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第二章 死ぬまでにしたい【3】のこと
57話 そうだ、魔女に会いに行こう!⑤運命を変える
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「アン、やめろ」
アンは小さい猫の姿にもどり、イタムをくわえて歩いてきた。
わたくしの足下にイタムを下ろした。
「イタム、大丈夫?」
抱きかかえる。ケガはなさそうだった。イタムがわたくしを舐める。
「守ってくれてありがとう」
イタムはわたくしの肩に乗った。もう、黒闇の魔女に牙を剥かなかった。
「なんてこと。フェイトちゃんは、あと2ヶ月の命、なのね。かわいそう。かわいそうに」
黒闇の魔女――ロレーヌ公爵夫人は目元を濡らし、長い指でぬぐった。
「ロレーヌ様、わたくしはこの1ヶ月で、イザベラをはじめ、たくさんのお友達ができました。だれも悲しませたくはありません。どうか、お力をお貸しください」
「なぜ、急に私をロレーヌと呼ぶの?」
「貴方様は魔女であることがお嫌いだと思いました。わたくしもそのような経験がございます。失礼でしたら、呼び方をもどします」
ロレーヌ様はすりよるアンを抱き上げた。ツンとした表情でわたくしを見る。手を振ると、興味なさそうに首を振った。
「好きにして。私にはフェイトちゃんを助けることはできない。私は貴方を殺そうとしたのよ。それに自分のことで精一杯」
疲れたように、肩を落とすロレーヌ様。
「わたくしぐらいの高度に発達した悪役令嬢の使い手になりますと、相手が真の悪なのか、悪役を演じていらっしゃるのか、手にとるようにわかるのですよ」
わたくしはまゆをひそめ、首を45度の角度にかたむけ、あごを突き出し、ロレーヌ様をにらみつけた。
「どうでしょう。この恐ろしい悪役令嬢顔! さすがのロレーヌ様もふるえがとまらないのではないですか?」
「ええっ? 急になにがはじまったの? か、かわいらしい顔よ」
どうしてよいかわからない表情をして、笑ってごまかされる。これは相当な恐怖を与えてしまったようです。悪役顔の練習のしすぎもよくありませんね。
「なぜ、悪役魔女のふりをして、わたくしを殺そうとしたのか、お話しいただけませんか」
「私は無力で無慈悲な魔女よ。悪役でもなんでもないわ」
アンをなでるロレーヌ様の表情は、ほっとしているように見えた。
「魔女はいろんなものを人質をとられ、働きを強要される。フェイトちゃんの場合なら、国の盾として、生け贄にされているってところかしら。私は主人を帝都にとられている。イザベラやベアトリーチェもあぶない。表にアルトメイアの兵士がいたでしょう。彼らの家族も恋人も知っている。それらを私を止める為に人柱にするでしょうね。他にも、民からの賞賛に縛られている魔女、怠惰で飼われることを選んだ魔女と、様々。そんな悲しい魔女の呪縛から、解き放ってあげたかった。フェイトちゃんをアルトメイアに組み入れる計画も聞いていてね。それは辛いだろうなと」
「勝手にわたくしを定義しないでください! 悲しい、辛いはわたくしが決めることで、ロレーヌ様が決めることではありません!」
ロレーヌ様はうなだれた。
「悪かったわ」
「なぜ、わたくしと会ってくださったのですか」
「イザベラが、頼み込んできたから。あの子が私になにかを願うなんてはじめてだったから。よほどフェイトちゃんの力になりたかったのね」
「優しいお母さまですね」
ロレーヌ様が自嘲ぎみに笑う。
「違うわ。償いよ。魔女の娘として産んだこと、次代の黒闇の魔女の後継者にしてしまったこと」
「失礼ながら、それは違うと思います」
「違わない! どんなに優れた魔力も、力も、人を殺す為に使わなければならない。自分の娘とたいしてかわらない敵国の兵士を、虫をつぶすように殺す。その死体の山の上に、魔女は立っている」
ロレーヌ様は薄く笑ったあと、涙を流した。
「わたくしは、ずっと喉が渇いているようでした」
「えっと、なにか持たせるわ。なにがいい?」
「違います。わたくしは自分が大嫌いだったのです。魔女の娘に産まれても力を持たず、さんざん無能と罵られました。どれだけ、魔力に憧れたか、わかりません。それはまるで自分がずっと喉がかわいているかと思うような、そんな渇望でした」
