上 下
31 / 43
一章 姉さん達の学園生活!

マシロとハルの学園生活in新人戦〜パート4〜

しおりを挟む
 Cクラスの奇襲作戦が上手くいき、AクラスとBクラスは混乱していた。

 その間にも、どんどんAクラスとBクラスの人数は減っていく。

「このままでは全滅ですよ。委員長!」

「仕方ない。Aクラス今だけ手を貸してくれ!」

「今回だけだからね。後ろは任せたよ!」

「ああ。これしかないからな」

「そうね!」

「AクラスはBクラスを無視して前を攻撃するよ!」

「BクラスはAクラスを無視して攻撃するぞ!」

「「了解!!」」

 そこからの行動が早かった。攻撃を交わして直ぐ前方目掛けて攻撃を仕掛けた。誰も居ない場所に攻撃した訳ではなかった。後ろから攻撃して来たCクラスがピンポイントでそこに居たのだ。

 もちろん、この作戦にはたまらずCクラスは大打撃を受けてしまう。

 初めは優勢だったCクラスは今では劣勢(れっせい)に追い込まれている。

「くそ、あと少しで勝てたって言うのに!」

「仕方ない。一気に片付けるぞ!」

「「おおー!!」」

「火魔法[ファイアーボール]」

「水魔法[ウォーターボール]」

「ちよ…近距離…うわー」

「くそっ。こんなはずでは…」

 好奇(こうき)と捉(とら)えたAクラスとBクラスは一気に追い込んでいき、Cクラスは30分で敗北が決まった。

「さー残りはAクラスとBクラスだ~。勝つのはどっちが勝つのか目が離せないぞ!」

「そんれじゃ。正々堂々やりましょうか?」

「そうだね。それじゃあやろうか!」

 両クラスはそれぞれ構え直した。

 静かな空間の中に、両クラスの息だけが聞こえる数秒後、両クラスクラスは事前に合わせていたのかの言うくらいにピッタリと合わさった声を上げる。

「全力で行くぞー!」

「勝つぞー!」

「「おおー!!」」

 両クラスは一気に加速して両クラスは激闘する。

「どっちが勝つんだー?」

「どっちも負けんな~!」

「さあ、この試合も最終局面を迎えました~。どっちが先に脱落するかで勝敗が決まるぞー!」

「どっちも勝っても良い試合です。さあどっちが勝つんだー。これは熱いぜ!」

 この試合で最大の盛り上がりをみせていた。

 どちらも魔法やトラップなどを使用して戦い、30分が経過した時、遂にその時が訪れる。

 「終わりだ~。雷魔法[サンダー]。こいつを喰らいやがれ!」 

「ぐっ…。ここまでか!」

 バタッ!

 遂に決着が付き、5対0でAクラスが勝利した。

「決まったー。結果はAクラスだー!」

「次が決勝戦。Dクラス対Aクラス対特進クラスだー!」

「え…。ここで予定変更です!」

「な…何と次の試合は、Dクラス対Aクラス対特進クラスΩ(オメガ)対特進α(アルファ)だ~!」

「特進クラスが2クラスある事から、今回…。今後から分かれての試合になります」

「休憩事に試合が始まりますので、皆さん。最終試合を見逃さないで下さいね♪」

「「「「ワー!!」」」」

 休憩の後、いよいよマシロとハルの初同じ学年の試合が始まる。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。

桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。 「不細工なお前とは婚約破棄したい」 この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。 ※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。 ※1回の投稿文字数は少な目です。 ※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。 表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。 ❇❇❇❇❇❇❇❇❇ 2024年10月追記 お読みいただき、ありがとうございます。 こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。 1ページの文字数は少な目です。 約4500文字程度の番外編です。 バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`) ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑) ※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。

異世界帰りの勇者は現代社会に戦いを挑む

大沢 雅紀
ファンタジー
ブラック企業に勤めている山田太郎は、自らの境遇に腐ることなく働いて金をためていた。しかし、やっと挙げた結婚式で裏切られてしまう。失意の太郎だったが、異世界に勇者として召喚されてしまった。 一年後、魔王を倒した太郎は、異世界で身に着けた力とアイテムをもって帰還する。そして自らを嵌めたクラスメイトと、彼らを育んた日本に対して戦いを挑むのだった。

俺のギフト【草】は草を食うほど強くなるようです ~クズギフトの息子はいらないと追放された先が樹海で助かった~

草乃葉オウル
ファンタジー
★お気に入り登録お願いします!★ 男性向けHOTランキングトップ10入り感謝! 王国騎士団長の父に自慢の息子として育てられた少年ウォルト。 だが、彼は14歳の時に行われる儀式で【草】という謎のギフトを授かってしまう。 周囲の人間はウォルトを嘲笑し、強力なギフトを求めていた父は大激怒。 そんな父を「顔真っ赤で草」と煽った結果、ウォルトは最果ての樹海へ追放されてしまう。 しかし、【草】には草が持つ効能を増幅する力があった。 そこらへんの薬草でも、ウォルトが食べれば伝説級の薬草と同じ効果を発揮する。 しかも樹海には高額で取引される薬草や、絶滅したはずの幻の草もそこら中に生えていた。 あらゆる草を食べまくり最強の力を手に入れたウォルトが樹海を旅立つ時、王国は思い知ることになる。 自分たちがとんでもない人間を解き放ってしまったことを。

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

異世界英雄バトルナイト

後島大宗
ファンタジー
「誰も助けに来ない?---そいつは違うな」 新米冒険者の治癒士、少女ティアラの窮地に現れた異形の騎士。 かの者との出会いは偶然か、それとも必然? この邂逅が一つの物語の始まりと誰が思ったであろうか。 己の信じるもののため、大切なものを守るために異形の騎士は戦う。 勇敢なるその者の名は---バトルナイト! 「俺が・・・ここにいる!」

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

ちっちゃくなった俺の異世界攻略

鮨海
ファンタジー
あるとき神の采配により異世界へ行くことを決意した高校生の大輝は……ちっちゃくなってしまっていた! 精霊と神様からの贈り物、そして大輝の力が試される異世界の大冒険?が幕を開ける!

処理中です...