16 / 46
3章 バチェラー2日目
16話 ローズガーデン・フリートーク・デスマッチ・ミスマッチ①
しおりを挟む
「どうぞお入りください」
「はい、入っちゃいますね」
初回とは打って変わって、殿下と令嬢がお話をする場なので、少しはリラックスできるかなと思っていた時が、私にもありました。ええ、ありましたとも。
王城のローズガーデンは、秘密の通路のような、細い路地に木枠が渡っており、色とりどりのバラが咲き誇っている。強くも甘い香りがただよっていた。
奥は行き止まりになっており、小さなガーデン用の白い机と椅子があった。そこに殿下とロイドが座っている。
ロイドは正直邪魔だが、もっとおかしなことがいま、リアルタイムで起こっております。
「いま、紅茶を頼んでまいります」
ロイドが令嬢に言った。
「あ、アニマ様の分もお持ちしてよろしいですか?」
ロイドが私に微笑みかける。
いうべきか100回ぐらいは悩んだが、令嬢の為に言うことにした。
「あの! おかしくありませんか。いまは殿下と令嬢がお話する大事な時です! です……よね? ロイド様はまあ……。うん……ううーん。じ、じゃ――。い、いえ! しょうがない! しょうがないとはいえですよ! なんで私も同席するんですか? 私、邪魔、ですよ!!! リンジー様もそう思いますよね?」
「うーん。別に……いいかな。アニマちゃんはイヤ?」
頬に手をあて、リンジーは首をかしげた。
「ええっ! なぜですか? 私は……その……たぶんというか、おそらく、ライバルという奴ですよ!! 殿下もこれでいいのですか? いいからやっているのかー。むむう……」
変だったバチェラーも、いよいよわけがわからない。殿下はさっきから全然私を見てくれないし。そんなにこのメイクとドレスは怖いのでしょうか。
なんだか、無性に腹が立ってまいりました。私の扱いはなんなのでしょう!
殿下は具合が悪そうに言った。
「アニマ嬢申し訳ありません。もう少ししたら体調も良くなると思いますので、このまま一緒にいてほしい」
えっ!
えええっ! 一緒に? いてほしいです、と??
いけません。私、たらされるところでした。イケメン王太子ってだけで女たらしの要素しかないのでした。そして、バチェラー。たらしの極みです。
その手にはのりません。
頬をぱぱぱぱーんと、張る。
「承知致しました。私。一緒にいます。まかせてください」
ロイドが椅子から転げそうになった。
私たちはローズガーデンの奥に鎮座し、殿下が中央、両端にロイドと私。私は殿下から大幅に隔離され、一人で島流しにあっているような格好だ。出口側にリンジーが座っている。
さっきから殿下の汗がとまらない。今日はそこまで暑くはないだろうに。白いスーツは汗がにじんでいる。
ロイドはフリートークに関しても、審査基準を明かさなかった。逆を言えば、なにを話し、なにを話さないか。どのぐらい面白くて、どれぐらい実りある話ができるか、すべてが問われていると言っていい。
リンジーが微笑んだ。
「で、殿下。どんな感じですか。誰を妃にしたいか、目星ぐらいは決まってたりするんですか」
「いえいえ。今日のバチェラー次第ですよ」
「うーん。ガードが固めだなぁ。ちなみに、女性のタイプは? 妃に相応しいとかつまんない話は置いておいて、いちばんのタイプはだれ?」
殿下は額に汗をかいたまま、だまっていた。
「黙秘ですかぁ。ふーん。なるほどー。そういえば、ウチのお婆ちゃんが殿下のファンらしく、是非ウチにいらしていただきたいとのことでした。お婆ちゃん曰く、息子にしたいランキング、ナンバー2らしいですよ」
リンジーは楽しげに口を噤んだ
「1位は誰なんですか」
「陛下です」
殿下は崩れるように机に突っ伏した。いよいよ具合が悪くなったのかと思って介抱しようと立ち上がると。
背中が小刻みにゆれ、肩が大きく揺れた。
「これは一本とられましたね。確かに陛下が相手なら勝てるわけがありません」
殿下が爆笑した。
