんな病でも治す」というような夢のような力ではなく、ヴィジネー家が持つ「治癒」の力をもっと体系化して確固としたものにすると決まっていた。
(でもそれでは足りない)
ルクレツィアを救うには足りない。
どんな病でも治す、絶対の力が必要だった。
*****
その選択は、エンディミオンにもうひとつの選択を強いていた。
例えスピカの力でルクレツィアの病が癒えても、エンディミオンはもう二度と彼女との将来を望めない。
病は、王太子妃、ひいては将来の王妃になるには最大の瑕疵となる。
例えスピカの力で癒えたとしても、それが本来の国の方針を妨げて行使されたなら、彼女がその立場に推されることは二度とない。
責任をとってエンディミオンが王位継承位を辞退したとしても、それでもエンディミオンがルクレツィアの手を取ることは出来ない。
それが、国の利益を私情で損なうことの報いだ。
まるでその命を救った恩と引き換えのようにルクレツィアが自分に嫁ぐことも望まないけれど、自分が王太子位から退くことも、きっとルクレツィアは良しとしないだろうから。
────他の何を捨ててもいいから。
それが、これまで自分を築いてきた恋心との決別だとしても。
エンディミオンはルクレツィアを救いたかった。
我ながら、なんて単純なんだろうと思う。
いくら毎日、朝のあいさつといっしょに公爵夫人がいかに美しいかを語られて、子守唄代わりにその娘と貴方が結婚したら素敵ねと母から言い聞かされ続けても、公爵とアンジェロの様子を見るにその夢はとても前途多難なものだろうと知っていたのに。
笑顔ひとつ向けられただけで夢中になった。
日が昇り朝が来るのを誰にも止められないように、世界中すべてを塗りかえるくらいの眩さで恋することを止められなかった。
例え前途多難どころか自分の入る余地すらないと何度思い知っても諦めきれないくらいに。
彼女に自分だけの笑顔を向けてもらえたらと、甘やかな望みは、ずっと胸に巣食い続けてすべての原動力となっていた。
────いつかは王子である自分の思いどおりになるのだろうと、きっとどこかで思い上がっていたのだ。
*****
最初に恋心を打ち砕かれたのは、恋に落ちたその時。
光輝く宝物を見つけた自分の瞳とはまったく正反対の、凪いだ眼差しを向けられて、これは彼女の心にひとつも触れることがない出会いなのだと悟った。
それでも何かその心に残すものが欲しくて、我も忘れて甘く語りかけたのだけれど、彼女にとっての「友だち」以上には、その時にはなれなかった。
次いで恋心を破かれたのは、そのすぐ後だった。
彼女が、恋をした。
それも八歳の自分が到底及ぶはずもない相手で、当代の騎士団長、自分にも剣を指南し、そして何よりも彼女の父親と同じ年齢というあまりにも敵うところがない相手だ。
けれど、それでも彼女を諦めなかったのは、その恋が叶うことがないと知っていたから。
実際に親子ほどの歳の差で、騎士団長が彼女の気持ちに応えることがないことも、彼女自身が積極的にはそれを望んでいないことも、二人のそれぞれの様子から察せられた。
歳の差は変えられないけれど、いつか騎士団長のような男になれれば、将来的には希望があるのではないかと、彼女の側にいることを諦めなかった。
それから五年。
騎士団長がまさか養子の母親と結婚するとは思わなかったが、彼女の恋は誰の目から見てもわかる形で終わりを迎えた。
その時、自分が何をして、何をしなかったか。
すでに二度も経験していた失恋の痛みに怯えて、今その痛みを抱えている彼女にすぐに寄り添うことができなかった。
言葉や態度で恋慕っていることをずっと伝えているつもりで、彼女からの決定的な一言だけは聞かないように、無意識で最後の一線だけはずっと越えないよう癖がついていた。
だから、自分の立場やいろんなことを言い訳に、なりふりかまわずに彼女の手をとって慰めることをしなかった。
どうしてそれをしなかったのか。
後悔はすぐにやってきた。
自分以外に慰められて、涙を流したり、笑顔を取り戻す姿を眺めていただけの自分に嫌気が差した。
だから、それから私は変わることにした。
彼女を心から想っていることを誰よりも伝えるのに躊躇うことを止めた。
自分以外が彼女を想っていることももちろん知っていたけれど、彼らは王子である自分に遠慮をしていたし、遠慮ができるくらいなら、自分ほど彼女を求めている者はいないとすら思って、傷ついた彼女に今度こそ自分を見てもらえるよう努力を続けて、三年。
人生には思いも寄らないことが待ち受けているものだ。
千年も沈黙を続けた星神が王国を揺るがす神託を下し、本当に星の巫女が現れた。
一国の王になるという責務を全うするとともに、恋する少女に想われる男になるという目標を掲げて努めていた日々に、避けようもない試練が飛び込んできたのだ。
異世界から来たという巫女の素直さも、天真爛漫さも、今まで見てきた貴族令嬢にはまるでないもので、確かに目新しく好意的に受け止めはしたものの、この心に住まう恋を覆すほどの衝撃ではなく。
この試練こそが、自分と彼女を結びつけるための試練なのだと確信した。
王国を厄災から救い、そうして彼女と結ばれるハッピーエンドを勝ちとるために奔走して────そのどれもが自分の運命に少しの小波も立てられていないことがわかったのは、三つ目の星の時。
(……いいや、本当は、ずっと、心の奥底で不安だった)
どんな言葉をかけても彼女の心には届かず、それでも友だちとしての笑顔でも向けられると嬉しくて仕方がなくて、見えていないフリをしていた。
彼女をいちばんに想っているのは誰か、彼女の心に触れているのは誰か、星の巫女から指摘を受けたこともあったけれど、それでもまだどこかで間に合うと思っていた。
────そのすべてが無意味なことだと突きつけられた。
淡い期待も、挫けそうになる不安も、なんの実にも成らずに、彼女の存在そのものを脅かすことが起きるなんて、あまりにも残酷な運命だ。
ハッピーエンドははじめから用意されていない。
あるのは、永遠の別れだけ。
ビランチャの星の未来視から知らされた彼女の余命を誰かに否定して欲しかった。
祈るような気持ちでリブリの塔から王城に帰る頃には、未来視が決定的な事実として目の前に迫っていることだけが明らかになった。
はじめて会った八歳の時から、彼女と結ばれることを思い描いて、焦がれて、手を伸ばし続けたのに……!!
