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最終話
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天龍寺で実際の紅葉と曹源池庭園に映った紅葉を楽しみ、嵐山トロッコに乗って保津峡の紅葉を楽しんでから京都駅に戻ってきた。そして、ご飯は明日の朝からだから和牛ステーキを食べた後に、予約していた旅館へとチェックインをした。高級デパートと連携しているだけあって泊る旅館もグレードが高い。払えない金額じゃ無いけど、ここまでじゃなくても良いよねって思うほどの旅館だ。
畳や座椅子も値打ちがありそうで、お姫さま気分になる。運良く露天風呂付き客室に泊まれたし、景色を見ながらじっくりお風呂に浸かりたい。それにしても畳の匂いはどうしてこんなに落ち着くのかなぁ。
「はぁー、美味しかったし楽しかった!」
「なー! ってまだまだ楽しむぞ?」
「もちろん! ……温泉はいろっかな~、どう?」
「…………汗かいたし、俺もはいろ」
「オッケー、私下着とか準備するから、怜央は浴衣とタオル探して? 予約したから」
「あいよ」
怜央は部屋の散策、私は持って来た鞄の中から下着を取り出す。……あの日とは被って無くて、洗わなくても良いように下着は4日分以上持って来ている。だから汚しても大丈夫。誘ってくれるかな、誘ってくれると良いな。
でも、そんなことは杞憂だった。
むにゅ。いつの間にか怜央は私の後ろに来ていて、背中におにんにんを押しつけてきた。硬くなっていて苦しそう。
「……どうしたの? お風呂入ろう?」
「あーっと悪い。つきあいたての頃を思い出してさ。勃っちまった」
「……今日、あとお風呂と寝るだけだね」
「……布団敷いといて良いか?」
「じゃないと寝られないよ?」
「うっす」
日中、散々『子供』と言ってきたし、後は2人きりの時間だ。となると……?
私の意をくみ取ってくれた怜央はいそいそと布団を敷く。怜央もその気でいてくれて良かった。昨日のうちにムダ毛処理はしておいたから大丈夫。あとは行為に備えるだけだ。
「真白ー、タオル」
「ん、ありがと」
怜央はボディタオルを私に投げてきて、それを受け取る。ベランダ、ベランダ? に露天風呂はあって、ここで着替えるからだ。長袖のロングワンピースとストッキング、後は上下の下着を脱いで洗濯ネットに入れておく。一応この旅館でも洗濯機は借りられるみたいだけど、なんというか風情がね。
全身すっぽんぽんになった私はボディタオルで前身を隠しながら、シャンプーとかの小物を持ってベランダへと向かっていく。怜央は既に着ていたものを脱いでいて、腰にタオルを巻いたままベランダにいた。ここから見られる紅葉にうっとりとしている。
「おー、すっげぇ」
「れーお、お待たせ。……景色良いね」
「ああ……、ちっと肌寒いけどな」
「早く身体洗って入ろ」
「うっす」
私は私、怜央は怜央で自分の身体を洗い始める。タオルで前身を隠しながら暖かいお湯で首から下を流す。はぁー気持ちいい。汗と一緒に疲れも流れていく気がした。
この後のことを考えると髪の毛は洗わない。どうせもう一度入りなおすし。洗顔液で顔を洗ってさっぱりした。後は適当に身体を洗って露天風呂に入る。
「あぁー、気持ちいーー」
「ここの風呂、美白効果とか疲れが取れるってさ」
「へぇー」
「っと、あ゛ぁ゛ー、いい湯だな」
「ねー、生き返る~」
お互いに無言になって、温泉を満喫する。家のお風呂でも疲れが取れて心地よくはなるけどやっぱり温泉とは違う。全身が溶けて温泉と一体化するんじゃ無いかってほど気持ちいい。
「……明日酒とつまみ買って、晩酌とかどうだ?」
「さんせ~、くっつくよ?」
「お?」
私は怜央に近付いて、右半身を怜央の左半身と密着させる。そして、怜央のおにんにんに手を伸ばして優しく握っては上下に震わせる。
「っ!? 真白……?」
「京都の紅葉綺麗だね~」
「あ、ああ。そう、だな……」
「どうしたの? 声震えてるよ?」
「なん、でもない、ぞ……?」
怜央は自分でも腰を動かし出してさらなる快感を得ろうとする。温泉だけじゃ無い顔のほてりが目立ち出す。頑張って快感に耐えている怜央の顔を見るのが好きだ。もっと虐めたい。
「今日は来られて良かったよー、明日明後日も楽しもうね」
「もち、ろんだ……!」
「ねえ、さっきからどうしたの? 辛そうだよ?」
「はぁ……、はぁ……」
これはもうすぐ我慢出来なくなりそうだね。ほら、おいで。怜央?