「ああ、そういうこと。辛かったわね……。紅茶や、お茶はいらない? 良いのを手に入れたのよ」
「魔女の力を持ったら持ったで、人殺しの道具にされる。それはアルトメイアだけではなく、他の国でもそうなのでしょう。もちろん、マルクールだって。では、魔女の力は呪いなのか」
「すくなくとも、私はそう思っている。どう、すこし休憩する? さっきからずっとしゃべりっぱなしよ」
「魔法は素晴らしい力です。それは本来、だれかの願いだったはずなのです。火を起こしたい、水を出したい、闇を克服したい、その願いが力にかわり、魔法になったと教わりました。では、その最高峰である魔女はなぜ、人殺しの兵器になっているのでしょう。おかしいとは思いませんか」
「ええ! おかしいわ!! フェイトちゃんが紅茶にもお茶にも全然見向きもしてくれないことが! もしかして、茶菓子やケーキが必須条件だったかしら」
「わたくしが魔女の概念そのものを、変革します。ロレーヌ様、お力をお貸しください。そして、お菓子をください!!」
イタムがわたくしの頬にあたまをこすりつけた。
「なにをするつもり。紅茶? お茶? コーヒー?」
「魔女の同盟を組みます。戦わず、手をとりましょう。国の戦争には手を貸さず、ただ、国を見守るのです」
「アニエスもそうだった。過去にも同じ事をやろうとした魔女がいたけど、できなかった。国を相手に戦うことは双方にとって地獄よ。それに敵は国だけじゃない。他の魔女だって信用出来ないやつはいる」
「わたくしが、主軸となって魔女の同盟の話を進めます。魔女の理から外れたわたくしだからこそ、できることがあると思っています」
アンがなーん、と鳴いた。
「あと、2ヶ月しかない命で?」
「だからこそです。この命をもって、魔女の現状を変えて見せます! それで、イザベラの未来はもっと変わったものになりませんか」
ロレーヌ様は何度かうなずき、天井を見たあと、涙をこぼした。
「とても、とても難しいことよ。でも、不思議とフェイトちゃんならやってくれそうな気がするわ」
「ええ、わたくしは運命と闘う、悪役令嬢ですので。紅茶をいただけますか」
「とっておきのを出すわ。茶菓子もね」
わたくしは笑って、手を差し出した。ロレーヌ様の手は大きすぎて、指先と握手することになった。
アンは小さい猫の姿にもどり、イタムをくわえて歩いてきた。
わたくしの足下にイタムを下ろした。
「イタム、大丈夫?」
抱きかかえる。ケガはなさそうだった。イタムがわたくしを舐める。
「守ってくれてありがとう」
イタムはわたくしの肩に乗った。もう、黒闇の魔女に牙を剥かなかった。
「なんてこと。フェイトちゃんは、あと2ヶ月の命、なのね。かわいそう。かわいそうに」
黒闇の魔女――ロレーヌ公爵夫人は目元を濡らし、長い指でぬぐった。
「ロレーヌ様、わたくしはこの1ヶ月で、イザベラをはじめ、たくさんのお友達ができました。だれも悲しませたくはありません。どうか、お力をお貸しください」
「なぜ、急に私をロレーヌと呼ぶの?」
「貴方様は魔女であることがお嫌いだと思いました。わたくしもそのような経験がございます。失礼でしたら、呼び方をもどします」
ロレーヌ様はすりよるアンを抱き上げた。ツンとした表情でわたくしを見る。手を振ると、興味なさそうに首を振った。
「好きにして。私にはフェイトちゃんを助けることはできない。私は貴方を殺そうとしたのよ。それに自分のことで精一杯」
疲れたように、肩を落とすロレーヌ様。
「わたくしぐらいの高度に発達した悪役令嬢の使い手になりますと、相手が真の悪なのか、悪役を演じていらっしゃるのか、手にとるようにわかるのですよ」
わたくしはまゆをひそめ、首を45度の角度にかたむけ、あごを突き出し、ロレーヌ様をにらみつけた。
「どうでしょう。この恐ろしい悪役令嬢顔! さすがのロレーヌ様もふるえがとまらないのではないですか?」
「ええっ? 急になにがはじまったの? か、かわいらしい顔よ」
どうしてよいかわからない表情をして、笑ってごまかされる。これは相当な恐怖を与えてしまったようです。悪役顔の練習のしすぎもよくありませんね。
「なぜ、悪役魔女のふりをして、わたくしを殺そうとしたのか、お話しいただけませんか」
「私は無力で無慈悲な魔女よ。悪役でもなんでもないわ」
アンをなでるロレーヌ様の表情は、ほっとしているように見えた。
