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父と伯父と夫と
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父の告白を聞いた私は、父に泣きながらしがみついていた。
(お父様、この人が私の本当の父なんだ)
子供の頃から父のいる家族に憧れていた。「本当の父に会いたい」我慢していたつもりはなかったが、無意識にその思いを閉じ込めていた。
「お父様、会いたかった」
ひくひくと泣きじゃくっている子供の様な私を父は、優しく大きな手で撫でてくれた。
ーーーバターン
扉を勢いよく開いた。
感動の対面に水を差したのは、エルリックだった。
「ジョゼフィーネは、俺のものです。くっ付けないで下さい」
等と言って私の体を引き寄せ、ギュウギュウと抱き締めた。
「エル様、私の父ですよ。どうしてダメなのですか。そんな事を言うエル様は嫌いです」
「えっ、き…嫌い…」
『嫌い』と言う言葉に反応したエル様は、悲しそうに俯いて
「すまない、そんなつもりじゃないんだ」
「では、謝って下さい。せっかく王都から来て頂いたのに」
私に叱られたエル様は、渋々父に謝罪した。
「すみません。でも、ジョーは俺の妻なんであまり抱きつかないで下さい」
全く反省していないエル様を睨んでいると
「まあ、新婚だし大目に見てやるよ」
と寛大な父は、許してくれた。
(本当に困った人だわ。時々、子供みたいな所があって困ってしまう)
「でも、そんな調子だと子供が出来たらジョゼフィーネを取り合うんじゃないか」
父の冷やかしに思わず、自分の子供を想像した私の顔は、熟れた果実の様に真っ赤になっていた。
「か、可愛い」
また、エル様にギュウギュウ抱き締められ、額に口付けられ、更に赤くなった。
扉をノックする音が聞こえて、モーリスが昼食の用意が出来た事を告げた。
私達は、食堂で昼食を取ると、父と伯父は、用意した客室へ向かった。
エル様は、仕事があるのでモーリスと執務室へ向かった。
私は半時後、父や伯父と一緒に庭を散策しながら夕飯迄、家族団欒の一時を楽しんだ。
夕食が終わると、サロンで父と伯父、エル様が雑談を始めた。
お酒のおつまみを取りに食堂のキッチンへ向かった。
途中、シーラも加わり、キッチンでシェフとあれこれおつまみを用意してサロンに戻ると、途中護衛の一人が何やら手で合図を送って来た。
(何かしら?腕をクロスさせたり、手を振ったりしているわ。どういう事かしら)
意味がわからない私は、シーラと一緒にサロンの扉を開けた。
目に飛び込んだ光景に私は、絶句した。
私の横を高速で何かが走ったと思った瞬間、シーラの飛び蹴りがモーリスの頭にヒットした。
扉寄りのソファーにかけているエル様を見て、私は、顔を真っ赤にして奇声を上げて自室に走り去った。
(だって、エル様のズボンの中が丸見えなんですもの。あんな大きな物が私の中に…)
明るい場所で、初めて見たエル様の下半身に私は、恥ずかしくて次の日、エル様を避けてしまった。
(だって、恥ずかしいんです。エル様が近付くと思い出すんです)
(お父様、この人が私の本当の父なんだ)
子供の頃から父のいる家族に憧れていた。「本当の父に会いたい」我慢していたつもりはなかったが、無意識にその思いを閉じ込めていた。
「お父様、会いたかった」
ひくひくと泣きじゃくっている子供の様な私を父は、優しく大きな手で撫でてくれた。
ーーーバターン
扉を勢いよく開いた。
感動の対面に水を差したのは、エルリックだった。
「ジョゼフィーネは、俺のものです。くっ付けないで下さい」
等と言って私の体を引き寄せ、ギュウギュウと抱き締めた。
「エル様、私の父ですよ。どうしてダメなのですか。そんな事を言うエル様は嫌いです」
「えっ、き…嫌い…」
『嫌い』と言う言葉に反応したエル様は、悲しそうに俯いて
「すまない、そんなつもりじゃないんだ」
「では、謝って下さい。せっかく王都から来て頂いたのに」
私に叱られたエル様は、渋々父に謝罪した。
「すみません。でも、ジョーは俺の妻なんであまり抱きつかないで下さい」
全く反省していないエル様を睨んでいると
「まあ、新婚だし大目に見てやるよ」
と寛大な父は、許してくれた。
(本当に困った人だわ。時々、子供みたいな所があって困ってしまう)
「でも、そんな調子だと子供が出来たらジョゼフィーネを取り合うんじゃないか」
父の冷やかしに思わず、自分の子供を想像した私の顔は、熟れた果実の様に真っ赤になっていた。
「か、可愛い」
また、エル様にギュウギュウ抱き締められ、額に口付けられ、更に赤くなった。
扉をノックする音が聞こえて、モーリスが昼食の用意が出来た事を告げた。
私達は、食堂で昼食を取ると、父と伯父は、用意した客室へ向かった。
エル様は、仕事があるのでモーリスと執務室へ向かった。
私は半時後、父や伯父と一緒に庭を散策しながら夕飯迄、家族団欒の一時を楽しんだ。
夕食が終わると、サロンで父と伯父、エル様が雑談を始めた。
お酒のおつまみを取りに食堂のキッチンへ向かった。
途中、シーラも加わり、キッチンでシェフとあれこれおつまみを用意してサロンに戻ると、途中護衛の一人が何やら手で合図を送って来た。
(何かしら?腕をクロスさせたり、手を振ったりしているわ。どういう事かしら)
意味がわからない私は、シーラと一緒にサロンの扉を開けた。
目に飛び込んだ光景に私は、絶句した。
私の横を高速で何かが走ったと思った瞬間、シーラの飛び蹴りがモーリスの頭にヒットした。
扉寄りのソファーにかけているエル様を見て、私は、顔を真っ赤にして奇声を上げて自室に走り去った。
(だって、エル様のズボンの中が丸見えなんですもの。あんな大きな物が私の中に…)
明るい場所で、初めて見たエル様の下半身に私は、恥ずかしくて次の日、エル様を避けてしまった。
(だって、恥ずかしいんです。エル様が近付くと思い出すんです)
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