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序章

祖父との修行〜三年後〜そして最強になる‼︎

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 爺さんとの修行が残り1年になった。いよいよ最後の修行が始まる。

「カタナ最後の修行じゃ。神界と魔界の頂点の者に鍛えてもらう。[口寄せ天魔開白の術(くちよせかいびゃくのじゅつ)]」

 言うなり巨大な純白な光と漆黒の闇の渦を巻く陣が現れた。

「なんじゃ。➖か、わしを呼び出したのは!」

「久しぶりじゃのう。と言うても3年ぶりじゃがね!」

 目の前の陣から天帝ゼウスと邪帝神ヘラが現れた。

「カタナよ最後の修行じゃ!異世界の神と戦って強くなるのじゃ!」

「お爺ちゃん、流石に神と戦うのは無理があるよ!しかも最高神だよね、無茶だって!」

「おい➖、わし「妾(わし)」は聞いて無いぞ!」

「だからの、今からスキルと能力をプレゼントしてやろうと思うての。カタナこっちにくるのじゃ!」

「分かったよ!」

 お爺ちゃんの前に立つとお爺ちゃんがスキルを発動させた。

 スキル《祝福の光》任意の相手にスキを授(さず)けるスキル。

 するとカタナは白い光に包まれた。

「スキル《高みを目指す者》の獲得を確認。成功しました。効果は使用者の思い次第で獲得経験値が更に高くなる。です。経験値とは使用者の《スキル》と前能力が獲得しやすくなるのに必要なものです。《スキル》を発動します。プラス99999倍の経験値を獲得します」

「ふむ効果が発動したようじゃな。後は、特殊能力じゃな。わしのを継げるじゃろう。ほれ、受け取るのじゃ」

 特殊能力を複数引き継いだ。まあ継ぐと言ってもお爺ちゃんの《スキル》と僕の《スキル》で獲得したんだけどね。

「あの…神様お願いします!」

「相変わらず➖の《スキル》は桁違いじゃな!」

「ええそうね!それじゃ始めるのじゃ!」

➖に呆れた様なゼウスに対して、カタナに優しく接するヘラであった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
月日は2ヶ月過ぎた。

 カタナは爺さんが作った。空間魔法[セデル]の中で修行中だ。

「ガハハハハハ。交わして見るのだ。行くぞ[神の怒りラースオブ・ゴット]」

 巨大な斬撃と雷がカタナを襲う。それをカタナは[雷遁神速霹靂]をして回避しまくる。

「良い感じじゃない。それでは妾も[漆黒の炎カオスフレア]」

 巨大な漆黒の炎がカタナを襲う。
「マジですか![水創生魔法ハイドロカノン]」

 物凄い水流を大砲の様にして攻撃する。

 咄嗟(とっさ)に出てきた魔法を唱えて対抗する。

「ほほう。かなり上達したのう」

「何回も死にかけてるからね。今のも危なかったよ!」

「ふむふむ。まあ回避出来たし良し。もっと難易度を上げるか。具体的に言って百以上は避けないならん」

「鬼ですか!まあやりますけど」

「えらいわね。まあ戦いになったら最低でも一万以上は対処出来ないとダメなのじゃ!」

「ムー。そう言われたらやるしか無いじゃないですか!」

 とその時スキル《アドバイザー》が語りがて来た。

「マスターの特殊能力の解析が完了しました。いつでも使えます!」

(やった。これで戦術の幅が広がるぞ!)

「あら、特殊能力が使える様になったのね。それじゃあ始めるのじゃ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
 更に半年後。カタナは以前以上に強くなっていた。

「それじゃあ行くぞ![神々の怒りテラ•ラースオブ・ゴット]からの[タイダルウェイブ]」

[神の怒りラースオブ・ゴット]以上に雷と斬撃が増え更に下から上に貫く雷まで増えた。

[タイダルウェイブ]半端ないデカさと幅で攻撃するまた飲み込まれたら80パーセントで窒息する技だ。

 そんな攻撃に加えて

「妾も行くぞ![デスサウザント波動」さらに「カオスオメガボルグ]」

 命を刈り取る1000もの波動と半端ない範囲を何万もの槍が容赦なく降り注ぐ攻撃がカタナに襲い掛かった。

 カタナは特殊能力の1つ『伝承眼』を発動させる。

 『伝承眼』伝承の中で語られてる事からその名前が付いた。詳しい事は分かっていない。ただ開眼者は特殊な能力を手にする事しか分かっていない。

「[仙法炎遁スサノオ八岐の祟り神]からの[氷創生魔法絶対零度]」

 『仙人化』する事で常人では到底手に出来ない力を得る。詳しく言うと、前能力の威力絶大の向上プラス射程距離と発動範囲の絶大拡大。更に体力以外の身体強化絶大を付与する。

