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あの日の真実
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ロイドが寝室の扉を開けて入ってきた。やり直し前は、夫婦の閨事も無かったのだが、ここひと月の間に何回も求められてきた。そろそろ、もう一人欲しいとロイドに強請られる様に囁かれると受け入れてしまう私がいる。
階段から落ちてから私を気遣うロイド。そんな彼を愛おしく感じている私。確かに私達はもう本当の意味での夫婦になっている。10年を共に過ごしただけという以前の関係ではなくなっている。お互いの傷を舐め合ったような結婚でもない。心が通い合っている本物の夫婦になれたと思っているのは私だけではない。
ロイドの態度や言葉からもそう思える節が見え隠れしている。だからこそ、はっきりとさせたい。あの時とは違う結末を私は望んでいる。
「待った?話があると言っていただろう。何かあったのか?」
「ええ、気になることがあって……」
入浴を済ませてタオルで髪を拭きながら、ロイドは寝台に座っている私の隣に腰かけた。どくどくと心臓が波打っているのが分かる。手が勝手にネグリジェを掴みながら小刻みに震えている。ロイドが私の手に自分の手を重ね、優しく体を抱きしめる。
「大丈夫だから、心配しなくてもいい」
そう言ってくれている。だから、私も勇気を絞ってロイドに話すことにした。
「この間、グレースが家の前に来たのよ。中には入らずに外から様子を伺っていたわ。なんの用かは分からないけれど、こちらからは声を掛けなかった。でも、カーマンベル伯爵には手紙を書いたの」
私の話を静かに聞きながら、ロイドはため息を一つ漏らすと重い口を開いた。
「僕の口からこれを告げるのはどうかと思うのだけれど、君は真実を知った方がいいと思うから言うよ。あの卒業パーティーの日、本当は何となく僕はグレースがあんな事をしでかすような予感はあったんだ。当時、彼女の家は借金で破産状態だった。正直言うと、彼女は借金を返すために伯爵家を選んだんだ。それに僕との婚約も解消寸前まで言っていたからね。それでも解消しなかったのは、僕の母と彼女の母親が親友同士だったからなんだ。だから母は君にも風当たりが強いだろう」
「ええ、何かと口うるさいわね」
「ふふ、君も結構いうようになったんだね。安心したよ。母のいう事をあまり素直に聞くものだから、ちょっと心配になってね。だから、両親と別居することにしたんだ」
「そうなのね。知らなかったわ。私は仕事の都合だとばかり思っていたから…」
「勿論、それもあるけれどね。話は戻るけれど、本当は僕も思ってしまったんだ。友人の婚約者だった君を妻に出来たらと、あの頃の僕は卑怯で愚か者だった。だから、グレースのすることを止められなかったんだ。本当なら止めようとすれば止められたはずなのに、もしかしたら君を手に入れられるかもしれないという醜い心が邪魔をしていた。本当に愚かな事をしたと思っている。すまなかった。君には何の落ち度もないのに辛い想いばかりさせてきた。許してほしいけれど……」
項垂れて私から離れていったロイドは震えていた。逆にそれを聞いて何だかロイドの今までの態度に納得がいった。
いつも触れるときも遠慮がちに壊れ物の様に扱われていたのは、私に対する贖罪があるからなのだ。素直に「愛している」と言えないのは、未だにきっと私がエッセン様に未練を残していると思っているからなのだと気付いてしまった。
確かに以前の私ならこんなことを聞いたら、夫婦関係に決定的な亀裂が入っただろうが、今は前よりもっと親密な関係になっている。それは私が二度目だから、余裕がある?からなのか。
でもそれなら、どうしてあの日グレースに会っていたのかますます分からない。でもその問いの答えはその先にあった。
「実はね。僕はエッセンと会っているんだよ。君に内緒でね。彼からもし君がエッセンに未練があるならお互いに元の相手に戻ってやり直さないかと言われていたんだ」
「そ…そんな、今更…何をいっているの」
「すまない。僕もそう思って、きちんと話を付けてきている。もうサリナは正真正銘の妻だと、他に代わる者などいないとね。サリナ、これからいう事は心の中での秘密にしてほしいんだ」
真剣な表情で私の手を握ってきたロイドを見ながら、静かに頷いた。