何も叶わないまま、報われないまま、彼女がいなくなってしまう?
(どうして────)
やがて訪れるというその時を、暗い場所からぼんやりと眺めていると、頭の中に浮かぶのはこの言葉だけ。
(どうして────彼女が死ななければならない)
………そんなのは嘘だと誰か言ってくれ。
はじめて会った時に見せてくれたはにかんだ笑顔も、私にではなく巫女やスカーレットに向けた友愛の笑顔も、アンジェロやファウストだけに見せる親愛の笑顔も、私の心を込めた言葉をかわす時に見せるつかみどころのない笑顔すら愛しくて全部思い出せるのに、それがもう二度と見られなくなるかもしれない。
そう思うと怖くて怖くて、何も考えたくなくなるのに、そんな途方に暮れた思いでいる間にも、その時はひたひたと足音をたてて容赦なく近づいてくる。
それに気づいても、また、どうしてという言葉だけが頭をめぐる。
どうして、どうして、どうして────
彼女に一目会いたくても、自分の立場と彼女の状況がそれを許さない。
恋する少女に会うことさえままならない立場とはなんだ。
彼女のために何かをしたいのに、するべきことは国を救うこと、そうしてビランチャの星の力で知った事実に彼女の義弟が姿を消してしまったのを見つけることで、彼女自身の運命を書き換えることは何もできない。
今、この瞬間に病を治せる特効薬を作るとか、そんな出来もしないことを考える猶予さえない。
最後に一目、とは言いたくない。
彼女を助けたい。
他の何を捨ててもいいから。
それだけが、何もまとまらない頭が、恐怖に絶望しそうになる心が出した答えだ。
(でも、どうやって?)
ぼんやりと停止しそうになる思考をとにかく動かし続けて、行き着いたのは我ながら嫌になるほど他力本願の神頼み。
それでも。
この際神でも悪魔でもなんでもいい。
彼女の命を救えるのなら。
────スピカ。
ヴィジネー家に稀に現れるという星持ち。
どんな病でも癒せるというその力を、何が何でも探し出さなくてはならない。
もし今この時代に存在しないのなら、新たな星の力に縋るしかない。
次の新月までにはすでにひと月を切っているが、彼女の命が尽きるのと、どちらが早いか。
それでもその力に縋るしか彼女の命を永らえる手段がないのなら、そのために手を尽くすしかない。
間に合ってくれと祈るしか出来ないのは、ただ擦り切れるばかりの時間だけれど。
(そのスピカがなければ息もできない)
本当なら、ヴィジネー家に与えられる新たな星の力は、今ある治癒力の強化を予定していた。
いつ現れるかわからない今のスピカのように、やがては弱まってしまう「どんな病でも治す」というような夢のような力ではなく、ヴィジネー家が持つ「治癒」の力をもっと体系化して確固としたものにすると決まっていた。
(でもそれでは足りない)
ルクレツィアを救うには足りない。
どんな病でも治す、絶対の力が必要だった。
*****
その選択は、エンディミオンにもうひとつの選択を強いていた。
例えスピカの力でルクレツィアの病が癒えても、エンディミオンはもう二度と彼女との将来を望めない。
病は、王太子妃、ひいては将来の王妃になるには最大の瑕疵となる。
例えスピカの力で癒えたとしても、それが本来の国の方針を妨げて行使されたなら、彼女がその立場に推されることは二度とない。
責任をとってエンディミオンが王位継承位を辞退したとしても、それでもエンディミオンがルクレツィアの手を取ることは出来ない。
それが、国の利益を私情で損なうことの報いだ。
まるでその命を救った恩と引き換えのようにルクレツィアが自分に嫁ぐことも望まないけれど、自分が王太子位から退くことも、きっとルクレツィアは良しとしないだろうから。
────他の何を捨ててもいいから。
それが、これまで自分を築いてきた恋心との決別だとしても。
エンディミオンはルクレツィアを救いたかった。
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