65 / 123
警察5
しおりを挟む
公介が会社に行こうと家を出ると、今朝の警官が来ていた。
自分に用があるのかと思い鍵を閉めずに待っていたが、どうやら他の家の聞き込みの様だった。
玄関の鍵をかけ、警官に近寄ると今は調査中で何かあれば連絡すると言われたのでそのまま駅に向かった。
駅までの道のりに出来事を整理した。
まさか自分が事件の被害者になるなんて思いもしなかった。
ドラマや小説の中の話みたいだ。
しかし、いつ無くなったのかは皆目見当もつかない。
羽衣音は基本的に家にいることが多い。唯香と散歩、薬局、スーパー、コンビニ。
どれも日中の行動であり、日が暮れてからは夕飯の支度などで家に居る。
自分が休みの日には公介もあまり外には出ない。
それに、時計や靴ならともかく車なんてそう簡単に盗めるものでもない。
山下颯太の自作自演。
公介はかぶりを振った。それに星明の明らかに元気のない顔もとても冗談とは思えなかった。
なんにしても警察の捜査が一段落するまでは考えても仕方がない。情報も少な過ぎる。
自分から積極的にというのは難しいが、話しかけられるタイミングがあれば状況を整理してみたいと思った。
自分に用があるのかと思い鍵を閉めずに待っていたが、どうやら他の家の聞き込みの様だった。
玄関の鍵をかけ、警官に近寄ると今は調査中で何かあれば連絡すると言われたのでそのまま駅に向かった。
駅までの道のりに出来事を整理した。
まさか自分が事件の被害者になるなんて思いもしなかった。
ドラマや小説の中の話みたいだ。
しかし、いつ無くなったのかは皆目見当もつかない。
羽衣音は基本的に家にいることが多い。唯香と散歩、薬局、スーパー、コンビニ。
どれも日中の行動であり、日が暮れてからは夕飯の支度などで家に居る。
自分が休みの日には公介もあまり外には出ない。
それに、時計や靴ならともかく車なんてそう簡単に盗めるものでもない。
山下颯太の自作自演。
公介はかぶりを振った。それに星明の明らかに元気のない顔もとても冗談とは思えなかった。
なんにしても警察の捜査が一段落するまでは考えても仕方がない。情報も少な過ぎる。
自分から積極的にというのは難しいが、話しかけられるタイミングがあれば状況を整理してみたいと思った。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
THIEF -シーフ-
SIVA
ミステリー
天才窃盗団「KNOCK(ノック)」のリーダー、ライト、通称『ルパン』は、いつものように華麗に盗みを働いていた。
ある日、とある屋敷に忍び込んだルパンは偶然にも、殺人現場に遭遇。
不運にも彼はそこで犯罪現場に足を踏み入れ疑いをかけられてしまう。
一方「KNOCK」を消滅させようと、警察も特別チームを用意する。
私立探偵をしているレニーは、突然警察から呼び出され特別チームのリーダになる。
二人の戦いがここで始まる!
アルファポリスで閲覧者数を増やすための豆プラン
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
エッセイ・ノンフィクション
私がアルファポリスでの活動から得た『誰にでも出来る地道なPV獲得術』を、豆知識的な感じで書いていきます。
※思いついた時に書くので、不定期更新です。
クローネ
peach
ホラー
▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲
ある貴族のパーティーに取材に来た男。
フラッと出た廊下で、男は2人の女の子に会う。
♪あなたは私で 私はあなた♪
男はもう、逃げられない。
▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲▶▼◀▲
プロビデンスは見ていた
深月珂冶
ミステリー
*2021/04/29完結いたしました。改定等々しますが、ご愛好をありがとうございました!
※2020/04/26 以前の更新で琥珀の慟哭47話が、琥珀の慟哭28話と同じものでした。正しいものを掲載しました。大変ご迷惑おかけします。
※2019/10/20、【川本宝飾店】からの改題。タイトル変更しました。
思い出が見える宝石買取店
あらすじ・川本リカコは、【物に触れると過去が見える】。親から引き継いだ宝石買取店を営んでいる。そこで持ち込まれた宝石たちの過去とリカコは向き合う。
☆【アクアマリンのため息】は拙作、【黄昏の教室】の後日譚です。
☆注意☆
作品の無断転載、改変、盗用はご遠慮下さい。
著作権は当方にあります。
表紙は2018年12月16日に神戸のルミナリエを当方が撮影したものです。
イメージソング
Sia / Alive
近野淳一 / 鍵
ウェブ小説投稿サイト公開履歴
2018/09/30~2019/02/24 某小説投稿サイトに公開
2019/02/05 カクヨム 公開開始
2019/02/19 アルファポリス 公開開始
不忘探偵4 〜純粋悪〜
あらんすみし
ミステリー
新宿の片隅で、しがない探偵業を営む男。彼は、どんな些細なことも忘れることができない難病を患っていた。
それが、どれほど辛い記憶であっても、決して忘れることも癒えることもない、そんな現実から逃げるように、探偵は世捨て人のように生きてきた。
しかし、そんな生活も悪くはない。騒がしい俗世と隔絶された世界が、探偵にとっては心の安寧を約束してくれるものだったから。
しかし、そんな平穏な生活を打ち破るような事件に探偵は巻き込まれることとなる。
腐れ縁の小川から、小川の遠い親戚筋の烏丸家で、居なくなった犬を探して欲しいという依頼だった。
2人が現地に赴くと、ちょうど烏丸家では待望の男子が誕生したところだった。
待望の男子の誕生で、烏丸家は沸きに沸いていた。代々家督を男子が受け継いできた烏丸家であったが、当主の妻にも愛人にも男子は産まれず、ようやく新しい愛人との間に男子を授かっただけに、当主の喜びも格別のものがあった。
しかし事件は起きた。
生まれたばかりの赤ん坊が何者かの手によって殺されたのだ。
こうして探偵は、烏丸家の人々の思惑が交錯する諍いの渦に巻き込まれていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる