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おばさん
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本格的な暑さはまだ無いものの風が生暖かくなってきた。
テレビではそろそろ梅雨入りだとお天気お姉さんがいっていた。
相変わらずご近所さんとのお付き合いはほぼ皆無のまま時間だけが過ぎた。
ただ周辺の施設や店舗には徐々に面識もある店が増えコンビニに行けば店員と挨拶を交わし、パン屋に行けばサービスにクロワッサンを付けてもらい歯医者のスタッフとも日常会話を交わすようになった。
通勤で同じ時間に駅に行き、電車待ちの列も話したことは無いが顔見知りが多くなり3駅目に降りる人の定位置も把握して通勤も楽になった。
そんなある日、羽衣音が唯香を連れて買い物に出かけて行った。
公介が、引っ越してからあまり乗っていない自転車に空気を入れている時あのおばさんが現れた。
天気はあまり宜しくなくそのような話を持ちかけてきてのがそのおばさんだった。
「天気悪なりそうやけど洗濯もん外に欲してて山下さんとこ大丈夫やろか?」
「ほんまですね。車ないしでかけてはるんでしょうか?」
「ちょっとピンポン押してみるわ」
そう言って山下さんの家のインターホンを押しに行った。
だが、反応はなかった。
テレビではそろそろ梅雨入りだとお天気お姉さんがいっていた。
相変わらずご近所さんとのお付き合いはほぼ皆無のまま時間だけが過ぎた。
ただ周辺の施設や店舗には徐々に面識もある店が増えコンビニに行けば店員と挨拶を交わし、パン屋に行けばサービスにクロワッサンを付けてもらい歯医者のスタッフとも日常会話を交わすようになった。
通勤で同じ時間に駅に行き、電車待ちの列も話したことは無いが顔見知りが多くなり3駅目に降りる人の定位置も把握して通勤も楽になった。
そんなある日、羽衣音が唯香を連れて買い物に出かけて行った。
公介が、引っ越してからあまり乗っていない自転車に空気を入れている時あのおばさんが現れた。
天気はあまり宜しくなくそのような話を持ちかけてきてのがそのおばさんだった。
「天気悪なりそうやけど洗濯もん外に欲してて山下さんとこ大丈夫やろか?」
「ほんまですね。車ないしでかけてはるんでしょうか?」
「ちょっとピンポン押してみるわ」
そう言って山下さんの家のインターホンを押しに行った。
だが、反応はなかった。
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