「あのね。グレースは子供が出来ない身体なんだ。エッセンも知らなかったらしい。ずっと隠してきたようだが、知ってしまってね。だから、エッセンは君を手に入れたいと言い出した。グレースはあの事件以来、前とは違ってエッセンの為に社交をしているんだよ。伯爵家の為にね。でもエッセンはその努力よりも子供が産めないグレースを疎んじている。何度も他の手段を進めたが一向に聞こうとしない。始まりが悪かったんだ。最初にグレースは彼に本当の事を告げれば良かったんだ。そうすれば、ここまで拗れる事も無かったのに……」
「じゃあ、何故、グレースはここに来たの?何のために、まさか……」
「そう、そのまさかのようだね。君とエッセンを会せようとしているんじゃあないかな。エッセンは君への想いが美化されていて、完全に終わっていない想いを未だ燻らせている。このままだと皆が不幸になりそうで正直怖いよ」
前回で、そう確かに全員が不幸になった。
「彼女も必死なんだ。僕もこの間、偶然孤児院で彼女を見かけた。どうやら、孤児の一人を養子に迎えたいらしい。とても気に入った子供がいて、顔立ちや目の色がエッセンに似ているそうだよ。髪は違うけれど、愛人の子供という事にすれば世間に納得がしてもらえると言っていたよ。でも、エッセンはどちらもかたくなに拒否している。彼は一人っ子だから、跡を継ぐ者は必要なのに、ずっと昔の恋にしがみ付いている」
ああ、あの時一緒にいたのは、きっと孤児院に通っていたグレースを送っていて事故に遭ったのね。あれは神の悪戯か、偶然が生み出した最悪の結末だった。
でも、エッセン様は知っていた。そうか、だから彼が夜中に態々家までやってきてロイドの訃報を告げたのね。私に疑惑を植え付ける為に、グレースとロイドの死を利用したんだわ。
そして、いつか私を妻に迎える為に手紙を送ってきたりしていたんだわ。納得したわ。もし、睡眠薬を飲まなかったら、あの時の精神状態ならきっと彼の思惑通りに結婚したかもしれない。
そう考えたら、エッセン様とは早めの決着をつけた方がいいと思うようになった。
「実はロイド、今度グレースが来たら、家に入れる様にライナーに頼んでいるの。だから、4人でもっと話し合った方がいいと思うのよ。その時、私もはっきり言うわ。『私は夫を愛しています。幸せです』ってね」
私がそう告げると、ロイドはホッと安堵した様子を見せ、
「ありがとう」
と静かに呟いて抱きしめた。
その後、二人で抱き合いながら眠ったのだ。
暖炉の火だけがパチパチと燃えて、夫婦の睦言を隠してくれた。
階段から落ちてから私を気遣うロイド。そんな彼を愛おしく感じている私。確かに私達はもう本当の意味での夫婦になっている。10年を共に過ごしただけという以前の関係ではなくなっている。お互いの傷を舐め合ったような結婚でもない。心が通い合っている本物の夫婦になれたと思っているのは私だけではない。
ロイドの態度や言葉からもそう思える節が見え隠れしている。だからこそ、はっきりとさせたい。あの時とは違う結末を私は望んでいる。
「待った?話があると言っていただろう。何かあったのか?」
「ええ、気になることがあって……」
入浴を済ませてタオルで髪を拭きながら、ロイドは寝台に座っている私の隣に腰かけた。どくどくと心臓が波打っているのが分かる。手が勝手にネグリジェを掴みながら小刻みに震えている。ロイドが私の手に自分の手を重ね、優しく体を抱きしめる。
「大丈夫だから、心配しなくてもいい」
そう言ってくれている。だから、私も勇気を絞ってロイドに話すことにした。
「この間、グレースが家の前に来たのよ。中には入らずに外から様子を伺っていたわ。なんの用かは分からないけれど、こちらからは声を掛けなかった。でも、カーマンベル伯爵には手紙を書いたの」
私の話を静かに聞きながら、ロイドはため息を一つ漏らすと重い口を開いた。
「僕の口からこれを告げるのはどうかと思うのだけれど、君は真実を知った方がいいと思うから言うよ。あの卒業パーティーの日、本当は何となく僕はグレースがあんな事をしでかすような予感はあったんだ。当時、彼女の家は借金で破産状態だった。正直言うと、彼女は借金を返すために伯爵家を選んだんだ。それに僕との婚約も解消寸前まで言っていたからね。それでも解消しなかったのは、僕の母と彼女の母親が親友同士だったからなんだ。だから母は君にも風当たりが強いだろう」
「ええ、何かと口うるさいわね」
「ふふ、君も結構いうようになったんだね。安心したよ。母のいう事をあまり素直に聞くものだから、ちょっと心配になってね。だから、両親と別居することにしたんだ」
