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後編
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丁度良く絵里ちゃんの頭は私の右胸の先端辺りに来てしまって、小悪魔のように微笑みながら私の右胸の大きくなっている先端を口に含んだ。バスローブと擦れる快感と、絵里ちゃんの舌の感触が胸から広がっていく。甘い快楽が私を襲う。
「んっ……」
「ふふ、硬くなってますね」
「もう……、言ったでしょ? 私も気持ちいいって」
「このままベッドまで連れてってくれませんか?」
「しょうが無いなぁ」
絵里ちゃんは私の胸の先端を口に含みながらコアラのように私に抱きつく。そんな彼女を蹴らないように慎重にベッドまで向かうけど、絵里ちゃんは右手を伸ばしてさっきの私の愛撫のように私の左胸をいじり出す。私の全身に快感が広がっていく。我慢しないと今度は私が甘い吐息を漏らしてしまいそうだ。立場が逆転しそうで恐い。
迫り来る快楽からなんとか平静を保ちつつ、歩いてベッドまで辿り着いた。ひっつき虫となっている絵里ちゃんを抱えて私の背中側から倒れ込む。胸の先端の快感と若干勢いを付けすぎたのか背中の痛覚がごちゃ混ぜになった。呻きたくなるのを堪える。
「……どこも痛いところ無い?」
「……光稀さんこそ痛くないですか?」
「身体は丈夫な方だから」
「一言くれたら離れたのに」
「絵里ちゃんの体温が気持ちいいからね」
「っ!! ……なんでそんなに優しいんですか!」
「えっ? ちょっ……!?」
発情した獣になった絵里ちゃんは、私のお腹の上に跨がって私の胸の先端を大きく弄り出す。右は口で、左は親指と人差し指で。でもどこかぎこちない。目を通していた事前情報からも分かっていたけど、誰かを攻めることには慣れていないようだった。自分の本能に身を委ねたいけど、経験不足でどうすれば良いのか分からない、そんなぎこちない愛撫だ。きっと絵里ちゃんの彼氏からされたことをしようとしているんだろう。絵里ちゃんの愛撫で彼氏のテクニックもそんなに上手じゃないことも分かった。これなら男女の関係が上手く行くはずがない。どうしたものか。
「……どうですか?」
「うーん…………」
「……微妙ですか?」
「……うん、今は痛みの方が強いかな」
「っ!? そんなぁ……」
「攻守交代」
「え? きゃっ!?」
まず身体を起こす。そして、ショックを受けて私への愛撫を止めた絵里ちゃんの背中に手を伸ばして、痛くならないようにしながらも上下逆転する。今度は私が絵里ちゃんを見下ろす形になった。
私は両手を絵里ちゃんの胸に伸ばして、バスローブを押し上げている胸の先端を親指と人差し指で弄り出す。絵里ちゃんがしたように強く触るんじゃなくて、優しくなぞりながら時折形が変わらない程度の力で押す。それだけでも気持ちよくなれる。現に絵里ちゃんの息づかいが更に大きくなって必死に身をよじっている。
「あっ、んっ……。雄介と全然違う……!?」
「痛くないかな?」
「気持ちいいよぉ……!」
「そっか」
私からの快感でよがり声を出さないように手の甲で口を押さえている絵里ちゃん。
刺激を与えて更に乱れて欲しいけど、今までで敏感肌と言うことは分かってるから自分の欲求を押し殺す。私自身の欲求を満たすんじゃなくて、今はお客さんの絵里ちゃんを満足させないと。それが私の仕事なんだから。……とは言っても絵里ちゃんに限らず、自分のテクニックで乱れてくれる女の子を見るのは大好きだ。
ふにふに、くにくに。
そんな風に絵里ちゃんの胸と胸の先端を愛撫していくと、絵里ちゃんは甘い吐息を漏らしながらよがって、更には内股を擦り合わせている。絵里ちゃんの”女”の匂いも充満している。私とは違う匂いで、女なのにそのフェロモンに当てられる。
絵里ちゃんの眼はトロンと蕩けていて可愛らしい。
「あっ、あっ、んんっ」
「気持ちいい?」
「はっ! はいぃっ!! ぁんっ」
