【完結】あの愛をもう一度…

 サリナ・トルディは子爵夫人だ。可も不可もない至って普通の下級貴族。

 ところがクリスマスを前にしたある日、夫が突然馬車事故で亡くなった。だが、問題は夫と一緒にカーマンベル伯爵夫人が同乗していたことだった。彼女はサリナとは幼馴染で、伯爵と夫のロイドは友人関係にあった。

 社交界で酷い醜聞にさらされながら、サリナは二人の子供を何とか育てようと奮闘するも、子供の何気ない一言で自暴自棄になってしまい、睡眠薬を過剰摂取してしまう。

 だが、目覚めたら夫が亡くなる2か月前に戻っていた。

 サリナは愛する夫を事故にあわさない様にしようと心に決めたのだ。

 そして、夫との関係が徐々に深まる中、あの事故の日が来る。サリナはその日夫に何があったのかを知ることになる。
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