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「ルクレツィア嬢、どうされましたか」
出会った頃から変わらない重たい前髪の隙間から、月明かりを取り込んだような金の眼だけがはっきりと浮かんで見えます。
「まぁ、ラガロ様……」
ラガロ様とは結局、今日にいたるまであまり仲良くなれたとは思えません。
王子殿下と距離を取ろうとすると、その側に控えるラガロ様とも自然と距離ができてしまいましたし、ラガロ様自体、お茶会でお会いする時はいつも業務的で、お話しを楽しむ、という雰囲気は皆無でした。
それは殿下やお兄さまたち相手にもそうで、「真面目なヤツだなぁ」とフェリックス様が揶揄っていたほどですから、そういう性格の方なのだと思っていたのです。
四角四面の、融通の効かない騎士タイプなのだわ、と。
そう思っていたのですけれど、月明かりに立つラガロ様のご様子は、なんだかいつもと違います。
こちらを取り込むような、深い闇に手招きをされているような……。
「眠れないのですか」
「えぇ、けれどもうお部屋に戻るところですわ」
めずらしく、ラガロ様から歩み寄ってきてくださいます。
けれど今のわたくしには、誰かと言葉を重ねるだけの余裕はありません。
部屋に戻って、布団をかぶり、どうにか朝を待つしかこの夜を超える方法がわからないのですもの。
「お送りします」
「ありがとう存じます。
けれど大丈夫ですわ。こんなに夜更けに勝手に城内を歩き回って、ご容赦くださいましね」
ラガロ様の強い金の眼で見つめられると、こちらの考えていることがすべて見透かされそうで怖しくも感じます。
できればいつものように距離をとって、そっとしておいてくださればいいのに、ラガロ様の金の眼はわたくしを捕らえて逃してくれそうもありませんでした。
「何か、楽しい話は聞けましたか?」
おやすみなさいと会話を打ち切ろうとしたその前に、ラガロ様は何か含むように問いかけてきました。
「なにか?」
問いかけの意味を理解しきれないでいるうちに、ラガロ様は意地の悪い光をその眼に宿しました。
「盗み聞きは、いかがでしたか?」
首を傾げて聞いてくる様は、獲物を見つけた猛禽類そのもの、わたくしを追いつめることに愉悦を感じてさえいるような笑みは、この五年、決して見せたことのない表情です。
(あら、あらあらあら?)
ラガロ様は、お父さまたちが話していた内容も、そしてそれをわたくしが黙って聞いていたことも、すべて知っているようです。
それをわたくしにわざわざ突きつけてきて、いったいどういうおつもりなのでしょう。
そもそも。
(生真面目な騎士タイプの皮を被った、ウラオモテのある二重人格キャラでしたの?!)
まだまだ甘い自分の読みに、愕然といたしました。
「義父上が、もっとアンタを傷つけるようなことを言えば面白かったのに、やっぱり、育ちのいいヒトは根が善人だからつまらないな」
クシャッと前髪をかき回すラガロ様は、言葉に含まれる苛立ちを隠そうともいたしません。
(……コレは、どちらですかしら)
わたくしの頭の中には、警報が鳴り響いております。
いつからかはわかりませんが、ラガロ様がわたくしを嫌っていらっしゃったのはわかりました。
わたくしが傷つく様を見たいと、そうお思いになられていなければ、先ほどの発言は出ませんもの。
でもこれが、「単に悪役令嬢が気に入らないから」という理由なのか、「ヒロインと親密度アップするためのイベント」なのか、そこが肝心なのです。
前者なら、まあ致し方なしとして、それっぽくスルーすることもできますわ。
でもこれが後者なら、なぜ、どうして、としか言いようがありません。
(いつの間にか悪役令嬢溺愛シナリオに移行していたとでも言うのでしょうか……)
それともレオナルド様とセレーナ様との結婚イベントを起こしてしまったから、連鎖的にラガロ様イベント発生という理不尽極まりない事故が起きてしまっているのでしょうか。
そうなるとリオーネ領はラガロ様のイベント多発地帯となって、かなり危険なところとなりますわね。
こういう攻略キャラクターはゲームなら良いのですけれど、現実だとめんどくさ……厄介ですもの、できれば知りたくもない二面性でした。
レオナルド様の結婚で傷心の今、救われたいのはわたくしのほうです。
いかにも心の救いが必要そうな攻略キャラクターはノーサンキュー。
ゲームで出てくる選択肢だってかなり難解なのですから、ここで選択肢を間違って、早々にフラグを折りたい気持ちとなりました。
「ラガロ様は、とてもお母さま思いなのですわね」
絶対にハズレの選択肢、いいえ、選択肢にもない返答でいきましょう。
苛立つラガロ様をさらにイラつかせるように、わたくしは慈愛の眼差しでラガロ様を見返します。
「は?」
「レオナルド様に恋焦がれていたわたくしが、お母さまの結婚式を台無しにしないか心配されているのでしょう?
それでしたら、なんの心配もありませんのよ。
心からお祝いを……」
言いかけた言葉は、強制的に黙らせられてしまいました。
(壁、ドン……っ)
壁際に追い詰められて、凄むようなお顔が間近でわたくしを見下ろしています。
イベントは順調のようです?
「アンタ、本当に苛つくな。
いっつも何にもわかりませんみたいな顔して、平気で他人の気持ちを踏み躙って楽しいか?」
うーん、ここは選択肢、「………」で様子を見るのがよろしいかしら。
「アンタのその顔が歪むのが見たくて、伯爵と母親の結婚が早くまとまるように俺がけしかけたんだって言ったら、アンタどうする?」
引き続き「…………」で。
「だんまりか?
今日はせっかくアンタの泣き顔でも見られるかと思ったが、いつもみたいにヘラヘラ笑って、自分が想ってる男が他の女と結婚して、辛いんじゃないのかよ?なんで笑ってられる?頭ん中までお花畑かよ?」
素晴らしい罵倒のバリエーションです。
わたくしの心を抉ろうという意気込みを感じる怒涛の攻勢。
ですがこの性格に付き合って差し上げるほど、わたくし今世では物好きではないのですわ。
「それとも本当は、全部わかってるんじゃないのか?
殿下に対するアンタを見てると、時々ホントにそう見えるよ。
わかってて知らないフリされるなんて、アンタみたいな女に振り回されて、殿下もお可哀想だよなぁ?」
まぁ、正解!
さすが「ラガロの星」をお持ちの方は炯眼でいらっしゃるのね!
(なんて、喜んでいる場合ではありませんわね、絶好調のラガロ様の気勢を削ぐには……あ、)
「まあ!ラガロ様、瞳の中に本当に星があるのですわね!」
今までの怒涛のセリフ、全て聞いていなかったことにいたしますわね!
(それに瞳にある星ってどんなものかしらと、興味もありましたのよっ)
壁ドンをされて、顔を間近で拝見できたから、しっかりと瞳の奥を見ることができましたわ。
金の眼には、五芒星ではなく、四つの菱形を中心に集めたような、四芒星と言えばよろしいのかしら、そんな形がより濃い金色をしてくっきりと浮かんでおりました。
あまりにキレイなものですから、思わず声を上げて喜んでしまったのですけれど、ラガロ様のお顔はより一層と剣呑なものに。
(あら、肩透かしを食らったような反応を期待しておりましたのに、残念)
なかなかしぶといようです。
「なあ、もっと近くで、もっとよく見てみろよ。
ああっそうか、二人が結婚する前の夜に、その息子が公爵家の大事なご令嬢に乱暴でもしたら、さすがに全部ぶっ壊れるかも、そういう筋書きでも狙ってんの?」
あらあら。
ひさびさに復活した心の友チベスナさんが、冷えた目でラガロ様をご覧になっておりますよ。
わたくしにも、血は争えないですわね、と言わせないでくださいますかしら。
きっとそれを言えば完全にフラグは壊れるかもしれませんが、ラガロ様のお心まで粉砕したいワケではありませんのよ。
(でもここまで言葉にしてしまうと……)
「イザイア、いけませんわ。
伯爵子息にそのようなものを向けては」
わたくしの鬼強な護衛が出てきてしまいましたわね。
出会った頃から変わらない重たい前髪の隙間から、月明かりを取り込んだような金の眼だけがはっきりと浮かんで見えます。
「まぁ、ラガロ様……」
ラガロ様とは結局、今日にいたるまであまり仲良くなれたとは思えません。
王子殿下と距離を取ろうとすると、その側に控えるラガロ様とも自然と距離ができてしまいましたし、ラガロ様自体、お茶会でお会いする時はいつも業務的で、お話しを楽しむ、という雰囲気は皆無でした。
それは殿下やお兄さまたち相手にもそうで、「真面目なヤツだなぁ」とフェリックス様が揶揄っていたほどですから、そういう性格の方なのだと思っていたのです。
四角四面の、融通の効かない騎士タイプなのだわ、と。
そう思っていたのですけれど、月明かりに立つラガロ様のご様子は、なんだかいつもと違います。
