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33. 二十年の悔恨(マルクス視点)
しおりを挟む今年の精霊祭をなんとか無事に終えることができて、一つ肩の荷が下りた。
職務室に戻り、疲れた身体を椅子に投げ出し背もたれに思い切り寄りかかる。どちらかといえば肉体的にというよりも精神的な負担の方が大きいかもしれない。
後方の窓からは朱色を帯びた西日が差し、それをうっとうしく思いつつ一度落とした腰を上げる気にもならずに小さな溜息をついた。
最初にカーテンを閉めておけばよかった。そう後悔をしながら、机に散らばっていた書類や本をざっとまとめて片付ける。
今年は長い教師生活の中でも難しく苦慮することが多かった。
この精霊祭の直前まで学園長含む上層部と話し合い、これまでも度々抗議していたジュリアの処遇について頭を悩ませていた。
「これは王宮の意向なのでしょうか?」
何度かの話し合いの中、業を煮やして気になっていたことを質問したことがある。平民とはいえ、貴族クラスに入学させるのならクラスメイトと同等の扱いをするべきではないのか。国が召致した責任を負うべきではないのかと問いかけたのだ。
すると学園長は一瞬視線を逸らし、少しの間をおいてから答えた。
「いや、そういうわけではない。あくまでこの学園の運営方針に則したまでの話で、前例のない分慎重にならざるを得ないだけだ。君だってこの学園がどのように成り立っているか知っているだろう。聖女候補生とはいえ無償で通う平民一人を特別扱いをすれば、他の平民生徒に不満を与えるのではないかと危惧しているのだ」
相変わらず代わり映えのしない話に、これ以上は無駄だと判断して話を切り上げた。が、あの質問をしたことは正解だったように思う。
一瞬目をそらしたのはどう答えようか迷ったのだろう。もし的外れな質問でであったなら事実を素直に答えればいいだけだ。おそらく選定委員会の指示があるのだろうと推察した。
二十年前、現国王と王妃含めた僕たちのクラスは聖女選定において最悪の結末を招いた。
人の心の揺らぎや危うさを身をもって知っているはずのあの人たちが、なぜ聖女選定を混乱させるようなことをするのか。突然の聖女候補生の追加にしても、ジュリアやAクラスの精神的な負荷など考えられていない。
そもそも今回の聖女候補生たちに王宮の家庭教師を付けなかったのは、そういった過去の悔恨と反省のためではなかったのか?
それとも僕は、何か思い違いをしていたのだろうか。
嫌な記憶が蘇る。
今と同じ三人の聖女候補生のいた、二十年前のミリシア学園Aクラス。今と違って階級のしがらみが強いクラスだった。
『セシリア様、お荷物をお持ちしますわ』
『今度私の家でお茶会を開きますの。セシリア様のお好きなフルーツタルトもご用意しますので是非いらしてくださいな』
当時一番の聖女有力候補といわれた侯爵令嬢セシリア。クラスのほとんどは彼女が聖女となると思っていたことだろう。学業優秀で精霊力も高く、侯爵令嬢という身分は後の王妃となるのに申し分がなかった。
そしてその下に控えるのは伯爵令嬢のミラ、そして僕の幼馴染だった子爵令嬢イリーナ。この三人が当時の聖女候補生たちだった。
ミラは見目麗しく男性の目を引く存在だったが、学業がやや劣り精霊力もセシリアに一歩届かずといったところだった。そして幼馴染のイリーナは学業も精霊力も二人に及ばず、クラスでは聖女候補生という扱いをされていないに等しかった。
当時から思っていたことは、聖女選定といいながら実は学園に入学した時点ですでに内定されているのではないかということだった。
これは僕だけがそう見ていたというより、学園全体で暗黙の了解のように思われていたのではないだろうか。
その根拠に、セシリアに大物の精霊学者の家庭教師が付いたことがあげられた。
婚約者候補として選ばれた三人には王宮から家庭教師が派遣されたが、その際その筋の権威ともなる著名な人物がセシリアに付いた。この時点でセシリアが本命とされていると世間は読み取とっていたし、その結果ミラとイリーナは控えであると思われるのは必然だった。
そして去年、聖女教育を受けずに入学してきたライラとマリーという新たな聖女候補生を知り、ミラ王妃がその慣例を変えたのだと思った。
控えの令嬢であったミラ王妃だからこそ、公平な選定になるよう心掛けたのではないかと。
しかし今年になってジュリアが転入することになり、自分はもしかしたら思い違いをしているのではないかと疑い始めた。
たしかにジュリアが平民としては考えられないほどの精霊力を持っていることは、資料にしっかり記録されている。しかし今の段階では他の生徒と大きな差異がないため、わざわざ地方から呼び出して聖女候補にまでする理由が見当たらなかった。
平民がそれだけの力を持っていることに大きな期待を寄せているとも考えられるが……。ライラとマリーを筆頭に、クラス全体が柔軟に受け入れてくれたからこそ良かったものの、一歩違えば大きな問題を引き起こしかねない事態も考えられた。
なぜミラ王妃は、これを黙って見ている?
