13 / 36
12.告白
しおりを挟む
食事をして、買い物をしていると、あっという間に時間は過ぎた。
(やばい、楽しい。)
雪夜以外と、遊びに行くなんて久々すぎて とても楽しかった。
セオも口数は少ないが、楽しんでくれているようだった。
最後にアイスを食べながら帰り道を歩く。
途中、リアムとジェイさんが手を繋いで歩くのを見て、ちょっといいな、なんて思ってしまった。
(人恋しいのかな、俺…。
雪夜は、どうしてるだろうか……)
ふと、友人の事を思い出す。
「どうした?」
少し暗い顔をしてしまったのか、セオが俺に声をかけた。
「ううん。ただ、ちょっと昔のことを思い出しちゃって…。」
「……この後、家に来ないか?少し二人で話したい。」
突然の申し出に戸惑う。
だが、このまま家に帰っても元の世界のこと、雪夜の事を考えてしまいそうで、セオの誘いに乗ることにした。
「リアム!俺たち、そろそろ帰るな!またギルドで!!
あとは二人で楽しんで♪」
少し前を歩いていたリアムたちに声をかけた。
「うん!今日は楽しかった!また遊ぼうね!!」
そう言って、手を振って二人を見送った。
「さ、行こっか。」
「あぁ。」
◇◇◇◇
着いた場所は綺麗な高層マンションだった。
(え!?ほんとに、ここ?)
「もしかして、セオってお金持ち?」
「親が…かな?まぁ、エスパーだから、それなりにお金は持ってるけど。」
「入るの、ドキドキするんだけど…」
「一人暮らしだから、アルフィなら、いつでも来ていいよ。」
「ひとり!?……」
(マジかぁ……。羨ましい……)
「どうぞ。」
通された部屋は綺麗に片付けられ、とてもオシャレだった。
(ソファーもテーブルも高そうだ…。)
「飲み物持ってくる。コーヒーにする?酒もあるけど。」
そう言ってキッチンの方へセオは歩いて行った。
「じゃぁ、お酒で。」
こっちの世界に来てから一度も お酒を飲んでいない。
たまには息抜きもいいかもしれない……。
「どうぞ。」
カランッと氷の音をたて、お酒を乾杯する。
「ありがとう。セオ、今日は ほんと楽しかったよ。」
「こちらこそ。」
その後はギルドの話をしたり、遠征での話をしたり。お酒も入り、少しウトウトしてきていた……
「なぁ、アルフィ。最近、何か思い出したのか?さっき昔のことをって言っていたが…。」
「……話しちゃってもいいのかな…?」
お酒のせいで、あまり頭が 回らない…
「横になっていいよ。」
そう言われて、セオの膝にゴロンと頭を預け、横になった。
「それで、何?」
「俺、別の世界から来たんだ。ほんとの名前は、佐久間 秋都……ほんとのアルフィは、どこに行ったんだろう…?雪夜に会いたい…」
「?!」
ビクッと、少し驚いた顔をしたが、セオは俺の頭を撫でた。
「大変だったんだな…。」
「信じてくれるの?」
やばい、俺は酔っている。こんなこと、話しちゃダメなのに、、、
「〈ゆきや〉と言うのは恋人?」
「ううん、友達。突然 黒いものに引き込まれて こっちに来たんだけど…雪夜も この世界にいるのかは…わからない。」
なぜ雪夜のことを聞くのだろう?
「………」
その後、セオが何か言った気がするけど、覚えているのは俺の唇にセオの唇が触れたこと。
柔らかい唇と舌の感触。
気持ち良い………思わず俺も舌を絡めていた。
そのまま俺は眠りについた。
(やばい、楽しい。)
雪夜以外と、遊びに行くなんて久々すぎて とても楽しかった。
セオも口数は少ないが、楽しんでくれているようだった。
最後にアイスを食べながら帰り道を歩く。
途中、リアムとジェイさんが手を繋いで歩くのを見て、ちょっといいな、なんて思ってしまった。
(人恋しいのかな、俺…。
雪夜は、どうしてるだろうか……)
ふと、友人の事を思い出す。
「どうした?」
少し暗い顔をしてしまったのか、セオが俺に声をかけた。
「ううん。ただ、ちょっと昔のことを思い出しちゃって…。」
「……この後、家に来ないか?少し二人で話したい。」
突然の申し出に戸惑う。
だが、このまま家に帰っても元の世界のこと、雪夜の事を考えてしまいそうで、セオの誘いに乗ることにした。
「リアム!俺たち、そろそろ帰るな!またギルドで!!
あとは二人で楽しんで♪」
少し前を歩いていたリアムたちに声をかけた。
「うん!今日は楽しかった!また遊ぼうね!!」
そう言って、手を振って二人を見送った。
「さ、行こっか。」
「あぁ。」
◇◇◇◇
着いた場所は綺麗な高層マンションだった。
(え!?ほんとに、ここ?)
「もしかして、セオってお金持ち?」
「親が…かな?まぁ、エスパーだから、それなりにお金は持ってるけど。」
「入るの、ドキドキするんだけど…」
「一人暮らしだから、アルフィなら、いつでも来ていいよ。」
「ひとり!?……」
(マジかぁ……。羨ましい……)
「どうぞ。」
通された部屋は綺麗に片付けられ、とてもオシャレだった。
(ソファーもテーブルも高そうだ…。)
「飲み物持ってくる。コーヒーにする?酒もあるけど。」
そう言ってキッチンの方へセオは歩いて行った。
「じゃぁ、お酒で。」
こっちの世界に来てから一度も お酒を飲んでいない。
たまには息抜きもいいかもしれない……。
「どうぞ。」
カランッと氷の音をたて、お酒を乾杯する。
「ありがとう。セオ、今日は ほんと楽しかったよ。」
「こちらこそ。」
その後はギルドの話をしたり、遠征での話をしたり。お酒も入り、少しウトウトしてきていた……
「なぁ、アルフィ。最近、何か思い出したのか?さっき昔のことをって言っていたが…。」
「……話しちゃってもいいのかな…?」
お酒のせいで、あまり頭が 回らない…
「横になっていいよ。」
そう言われて、セオの膝にゴロンと頭を預け、横になった。
「それで、何?」
「俺、別の世界から来たんだ。ほんとの名前は、佐久間 秋都……ほんとのアルフィは、どこに行ったんだろう…?雪夜に会いたい…」
「?!」
ビクッと、少し驚いた顔をしたが、セオは俺の頭を撫でた。
「大変だったんだな…。」
「信じてくれるの?」
やばい、俺は酔っている。こんなこと、話しちゃダメなのに、、、
「〈ゆきや〉と言うのは恋人?」
「ううん、友達。突然 黒いものに引き込まれて こっちに来たんだけど…雪夜も この世界にいるのかは…わからない。」
なぜ雪夜のことを聞くのだろう?
「………」
その後、セオが何か言った気がするけど、覚えているのは俺の唇にセオの唇が触れたこと。
柔らかい唇と舌の感触。
気持ち良い………思わず俺も舌を絡めていた。
そのまま俺は眠りについた。
2
お気に入りに追加
44
あなたにおすすめの小説
媚薬使ってオナってたら絶倫彼氏に見つかって初めてなのに抱き潰される話♡
🍑ハンバーグ・ウワテナゲ🍑
BL
西村つばさ 21歳(攻め)
めちゃくちゃモテる。が、高校時代から千尋に片思いしていたため過去に恋人を作ったことがない。
千尋を大切にしすぎて手を出すタイミングを見失った。
175cm
大原千尋 21歳(受け)
筋トレマニア。
童顔で白くてもちもちしてる。
絵に描いたかのようなツンデレ。
つばさが大好きだけど恥ずかしくて言えない。
160cm
何故かめちゃくちゃ長くなりました。
最初、千尋くんしか出てきません…🍑
オークなんかにメス墜ちさせられるわけがない!
空倉改称
BL
異世界転生した少年、茂宮ミノル。彼は目覚めてみると、オークの腕の中にいた。そして群れのリーダーだったオークに、無理やりながらに性行為へと発展する。
しかしやはりと言うべきか、ミノルがオークに敵うはずがなく。ミノルはメス墜ちしてしまった。そしてオークの中でも名器という噂が広まり、なんやかんやでミノルは彼らの中でも立場が上になっていく。
そしてある日、リーダーのオークがミノルに結婚を申し入れた。しかしそれをキッカケに、オークの中でミノルの奪い合いが始まってしまい……。
(のんびりペースで更新してます、すみません(汗))
召喚された美人サラリーマンは性欲悪魔兄弟達にイカされる
KUMA
BL
朱刃音碧(あかばねあおい)30歳。
ある有名な大人の玩具の開発部門で、働くサラリーマン。
ある日暇をモテ余す悪魔達に、逆召喚され混乱する余裕もなく悪魔達にセックスされる。
性欲悪魔(8人攻め)×人間
エロいリーマンに悪魔達は釘付け…『お前は俺達のもの。』
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果
ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。
そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。
2023/04/06 後日談追加
【BL-R18】魔王の性奴隷になった勇者
ぬお
BL
※ほぼ性的描写です。
魔王に敗北し、勇者の力を封印されて性奴隷にされてしまった勇者。しかし、勇者は魔王の討伐を諦めていなかった。そんな勇者の心を見透かしていた魔王は逆にそれを利用して、勇者を淫乱に調教する策を思いついたのだった。
※【BL-R18】敗北勇者への快楽調教 の続編という設定です。読まなくても問題ありませんが、読んでください。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/17913308/134446860/
※この話の続編はこちらです。
↓ ↓ ↓
https://www.alphapolis.co.jp/novel/17913308/974452211
ゆるふわメスお兄さんを寝ている間に俺のチンポに完全屈服させる話
さくた
BL
攻め:浩介(こうすけ)
奏音とは大学の先輩後輩関係
受け:奏音(かなと)
同性と付き合うのは浩介が初めて
いつも以上に孕むだのなんだの言いまくってるし攻めのセリフにも♡がつく
【完結R18】異世界転生で若いイケメンになった元おじさんは、辺境の若い領主様に溺愛される
八神紫音
BL
36歳にして引きこもりのニートの俺。
恋愛経験なんて一度もないが、恋愛小説にハマっていた。
最近のブームはBL小説。
ひょんな事故で死んだと思ったら、異世界に転生していた。
しかも身体はピチピチの10代。顔はアイドル顔の可愛い系。
転生後くらい真面目に働くか。
そしてその町の領主様の邸宅で住み込みで働くことに。
そんな領主様に溺愛される訳で……。
※エールありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる