ヒーローよりも少年の方が強すぎる件〜少年は今日も無自覚に無双する〜

夜桜空星

文字の大きさ
上 下
19 / 44
一章 姉さん達の学園生活!

マシロとハルの学園生活序章パート1 上

しおりを挟む
 次の日。マシロとハルはカタナのダイブで目が覚めた。

「お姉ちゃんおはよう。朝だよ!」

「…かたくんおはよう」

「…朝から元気ね」

「今日はね、お母さんがシュークリーム作るって言ってたんだよ!」

 ぎゅーっとカタナは抱きつく。

((痛かったけど。可愛いし、かたくん(弟)だから許す!))

 弟に激甘(げきあま)なマシロとハルであった。

「「行ってきまーす!」」

「待ってお姉ちゃん!」
「「…⁇」」

「治癒魔法[ハイヒール]。行ってらっしゃーい!」

 笑顔が可愛いからという理由で聞かなかった事にする2人であった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 2人は地図通りに進み一際(ひときわ)豪華な作りの部屋の前に来ていた。

 何でもここのクラスが他のクラスより特別だと言う事を知らしめる為だそうだ。

「特進クラスはここなのね。どこも凄い設備が充実してるわ!」 

「入ろうよマシロ姉さん」

「そうね!」

 2人は中に入る。特進クラスに今年の新入生は全員で50人だ。

 昨年までは20人だけだったが、今年は25人ずつに分けて2つのクラスだ。

 ちなみにマシロとハルは同じクラスだ。

「ねえ、あの人マシロさんとハルさんよ!」

「超可愛いんだけど!」

「「話したい!」」

((視線が凄い怖いんだけど!?))

 マシロとハルが身震いした時、ドアが勢い良く空き、

「わー間に合えー。ねえねえ、セーフだよね。間に合ったよね?」

「あ…。貴女初日から随分とギリギリなのね」

「という事は。良かったー。間に合ったー」

 イチゴが慌てて教室に入って来た。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「生徒諸君(せいとしょくん)。皆揃ってるね。俺が担任のたけしだ。宜しく!」

 担任の先生が元気に挨拶する。

 たけしの印象は明るく熱い性格だ。

「それでは諸君の挨拶をしてもらおう。1番右の机の人から挨拶してくれ!」

「私はー…」

生徒は順番に挨拶していった。マシロとハルの時は歓声が凄く、2人共少し内心引く程(ほど)だった。

「良し、皆挨拶は終わったな。ではこれから校内を案内するから着いて来てくれ。先に行っておくが校内が広くてな、悪いが軽くしか触れないからそこは理解してくれ」

「「はーい‼︎」」

 先生は言った通りに校内を簡単に説明していく。学園は広すぎて今日で説明するのは無理だそうだ。という事で行く時の合間(あいま)に説明すると言った。

「今日の午前の授業はここまでだ。午後は今後の予定を話すからな。本格的な授業は明日からだからな」

 先生は予鈴(よれい)がなると午前の授業を終わりにした。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !

本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。  主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。 その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。  そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。 主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。  ハーレム要素はしばらくありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした

赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売中です!】 皆様どうぞよろしくお願いいたします。 【10/23コミカライズ開始!】 『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました! 颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。 【第2巻が発売されました!】 今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。 イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです! 素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。 【ストーリー紹介】 幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。 そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。 養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。 だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。 『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。 貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。 『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。 『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。 どん底だった主人公が一発逆転する物語です。 ※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。

実はスライムって最強なんだよ?初期ステータスが低すぎてレベルアップが出来ないだけ…

小桃
ファンタジー
 商業高校へ通う女子高校生一条 遥は通学時に仔犬が車に轢かれそうになった所を助けようとして車に轢かれ死亡する。この行動に獣の神は心を打たれ、彼女を転生させようとする。遥は獣の神より転生を打診され5つの希望を叶えると言われたので、希望を伝える。 1.最強になれる種族 2.無限収納 3.変幻自在 4.並列思考 5.スキルコピー  5つの希望を叶えられ遥は新たな世界へ転生する、その姿はスライムだった…最強になる種族で転生したはずなのにスライムに…遥はスライムとしてどう生きていくのか?スライムに転生した少女の物語が始まるのであった。

スライムからパンを作ろう!〜そのパンは全てポーションだけど、絶品!!〜

櫛田こころ
ファンタジー
僕は、諏方賢斗(すわ けんと)十九歳。 パンの製造員を目指す専門学生……だったんだけど。 車に轢かれそうになった猫ちゃんを助けようとしたら、あっさり事故死。でも、その猫ちゃんが神様の御使と言うことで……復活は出来ないけど、僕を異世界に転生させることは可能だと提案されたので、もちろん承諾。 ただ、ひとつ神様にお願いされたのは……その世界の、回復アイテムを開発してほしいとのこと。パンやお菓子以外だと家庭レベルの調理技術しかない僕で、なんとか出来るのだろうか心配になったが……転生した世界で出会ったスライムのお陰で、それは実現出来ることに!! 相棒のスライムは、パン製造の出来るレアスライム! けど、出来たパンはすべて回復などを実現出来るポーションだった!! パン職人が夢だった青年の異世界のんびりスローライフが始まる!!

入れ替わりノート

廣瀬純一
ファンタジー
誰かと入れ替われるノートの話

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

処理中です...