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皇女に言えない隠し事
言わんこっちゃない
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間違った選択をしている馬鹿が威張ることで、世界はより悪い方向へ退化していく。
善悪の区別がつけられる社会に必要な人材は居場所を奪われ、悪人のレッテルを貼られて命を落とすわけだ。
少し立ち止まって物事を考えてみればわかるはずなのに、自分たちが優位に立っていることに満足した人間たちは考えることを放棄する。
なんでおかしいと思わないんだよ。おかしいと思わないから、人間界は腐敗しちまったんだろ?
「魔族と人間は、手を取り合って生きていける」
善悪の区別がつけられる人間が権力を持つ世界になれば、人間界だって住みやすくなるはずだ。
善悪の区別すらつけられず、私利私欲の為流されている人間は生きてる価値などない。
奴隷以下の扱いを経験して、自分がそれほど愚かであったかを反省させれば──いや、そういう奴らは死んだって直らねぇな。
他人を蹴落とし、自分だけが得をすることだけ考えるような人間は、どのような立場においても悪知恵を働かせる。
そうした奴らが生きていたって、余計なトラブルを生むだけだ。第三の村でもなんでも作って、勝手に殺し合えばいいんじゃねぇの?
「大変素晴らしいお考えです」
「俺は魔界と人間界が気軽に行き来できるよう、世界を作り替えてみせる。その為には、王族を一掃しないとならねぇ」
「はい」
「マチリンズに生まれたキサネとララーシャにとって、王族は血の繋がった家族だ。印籠を渡すなら、ララーシャもその場にいた方がいい。ハムチーズから見て、どうだ?」
魔族の夫婦を助けに向かった際、俺達はまだララーシャと顔を合わせていなかったからな。行方不明のキサネが魔王の花嫁になったと知った皇帝は、キサネを返せと嘆願書を送ってきてる。そこにララーシャの名前はない。
王族の間でララーシャがどんな扱いになっているかはわかんねぇけど……。
公式の家系図では、キサネが第一皇女だ。
ララーシャの名前が記載されている家系図など、俺は目にしたことがなかった。
皇帝お抱えの闇魔道士により、魔族にされ存在を抹消された悲劇の皇女が魔界から姿を見せれば、人間どもはララーシャ側につく可能性が高い。
ララーシャは大人しい性格をしてるからな。傀儡扱いしようとしてくる悪人も出てくるだろうが、その辺りは俺たちが睨みつけて追い返せばいいだけの話だ。
「ララーシャは……耐えられないと思います」
本人にその気があれば、俺はララーシャを女王にしてやれる。
ハムチーズにどう思うか確認すれば、彼女は人前に出ることは難しいと首を振った。
人間の足があればともかく、ララーシャの下半身は魚の尾ひれに変化してしまっている。
水の中でしか生きられない彼女にとって、人間は恐ろしい生き物なのだ。
悲鳴を上げて、気絶しかねない。
新たなトラウマを生むくらいならば、魔城でほとぼりが冷めるまで静かに過ごしているべきだと語るので、俺はハムチーズの案を尊重することにした。
ララーシャが皇帝の前に出てきてくれると、意外性があっていいけどな……。
ストーカー野郎の魔力を感じただけで悲鳴を上げてぶっ倒れてる奴に、無理はさせらんねぇか。
「わかった。本人にも提案はしてみるが、あいつはここで待機してもらう」
「よろしくお願い致します」
「今緊急で話さなきゃいけない用事はこんなもんか。突然呼び寄せて、悪かったな」
「いえ。魔王様。最後に一つだけ、よろしいでしょうか」
「おう。どうした?」
キサネが水浴びから出てくる前に、話を済ませられてよかった。
俺がほっと一息つけば、あまり自分から口を開こうとしないハムチーズが、俺に向けて口を開く。どうせ大したことはないと、高を括ったのが悪かった。
「キサネ様に隠し事はされない方が、よろしいかと……」
「5年も隠し続けて来たんだぞ?今更だろ」
「どうか、お考え直しくださいませ。魔王様の命に関わりますので……」
「大袈裟だっての。ハムチーズと仲良さげに話してる方が、よっぽどキサネの嫉妬心を煽らねぇか?」
「どちらも、大変危険です」
ハムチーズは多分、どっからか俺たちを監視してるんだろうな。
キサネがだいぶやべーやつだってことにも、気づいてる。異常なくらい俺と離れたがらないし、俺がキサネ以外の女と二人で話してたらすげー顔するからな。
観察眼の優れてるやつなら、すぐにわかるはずだ。
「魔王様が命を落とす際は、どうかお世継ぎをキサネ様に……」
「ちゃんと生まれてからじゃねぇと、俺は死ねねぇな。あいつ、後追いする気満々なんだよ。俺たちに子ども作れって、諭すのは良いけどさ。赤子を残して死んだら、育てるのはお前らだぞ」
「アゼスト厶様は、幼い妹君を立派に育てた上げた経験がお有りとか……」
「育て上げてはねぇだろ……」
幼い頃、病気で死んでるんだろ?
育て上げているってのは語弊がある。
俺たちに子ども作らせて、赤子の世話は他人任せとか……ほんとに大丈夫か……?
「魔王様とキサネ様が、ご自身の手で赤子を育て上げればいいだけの話です」
「まだ生まれてもねぇし、死ぬと決まったわけじゃ──」
パサリと、何かが落ちる音がした。
やべぇ。話に夢中で気配に気づかなかったとか……魔王失格だろ。
俺とハムチーズが視線を向けた先には、先程まで身につけていたドレスを床に落とすキサネがいた。
善悪の区別がつけられる社会に必要な人材は居場所を奪われ、悪人のレッテルを貼られて命を落とすわけだ。
少し立ち止まって物事を考えてみればわかるはずなのに、自分たちが優位に立っていることに満足した人間たちは考えることを放棄する。
なんでおかしいと思わないんだよ。おかしいと思わないから、人間界は腐敗しちまったんだろ?
「魔族と人間は、手を取り合って生きていける」
善悪の区別がつけられる人間が権力を持つ世界になれば、人間界だって住みやすくなるはずだ。
善悪の区別すらつけられず、私利私欲の為流されている人間は生きてる価値などない。
奴隷以下の扱いを経験して、自分がそれほど愚かであったかを反省させれば──いや、そういう奴らは死んだって直らねぇな。
他人を蹴落とし、自分だけが得をすることだけ考えるような人間は、どのような立場においても悪知恵を働かせる。
そうした奴らが生きていたって、余計なトラブルを生むだけだ。第三の村でもなんでも作って、勝手に殺し合えばいいんじゃねぇの?
「大変素晴らしいお考えです」
「俺は魔界と人間界が気軽に行き来できるよう、世界を作り替えてみせる。その為には、王族を一掃しないとならねぇ」
「はい」
「マチリンズに生まれたキサネとララーシャにとって、王族は血の繋がった家族だ。印籠を渡すなら、ララーシャもその場にいた方がいい。ハムチーズから見て、どうだ?」
魔族の夫婦を助けに向かった際、俺達はまだララーシャと顔を合わせていなかったからな。行方不明のキサネが魔王の花嫁になったと知った皇帝は、キサネを返せと嘆願書を送ってきてる。そこにララーシャの名前はない。
王族の間でララーシャがどんな扱いになっているかはわかんねぇけど……。
公式の家系図では、キサネが第一皇女だ。
ララーシャの名前が記載されている家系図など、俺は目にしたことがなかった。
皇帝お抱えの闇魔道士により、魔族にされ存在を抹消された悲劇の皇女が魔界から姿を見せれば、人間どもはララーシャ側につく可能性が高い。
ララーシャは大人しい性格をしてるからな。傀儡扱いしようとしてくる悪人も出てくるだろうが、その辺りは俺たちが睨みつけて追い返せばいいだけの話だ。
「ララーシャは……耐えられないと思います」
本人にその気があれば、俺はララーシャを女王にしてやれる。
ハムチーズにどう思うか確認すれば、彼女は人前に出ることは難しいと首を振った。
人間の足があればともかく、ララーシャの下半身は魚の尾ひれに変化してしまっている。
水の中でしか生きられない彼女にとって、人間は恐ろしい生き物なのだ。
悲鳴を上げて、気絶しかねない。
新たなトラウマを生むくらいならば、魔城でほとぼりが冷めるまで静かに過ごしているべきだと語るので、俺はハムチーズの案を尊重することにした。
ララーシャが皇帝の前に出てきてくれると、意外性があっていいけどな……。
ストーカー野郎の魔力を感じただけで悲鳴を上げてぶっ倒れてる奴に、無理はさせらんねぇか。
「わかった。本人にも提案はしてみるが、あいつはここで待機してもらう」
「よろしくお願い致します」
「今緊急で話さなきゃいけない用事はこんなもんか。突然呼び寄せて、悪かったな」
「いえ。魔王様。最後に一つだけ、よろしいでしょうか」
「おう。どうした?」
キサネが水浴びから出てくる前に、話を済ませられてよかった。
俺がほっと一息つけば、あまり自分から口を開こうとしないハムチーズが、俺に向けて口を開く。どうせ大したことはないと、高を括ったのが悪かった。
「キサネ様に隠し事はされない方が、よろしいかと……」
「5年も隠し続けて来たんだぞ?今更だろ」
「どうか、お考え直しくださいませ。魔王様の命に関わりますので……」
「大袈裟だっての。ハムチーズと仲良さげに話してる方が、よっぽどキサネの嫉妬心を煽らねぇか?」
「どちらも、大変危険です」
ハムチーズは多分、どっからか俺たちを監視してるんだろうな。
キサネがだいぶやべーやつだってことにも、気づいてる。異常なくらい俺と離れたがらないし、俺がキサネ以外の女と二人で話してたらすげー顔するからな。
観察眼の優れてるやつなら、すぐにわかるはずだ。
「魔王様が命を落とす際は、どうかお世継ぎをキサネ様に……」
「ちゃんと生まれてからじゃねぇと、俺は死ねねぇな。あいつ、後追いする気満々なんだよ。俺たちに子ども作れって、諭すのは良いけどさ。赤子を残して死んだら、育てるのはお前らだぞ」
「アゼスト厶様は、幼い妹君を立派に育てた上げた経験がお有りとか……」
「育て上げてはねぇだろ……」
幼い頃、病気で死んでるんだろ?
育て上げているってのは語弊がある。
俺たちに子ども作らせて、赤子の世話は他人任せとか……ほんとに大丈夫か……?
「魔王様とキサネ様が、ご自身の手で赤子を育て上げればいいだけの話です」
「まだ生まれてもねぇし、死ぬと決まったわけじゃ──」
パサリと、何かが落ちる音がした。
やべぇ。話に夢中で気配に気づかなかったとか……魔王失格だろ。
俺とハムチーズが視線を向けた先には、先程まで身につけていたドレスを床に落とすキサネがいた。
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