「笑っていただけてよかった。今朝はけわしい顔をしておいででしたので、元気になってくれたらいいなと思って。鉄板のネタを用意しました」
「鉄板って、俺か、クライドにしか通じないですよ」
「だから、それを鉄板っていうんじゃないですか! 確実なものは、使う相手を選ぶものなのですよ」
リンジーの笑顔に殿下もつられる。
リンジーは私たち3人に手を振って、去って行った。
殿下は目を閉じ、眉間に皺を寄せ、なにかを考えているようだった。汗は最初より、だいぶ引いていた。
「大丈夫ですか」
私が殿下に声をかけると、ロイドが答えた。
「ちょっと公務が多くてですね。もうすぐ……復活なさる……はず。お気遣いありがとうございます」
そして、ロイドは私の席に近づいた。私が立つと、ほんのすこし椅子を殿下に近づけ、殿下を見る。殿下はうなずき、私は座った。
いったいなにをしているのでしょうか。
「どうぞお入りください」
「承知しました」
次はハーマイオニーだ。
いうべきか108回は悩んだが、言うことにした。
「おかしくありませんか! 殿下とハーマイオニー様がお話する大事な時です! なんで私も同席するんですか? ハーマイオニー様もそう思いますよね?」
ハーマイオニーは私を見て、笑った。
「どうして?」
この質問の愚かさをやっと悟った。
皆、殿下が決めたバチェラーというルールで戦う気なのだ。
殿下の顔色は大分よくなった。しかし目は合わせてくれない。
「気苦労をかけてしまって申し訳ありませんアニマ嬢、よければもう少しだけ一緒にいてほしい」
何度も同じ手に引っかかると思ったら大間違いです。
そんなにちょろい女なわけがないでしょうが。
頬を、ぱぱぱぱんっっっっ、ぱぱぱぱぱぱーん、ぱしん、ぱししーん、と張った。
頬が熱くなる。でも構いません!
よし!
「もちろん、ご一緒します!」
ロイドが椅子から転げ落ちた。助けるとずれた片眼鏡をなおした。
「ほほっ。よろしくお願いします」
「そろそろ私に決める気になりましたか」
ハーマイオニーは挑発するように、目尻を下げた。
「まだ分かりませんよ。ハーマイオニー嬢は新聞でも一番人気でしたね。おめでとうございます」
「殿下の一番人気でなければ、意味はありませんよ」
口笛を吹きたくなった。劇で言ってみたいセリフリストに追加しておこう。
ハーマイオニーが続ける。
「新聞といえば、フリージア共和国で劇場が売りに出されたとありましたが、ご存知でしたか」
「いえ」
「その劇場はすでに買い手がついたとのことでした」
「なるほど。芸術さかんな共和国とはいえ、演劇で食べていくのは大変なことなのですね。それでハーマイオニー嬢とアニマ嬢が所属しているギルドは、大丈夫そうですか」
「私がいます。問題などありえません」
ハーマイオニーは胸に手を当てた。
「頼もしいですね。新作の劇も素晴らしかった。セリフを覚えるのは大変ではありませんでしたか」
ハーマイオニーが眉を寄せた。
「まだご招待していないと思っていましたが、もしかしてお忍びでいらしたのですか?」
「ああ……ああ! そうでした。ただ新聞で評判を見ただけでした。うっかりしてすみません」
殿下は疲れた表情を一瞬見せてから、笑顔になった。
ロイドがせき払いを二度、した。
ハーマイオニーは言った。
「だいぶお疲れのご様子。一度、休まれますか?」
「お気遣いありがとうございます。確かに、ハーマイオニー嬢と接していると、背筋が伸びる思いがしますね」
「緊張を強いてしまってすいません。ですが、それも慣れです。毎日接していればなんてことない女ですよ。私は。ね、アニマ」
急に話を振られ、びくっとからだが硬直する。
「はい。ハーマイオニー様は気さくで良い方です」
「アニマ。棒読みになっている。あなたは女優でしょう?」
「はい! ハーマイオニー様は、気さくで良い方です。あと、美しい、憧れの女優です」
立ち上がって、殿下に向かって言った。
「よく、できました」
満足そうにハーマイオニーはうなずいた。
ハーマイオニーが去った。
いよいよ、最大の難所、ニーナの出番だ!
