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第1章 後悔先に立たず
13.
しおりを挟む「うわぁぁぁあん!!無事でよかったよぅううう"」
ボロボロと涙を流しなから抱き締めてくれる律を抱き締め返す。嗚咽混じりにどれ程心配したか、ずっと考えていた、と話してくれる律と樹の目にはくっきりとクマができてしまっている。玲太も涙を浮かべて安心させるかのように微笑んでくれた。
やっぱり、俺は友人に恵まれたと思う。月出や千種、他にもAの生徒達が次々に駆け寄ってきては体調が良くなって良かったと声を掛けに来てくれるのが嬉しくて、俺も久しぶりに穏やかな気持ちになる。
「統真様ァァァァお"がえ"り"な"ざい"」
「うわっ声が汚ぇ」
「ひどいでずぅううう"」
目をパンパンに腫らしている千種。友人たちを優先してくれているのか、距離を置いて此方を見ている菖蒲先輩や一見先輩も疲れきっている様子で、迷惑をかけてしまった事に申し訳なさが募る。律の代わりにしがみつくように抱きついてくる千種を受け止め、労わるように頭を撫でて置いた。
「皆、今まで俺はこの学園のことも、学園での自分の立ち位置についてもちゃんと考えないで随分と心配と迷惑をかけたと思う」
「そんなことっ」
首を振る優しい友人達。だが、それはどうしようもない事実だ。この学園にいる限りは、百地という家から逃げることも同性愛という文化を考えないことも許されることではない。郷に入りては郷に従えと言うように、俺はもう少し親衛隊や律、樹の心配を真に受ける義務があったのだ。
謝罪をし、頭を下げる俺に親衛隊の皆も慌てたように頭を下げてきた。自分が出来る努力をしないで、心の中とはいえ彼らを無能扱いしていた最低野郎として謝らねばならないので、頭を下げる彼等よりも深く下げる。すると、彼等も更に深く頭を下げてくる。
「俺がもっと話を聞くべきでした」
「統真様がそんなん考えんでええように支えんのが俺たちの役目やねん」
「いやいや、沢山忠告してくれたのに聞かなかったから」
「いやいや、統真様に護衛をつけんかったこっちの落ち度や」
「いやいや、ーー」
「いやいや、ーー」
「……そろそろやめないと地に頭めり込みますよ」
最終的に両者とも向き合って土下座をするというシュールな光景になったところで、月出からストップがかかった。おもむろに顔を上げると涙目で顔をゆがめる一見先輩と目が合う。相変わらず綺麗な目をしているなぁと思わず見とれてしまった。
口を開き、でも言葉が出てこなかったのかそのままただ俯く先輩を、軽く抱き寄せる。俺に触れないように気を使ってくれているのだろう。所在なげに手を彷徨わせる彼に思わず笑みが零れる。サイコパスっぽく進化していても、根はやはり無口で慎重派だった昔の先輩と変わりないのだ。もう大丈夫だとわからせるように強く抱き締めておく。少し痩せただろうか。
「ーーもういいの」
「正直言えば震えと吐き気が止まりません」
「ごめん……俺、……ほんっとに役立たずだ」
ガタガタと身体を震わせる彼は、恐らく風紀室の惨状をその目で見たのだろう。過去のトラウマを刺激してしまったようで申し訳ないーーと以前なら流していただろうが、彼が俺を心配してくれているのだともうわかった。これからもよろしくお願いします、と耳元で囁き、十時先輩に震える身体を預ける。
立ち上がって膝についたホコリをはらい、皆にもう一度向き直った。こんなに沢山の人が自分を心配してくれていたことに、今更ながら感動を覚える。
「俺は、これから莇会の会長として田中と共に過ごすことが多くなると思います」
「大丈夫なんか?」
「はい。……莇会は異性愛者のみの団体になるので親衛隊の皆さんは関与できません」
俺の言葉に菖蒲先輩は顔を顰めたが、何も言うことなく頷いて先を促してくれる。集団に囲まれている状況に疲れが溜まっていくのを感じながら、再び口を開いた。
「ですが、親衛隊は解散しません」
てっきり解散になるのだろうと思っていたのか、ざわざわと驚きが広がっていく。だが、これは理事長とも相談してしっかりと決めたことだ。
今の莇会には理事長の認可以外の信用材料がない。歴史と実績を積み上げてきた三組織と比べれば発言権も、その影響力も天と地程の差があるのだ。寧ろ調子に乗るなと反感を買う可能性すらある。つまり、今親衛隊を解散してしまうことは自分の身をかえって危険に晒すだけの悪手だ。また、親衛隊との繋がりを捨ててしまうと、三組織の一柱との関係の悪化にもつながりかねない。親衛隊との繋がりは学園の治安維持に大きく関連することは言うまでもないので、関係を良好にしておく必要がある。
理事長としては、最終的には親衛隊は解散して欲しいということだったが、それは悪いが断った。
「俺だけを守る、って言ってくれる人なんて人生で一人もいないと思ってたから。……どうしても手放したくなかったんです」
だから、これからも傍で護ってくれませんか。
中途半端と呆れられるかもしれないが、それでも一心に好意を伝えてくれる彼等を切り捨てることなんて俺には出来なかった。関係維持だのと理由をつけてはいるが、結局はそばにいて欲しいだけなのだ。思わず俯いてしまう。
断られたらどうしよう。呆れられて、どっちつかずのワガママだと罵られたらどうしようと不安が募る。両手を握りしめ、美しい絨毯の刺繍を見つめることしか出来ない自分が嫌になる。
ーーあっははは!!!
響き渡った笑い声にギョッとして顔を上げる。周囲の関係ない生徒たちも何事かと足を止めてしまっている。顔を上げた先に見えたのは、腹を抱えて涙目で爆笑する友人達と親衛隊だった。想定外の反応に苛立ちが募る。
「ちょっと、何笑ってーー」
「しゃあないやん……んな当たり前こと泣きそうになりながら言われたら笑ってまうわ」
「は!?」
「俺ら百地隊には統真様しかおらんのやから。解散されても非公式でも何時までも傍におるよ」
そうだそうだ!と次々に騒ぐ親衛隊の人達。友人達も深く頷いてくれる。俺は、思わずぽかんと大口を開けて固まってしまった。3週間音沙汰なくて、しかも言うことも聞かなくて、それでボコボコにされているバカな俺に、なんでそんなに思いを寄せてくれるのか。
なんで、と問うのは野暮だろうか。でも、よく分からない。
目を瞬かせると、視界が徐々に曖昧に歪んでいく。前に立つ皆の姿が水彩画のようにじわりじわりと滲んでいく様に驚いてもう一度瞬きをする。頬が濡れる感覚に、両手で頬を拭った。しかしすぐにまた水が伝っていく。
「ぁーー」
言葉を発しようとしても、何かが喉につっかえているのか喘ぐような声しか出ない。隣に立つ田中が、背中をぽんぽんと優しいリズムで叩いてくれる。
あぁ、泣いているのか。そりゃそうだ。だってこんな風に「俺のことが好き」と言われたことなんて生まれてから1度もなかった。親には道具としてしか見られなかった。女の子たちは都合のいい男遊びとして一時的な愛をくれただけだった。勿論それも当時は嬉しかったけれど、今ならそれがかりそめの物だと理解出来る。
温かさが違う。重さが違う。面倒臭いと思っていた時もあったけれど、きっと愛というのは重くて面倒臭くて責任が伴う物なのだ。だからこそ、得ることが出来る人は運がいい。ーーこれが幸せなのだろうか。温かくて、胸が火傷しそうなほど高鳴っている。
何も言えずにボロ泣きする俺を優しく抱き寄せてくれる樹。心配性な彼にも多くの負担をかけてしまった。彼の肩に頭を乗せて目を閉じる。目に溜まった涙が一雫、シャツを濡らした。
静かな音を立てて扉を開ける。白とハニーブラウンを基調とした安心感を与えるような色味の病室は、あたたかな日差しが程よく入り込み、部屋を明るく照らしている。俺はベッドの足元にある荷物置きに鞄を置くと、丸椅子に腰を下ろした。
俺を助けに来てくれようとして、大怪我を負った氷雨が、眠りについている。一時は呼吸器をつけて生命の危機と戦うレベルの大怪我をだったと聞いた時は心臓が止まってしまうかと思った。こんな怪我を負ってまで俺の所に来ようとしてくれた氷雨を、俺は無能と罵ったのだ。
力なく横たわる手を怪我に影響のない程度の力で握る。未だにガーゼの取れない顔を眺めていると、最近緩み気味の涙腺が刺激される。
「悪かった」
隣に座っていた風紀副委員長の声に我に返る。この前見た時よりも随分と窶れた様子の彼は、氷雨をこうした本人であるという。貴船先輩曰く、重度のブラコンである風紀副委員長は氷雨が付き従う俺に対して、憎しみに近いものを持っていたのだとか。彼奴は真面目そうな顔して一番サイコ、と語る貴船先輩はすこぶる楽しそうだった。
「心無い謝罪は不要です。……俺の方こそ、『鳥』を側仕えにする事の重大性を理解しようともしなかったから、お互い様です」
「……氷雨は、俺だけの弟だったんだ」
「えぇ、俺も彼の話をちゃんと聞くべきでした。そしたらもう少し貴方とも話せたかもしれない」
全ては後の祭りでしかないが、まだまだ学園生活は序盤も序盤なのだ。これからいくらでも挽回することが出来る。兄として弟に執着心を向ける彼は普通では無いのかもしれないけれど、普通の基準なんてそもそもどこにもない。副委員長にとっては俺こそが奇異な存在で、俺ももっと氷雨の話を聞いて彼らの関係性について知ることが出来たはずだ。
武を古くから司る『鳥』の一族を側仕えにするということは、俺にもそれ相応の責任が伴う。その責任に目を向けることなく「便利そう」と言うだけで彼を選んだ俺は、最低野郎だ。
「俺は、これからも彼に側仕えをしてもらうつもりです。だからこそ貴方とももっと話がしたいと思っています」
「……氷雨は、『運命』を見つけたと言っていた」
彼らが一生に一度だけ選ぶ「運命の主」。身分や実績によるものではなく、彼ら自身の直感で選ぶのだと言うそれは、多くの祖先が見つけられないまま生を終えて来たという。氷雨は運がいい、と語る彼はしかし全く嬉しくなさそうだ。お互いを支え合うように生きてきた彼らにとってみれば、俺は突如現れたどうしようもないレベル差のラスボスだ。不満に思っても仕方ないと思う。まして、その主が全く自覚がないときた。
「これからは、俺も鳥丸の……氷雨の主人として正しい姿になれるように努力します」
時雨先輩とも沢山話がしたい、と言う俺を一瞥した先輩は、ふいと目を逸らした。嫌われるというのは何度あっても慣れることはない。ズキリと胸が傷んだ。
「ーー、う」
「鳥丸、起きたのか?大丈夫か?」
寝たり目覚めたりを繰り返しているという鳥丸の瞼がゆっくりと開いた。けほ、と掠れた咳を漏らす鳥丸に、副委員長が慣れた手つき水分を取らせる。瞬きを繰り返して焦点を合わせていた鳥丸と、ばちりと目が合った。
あぁ、心配をかけたのだなと実感する。俺だって癒えていない傷はガーゼと包帯で覆っているから彼に負けず劣らず見た目はボロボロだ。涙すら流せないと言った様子で取り乱して謝罪する鳥丸を安静にさせ、両手を合わせて握りしめた。
「護ってくれてありがとう」
「なんにも護れてないです!あんな、あんなっーーあんな目に主人を遭わせるなんて、」
「なら、これからも護って欲しい」
「なーー」
「俺も鳥丸の……氷雨の主になるから」
俺の言葉に呆然とする氷雨の目から、滝のように涙が流れ落ちた。俺もつられてじわじわと涙腺が崩壊しかけているからやめて欲しい。勿体ない言葉です、と囁く氷雨に、こちらこそだと思う。従者制度の重みを全く理解していない主人にどれだけ口惜しい思いだったのだろう。本来なら、歓迎会で俺は隠れ場所から何まで親衛隊や側仕えに共有しなければならなかった。だのに商品欲しさに安全を怠った俺のクソ加減に反吐が出る。殺しても殺し足りない。
それでも俺の側仕えを辞めさせて欲しいと言わない彼のいじらしさが嬉しくて、胸が熱くなる。彼に見合う俺にならなければ。
莇会について一通り説明すると、氷雨はしっかりと理解してくれたようで頷いてくれる。側仕えである氷雨には暫く俺や田中という「異分子」を潰そうとする過激派の親衛隊から俺たちを護って貰わなければならない。今まで以上に警戒が必要になる。
もちろん退院するまでの間は親衛隊に護衛として立ち回ってもらうつもりだ。親衛隊とも連携して貰わなければならない。入院中の彼には酷なことを言っている自覚はあるが、氷雨は寧ろ嬉しそうだった。
「ーー氷雨」
「なに、兄さん」
「悪かった。お前の主を傷付けて」
そんな俺達の様子をじっと見つめていた時雨先輩が、氷雨に頭を下げた。俺も氷雨も目を見開いてしまう。柔らかな日差しにうつむき加減の彼らの美しい黒髪が反射して、キラキラと輝いている。氷雨は時雨先輩の顔を見つめ、頬を弛めた。
「俺も、兄さんの気持ちを考えずに離れてごめん。認めてくれてありがとう」
「氷雨の事を大切にすると言ってくれたから……」
「はは、兄さんは俺の事ばっかりなんだから」
あれ、なんだか気まずくなってきたぞ。急にイチャイチャとした雰囲気を醸し出しだした2人に居心地が悪くなる。そわそわとする俺とは別に、どんどん話を広ていく。
「怪我は?」
「主が来てくれたから、すぐ治るよ」
思わず首を傾げる。主が来れば治るとはどういう事だろうか。訝しげな俺に気づいたのか氷雨先輩があぁ、と呟いた。
武を貫き続けた『鳥』の一族は、長い年月を経て強靭な肉体を手に入れた。身体能力は言うまでもなく、視力や聴力、回復力に至るまで、常人ではありえないほどの能力を発揮する。
では何故氷雨がここまでボロボロなのかと言うと、心因性だという。主人と決めた俺に捨てられるのではという圧倒的な恐怖が目覚めを阻害し、傷の回復をも遅らせているのだ。
そう語る時雨先輩を傍目に、俺は再び申し訳なさで吐きそうになる。
「じゃあ、今こんなに意識がハッキリしてるのも?」
「はい、統真様の匂いがして目が覚めました」
「……ちょっとキモイな」
どいつもこいつも、俺の中の常識をぶち破って行くのだから笑えない。
だが、俺はこれからそいつら全員の上に立つ様な人間にならなければならないのだ。未だに首輪をつけて引き摺りまわされ、暴行を受け、犯されるあの恐怖は傷口が痛む度にぶり返す。寝れば悪夢に魘され、起きていれば記憶に蝕まれる毎日は着実に俺を蝕んでいる。
だけど、それも全てねじ伏せて行かなければ。辛くてもしんどくても笑っていられるような主になる。
ーー好いてくれる人達がいるなら、大丈夫だ。
穏やかに会話をする鳥丸兄弟を置いて部屋を出る。柔らかな雰囲気の病室が嘘のように殺風景な廊下が、俺から温度を奪っていく。
「お待たせしました」
「おぉ、ほないこか」
氷雨が帰ってくるまでには、莇会をきちんと機能させておけるように頑張らなければ。
俺はゆっくりと歩みを再開した。
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