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第二章
オーウェスト侯爵家の双子
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オーウェスト侯爵領は帝都のすぐ北側に位置する。
そして、慰問に訪れているクレージュ公爵領はその北にある為、オーウェスト侯爵領を通らなくてはいけない。
帝都からクレージュ公爵領に行くにはどんなに急いでも2日はかかってしまう。それも最速で行けての話だ。
ベアトリーチェ達のように未成年がいる場合はもっと日数がかかるので、ベアトリーチェは伯父のエドモンドに頼んで領屋敷に泊まらせてもらっていた。
「すごいね…」
唖然としてエントランスホールで大きな口を開けて、周りを見ているのはフェリシア。教育係のドナー侯爵夫人が見たら、「はしたないですよ。お行儀が悪い」といって叱られただろう。
そのくらい、この屋敷は衝撃的だった。
伯父が遺跡の発掘作業を喜んで行っていると聞いていたベアトリーチェでさえ、その光景に引き気味になった。
「わあああーーーー助けてーーーー」
巨大なゴーレムに追われているのは、ベアトリーチェの従弟達だった。今年7才になる彼らは腕白小僧で、悪戯好きな性格が災いして、何かやらしたようだ。
追われている彼らを横目に平常運転で、ベアトリーチェ達を案内する家令は、いつものことなので気にする様子もない。
それでも赤の他人のフェリシアがいることを気まずく感じたのか、使用人らに指示を出してゴーレムを止めに行かせた。
「いつ来ても面白いものがあるね」
そういうフェリシアにベアトリーチェも同意する。
「なんだか増えたみたいね」
最近、見つかった新しい遺跡の発掘作業に関わった伯父は、様々な珍しい発掘品を持ち帰った様で、エントランスホールにも無造作に積み上げられている。
「ごめんなさいね。散らかっていて驚いたでしょう」
そう言っていつもの様に細い目を更に細めて困り顔で、ベアトリーチェ達に声をかけて来たのは、義伯母のディラン様。
「あなたたち、こっちに来てお客様に挨拶なさい」
と双子の息子を呼び付けた。
双子は、フェリシアを見た途端、頬を赤く染めながら、モジモジと挨拶する。
「は…はじめまして、僕の名前はアランです」
「は…はじめまして、俺の名前はアースです」
「はじめまして、私の名前はフェリシアよ。シアと呼んでいいわよ」
フェリシアは気前よく初対面の双子に愛称呼びを許可した。
双子は、ベアトリーチェが隣に居る事にも気付かない程、フェリシアを凝視している。
フェリシアの容姿は控えめに言っても美少女。黄金色の髪に青い瞳を持っているフェリシアは、童話の世界のお姫様がそのまま抜け出た様な美しさを持っていた。
王女なので本当のお姫様なのだが…。
ベアトリーチェは、コホンと咳払いをして、
「あなたたち、わたしには挨拶はないのかしら」
と言うと、
「も…もちろん、こんにちは、ベティ姉さま」
「へへ…ごめん。拗ねないで、忘れていたわけではないから許してね。いらっしゃい、ベティ姉さま」
「いいわよ。別に怒ってないわ。それに拗ねてもいないわよ」
友人としてフェリシアに好意を向けられる事は今迄にも多々あったから、ベアトリーチェはその事に対しては気にしていない。
だが、時折フェリシアの容姿と比べられて、カラスの様な髪だと言われる事の方が辛かった。
父レオンハルトの純粋な青みがかった黒髪とは違って、呪われて銀色の髪を失ったベアトリーチェの髪は闇の様な色の黒。
それに、オーウェストの伯父や母そして従弟の髪は全員銀色で、黒い髪のベアトリーチェがオーウェスト家の血を引いていると聞いた貴族の反応は皆、同じだった。
好奇の目を向けられることが多かった。
「で、さっきは何してゴーレムに追いかけられていたの?」
「あ…それは…」
「それはですね。お客様にお出しする御茶菓子を摘み食いされたので、叫びの門に手を入れてもらったのですよ。ベアトリーチェお嬢様」
「嘘をついたから、ゴーレムに追いかけられたってわけね」
「ふーーん、そうなんだ」
フェリシアに嘘をついてお仕置きをされている姿を見られて恥ずかしいのか、双子は明後日の方向を見ながら、頬をポリポリと掻いていた。
「取り敢えず、荷物を部屋に運びましょう」
とディランが使用人達に指示を出すと二人のトランクを持って、部屋まで案内してくれた。
案内された部屋は、なんともいえない乙女チックなもので溢れている。
全て、レースやリボンやフリルがふんだんに使われており、大公家の自室とはちがって、女の子用の部屋だ。
いつ通されても落ち着かないなあとベアトリーチェは思っていたが、可愛い物好きのフェリシアの喜ぶ顔を見ると、ついつい顔が綻んでくる。
フェリシアがいいならいいかな。
とベアトリーチェは思い直した。
義理の伯母であるディランは、エドモンドとは同年代で、政略結婚。
子供も2人しか生まないと宣言した通り、双子を産むとお役御免とばかりに商会の仕事に精を出している。
サバサバとした性格だが、子供は女の子が欲しかったようで、ベアトリーチェが来る度に、ピンク一色のこの部屋を使わせる。
実の娘の様に可愛がってもらっているベアトリーチェも、部屋の内装が気に入らないとは言えない。できればまだ残してある母の部屋を貸して欲しいのだが。
リリエンヌとベアトリーチェの好みがよく似ているので、部屋もベアトリーチェ好みだという事はよく分かっている。
フェリシアが、この部屋を気に入ったなら、自分は母のはやを借りたいと言おうとしたが、「一緒にいて」というフェリシアの可愛らしいお願いに、負けたのだった。
そして、慰問に訪れているクレージュ公爵領はその北にある為、オーウェスト侯爵領を通らなくてはいけない。
帝都からクレージュ公爵領に行くにはどんなに急いでも2日はかかってしまう。それも最速で行けての話だ。
ベアトリーチェ達のように未成年がいる場合はもっと日数がかかるので、ベアトリーチェは伯父のエドモンドに頼んで領屋敷に泊まらせてもらっていた。
「すごいね…」
唖然としてエントランスホールで大きな口を開けて、周りを見ているのはフェリシア。教育係のドナー侯爵夫人が見たら、「はしたないですよ。お行儀が悪い」といって叱られただろう。
そのくらい、この屋敷は衝撃的だった。
伯父が遺跡の発掘作業を喜んで行っていると聞いていたベアトリーチェでさえ、その光景に引き気味になった。
「わあああーーーー助けてーーーー」
巨大なゴーレムに追われているのは、ベアトリーチェの従弟達だった。今年7才になる彼らは腕白小僧で、悪戯好きな性格が災いして、何かやらしたようだ。
追われている彼らを横目に平常運転で、ベアトリーチェ達を案内する家令は、いつものことなので気にする様子もない。
それでも赤の他人のフェリシアがいることを気まずく感じたのか、使用人らに指示を出してゴーレムを止めに行かせた。
「いつ来ても面白いものがあるね」
そういうフェリシアにベアトリーチェも同意する。
「なんだか増えたみたいね」
最近、見つかった新しい遺跡の発掘作業に関わった伯父は、様々な珍しい発掘品を持ち帰った様で、エントランスホールにも無造作に積み上げられている。
「ごめんなさいね。散らかっていて驚いたでしょう」
そう言っていつもの様に細い目を更に細めて困り顔で、ベアトリーチェ達に声をかけて来たのは、義伯母のディラン様。
「あなたたち、こっちに来てお客様に挨拶なさい」
と双子の息子を呼び付けた。
双子は、フェリシアを見た途端、頬を赤く染めながら、モジモジと挨拶する。
「は…はじめまして、僕の名前はアランです」
「は…はじめまして、俺の名前はアースです」
「はじめまして、私の名前はフェリシアよ。シアと呼んでいいわよ」
フェリシアは気前よく初対面の双子に愛称呼びを許可した。
双子は、ベアトリーチェが隣に居る事にも気付かない程、フェリシアを凝視している。
フェリシアの容姿は控えめに言っても美少女。黄金色の髪に青い瞳を持っているフェリシアは、童話の世界のお姫様がそのまま抜け出た様な美しさを持っていた。
王女なので本当のお姫様なのだが…。
ベアトリーチェは、コホンと咳払いをして、
「あなたたち、わたしには挨拶はないのかしら」
と言うと、
「も…もちろん、こんにちは、ベティ姉さま」
「へへ…ごめん。拗ねないで、忘れていたわけではないから許してね。いらっしゃい、ベティ姉さま」
「いいわよ。別に怒ってないわ。それに拗ねてもいないわよ」
友人としてフェリシアに好意を向けられる事は今迄にも多々あったから、ベアトリーチェはその事に対しては気にしていない。
だが、時折フェリシアの容姿と比べられて、カラスの様な髪だと言われる事の方が辛かった。
父レオンハルトの純粋な青みがかった黒髪とは違って、呪われて銀色の髪を失ったベアトリーチェの髪は闇の様な色の黒。
それに、オーウェストの伯父や母そして従弟の髪は全員銀色で、黒い髪のベアトリーチェがオーウェスト家の血を引いていると聞いた貴族の反応は皆、同じだった。
好奇の目を向けられることが多かった。
「で、さっきは何してゴーレムに追いかけられていたの?」
「あ…それは…」
「それはですね。お客様にお出しする御茶菓子を摘み食いされたので、叫びの門に手を入れてもらったのですよ。ベアトリーチェお嬢様」
「嘘をついたから、ゴーレムに追いかけられたってわけね」
「ふーーん、そうなんだ」
フェリシアに嘘をついてお仕置きをされている姿を見られて恥ずかしいのか、双子は明後日の方向を見ながら、頬をポリポリと掻いていた。
「取り敢えず、荷物を部屋に運びましょう」
とディランが使用人達に指示を出すと二人のトランクを持って、部屋まで案内してくれた。
案内された部屋は、なんともいえない乙女チックなもので溢れている。
全て、レースやリボンやフリルがふんだんに使われており、大公家の自室とはちがって、女の子用の部屋だ。
いつ通されても落ち着かないなあとベアトリーチェは思っていたが、可愛い物好きのフェリシアの喜ぶ顔を見ると、ついつい顔が綻んでくる。
フェリシアがいいならいいかな。
とベアトリーチェは思い直した。
義理の伯母であるディランは、エドモンドとは同年代で、政略結婚。
子供も2人しか生まないと宣言した通り、双子を産むとお役御免とばかりに商会の仕事に精を出している。
サバサバとした性格だが、子供は女の子が欲しかったようで、ベアトリーチェが来る度に、ピンク一色のこの部屋を使わせる。
実の娘の様に可愛がってもらっているベアトリーチェも、部屋の内装が気に入らないとは言えない。できればまだ残してある母の部屋を貸して欲しいのだが。
リリエンヌとベアトリーチェの好みがよく似ているので、部屋もベアトリーチェ好みだという事はよく分かっている。
フェリシアが、この部屋を気に入ったなら、自分は母のはやを借りたいと言おうとしたが、「一緒にいて」というフェリシアの可愛らしいお願いに、負けたのだった。
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