「そうなのね。知らなかったわ。私は仕事の都合だとばかり思っていたから…」
「勿論、それもあるけれどね。話は戻るけれど、本当は僕も思ってしまったんだ。友人の婚約者だった君を妻に出来たらと、あの頃の僕は卑怯で愚か者だった。だから、グレースのすることを止められなかったんだ。本当なら止めようとすれば止められたはずなのに、もしかしたら君を手に入れられるかもしれないという醜い心が邪魔をしていた。本当に愚かな事をしたと思っている。すまなかった。君には何の落ち度もないのに辛い想いばかりさせてきた。許してほしいけれど……」
項垂れて私から離れていったロイドは震えていた。逆にそれを聞いて何だかロイドの今までの態度に納得がいった。
いつも触れるときも遠慮がちに壊れ物の様に扱われていたのは、私に対する贖罪があるからなのだ。素直に「愛している」と言えないのは、未だにきっと私がエッセン様に未練を残していると思っているからなのだと気付いてしまった。
確かに以前の私ならこんなことを聞いたら、夫婦関係に決定的な亀裂が入っただろうが、今は前よりもっと親密な関係になっている。それは私が二度目だから、余裕がある?からなのか。
でもそれなら、どうしてあの日グレースに会っていたのかますます分からない。でもその問いの答えはその先にあった。
「実はね。僕はエッセンと会っているんだよ。君に内緒でね。彼からもし君がエッセンに未練があるならお互いに元の相手に戻ってやり直さないかと言われていたんだ」
「そ…そんな、今更…何をいっているの」
「すまない。僕もそう思って、きちんと話を付けてきている。もうサリナは正真正銘の妻だと、他に代わる者などいないとね。サリナ、これからいう事は心の中での秘密にしてほしいんだ」
真剣な表情で私の手を握ってきたロイドを見ながら、静かに頷いた。
「あのね。グレースは子供が出来ない身体なんだ。エッセンも知らなかったらしい。ずっと隠してきたようだが、知ってしまってね。だから、エッセンは君を手に入れたいと言い出した。グレースはあの事件以来、前とは違ってエッセンの為に社交をしているんだよ。伯爵家の為にね。でもエッセンはその努力よりも子供が産めないグレースを疎んじている。何度も他の手段を進めたが一向に聞こうとしない。始まりが悪かったんだ。最初にグレースは彼に本当の事を告げれば良かったんだ。そうすれば、ここまで拗れる事も無かったのに……」
「じゃあ、何故、グレースはここに来たの?何のために、まさか……」
「そう、そのまさかのようだね。君とエッセンを会せようとしているんじゃあないかな。エッセンは君への想いが美化されていて、完全に終わっていない想いを未だ燻らせている。このままだと皆が不幸になりそうで正直怖いよ」
前回で、そう確かに全員が不幸になった。
「彼女も必死なんだ。僕もこの間、偶然孤児院で彼女を見かけた。どうやら、孤児の一人を養子に迎えたいらしい。とても気に入った子供がいて、顔立ちや目の色がエッセンに似ているそうだよ。髪は違うけれど、愛人の子供という事にすれば世間に納得がしてもらえると言っていたよ。でも、エッセンはどちらもかたくなに拒否している。彼は一人っ子だから、跡を継ぐ者は必要なのに、ずっと昔の恋にしがみ付いている」
ああ、あの時一緒にいたのは、きっと孤児院に通っていたグレースを送っていて事故に遭ったのね。あれは神の悪戯か、偶然が生み出した最悪の結末だった。
でも、エッセン様は知っていた。そうか、だから彼が夜中に態々家までやってきてロイドの訃報を告げたのね。私に疑惑を植え付ける為に、グレースとロイドの死を利用したんだわ。
そして、いつか私を妻に迎える為に手紙を送ってきたりしていたんだわ。納得したわ。もし、睡眠薬を飲まなかったら、あの時の精神状態ならきっと彼の思惑通りに結婚したかもしれない。
そう考えたら、エッセン様とは早めの決着をつけた方がいいと思うようになった。
「実はロイド、今度グレースが来たら、家に入れる様にライナーに頼んでいるの。だから、4人でもっと話し合った方がいいと思うのよ。その時、私もはっきり言うわ。『私は夫を愛しています。幸せです』ってね」
私がそう告げると、ロイドはホッと安堵した様子を見せ、
「ありがとう」
と静かに呟いて抱きしめた。
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