「はい、入っちゃいますね」
初回とは打って変わって、殿下と令嬢がお話をする場なので、少しはリラックスできるかなと思っていた時が、私にもありました。ええ、ありましたとも。
王城のローズガーデンは、秘密の通路のような、細い路地に木枠が渡っており、色とりどりのバラが咲き誇っている。強くも甘い香りがただよっていた。
奥は行き止まりになっており、小さなガーデン用の白い机と椅子があった。そこに殿下とロイドが座っている。
ロイドは正直邪魔だが、もっとおかしなことがいま、リアルタイムで起こっております。
「いま、紅茶を頼んでまいります」
ロイドが令嬢に言った。
「あ、アニマ様の分もお持ちしてよろしいですか?」
ロイドが私に微笑みかける。
いうべきか100回ぐらいは悩んだが、令嬢の為に言うことにした。
「あの! おかしくありませんか。いまは殿下と令嬢がお話する大事な時です! です……よね? ロイド様はまあ……。うん……ううーん。じ、じゃ――。い、いえ! しょうがない! しょうがないとはいえですよ! なんで私も同席するんですか? 私、邪魔、ですよ!!! リンジー様もそう思いますよね?」
「うーん。別に……いいかな。アニマちゃんはイヤ?」
頬に手をあて、リンジーは首をかしげた。
「ええっ! なぜですか? 私は……その……たぶんというか、おそらく、ライバルという奴ですよ!! 殿下もこれでいいのですか? いいからやっているのかー。むむう……」
変だったバチェラーも、いよいよわけがわからない。殿下はさっきから全然私を見てくれないし。そんなにこのメイクとドレスは怖いのでしょうか。
なんだか、無性に腹が立ってまいりました。私の扱いはなんなのでしょう!
殿下は具合が悪そうに言った。
「アニマ嬢申し訳ありません。もう少ししたら体調も良くなると思いますので、このまま一緒にいてほしい」
えっ!
えええっ! 一緒に? いてほしいです、と??
いけません。私、たらされるところでした。イケメン王太子ってだけで女たらしの要素しかないのでした。そして、バチェラー。たらしの極みです。
その手にはのりません。
頬をぱぱぱぱーんと、張る。
「承知致しました。私。一緒にいます。まかせてください」
ロイドが椅子から転げそうになった。
私たちはローズガーデンの奥に鎮座し、殿下が中央、両端にロイドと私。私は殿下から大幅に隔離され、一人で島流しにあっているような格好だ。出口側にリンジーが座っている。
さっきから殿下の汗がとまらない。今日はそこまで暑くはないだろうに。白いスーツは汗がにじんでいる。
ロイドはフリートークに関しても、審査基準を明かさなかった。逆を言えば、なにを話し、なにを話さないか。どのぐらい面白くて、どれぐらい実りある話ができるか、すべてが問われていると言っていい。
リンジーが微笑んだ。
「で、殿下。どんな感じですか。誰を妃にしたいか、目星ぐらいは決まってたりするんですか」
「いえいえ。今日のバチェラー次第ですよ」
「うーん。ガードが固めだなぁ。ちなみに、女性のタイプは? 妃に相応しいとかつまんない話は置いておいて、いちばんのタイプはだれ?」
殿下は額に汗をかいたまま、だまっていた。
「黙秘ですかぁ。ふーん。なるほどー。そういえば、ウチのお婆ちゃんが殿下のファンらしく、是非ウチにいらしていただきたいとのことでした。お婆ちゃん曰く、息子にしたいランキング、ナンバー2らしいですよ」
リンジーは楽しげに口を噤んだ
「1位は誰なんですか」
「陛下です」
殿下は崩れるように机に突っ伏した。いよいよ具合が悪くなったのかと思って介抱しようと立ち上がると。
背中が小刻みにゆれ、肩が大きく揺れた。
「これは一本とられましたね。確かに陛下が相手なら勝てるわけがありません」
殿下が爆笑した。
「笑っていただけてよかった。今朝はけわしい顔をしておいででしたので、元気になってくれたらいいなと思って。鉄板のネタを用意しました」