こちらを取り込むような、深い闇に手招きをされているような……。
「眠れないのですか」
「えぇ、けれどもうお部屋に戻るところですわ」
めずらしく、ラガロ様から歩み寄ってきてくださいます。
けれど今のわたくしには、誰かと言葉を重ねるだけの余裕はありません。
部屋に戻って、布団をかぶり、どうにか朝を待つしかこの夜を超える方法がわからないのですもの。
「お送りします」
「ありがとう存じます。
けれど大丈夫ですわ。こんなに夜更けに勝手に城内を歩き回って、ご容赦くださいましね」
ラガロ様の強い金の眼で見つめられると、こちらの考えていることがすべて見透かされそうで怖しくも感じます。
できればいつものように距離をとって、そっとしておいてくださればいいのに、ラガロ様の金の眼はわたくしを捕らえて逃してくれそうもありませんでした。
「何か、楽しい話は聞けましたか?」
おやすみなさいと会話を打ち切ろうとしたその前に、ラガロ様は何か含むように問いかけてきました。
「なにか?」
問いかけの意味を理解しきれないでいるうちに、ラガロ様は意地の悪い光をその眼に宿しました。
「盗み聞きは、いかがでしたか?」
首を傾げて聞いてくる様は、獲物を見つけた猛禽類そのもの、わたくしを追いつめることに愉悦を感じてさえいるような笑みは、この五年、決して見せたことのない表情です。
(あら、あらあらあら?)
ラガロ様は、お父さまたちが話していた内容も、そしてそれをわたくしが黙って聞いていたことも、すべて知っているようです。
それをわたくしにわざわざ突きつけてきて、いったいどういうおつもりなのでしょう。
そもそも。
(生真面目な騎士タイプの皮を被った、ウラオモテのある二重人格キャラでしたの?!)
まだまだ甘い自分の読みに、愕然といたしました。
「義父上が、もっとアンタを傷つけるようなことを言えば面白かったのに、やっぱり、育ちのいいヒトは根が善人だからつまらないな」
クシャッと前髪をかき回すラガロ様は、言葉に含まれる苛立ちを隠そうともいたしません。
(……コレは、どちらですかしら)
わたくしの頭の中には、警報が鳴り響いております。
いつからかはわかりませんが、ラガロ様がわたくしを嫌っていらっしゃったのはわかりました。
わたくしが傷つく様を見たいと、そうお思いになられていなければ、先ほどの発言は出ませんもの。
でもこれが、「単に悪役令嬢が気に入らないから」という理由なのか、「ヒロインと親密度アップするためのイベント」なのか、そこが肝心なのです。
前者なら、まあ致し方なしとして、それっぽくスルーすることもできますわ。
でもこれが後者なら、なぜ、どうして、としか言いようがありません。
(いつの間にか悪役令嬢溺愛シナリオに移行していたとでも言うのでしょうか……)
それともレオナルド様とセレーナ様との結婚イベントを起こしてしまったから、連鎖的にラガロ様イベント発生という理不尽極まりない事故が起きてしまっているのでしょうか。
そうなるとリオーネ領はラガロ様のイベント多発地帯となって、かなり危険なところとなりますわね。
こういう攻略キャラクターはゲームなら良いのですけれど、現実だとめんどくさ……厄介ですもの、できれば知りたくもない二面性でした。
レオナルド様の結婚で傷心の今、救われたいのはわたくしのほうです。
いかにも心の救いが必要そうな攻略キャラクターはノーサンキュー。
ゲームで出てくる選択肢だってかなり難解なのですから、ここで選択肢を間違って、早々にフラグを折りたい気持ちとなりました。
「ラガロ様は、とてもお母さま思いなのですわね」
絶対にハズレの選択肢、いいえ、選択肢にもない返答でいきましょう。
苛立つラガロ様をさらにイラつかせるように、わたくしは慈愛の眼差しでラガロ様を見返します。
「は?」
「レオナルド様に恋焦がれていたわたくしが、お母さまの結婚式を台無しにしないか心配されているのでしょう?
それでしたら、なんの心配もありませんのよ。
心からお祝いを……」
言いかけた言葉は、強制的に黙らせられてしまいました。
(壁、ドン……っ)
壁際に追い詰められて、凄むようなお顔が間近でわたくしを見下ろしています。
イベントは順調のようです?
「アンタ、本当に苛つくな。
いっつも何にもわかりませんみたいな顔して、平気で他人の気持ちを踏み躙って楽しいか?」
うーん、ここは選択肢、「………」で様子を見るのがよろしいかしら。
「アンタのその顔が歪むのが見たくて、伯爵と母親の結婚が早くまとまるように俺がけしかけたんだって言ったら、アンタどうする?」
引き続き「…………」で。
「だんまりか?
今日はせっかくアンタの泣き顔でも見られるかと思ったが、いつもみたいにヘラヘラ笑って、自分が想ってる男が他の女と結婚して、辛いんじゃないのかよ?なんで笑ってられる?頭ん中までお花畑かよ?」
素晴らしい罵倒のバリエーションです。
わたくしの心を抉ろうという意気込みを感じる怒涛の攻勢。
ですがこの性格に付き合って差し上げるほど、わたくし今世では物好きではないのですわ。
「それとも本当は、全部わかってるんじゃないのか?
殿下に対するアンタを見てると、時々ホントにそう見えるよ。
わかってて知らないフリされるなんて、アンタみたいな女に振り回されて、殿下もお可哀想だよなぁ?」
まぁ、正解!
さすが「ラガロの星」をお持ちの方は炯眼でいらっしゃるのね!
(なんて、喜んでいる場合ではありませんわね、絶好調のラガロ様の気勢を削ぐには……あ、)
「まあ!ラガロ様、瞳の中に本当に星があるのですわね!」
今までの怒涛のセリフ、全て聞いていなかったことにいたしますわね!
(それに瞳にある星ってどんなものかしらと、興味もありましたのよっ)
壁ドンをされて、顔を間近で拝見できたから、しっかりと瞳の奥を見ることができましたわ。
金の眼には、五芒星ではなく、四つの菱形を中心に集めたような、四芒星と言えばよろしいのかしら、そんな形がより濃い金色をしてくっきりと浮かんでおりました。
あまりにキレイなものですから、思わず声を上げて喜んでしまったのですけれど、ラガロ様のお顔はより一層と剣呑なものに。
(あら、肩透かしを食らったような反応を期待しておりましたのに、残念)
なかなかしぶといようです。
「なあ、もっと近くで、もっとよく見てみろよ。
ああっそうか、二人が結婚する前の夜に、その息子が公爵家の大事なご令嬢に乱暴でもしたら、さすがに全部ぶっ壊れるかも、そういう筋書きでも狙ってんの?」
あらあら。
ひさびさに復活した心の友チベスナさんが、冷えた目でラガロ様をご覧になっておりますよ。
わたくしにも、血は争えないですわね、と言わせないでくださいますかしら。
きっとそれを言えば完全にフラグは壊れるかもしれませんが、ラガロ様のお心まで粉砕したいワケではありませんのよ。
(でもここまで言葉にしてしまうと……)
「イザイア、いけませんわ。
伯爵子息にそのようなものを向けては」
わたくしの鬼強な護衛が出てきてしまいましたわね。
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