「魔女はいろんなものを人質をとられ、働きを強要される。フェイトちゃんの場合なら、国の盾として、生け贄にされているってところかしら。私は主人を帝都にとられている。イザベラやベアトリーチェもあぶない。表にアルトメイアの兵士がいたでしょう。彼らの家族も恋人も知っている。それらを私を止める為に人柱にするでしょうね。他にも、民からの賞賛に縛られている魔女、怠惰で飼われることを選んだ魔女と、様々。そんな悲しい魔女の呪縛から、解き放ってあげたかった。フェイトちゃんをアルトメイアに組み入れる計画も聞いていてね。それは辛いだろうなと」
「勝手にわたくしを定義しないでください! 悲しい、辛いはわたくしが決めることで、ロレーヌ様が決めることではありません!」
ロレーヌ様はうなだれた。
「悪かったわ」
「なぜ、わたくしと会ってくださったのですか」
「イザベラが、頼み込んできたから。あの子が私になにかを願うなんてはじめてだったから。よほどフェイトちゃんの力になりたかったのね」
「優しいお母さまですね」
ロレーヌ様が自嘲ぎみに笑う。
「違うわ。償いよ。魔女の娘として産んだこと、次代の黒闇の魔女の後継者にしてしまったこと」
「失礼ながら、それは違うと思います」
「違わない! どんなに優れた魔力も、力も、人を殺す為に使わなければならない。自分の娘とたいしてかわらない敵国の兵士を、虫をつぶすように殺す。その死体の山の上に、魔女は立っている」
ロレーヌ様は薄く笑ったあと、涙を流した。
「わたくしは、ずっと喉が渇いているようでした」
「えっと、なにか持たせるわ。なにがいい?」
「違います。わたくしは自分が大嫌いだったのです。魔女の娘に産まれても力を持たず、さんざん無能と罵られました。どれだけ、魔力に憧れたか、わかりません。それはまるで自分がずっと喉がかわいているかと思うような、そんな渇望でした」
「ああ、そういうこと。辛かったわね……。紅茶や、お茶はいらない? 良いのを手に入れたのよ」
「魔女の力を持ったら持ったで、人殺しの道具にされる。それはアルトメイアだけではなく、他の国でもそうなのでしょう。もちろん、マルクールだって。では、魔女の力は呪いなのか」
「すくなくとも、私はそう思っている。どう、すこし休憩する? さっきからずっとしゃべりっぱなしよ」
「魔法は素晴らしい力です。それは本来、だれかの願いだったはずなのです。火を起こしたい、水を出したい、闇を克服したい、その願いが力にかわり、魔法になったと教わりました。では、その最高峰である魔女はなぜ、人殺しの兵器になっているのでしょう。おかしいとは思いませんか」
「ええ! おかしいわ!! フェイトちゃんが紅茶にもお茶にも全然見向きもしてくれないことが! もしかして、茶菓子やケーキが必須条件だったかしら」
「わたくしが魔女の概念そのものを、変革します。ロレーヌ様、お力をお貸しください。そして、お菓子をください!!」
イタムがわたくしの頬にあたまをこすりつけた。
「なにをするつもり。紅茶? お茶? コーヒー?」
「魔女の同盟を組みます。戦わず、手をとりましょう。国の戦争には手を貸さず、ただ、国を見守るのです」
「アニエスもそうだった。過去にも同じ事をやろうとした魔女がいたけど、できなかった。国を相手に戦うことは双方にとって地獄よ。それに敵は国だけじゃない。他の魔女だって信用出来ないやつはいる」
「わたくしが、主軸となって魔女の同盟の話を進めます。魔女の理から外れたわたくしだからこそ、できることがあると思っています」
アンがなーん、と鳴いた。
「あと、2ヶ月しかない命で?」
「だからこそです。この命をもって、魔女の現状を変えて見せます! それで、イザベラの未来はもっと変わったものになりませんか」
ロレーヌ様は何度かうなずき、天井を見たあと、涙をこぼした。
「とても、とても難しいことよ。でも、不思議とフェイトちゃんならやってくれそうな気がするわ」
「ええ、わたくしは運命と闘う、悪役令嬢ですので。紅茶をいただけますか」
「とっておきのを出すわ。茶菓子もね」
わたくしは笑って、手を差し出した。ロレーヌ様の手は大きすぎて、指先と握手することになった。
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