「鉄板って、俺か、クライドにしか通じないですよ」
「だから、それを鉄板っていうんじゃないですか! 確実なものは、使う相手を選ぶものなのですよ」
リンジーの笑顔に殿下もつられる。
リンジーは私たち3人に手を振って、去って行った。
殿下は目を閉じ、眉間に皺を寄せ、なにかを考えているようだった。汗は最初より、だいぶ引いていた。
「大丈夫ですか」
私が殿下に声をかけると、ロイドが答えた。
「ちょっと公務が多くてですね。もうすぐ……復活なさる……はず。お気遣いありがとうございます」
そして、ロイドは私の席に近づいた。私が立つと、ほんのすこし椅子を殿下に近づけ、殿下を見る。殿下はうなずき、私は座った。
いったいなにをしているのでしょうか。
「どうぞお入りください」
「承知しました」
次はハーマイオニーだ。
いうべきか108回は悩んだが、言うことにした。
「おかしくありませんか! 殿下とハーマイオニー様がお話する大事な時です! なんで私も同席するんですか? ハーマイオニー様もそう思いますよね?」
ハーマイオニーは私を見て、笑った。
「どうして?」
この質問の愚かさをやっと悟った。
皆、殿下が決めたバチェラーというルールで戦う気なのだ。
殿下の顔色は大分よくなった。しかし目は合わせてくれない。
「気苦労をかけてしまって申し訳ありませんアニマ嬢、よければもう少しだけ一緒にいてほしい」
何度も同じ手に引っかかると思ったら大間違いです。
そんなにちょろい女なわけがないでしょうが。
頬を、ぱぱぱぱんっっっっ、ぱぱぱぱぱぱーん、ぱしん、ぱししーん、と張った。
頬が熱くなる。でも構いません!
よし!
「もちろん、ご一緒します!」
ロイドが椅子から転げ落ちた。助けるとずれた片眼鏡をなおした。
「ほほっ。よろしくお願いします」
「そろそろ私に決める気になりましたか」
ハーマイオニーは挑発するように、目尻を下げた。
「まだ分かりませんよ。ハーマイオニー嬢は新聞でも一番人気でしたね。おめでとうございます」
「殿下の一番人気でなければ、意味はありませんよ」
口笛を吹きたくなった。劇で言ってみたいセリフリストに追加しておこう。
ハーマイオニーが続ける。
「新聞といえば、フリージア共和国で劇場が売りに出されたとありましたが、ご存知でしたか」
「いえ」
「その劇場はすでに買い手がついたとのことでした」
「なるほど。芸術さかんな共和国とはいえ、演劇で食べていくのは大変なことなのですね。それでハーマイオニー嬢とアニマ嬢が所属しているギルドは、大丈夫そうですか」
「私がいます。問題などありえません」
ハーマイオニーは胸に手を当てた。
「頼もしいですね。新作の劇も素晴らしかった。セリフを覚えるのは大変ではありませんでしたか」
ハーマイオニーが眉を寄せた。
「まだご招待していないと思っていましたが、もしかしてお忍びでいらしたのですか?」
「ああ……ああ! そうでした。ただ新聞で評判を見ただけでした。うっかりしてすみません」
殿下は疲れた表情を一瞬見せてから、笑顔になった。
ロイドがせき払いを二度、した。
ハーマイオニーは言った。
「だいぶお疲れのご様子。一度、休まれますか?」
「お気遣いありがとうございます。確かに、ハーマイオニー嬢と接していると、背筋が伸びる思いがしますね」
「緊張を強いてしまってすいません。ですが、それも慣れです。毎日接していればなんてことない女ですよ。私は。ね、アニマ」
急に話を振られ、びくっとからだが硬直する。
「はい。ハーマイオニー様は気さくで良い方です」
「アニマ。棒読みになっている。あなたは女優でしょう?」
「はい! ハーマイオニー様は、気さくで良い方です。あと、美しい、憧れの女優です」
立ち上がって、殿下に向かって言った。
「よく、できました」
満足そうにハーマイオニーはうなずいた。
ハーマイオニーが去った。
いよいよ、最大の難所、ニーナの出番だ!
7
お気に入りに追加
71
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。
黎
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
カーテンコールは終わりましたので 〜舞台の上で輝く私はあなたの”元”婚約者。今更胸を高鳴らせても、もう終幕。私は女優として生きていく〜
しがわか
恋愛
大商会の娘シェリーは、王国第四王子と婚約をしていた。
しかし王子は貴族令嬢であるゼラに夢中で、シェリーはまともに話しかけることすらできない。
ある日、シェリーは王子とゼラがすでに爛れた関係であることを知る。
失意の中、向かったのは旅一座の公演だった。
そこで目にした演劇に心を動かされ、自分もそうなりたいと強く願っていく。
演劇団の主役である女神役の女性が失踪した時、シェリーの胸に火が着いた。
「私……やってみたい」
こうしてシェリーは主役として王子の前で女神役を演じることになる。
※お願い※
コンテスト用に書いた短編なのでこれはこれで完結していますが、需要がありそうなら連載させてください。
面白いと思って貰えたらお気に入りをして、ぜひ感想を教えて欲しいです。
ちなみに連載をするなら旅一座として旅先で公演する中で起こる出来事を書きます。
実はセイは…とか、商会の特殊性とか、ジャミルとの関係とか…書けたらいいなぁ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】行き遅れ聖女の結婚騒動
天田れおぽん
恋愛
聖女ですが行き遅れと周りが圧をかけてくるので結婚しました。
村は聖女を失って大騒ぎですけど私は悪くありませんよね?
※他サイトでも掲載中
★⌒*+*⌒★ ☆宣伝☆ ★⌒*+*⌒★
初書籍
「婚約破棄された不遇令嬢ですが、イケオジ辺境伯と幸せになります!」
が、レジーナブックスさまより発売中です。
紙書籍も電子書籍も発売されております。
書籍は、月戸先生による可愛く美しいイラストと共にお楽しみいただけます。
紙書籍版はピンクの効いた可愛らしくも情熱的な表紙が目印です。
電子書籍版はブルーの効いた爽やかで可愛らしい表紙が目印となっております。
紙書籍のほうも帯を外せば爽やかバージョンになりますので、これからの暑くジメジメした季節への対策として一冊いかがでしょうか? (笑)
大幅加筆・改稿を経て書籍いたしましたので、アルファポリスサイト連載時とは、また違った魅力のある作品となっております。
文字数が足りないと困ると思って頑張った結果、ちょっとボリュームが……となっているような気がしますが。(笑)
書籍を手売りする感覚でアルファポリスサイトでの投稿も頑張っていこうと思っています。
書籍
「婚約破棄された不遇令嬢ですが、イケオジ辺境伯と幸せになります!」
と著者
天田れおぽん
を、どうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m
★⌒*+*⌒★ ☆宣伝☆ ★⌒*+*⌒★
母と妹が出来て婚約者が義理の家族になった伯爵令嬢は・・
結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
全てを失った伯爵令嬢の再生と逆転劇の物語
母を早くに亡くした19歳の美しく、心優しい伯爵令嬢スカーレットには2歳年上の婚約者がいた。2人は間もなく結婚するはずだったが、ある日突然単身赴任中だった父から再婚の知らせが届いた。やがて屋敷にやって来たのは義理の母と2歳年下の義理の妹。肝心の父は旅の途中で不慮の死を遂げていた。そして始まるスカーレットの受難の日々。持っているものを全て奪われ、ついには婚約者と屋敷まで奪われ、住む場所を失ったスカーレットの行く末は・・・?