・・・・・・・・・・・・・
「セシリア様がご病気に?」
「でもすぐにお戻りになられるのでは?」
「それが難しい病のようで……」
「聖女選定はどうなるのかしら」
二年の秋に差し掛かろうとした頃、侯爵令嬢のセシリアが身体を壊し長く学園を休むようになった。
当然クラス全体がざわめき始め、噂が噂を呼んでいつしか不治の病に倒れたという話になった頃、それを裏付けるようにセシリアは学園から去った。そして正式に第一王子の婚約者候補及び聖女候補生から除名された。
三番手の聖女候補生であるイリーナは、父の側近であるミュレー子爵の娘で幼い頃から交流があった。子爵に連れられて屋敷にきては度々遊ぶ仲で、イリーナが第一王子の婚約者候補に選ばれるまでは、両家の間で僕の婚約者にと話が上がっていた。父は度々苦笑しながらそんな思い出話をしていたことを思い出す。僕たちは同い年で仲が良かったし、親たちもそれで都合が良かったのだろう。
そんな大人たちの事情など知らなかったけれど、いつも僕にくっついて慕ってくるイリーナを可愛く思うようになっていた。幼く自覚がなかったけれど、当時から淡い恋心を抱いていたのだと思う。
彼女から「精霊学を教えてほしい」と言われた時は頭が真っ白になって、その後に何を言ったのか覚えていない。
セシリアが健康を理由に聖女として不適合との判断が下された後、イリーナが私を聖女にさせてほしいと僕にお願いをしてきたのだ。
それまで僕は、彼女が第一王子の婚約者候補に上がって聖女候補生となっても心は穏やかだった。結局聖女になるのはセシリアで、イリーナは僕と結婚するものだとそう思っていたからだ。
もしかしたら彼女は、そんな愚かで浅はかな僕を見透かしていたのかもしれない。イリーナは僕との結婚など眼中になく、聖女に、王妃になることを望んでいた。
ここから運命の歯車が狂いだした。
僕は彼女に言われるまま、精霊学について授業以外のこともたくさん教えた。
精霊学者の肩書を持つ祖父の書物を片っ端から読み込んでいた僕は、授業では扱わないであろう知識も豊富に持っていたし結局彼女を好きだった為、望みを叶えてあげるべく行動した。
ある日、彼女の精霊力の低さに違和感を覚えた僕は一つ質問をした。
「ねぇ、イリーナのご先祖様は代々この国の人?」
「ええ、もちろんお爺様もその前の代からこの国の生まれの人よ。ただ、お母様の方のご先祖様はよその国から嫁いできたという話を聞いたことがあるわ。今のアルテア公国あたりの出身だと」
それを聞いて、自分の仮説が真実味を帯びてきたことに身震いした。この時の僕は、精霊学に深く興味を持ち学ぶものとして純粋な探求心が自分を支配していた。
「やっぱりそうなんだ……もしかしたらイリーナは希少な珍しい力を持っているのかもしれない」
「どういうこと?」
「ちょっとこの霊石に手をかざして共鳴させてみて」
持っていた霊石を手渡すと、言われるがままにイリーナが手をかざす。やはりなかなか共鳴しない。
その一見弱々しく見える力に、僕が重ねるように手をかざす。するとまるで発火したかのように強い光を放ち、霊石がバリンと粉々に砕けた。
「……これがイリーナが持っていた本来の力だよ」
「どういうことなのかわからないわ、説明して」
僕は自分の仮説をイリーナに話して聞かせた。
現アルテア公国のこと、そこに住んでいたご先祖様はもしかしたらその土地特有の精霊力を持っていたのかもしれないこと。
そしてそれはこの国では禁忌とされている、闇の精霊であること。
「闇の……?」
イリーナが疑問に思うのも無理はない。おそらくこれからも授業で教わることはないだろうし、精霊学を深く学ぶなり政治に関わらなければなかなか知る機会はないだろうと思う。
「その闇の精霊力を持つ人が多くいる地域がそのあたりだったんだ。今その民族が独立して存在しているのがアルテア公国となっている。元々イリーナの力には疑問を持っていて、精霊力が弱くて共鳴しないというよりは何かに押さえつけられているように見えた。どこかで闇の力は霊石で見つけにくいという話を読んで、もしかしたらと思った」
「………」
「思った通りだ。今は僕の力も共鳴させたから霊石が耐えきれずに割れてしまったけれど、イリーナの精霊力はかなり強いことが証明された。これは朗報だよ」
「朗報……本当に?」
「そうだよ。水瓶に例えるなら、今までは透き通り過ぎて中身が見えていなかった所に、実は大量の水が入っていたようなものだ。無自覚だったその力を洗練させていければ、聖女としての資質は十分にあると思う」
あの時の嬉しそうなイリーナの笑顔は忘れられない。
次の日、代わりになる新しい霊石を彼女に渡し、それを使いながら僕から多くの事を学んだ。そしていつしか彼女はミラを超えるほどの精霊力を持つほどになった。
しかし時が経ち、国が選んだのはミラだった。
三年生の二学期が終わる間際に、次期聖女となったミラと王子が学園舞踏会で二人のダンスを披露した。周りが笑顔で祝福する中、イリーナただ一人が表情も変えずにずっと二人を見ていた。
卒業までの間、言葉が少なく表情の消えた彼女を級友たちはもてあますようになり、それを見ていられなかった僕はずっとイリーナの隣で過ごした。そして学園を卒業してすぐにプロポーズをしたけれど、僕の今まで語り掛けてきた言葉は彼女に何一つ響いていなかったことがわかる。
ミラ王妃の第一子の懐妊が発表され、もうすぐご出産されるという時期にさしかかった時、彼女は自らの死を選んだ。
・・・・・・・・・・・・・
軽い眩暈を覚えて強く目を瞑った。
あんな思いをするのは二度と御免だと思いながら、何も変えることができない自分。
今救いがあるのは、ライラという聖女候補生の存在だった。本当ならば一番動揺しかねない彼女が、一番にジュリアに手を差し伸べクラスを引っ張ってくれている。
けれど、人の心はいつ壊れてしまうかわからない。だからこそ彼女達の負担を軽くしてやらなくてはならないのに。
自分の無力さには、ほとほと呆れて笑えるくらいだ。
あの時と同じ、今も昔も僕は何も変わっていない。
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