私の心の声が聞こえたのか分からないけど、怜央は勢いよく私を抱きしめてはキスをする。
「「んむ……」」
ドロドロに溶けて温泉で混じり合って、でも怜央とのキスで身体を取り戻したような気分にもなって、私達は深く深くキスをする。前身同士が密着して怜央のおにんにんが私達の身体で挟まれる。キスしている間、怜央の顔を見ると、既に狼になっていた。目がギラギラとしている。
「はぁ……、はぁ……。真白、俺……!」
「部屋戻ろっか、流石にここはねぇ……?」
一旦息継ぎをするために顔を離す。すると、赤い顔で荒い息を吐きながら怜央は我慢の限界を知らせてきた。……まあ、私もだけど。
いそいそとお風呂の中から上がって、お風呂の温度と気温の違いに驚きながらバスタオルを持って身体を拭いていく。すぐに湿気は無くなった。それに、バスタオルで隠しながら下半身を触ってみると、私のあそこは濡れていた。怜央もだ。いくらバスタオルで隠そうとしてもおにんにんの形で盛り上がっている。
怜央は荒い息を吐きながら私の身体を視姦していて、興奮を持続させている。私は最近Eカップになった胸を見せつけながら部屋に戻る。怜央もフラフラと私の後をついてきて、2人で布団の上に立つ。そして、私は怜央に抱きついた。
「れーお、好き。大好き、愛してるよ」
「ましろ…………!!」
「「……んむ」」
私は怜央のリミットを解除した。怜央は私を抱きしめ返してキスをする。そして、荒々しくも優しく私の胸を揉んできた。
怜央は繁殖期を迎えた狼のように私を求めて胸を揉む。私も負けじと怜央を抱きしめ返してお尻とか背中をソフトタッチして、彼の性的欲求を引き出す。
自身の性的欲求を引き出された怜央はおにんにんを私に擦り付ける。なんとなくぬるっとしたものがついた。息が苦しくなってきて一度顔を離した。
「ま、しろ……。おれ…………!」
「ねぇ。見て? 私も濡れちゃってんだぁ」
「いい……のか…………?」
「良いも悪いも無いよ。子供欲しいし。……でも」
「でも……?」
「怜央と1つになりたい」
「…………ましろぉ!!」
性欲の権化となった怜央は私の左足を持ち上げてバレリーナのような格好にさせた。そして、少し腰を落してはおにんにんで私のあそこに狙いを定める。
「いれ、るぞ……?」
「うん、来て? 上手く支えてね」
「ましろ、すきだ、あいしてる」
「うん、私も。だーいすき。……んっ」
怜央は腰を前に突きだす。なんだかんだで準備が終わっていた私のあそこの中に入ってきた。コンドームがあるときとは気持ちよさが全然違う。性感帯を虐められた私にも気持ちよさが襲ってくる。
「もち、あげるぞ……?」
「落さないでね?」
「ああ……」
怜央のおにんにんが2/3ほど入ってくると、怜央は私を持ち上げて子供みたいに抱きかかえる。普段立ちながらSEXをしないけど、今日くらいは挑戦しても良いと思う。154cmの私と170cm後半の怜央の体格差だと怜央にばっか負担をかけ過ぎちゃうから、私も両手両足で怜央に抱きつく。いつもと違って恥ずかしさもあるけど、開放感のせいか積極的になってる自覚がある。
身体が密着して全てを委ねている。私をどうするかは怜央次第だ。
「うごくぞ……」
「んっ、落さないでね、ホントに」
「ああ……!」
そのまま怜央は壁に自分の背中を押し当てて支えにした。そして、少しずつ腰を揺らし出す。寝てするのとは違って全然動けないらしく、いつもより弱い快感が私の中を襲ってくる。
普段はこのくらいだと耐えるけど、今日はもっと怜央に動いて貰いたい。意識してよがり声を出す。
「んっ、んっ、はぁ……」
「きもちいいか……?」
「うん、気持ちい。でも怜央にばっか負担掛けちゃうね」
「そんなの、ぜんぜん、かまわない……。でも……」
「でも?」
「おっぱい、さわれない……」
「…………。仕方無いなぁ。降ろして?」
「わかった」
私は両足を畳の上について自分の足で立つ。そして、怜央のおにんにんを引き抜く。暖かさと快感が無くなって名残惜しい。怜央も同じ気持ちみたいでしょぼんとしている。
「仰向けになって?」
「……おれがうごくぞ?」
「今日は特別。ほら、寝た寝た」
「お、おう……」
怜央の両肩に手を乗せて下に落す。私の力なんか簡単に振りほどける怜央だけど、大人しく布団の上に仰向けで寝た。おにんにんが垂直かそれ以上にヘソの方まで直立している。私はいつも怜央がしているように、おにんにんとあそこを合わせるよう跨がっては腰を下ろしていく。
ズブズブ、ズブブブブ。
実際に音はしなかったけど、ドロドロに濡れていたらこんな音が鳴っていただろう。そして、怜央のおにんにんは私の中の奥へと到達して、ほぼ全部はいった。とてもきもちぃ。
「はぁー……、今日すっごく硬いね。きもちぃよ」
「あさからとまらなかった」
「えー、そんなに私とHなことしたかったの?」
「ああ、ましろをはらませたい」
キュン。
怜央のまっすぐな目と言葉が私を"女"にさせた。私だって、私だってなぁ! 怜央の赤ちゃん欲しいんだよ!!
「動くね? 下手だけど許して」
「かまわない。おっぱいさわっていいか?」
「どうぞ~」
私は布団の上に膝をつき、両手を怜央の膝に乗せて腰だけを前後に動かし出す。ヤンキー座りのように座って上下に動かした方が良いのかもしれないけど、私はAV女優みたいに上手く出来ないからこれで勘弁して欲しい。練習したいって言ってもそれはそれでまだ恥ずかしいし。
腰が動いたおかげで、怜央のおにんにんは私の中の至る所に当たり、快感を生み出す。特に普段は私が仰向けになってする体勢とは違う場所に当たって気持ちが良い。また、両手を怜央の膝に乗せてバランスを取っているから勝手に漏れる声を抑えることが出来ない。
「んっ、んっ、あっ、はぁ……」
「きもちいいか?」
「うん、すっごく……。ぁん」
怜央の両手が私の胸に伸びてきて下から持ち上げられる。思わず変な声が出てしまった。そのまま怜央は私の胸を揉んで、何か気がついたように首を傾げ出す。更に人差し指で私の乳首を虐めてきた。
「……なんか、おおきくなった?」
「ぁん……、せいかい。Eカップになったよ、んっ……」
「……なんで?」
「んっ、あれ、れおって……、おっきいの、きらいだった? あぁん……」
「……すきだけど……、おれのためなのか?」
「じゃないと……っ、だれのためだってぇん!? いうのよ……っ」
「…………!」
あ、怜央のおにんにんが大きくなった。そして、手の動きも激しくなる。乳首への愛撫も増す。私も行為に集中せざるを得ない。いや、もっと没頭したい。
「ちくびビンビンだな、つまめるぞ?」
「あん、はぁー、きもちよすぎてしにそう……」
「……なら、もっと!!」
「え? ……あぁん!?」
乳首への愛撫が無くなったと思ったら、背中に回された両腕で怜央の方に引き寄せられた。そして、今度は温かくて滑っとした感覚が利き乳首がある左胸から伝わってきた。更に右胸への愛撫が再び起こり、怜央は激しく腰を動かし出す。
「あっ! あっ! ちょ、ちょっと! きょうはっ、わたしがぁん!?」
「…………!!」
「あっ! あっ! そっ、それぇ、すきぃっ!! もっと、もっとシてぇ!!」
「…………!!」
怜央の行為は激化する。右胸は優しくて激しく揉まれて、乳首は指で扱かれる。左乳首の先端は舌で舐められて、私が口で怜央のおにんにんを扱くように唇で前後に扱かれる。私の腰の動きとマッチした怜央の腰使いであそこを蹂躙される。とどのつまり、私の性感帯はことごとく愛撫され続けられている。
身をよじって、快楽から脱げ出そうとしても足に力が入らなくて怜央にされるがままになる。
「あっ! あっ! あっ! あっ! ま、まってっ!! わたしっ、そろそろっ!!」
「…………!!」
私の性感帯を的確に狙った怜央の行為は私を絶頂へと誘っていく。それを伝えたら、怜央は私をイかそうとしてきた。ただただその快楽の本流に身を任すしか無い。
「あっ! あっ! だ、だめっ!? もうっ!?」
「……イけ、ましろっ!!」
「あっ。 ……っ!? あ゛ぁ゛っ!?」
遂に限界が来た。私の身体は勝手に跳ね上がっては痙攣する。体中の筋肉が弛緩と収縮を繰り返して絶頂する。身体と心が別々になった感じがして、いつも以上に意識して呼吸をしないと酸欠になってしまいそうだ。それに、私のあそこも身体と同じように痙攣して怜央のおにんにんを締め付ける。敏感になった私のあそこは、おにんにんに限界が近いことを教えてくる。
「ましろ、ごめん……!!」
「えっ? ……ちょ、ちょっと! わたし、イったばっかっ!?」
呼吸を整える間もなく、怜央は再び乳首とあそこへの愛撫を始める。達した私の身体はさっき以上に快楽で溢れる。
「あっ! あっ! すきっ! れおっ、だいすきっ!!」
「おれもっ、すきだっ!! ましろっ!!」
「あっ! あっ! だ、だめっ!? わたしっ!?」
「おれもっ、でるっ!!」
「イっ……、ぐぅ~~っ!!」、「でるっっ!!」
私達は同時に絶頂を迎えた。さっき以上に身体が飛び跳ねて痙攣する。怜央のおにんにんをギュウギュウ締め付けて射精を促す。怜央も体中がフルフル震えては私の中に子種を放っている。2人とも全身に鳥肌が立って、ちょっとした摩擦でも快感を与えてきて、思うように動けない。
「「はぁ……! はぁ……!」」
荒々しい呼吸をして息を整える。なんというか、とても気持ちよかった。
私は前身を倒して、怜央の前身と密着する。そして、唇どうしをくっつけた。怜央の荒々しい呼吸と、体温や汗、そして匂い……。ありとあらゆる要素が私に『彼の子供を産みたい!』と伝えてくる。
いつもより短いキスを終えて、顔を離す。
「俺の子供を産んでくれるか?」
「もちろん、男の子と女の子どっちも欲しいかな」
「……おし、もう1回シていいか?」
「旅行の体力も考えてね?」
「ああ!」
怜央が身体を起こそうとしたから、私が先に身体を起こす。そして、繋がったまま今度は体勢を逆にした。
「真白、愛してる!」
「うん、私も! 怜央!」
そして怜央が腰を動かし出した。1回放ったとは思えない硬さをおにんにんは取り戻して、私を絶頂へと導いていく。いつもより激しくて気持ちが良い。獣のように交わって、今夜は寝かせてくれないかもしれない。
旅行に来たら、旦那が"狼"になりました。そう言って良いかもしれないよね!
畳や座椅子も値打ちがありそうで、お姫さま気分になる。運良く露天風呂付き客室に泊まれたし、景色を見ながらじっくりお風呂に浸かりたい。それにしても畳の匂いはどうしてこんなに落ち着くのかなぁ。
「はぁー、美味しかったし楽しかった!」
「なー! ってまだまだ楽しむぞ?」
「もちろん! ……温泉はいろっかな~、どう?」
「…………汗かいたし、俺もはいろ」
「オッケー、私下着とか準備するから、怜央は浴衣とタオル探して? 予約したから」
「あいよ」
怜央は部屋の散策、私は持って来た鞄の中から下着を取り出す。……あの日とは被って無くて、洗わなくても良いように下着は4日分以上持って来ている。だから汚しても大丈夫。誘ってくれるかな、誘ってくれると良いな。
でも、そんなことは杞憂だった。
むにゅ。いつの間にか怜央は私の後ろに来ていて、背中におにんにんを押しつけてきた。硬くなっていて苦しそう。
「……どうしたの? お風呂入ろう?」
「あーっと悪い。つきあいたての頃を思い出してさ。勃っちまった」
「……今日、あとお風呂と寝るだけだね」
「……布団敷いといて良いか?」
「じゃないと寝られないよ?」
「うっす」
日中、散々『子供』と言ってきたし、後は2人きりの時間だ。となると……?
私の意をくみ取ってくれた怜央はいそいそと布団を敷く。怜央もその気でいてくれて良かった。昨日のうちにムダ毛処理はしておいたから大丈夫。あとは行為に備えるだけだ。
「真白ー、タオル」
「ん、ありがと」
怜央はボディタオルを私に投げてきて、それを受け取る。ベランダ、ベランダ? に露天風呂はあって、ここで着替えるからだ。長袖のロングワンピースとストッキング、後は上下の下着を脱いで洗濯ネットに入れておく。一応この旅館でも洗濯機は借りられるみたいだけど、なんというか風情がね。
全身すっぽんぽんになった私はボディタオルで前身を隠しながら、シャンプーとかの小物を持ってベランダへと向かっていく。怜央は既に着ていたものを脱いでいて、腰にタオルを巻いたままベランダにいた。ここから見られる紅葉にうっとりとしている。
「おー、すっげぇ」
「れーお、お待たせ。……景色良いね」
「ああ……、ちっと肌寒いけどな」
「早く身体洗って入ろ」
「うっす」
私は私、怜央は怜央で自分の身体を洗い始める。タオルで前身を隠しながら暖かいお湯で首から下を流す。はぁー気持ちいい。汗と一緒に疲れも流れていく気がした。
この後のことを考えると髪の毛は洗わない。どうせもう一度入りなおすし。洗顔液で顔を洗ってさっぱりした。後は適当に身体を洗って露天風呂に入る。
「あぁー、気持ちいーー」
「ここの風呂、美白効果とか疲れが取れるってさ」
「へぇー」
「っと、あ゛ぁ゛ー、いい湯だな」
「ねー、生き返る~」
お互いに無言になって、温泉を満喫する。家のお風呂でも疲れが取れて心地よくはなるけどやっぱり温泉とは違う。全身が溶けて温泉と一体化するんじゃ無いかってほど気持ちいい。
「……明日酒とつまみ買って、晩酌とかどうだ?」
「さんせ~、くっつくよ?」
「お?」
私は怜央に近付いて、右半身を怜央の左半身と密着させる。そして、怜央のおにんにんに手を伸ばして優しく握っては上下に震わせる。
「っ!? 真白……?」
「京都の紅葉綺麗だね~」
「あ、ああ。そう、だな……」
「どうしたの? 声震えてるよ?」
「なん、でもない、ぞ……?」
怜央は自分でも腰を動かし出してさらなる快感を得ろうとする。温泉だけじゃ無い顔のほてりが目立ち出す。頑張って快感に耐えている怜央の顔を見るのが好きだ。もっと虐めたい。
「今日は来られて良かったよー、明日明後日も楽しもうね」
「もち、ろんだ……!」
「ねえ、さっきからどうしたの? 辛そうだよ?」
「はぁ……、はぁ……」
これはもうすぐ我慢出来なくなりそうだね。ほら、おいで。怜央?
私の心の声が聞こえたのか分からないけど、怜央は勢いよく私を抱きしめてはキスをする。
「「んむ……」」
ドロドロに溶けて温泉で混じり合って、でも怜央とのキスで身体を取り戻したような気分にもなって、私達は深く深くキスをする。前身同士が密着して怜央のおにんにんが私達の身体で挟まれる。キスしている間、怜央の顔を見ると、既に狼になっていた。目がギラギラとしている。
「はぁ……、はぁ……。真白、俺……!」
「部屋戻ろっか、流石にここはねぇ……?」
一旦息継ぎをするために顔を離す。すると、赤い顔で荒い息を吐きながら怜央は我慢の限界を知らせてきた。……まあ、私もだけど。
いそいそとお風呂の中から上がって、お風呂の温度と気温の違いに驚きながらバスタオルを持って身体を拭いていく。すぐに湿気は無くなった。それに、バスタオルで隠しながら下半身を触ってみると、私のあそこは濡れていた。怜央もだ。いくらバスタオルで隠そうとしてもおにんにんの形で盛り上がっている。
怜央は荒い息を吐きながら私の身体を視姦していて、興奮を持続させている。私は最近Eカップになった胸を見せつけながら部屋に戻る。怜央もフラフラと私の後をついてきて、2人で布団の上に立つ。そして、私は怜央に抱きついた。
「れーお、好き。大好き、愛してるよ」
「ましろ…………!!」
「「……んむ」」
私は怜央のリミットを解除した。怜央は私を抱きしめ返してキスをする。そして、荒々しくも優しく私の胸を揉んできた。
怜央は繁殖期を迎えた狼のように私を求めて胸を揉む。私も負けじと怜央を抱きしめ返してお尻とか背中をソフトタッチして、彼の性的欲求を引き出す。
自身の性的欲求を引き出された怜央はおにんにんを私に擦り付ける。なんとなくぬるっとしたものがついた。息が苦しくなってきて一度顔を離した。
「ま、しろ……。おれ…………!」
「ねぇ。見て? 私も濡れちゃってんだぁ」
「いい……のか…………?」
「良いも悪いも無いよ。子供欲しいし。……でも」
「でも……?」
「怜央と1つになりたい」
「…………ましろぉ!!」
性欲の権化となった怜央は私の左足を持ち上げてバレリーナのような格好にさせた。そして、少し腰を落してはおにんにんで私のあそこに狙いを定める。
「いれ、るぞ……?」
「うん、来て? 上手く支えてね」
「ましろ、すきだ、あいしてる」
「うん、私も。だーいすき。……んっ」
怜央は腰を前に突きだす。なんだかんだで準備が終わっていた私のあそこの中に入ってきた。コンドームがあるときとは気持ちよさが全然違う。性感帯を虐められた私にも気持ちよさが襲ってくる。
「もち、あげるぞ……?」
「落さないでね?」
「ああ……」
怜央のおにんにんが2/3ほど入ってくると、怜央は私を持ち上げて子供みたいに抱きかかえる。普段立ちながらSEXをしないけど、今日くらいは挑戦しても良いと思う。154cmの私と170cm後半の怜央の体格差だと怜央にばっか負担をかけ過ぎちゃうから、私も両手両足で怜央に抱きつく。いつもと違って恥ずかしさもあるけど、開放感のせいか積極的になってる自覚がある。
身体が密着して全てを委ねている。私をどうするかは怜央次第だ。
「うごくぞ……」
「んっ、落さないでね、ホントに」
「ああ……!」
そのまま怜央は壁に自分の背中を押し当てて支えにした。そして、少しずつ腰を揺らし出す。寝てするのとは違って全然動けないらしく、いつもより弱い快感が私の中を襲ってくる。
普段はこのくらいだと耐えるけど、今日はもっと怜央に動いて貰いたい。意識してよがり声を出す。
「んっ、んっ、はぁ……」
「きもちいいか……?」
「うん、気持ちい。でも怜央にばっか負担掛けちゃうね」
「そんなの、ぜんぜん、かまわない……。でも……」
「でも?」
「おっぱい、さわれない……」
「…………。仕方無いなぁ。降ろして?」
「わかった」
私は両足を畳の上について自分の足で立つ。そして、怜央のおにんにんを引き抜く。暖かさと快感が無くなって名残惜しい。怜央も同じ気持ちみたいでしょぼんとしている。
「仰向けになって?」
「……おれがうごくぞ?」
「今日は特別。ほら、寝た寝た」
「お、おう……」
怜央の両肩に手を乗せて下に落す。私の力なんか簡単に振りほどける怜央だけど、大人しく布団の上に仰向けで寝た。おにんにんが垂直かそれ以上にヘソの方まで直立している。私はいつも怜央がしているように、おにんにんとあそこを合わせるよう跨がっては腰を下ろしていく。
ズブズブ、ズブブブブ。
実際に音はしなかったけど、ドロドロに濡れていたらこんな音が鳴っていただろう。そして、怜央のおにんにんは私の中の奥へと到達して、ほぼ全部はいった。とてもきもちぃ。
「はぁー……、今日すっごく硬いね。きもちぃよ」
「あさからとまらなかった」
「えー、そんなに私とHなことしたかったの?」
「ああ、ましろをはらませたい」
キュン。
怜央のまっすぐな目と言葉が私を"女"にさせた。私だって、私だってなぁ! 怜央の赤ちゃん欲しいんだよ!!
「動くね? 下手だけど許して」
「かまわない。おっぱいさわっていいか?」
「どうぞ~」
私は布団の上に膝をつき、両手を怜央の膝に乗せて腰だけを前後に動かし出す。ヤンキー座りのように座って上下に動かした方が良いのかもしれないけど、私はAV女優みたいに上手く出来ないからこれで勘弁して欲しい。練習したいって言ってもそれはそれでまだ恥ずかしいし。
腰が動いたおかげで、怜央のおにんにんは私の中の至る所に当たり、快感を生み出す。特に普段は私が仰向けになってする体勢とは違う場所に当たって気持ちが良い。また、両手を怜央の膝に乗せてバランスを取っているから勝手に漏れる声を抑えることが出来ない。
「んっ、んっ、あっ、はぁ……」
「きもちいいか?」
「うん、すっごく……。ぁん」
怜央の両手が私の胸に伸びてきて下から持ち上げられる。思わず変な声が出てしまった。そのまま怜央は私の胸を揉んで、何か気がついたように首を傾げ出す。更に人差し指で私の乳首を虐めてきた。
「……なんか、おおきくなった?」
「ぁん……、せいかい。Eカップになったよ、んっ……」
「……なんで?」
「んっ、あれ、れおって……、おっきいの、きらいだった? あぁん……」
「……すきだけど……、おれのためなのか?」
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「…………!」
あ、怜央のおにんにんが大きくなった。そして、手の動きも激しくなる。乳首への愛撫も増す。私も行為に集中せざるを得ない。いや、もっと没頭したい。
「ちくびビンビンだな、つまめるぞ?」
「あん、はぁー、きもちよすぎてしにそう……」
「……なら、もっと!!」
「え? ……あぁん!?」
乳首への愛撫が無くなったと思ったら、背中に回された両腕で怜央の方に引き寄せられた。そして、今度は温かくて滑っとした感覚が利き乳首がある左胸から伝わってきた。更に右胸への愛撫が再び起こり、怜央は激しく腰を動かし出す。
「あっ! あっ! ちょ、ちょっと! きょうはっ、わたしがぁん!?」
「…………!!」
「あっ! あっ! そっ、それぇ、すきぃっ!! もっと、もっとシてぇ!!」
「…………!!」
怜央の行為は激化する。右胸は優しくて激しく揉まれて、乳首は指で扱かれる。左乳首の先端は舌で舐められて、私が口で怜央のおにんにんを扱くように唇で前後に扱かれる。私の腰の動きとマッチした怜央の腰使いであそこを蹂躙される。とどのつまり、私の性感帯はことごとく愛撫され続けられている。
身をよじって、快楽から脱げ出そうとしても足に力が入らなくて怜央にされるがままになる。
「あっ! あっ! あっ! あっ! ま、まってっ!! わたしっ、そろそろっ!!」
「…………!!」
私の性感帯を的確に狙った怜央の行為は私を絶頂へと誘っていく。それを伝えたら、怜央は私をイかそうとしてきた。ただただその快楽の本流に身を任すしか無い。
「あっ! あっ! だ、だめっ!? もうっ!?」
「……イけ、ましろっ!!」
「あっ。 ……っ!? あ゛ぁ゛っ!?」
遂に限界が来た。私の身体は勝手に跳ね上がっては痙攣する。体中の筋肉が弛緩と収縮を繰り返して絶頂する。身体と心が別々になった感じがして、いつも以上に意識して呼吸をしないと酸欠になってしまいそうだ。それに、私のあそこも身体と同じように痙攣して怜央のおにんにんを締め付ける。敏感になった私のあそこは、おにんにんに限界が近いことを教えてくる。
「ましろ、ごめん……!!」
「えっ? ……ちょ、ちょっと! わたし、イったばっかっ!?」
呼吸を整える間もなく、怜央は再び乳首とあそこへの愛撫を始める。達した私の身体はさっき以上に快楽で溢れる。
「あっ! あっ! すきっ! れおっ、だいすきっ!!」
「おれもっ、すきだっ!! ましろっ!!」
「あっ! あっ! だ、だめっ!? わたしっ!?」
「おれもっ、でるっ!!」
「イっ……、ぐぅ~~っ!!」、「でるっっ!!」
私達は同時に絶頂を迎えた。さっき以上に身体が飛び跳ねて痙攣する。怜央のおにんにんをギュウギュウ締め付けて射精を促す。怜央も体中がフルフル震えては私の中に子種を放っている。2人とも全身に鳥肌が立って、ちょっとした摩擦でも快感を与えてきて、思うように動けない。
「「はぁ……! はぁ……!」」
荒々しい呼吸をして息を整える。なんというか、とても気持ちよかった。
私は前身を倒して、怜央の前身と密着する。そして、唇どうしをくっつけた。怜央の荒々しい呼吸と、体温や汗、そして匂い……。ありとあらゆる要素が私に『彼の子供を産みたい!』と伝えてくる。
いつもより短いキスを終えて、顔を離す。
「俺の子供を産んでくれるか?」
「もちろん、男の子と女の子どっちも欲しいかな」
「……おし、もう1回シていいか?」
「旅行の体力も考えてね?」
「ああ!」
怜央が身体を起こそうとしたから、私が先に身体を起こす。そして、繋がったまま今度は体勢を逆にした。
「真白、愛してる!」
「うん、私も! 怜央!」
そして怜央が腰を動かし出した。1回放ったとは思えない硬さをおにんにんは取り戻して、私を絶頂へと導いていく。いつもより激しくて気持ちが良い。獣のように交わって、今夜は寝かせてくれないかもしれない。
旅行に来たら、旦那が"狼"になりました。そう言って良いかもしれないよね!
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