※ カクヨム、小説家になろうにも投稿しています
【完結】魔力がないと見下されていた私は仮面で素顔を隠した伯爵と結婚することになりました〜さらに魔力石まで作り出せなんて、冗談じゃない〜
光城 朱純
ファンタジー
魔力が強いはずの見た目に生まれた王女リーゼロッテ。
それにも拘わらず、魔力の片鱗すらみえないリーゼロッテは家族中から疎まれ、ある日辺境伯との結婚を決められる。
自分のあざを隠す為に仮面をつけて生活する辺境伯は、龍を操ることができると噂の伯爵。
隣に魔獣の出る森を持ち、雪深い辺境地での冷たい辺境伯との新婚生活は、身も心も凍えそう。
それでも国の端でひっそり生きていくから、もう放っておいて下さい。
私のことは私で何とかします。
ですから、国のことは国王が何とかすればいいのです。
魔力が使えない私に、魔力石を作り出せだなんて、そんなの無茶です。
もし作り出すことができたとしても、やすやすと渡したりしませんよ?
これまで虐げられた分、ちゃんと返して下さいね。
表紙はPhoto AC様よりお借りしております。
踏み台令嬢はへこたれない
三屋城衣智子
恋愛
「婚約破棄してくれ!」
公爵令嬢のメルティアーラは婚約者からの何度目かの申し出を受けていたーー。
春、学院に入学しいつしかついたあだ名は踏み台令嬢。……幸せを運んでいますのに、その名付けはあんまりでは……。
そう思いつつも学院生活を満喫していたら、噂を聞きつけた第三王子がチラチラこっちを見ている。しかもうっかり婚約者になってしまったわ……?!?
これは無自覚に他人の踏み台になって引っ張り上げる主人公が、たまにしょげては踏ん張りながらやっぱり周りを幸せにしたりやっと自分も幸せになったりするかもしれない物語。
「わたくし、甘い砂を吐くのには慣れておりますの」
ーー踏み台令嬢は今日も誰かを幸せにする。
なろうでも投稿しています。
【完結】アラサー喪女が転生したら悪役令嬢だった件。断罪からはじまる悪役令嬢は、回避不能なヤンデレ様に溺愛を確約されても困ります!
美杉。祝、サレ妻コミカライズ化
恋愛
『ルド様……あなたが愛した人は私ですか? それともこの体のアーシエなのですか?』
そんな風に簡単に聞くことが出来たら、どれだけ良かっただろう。
目が覚めた瞬間、私は今置かれた現状に絶望した。
なにせ牢屋に繋がれた金髪縦ロールの令嬢になっていたのだから。
元々は社畜で喪女。挙句にオタクで、恋をすることもないままの死亡エンドだったようで、この世界に転生をしてきてしあったらしい。
ただまったく転生前のこの令嬢の記憶がなく、ただ状況から断罪シーンと私は推測した。
いきなり生き返って死亡エンドはないでしょう。さすがにこれは神様恨みますとばかりに、私はその場で断罪を行おうとする王太子ルドと対峙する。
なんとしても回避したい。そう思い行動をした私は、なぜか回避するどころか王太子であるルドとのヤンデレルートに突入してしまう。
このままヤンデレルートでの死亡エンドなんて絶対に嫌だ。なんとしても、ヤンデレルートを溺愛ルートへ移行させようと模索する。
悪役令嬢は誰なのか。私は誰なのか。
ルドの溺愛が加速するごとに、彼の愛する人が本当は誰なのかと、だんだん苦しくなっていく――
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる