見知らぬ隣人さん

岩石の扉

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警察5

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公介が会社に行こうと家を出ると、今朝の警官が来ていた。
自分に用があるのかと思い鍵を閉めずに待っていたが、どうやら他の家の聞き込みの様だった。

玄関の鍵をかけ、警官に近寄ると今は調査中で何かあれば連絡すると言われたのでそのまま駅に向かった。

駅までの道のりに出来事を整理した。
まさか自分が事件の被害者になるなんて思いもしなかった。
ドラマや小説の中の話みたいだ。

しかし、いつ無くなったのかは皆目見当もつかない。

羽衣音は基本的に家にいることが多い。唯香と散歩、薬局、スーパー、コンビニ。
どれも日中の行動であり、日が暮れてからは夕飯の支度などで家に居る。

自分が休みの日には公介もあまり外には出ない。

それに、時計や靴ならともかく車なんてそう簡単に盗めるものでもない。
山下颯太の自作自演。
公介はかぶりを振った。それに星明の明らかに元気のない顔もとても冗談とは思えなかった。

なんにしても警察の捜査が一段落するまでは考えても仕方がない。情報も少な過ぎる。

自分から積極的にというのは難しいが、話しかけられるタイミングがあれば状況を整理してみたいと思った。
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