見知らぬ隣人さん

岩石の扉

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再会4

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あのおばさんレジにおった。


そう呟く羽衣音から目が離せなかった。
絞り出した声は確かにそういった。

しかし、おかあさんはなんのことだか分からないと言う顔をして心配そうに見守っている。

「おかあさん、とりあえず羽衣音を部屋に連れて行って休ませるわ。買い物は、私と雛乃で行ってくる」

「大丈夫?おかあさんも行こうか?」

「大丈夫!心配せんといて!それよりはーちゃん見といたげて!」

珠子と雛乃は二人でスーパーへ向かった。

「雛乃、おばさんどれか分かる?」

先程のカゴがまだ置かれたままになっていた場所へ到着して珠子が口を開いた。

「わからんけど多分アレやな。さっきもあの人おったしもう一人はおばさんゆうには若そうやし」

「珠ちゃん!揉めるんは辞めよな」

「大丈夫。顔だけ覚えとくだけ。」

買い物を済まして家に帰ると羽衣音は眠っていた。

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