経験不足な彼氏とシている時は多分力一杯されていたんだろう。
絵里ちゃんが好きな愛撫は優しく弄られることだ。力任せにするHじゃない。それに絵里ちゃん自身も経験不足で自分が好きな愛撫が分からなかったんだろうと思う。だってこんなに乱れてるんだもん。
顔全体がトマトみたいに赤くなって。両手でよがり声を出さないように頑張ってるけど無駄になりつつあって。胸の先端は最大まで硬くなって私からの快感で絵里ちゃんの全身に快楽を届けていて。両足を必死に擦り合わせて絵里ちゃんの”女”に匂いを誤魔化そうとしていて。
絵里ちゃんのどこが不感症なんだ。”雄介”とか言う絵里ちゃんの彼氏が下手なだけじゃないか。それか自分の射精欲だけを満たしたいか。そうとしか考えられない。私に虐められている女の子はとても可愛くていじらしい。
「ぁん……、あの…………」
「ん? どうかした?」
「ちょくせつ、シてくれませんか? んんっ」
「……分かった」
絵里ちゃんのお願いに応えて、とっくのとうに開けている絵里ちゃんのバスローブの中に両手をもぐり込ませては胸の先端まで優しく手を沿わせていく。たったこれだけなのに、さらなる快楽の期待のせいで絵里ちゃんの息づかいが乱れる。
「もうすぐ、もうすぐだよー」
「ゃん、じらさないで。……んっ、もう!」
胸の曲面を沿わしていた私の両手が絵里ちゃんのそれぞれの胸の先端を捉えた。ネジを回すように乳輪を弄る。時々胸の先端に当たってしまっては絵里ちゃんはか弱く鳴く。でも私は本格的に触らない。まだまだ焦らす。
「なんで、じらすんですかぁ……」
「えーっと、触ってると思うんだけどなぁ?」
「みつきさんのいじわうぅ……!」
「ごめんごめん、……いくよ」
「っ!! んっっ!?」
中指も加えて3本の指で絵里ちゃんの胸の先端を弄り始めた。バスローブ越しじゃない直接の愛撫のせいで絵里ちゃんの顔は更に蕩け出す。絵里ちゃんの胸の先端はグミ以上に弾力を持っていて、押し潰そうにも簡単にはいかなそうだ。でも、押し潰す気は全くないし、絵里ちゃんの好きな力加減は多分優しくネットリされるものだと思うし。
私が見下ろしている絵里ちゃんは私が与えている快楽のせいで”女”の表情をしていて気持ちよさそうだ。必死に快楽に負けないように我慢しているけど、ほとんど出来ていない。いやらしく鳴いている。
「あっ、あんっ……。みつきさん、それすきぃ……!」
「もっと、もーっとシてあげるね?」
「ぃやぁ……!」
「嫌なの? 止めた方が良い?」
「っ!? いやじゃない、もっとシてぇ……!」
「そっか」
絵里ちゃんの要望に応えて、私は絵里ちゃんへの愛撫を続ける。親指と中指で胸の先端の横を擦り合わせて、人差し指で頂点を掻くようにした。新しく加わった愛撫に絵里ちゃんはトロットロになる。
「あっ! あっ! あっ! ま、まってぇ……!」
「痛い?」
「いたくない! きもちぃ、それすきぃ……! んんっ!」
「じゃあ続けるよ?」
「だ、だめぇっ! なにかくる、きちゃうからぁ!」
「止めた方が良い?」
「ぃやぁ! つづけてぇ!!」
どうやらそろそろイくみたいだ。逢った時は「私イけないんです」なんて言ってた絵里ちゃんだけど、その時の絵里ちゃんに今の痴態を見せてあげたい。大人しくて真面目そうな絵里ちゃんが今はこんなに”女”の顔をして快楽に悶えてる。きっと同一人物だなんて思わないだろう。
「あっ、あっ、あっ……! みつきさん、わたし……!」
時々筋肉の痙攣が起きている。もう絵里ちゃんの限界は近い。愛撫の手の速度を最大まで上げて絵里ちゃんを絶頂へと導いていく。そして、最後のスパイスを加えよう。
絵里ちゃんの左の耳に口を近付けていく。そして囁いた。
「イって、絵里」
「え……? …………あっ!?」
次の瞬間、絵里ちゃんの身体が大きく震える。全身に鳥肌が立って、汗と”女”のにおいも強くなって。絵里ちゃんは悲鳴にならない声をか弱く出しては絶頂の波にのまれている。
あー、やっぱ自分で女の子をイかせるのってさいっこうに楽しいなー!!
多分人に言ったら軽蔑されるんだろうなっていう私の悪癖を自覚しながら、今だ快楽の本流から帰ってこない絵里ちゃんを見てそんな風に心の中で呟く。このまま愛撫を続けたいところだけど、「イったことがない」って言うくらいだから、何度もイかせちゃうと身体の方が保たないと思う。今は息が整うまで絵里ちゃんの頭を撫でていよう。
両手を絵里ちゃんの胸から頭へ移しては絵里ちゃんの頭と髪の毛を撫でる。均整の取れた頭の形とサラサラな髪の毛は羨ましくなるほどだ。
そんな風にしながら絵里ちゃんの回復を待っていると、絵里ちゃんの瞳に光が戻ってきた。
「ぁっ……、あ゛ぁ゛ー…………、ふぅー」
「大丈夫?」
「はい……」
「今のが女性の”イく”って感覚だと思うよ。無事にイけて良かったね」
「はぁー……今までに無い位とても気持ちよかったです」
「それは良かった。……絵里ちゃん不感症なんかじゃないからね、むしろ敏感な方だと思うよ。多分何回もイける体質だと思う」
「そうなんですね……。初めてイけて良かったです、ありがとうございました。でもすっごく体力がなくなっちゃいまね、イくって」
「うん、だから気を付けてね。今日はここまでにしとくね、時間も微妙だし」
「え? あー、もうそんな時間なんですね。あっというまだなぁ。……もう一回イっちゃったら帰れなくなりそうだったので良かったです」
「そう? ごめんね」
「いえいえ、あの……」
「ん?」
「時間まで光稀さんに抱きついてても良いですか?」
「良いよー」
枕の位置を調整しながら私はベッドに仰向けで寝転ぶ。体力が無くなったというのは本当のようで、絵里ちゃんはヨロヨロと動いては私の上に乗ってきた。でもそんなに重くない。そして、口でバスローブを引っぺがしては私の左胸に近付けて赤ちゃんのように私の胸の先端に吸い付く。温かくてぬめっとした心地よさが全身に届けられる。
きっと仕事が始まって彼氏とかにも甘えられなかったんだろう。私が相手してきた女の子にもこういう子がいた。女の子への性サービスをするこの仕事だとこういうことは良くある。
彼氏旦那と上手くいってない。男性よりも女性の方が好きなのかもしれない。25歳以上になって初めて彼氏が出来たけどどうすれば満足させてあげられるのか分からない。自分の性感帯がわからない。などなど……。寝取り趣味じゃないけど、そんな女の子達が私達を頼ってきてくれたらなんとかしてあげたい。私が困ってる女の子を満足させてあげよう。
そんな風に思いながら。私の胸の先端を必死に吸っている絵里ちゃんと目を合わせては彼女の頭を撫で続ける。シャワーを浴びるまでこのままこうしていよう。
「んっ……」
「ふふ、硬くなってますね」
「もう……、言ったでしょ? 私も気持ちいいって」
「このままベッドまで連れてってくれませんか?」
「しょうが無いなぁ」
絵里ちゃんは私の胸の先端を口に含みながらコアラのように私に抱きつく。そんな彼女を蹴らないように慎重にベッドまで向かうけど、絵里ちゃんは右手を伸ばしてさっきの私の愛撫のように私の左胸をいじり出す。私の全身に快感が広がっていく。我慢しないと今度は私が甘い吐息を漏らしてしまいそうだ。立場が逆転しそうで恐い。
迫り来る快楽からなんとか平静を保ちつつ、歩いてベッドまで辿り着いた。ひっつき虫となっている絵里ちゃんを抱えて私の背中側から倒れ込む。胸の先端の快感と若干勢いを付けすぎたのか背中の痛覚がごちゃ混ぜになった。呻きたくなるのを堪える。
「……どこも痛いところ無い?」
「……光稀さんこそ痛くないですか?」
「身体は丈夫な方だから」
「一言くれたら離れたのに」
「絵里ちゃんの体温が気持ちいいからね」
「っ!! ……なんでそんなに優しいんですか!」
「えっ? ちょっ……!?」
発情した獣になった絵里ちゃんは、私のお腹の上に跨がって私の胸の先端を大きく弄り出す。右は口で、左は親指と人差し指で。でもどこかぎこちない。目を通していた事前情報からも分かっていたけど、誰かを攻めることには慣れていないようだった。自分の本能に身を委ねたいけど、経験不足でどうすれば良いのか分からない、そんなぎこちない愛撫だ。きっと絵里ちゃんの彼氏からされたことをしようとしているんだろう。絵里ちゃんの愛撫で彼氏のテクニックもそんなに上手じゃないことも分かった。これなら男女の関係が上手く行くはずがない。どうしたものか。
「……どうですか?」
「うーん…………」
「……微妙ですか?」
「……うん、今は痛みの方が強いかな」
「っ!? そんなぁ……」
「攻守交代」
「え? きゃっ!?」
まず身体を起こす。そして、ショックを受けて私への愛撫を止めた絵里ちゃんの背中に手を伸ばして、痛くならないようにしながらも上下逆転する。今度は私が絵里ちゃんを見下ろす形になった。
私は両手を絵里ちゃんの胸に伸ばして、バスローブを押し上げている胸の先端を親指と人差し指で弄り出す。絵里ちゃんがしたように強く触るんじゃなくて、優しくなぞりながら時折形が変わらない程度の力で押す。それだけでも気持ちよくなれる。現に絵里ちゃんの息づかいが更に大きくなって必死に身をよじっている。
「あっ、んっ……。雄介と全然違う……!?」
「痛くないかな?」
「気持ちいいよぉ……!」
「そっか」
私からの快感でよがり声を出さないように手の甲で口を押さえている絵里ちゃん。
刺激を与えて更に乱れて欲しいけど、今までで敏感肌と言うことは分かってるから自分の欲求を押し殺す。私自身の欲求を満たすんじゃなくて、今はお客さんの絵里ちゃんを満足させないと。それが私の仕事なんだから。……とは言っても絵里ちゃんに限らず、自分のテクニックで乱れてくれる女の子を見るのは大好きだ。
ふにふに、くにくに。
そんな風に絵里ちゃんの胸と胸の先端を愛撫していくと、絵里ちゃんは甘い吐息を漏らしながらよがって、更には内股を擦り合わせている。絵里ちゃんの”女”の匂いも充満している。私とは違う匂いで、女なのにそのフェロモンに当てられる。
絵里ちゃんの眼はトロンと蕩けていて可愛らしい。
「あっ、あっ、んんっ」
「気持ちいい?」
「はっ! はいぃっ!! ぁんっ」
経験不足な彼氏とシている時は多分力一杯されていたんだろう。
絵里ちゃんが好きな愛撫は優しく弄られることだ。力任せにするHじゃない。それに絵里ちゃん自身も経験不足で自分が好きな愛撫が分からなかったんだろうと思う。だってこんなに乱れてるんだもん。
顔全体がトマトみたいに赤くなって。両手でよがり声を出さないように頑張ってるけど無駄になりつつあって。胸の先端は最大まで硬くなって私からの快感で絵里ちゃんの全身に快楽を届けていて。両足を必死に擦り合わせて絵里ちゃんの”女”に匂いを誤魔化そうとしていて。
絵里ちゃんのどこが不感症なんだ。”雄介”とか言う絵里ちゃんの彼氏が下手なだけじゃないか。それか自分の射精欲だけを満たしたいか。そうとしか考えられない。私に虐められている女の子はとても可愛くていじらしい。
「ぁん……、あの…………」
「ん? どうかした?」
「ちょくせつ、シてくれませんか? んんっ」
「……分かった」
絵里ちゃんのお願いに応えて、とっくのとうに開けている絵里ちゃんのバスローブの中に両手をもぐり込ませては胸の先端まで優しく手を沿わせていく。たったこれだけなのに、さらなる快楽の期待のせいで絵里ちゃんの息づかいが乱れる。
「もうすぐ、もうすぐだよー」
「ゃん、じらさないで。……んっ、もう!」
胸の曲面を沿わしていた私の両手が絵里ちゃんのそれぞれの胸の先端を捉えた。ネジを回すように乳輪を弄る。時々胸の先端に当たってしまっては絵里ちゃんはか弱く鳴く。でも私は本格的に触らない。まだまだ焦らす。
「なんで、じらすんですかぁ……」
「えーっと、触ってると思うんだけどなぁ?」
「みつきさんのいじわうぅ……!」
「ごめんごめん、……いくよ」
「っ!! んっっ!?」
中指も加えて3本の指で絵里ちゃんの胸の先端を弄り始めた。バスローブ越しじゃない直接の愛撫のせいで絵里ちゃんの顔は更に蕩け出す。絵里ちゃんの胸の先端はグミ以上に弾力を持っていて、押し潰そうにも簡単にはいかなそうだ。でも、押し潰す気は全くないし、絵里ちゃんの好きな力加減は多分優しくネットリされるものだと思うし。
私が見下ろしている絵里ちゃんは私が与えている快楽のせいで”女”の表情をしていて気持ちよさそうだ。必死に快楽に負けないように我慢しているけど、ほとんど出来ていない。いやらしく鳴いている。
「あっ、あんっ……。みつきさん、それすきぃ……!」
「もっと、もーっとシてあげるね?」
「ぃやぁ……!」
「嫌なの? 止めた方が良い?」
「っ!? いやじゃない、もっとシてぇ……!」
「そっか」
絵里ちゃんの要望に応えて、私は絵里ちゃんへの愛撫を続ける。親指と中指で胸の先端の横を擦り合わせて、人差し指で頂点を掻くようにした。新しく加わった愛撫に絵里ちゃんはトロットロになる。
「あっ! あっ! あっ! ま、まってぇ……!」
「痛い?」
「いたくない! きもちぃ、それすきぃ……! んんっ!」
「じゃあ続けるよ?」
「だ、だめぇっ! なにかくる、きちゃうからぁ!」
「止めた方が良い?」
「ぃやぁ! つづけてぇ!!」
どうやらそろそろイくみたいだ。逢った時は「私イけないんです」なんて言ってた絵里ちゃんだけど、その時の絵里ちゃんに今の痴態を見せてあげたい。大人しくて真面目そうな絵里ちゃんが今はこんなに”女”の顔をして快楽に悶えてる。きっと同一人物だなんて思わないだろう。
「あっ、あっ、あっ……! みつきさん、わたし……!」
時々筋肉の痙攣が起きている。もう絵里ちゃんの限界は近い。愛撫の手の速度を最大まで上げて絵里ちゃんを絶頂へと導いていく。そして、最後のスパイスを加えよう。
絵里ちゃんの左の耳に口を近付けていく。そして囁いた。
「イって、絵里」
「え……? …………あっ!?」
次の瞬間、絵里ちゃんの身体が大きく震える。全身に鳥肌が立って、汗と”女”のにおいも強くなって。絵里ちゃんは悲鳴にならない声をか弱く出しては絶頂の波にのまれている。
あー、やっぱ自分で女の子をイかせるのってさいっこうに楽しいなー!!
多分人に言ったら軽蔑されるんだろうなっていう私の悪癖を自覚しながら、今だ快楽の本流から帰ってこない絵里ちゃんを見てそんな風に心の中で呟く。このまま愛撫を続けたいところだけど、「イったことがない」って言うくらいだから、何度もイかせちゃうと身体の方が保たないと思う。今は息が整うまで絵里ちゃんの頭を撫でていよう。
両手を絵里ちゃんの胸から頭へ移しては絵里ちゃんの頭と髪の毛を撫でる。均整の取れた頭の形とサラサラな髪の毛は羨ましくなるほどだ。
そんな風にしながら絵里ちゃんの回復を待っていると、絵里ちゃんの瞳に光が戻ってきた。
「ぁっ……、あ゛ぁ゛ー…………、ふぅー」
「大丈夫?」
「はい……」
「今のが女性の”イく”って感覚だと思うよ。無事にイけて良かったね」
「はぁー……今までに無い位とても気持ちよかったです」
「それは良かった。……絵里ちゃん不感症なんかじゃないからね、むしろ敏感な方だと思うよ。多分何回もイける体質だと思う」
「そうなんですね……。初めてイけて良かったです、ありがとうございました。でもすっごく体力がなくなっちゃいまね、イくって」
「うん、だから気を付けてね。今日はここまでにしとくね、時間も微妙だし」
「え? あー、もうそんな時間なんですね。あっというまだなぁ。……もう一回イっちゃったら帰れなくなりそうだったので良かったです」
「そう? ごめんね」
「いえいえ、あの……」
「ん?」
「時間まで光稀さんに抱きついてても良いですか?」
「良いよー」
枕の位置を調整しながら私はベッドに仰向けで寝転ぶ。体力が無くなったというのは本当のようで、絵里ちゃんはヨロヨロと動いては私の上に乗ってきた。でもそんなに重くない。そして、口でバスローブを引っぺがしては私の左胸に近付けて赤ちゃんのように私の胸の先端に吸い付く。温かくてぬめっとした心地よさが全身に届けられる。
きっと仕事が始まって彼氏とかにも甘えられなかったんだろう。私が相手してきた女の子にもこういう子がいた。女の子への性サービスをするこの仕事だとこういうことは良くある。
彼氏旦那と上手くいってない。男性よりも女性の方が好きなのかもしれない。25歳以上になって初めて彼氏が出来たけどどうすれば満足させてあげられるのか分からない。自分の性感帯がわからない。などなど……。寝取り趣味じゃないけど、そんな女の子達が私達を頼ってきてくれたらなんとかしてあげたい。私が困ってる女の子を満足させてあげよう。
そんな風に思いながら。私の胸の先端を必死に吸っている絵里ちゃんと目を合わせては彼女の頭を撫で続ける。シャワーを浴びるまでこのままこうしていよう。
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