 [仙法炎遁スサノオ八岐の祟り神]『仙人化』して威力が上がった巨大な武神をチャクラで作り出し八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を黒炎で作り出しスサノオに纏わせ攻撃する。大蛇が暴れて攻撃する度に炎が弾げ飛ぶ。また掠った(かすった)だけで相手を大火傷(おおやけど)プラス技を封じ込める。

 [氷創生魔法絶対零度]前方のありとあらゆる者を凍らせ攻撃を無効化する。また、凍らせた相手を破壊する。

「石はあの人の孫じゃ!今のは危なかったぞ」
「ええ本当に危なかった。良くここまで頑張ったのじゃ!」
 この後もカタナは幾度となく戦った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 更に月日は立ち3年が明日に迫った時、カタナはゼウスとヘラに渡すものが有ると言われて待っていた。

「今まで良く頑張った。わし「妾」からプレゼントじゃ」

 そう言ってカタナは2柱から《スキル》を授かった。

 ゼウスからはスキル《挑戦者》使用者の能力を相手の能力によってプラスするスキルを。

 ヘラからはスキル《成り上がり》前能力を装備の威力分二乗するを授かった。

 更に2柱から漆黒に輝く陰刀ムラマサ神々しく輝く陽刀マサムネを貰った。

「神様方ありがとうございます。この刀は一生大切にします!!」

 僕は神様に元気にお礼を言った。
「ふむ。まあ元気で良いのう。これからも頑張るのじゃ」

「何かあったら妾を頼りなさい。其方(そなた)は特別に認めるわ。貴方は見ていてほっとけないもの」

 ヘラは最初に会った時からカタナが気に入っていた。というのも、小柄で人懐っこい性格がヘラの母性本能を虜(とりこ)にした。魔界では出会った事がないから余計にだった。

 次の日、一年かけてやっと攻撃が入った。と言うのも、お爺ちゃんの真似をして気配を消してみたら上手くいって勝てたのだ。それでもまだまだお爺ちゃんには遠く及ばない。もっと頑張らないと。

 そして神様方が帰ろうとした時、カタナの頭にスキル《アドバイザー》が語りかけて来た。その声は神様達にも届いた。爺さんにももちろん届いていた。

「これよりマスターの《スキル》統合を開始します。スキル《成り上がり》と《挑戦者》を統合ユニークスキル《努力の極み》を獲得。更に神に勝利したことにより得たスキル《神えの道のり》と《陰と陽を極めし者》を統合成功しました。エクストラスキル《進化開放》を獲得成功しました。更にエクストラスキル《進化開放》によりアルティメットスキル《六道仙人化》を獲得成功しました。更にアルティメットスキル《六道仙化》と《アドバイザー》とエクストラスキル《進化開放》を統合更に陰と陽の力を統合失敗しました。繰り返し統合失敗しました。…繰り返し統合……失敗しました。………繰り返し統合。……………」

 どれ位立っただろうか確率は0,…01無理に等しい。誰もが諦めかけた時、ついにその時が来た。

「……繰り返し統合。成功しました。古代神神話スキル《えとせとら》を獲得しました!」

 《古代神神話スキル》それは神々の中で語られて来た御伽話しだ。その昔、とある神がそのスキルを使い長きに渡る神々の戦い、{ラグナロク}を半日で完全に終わらせた。とされているのだ。

 それをまさか自分達が目撃者になるなんて思いもしなかった。

 古代神神話スキル《えとせとら》の効果は、

 •周りの能力上昇と人数分持ち主の全ステータスが上がる。なおこの効果は、戦闘終了後も続く。上がりはするが下りは絶対にしない。

 •戦闘の状況に応じた行動を常に取る。

 •相手の《スキル》を奪う効果、状態以上、即死効果を無効かし相手に跳ね返す。

 •その他状況次第で効果発動。

 •痛覚無効、超瞬間回復、オートカウンター常時発動。

 かなりのチートだ。それもパワーバランスが崩壊するレベルだ。

「あー。流石は彼奴(あやつ)の孫じゃな。もう疲れた。良し見なかった事にして帰るとしよう。さらばじゃ!」

「ふふ。流石ね。最後に良い体験が出来たわ。じゃあ帰るわね。またね、カタナ!」

「カタナ。よく頑張ったのじゃ。それでは帰るとするかのう。とその前にカタナだけに大事な話しがあるのじゃ」

 爺さんは明るい表情から一瞬にして暗い表情になった。
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