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第一章 死ぬまでにしたい10のこと
37話 変わりゆくアシュフォード家
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ジョージ道場の床に転がらざるを得ない。きつすぎて立っていられなかった。バルクシュタインに偉そうに床に転がるなと言った身としては、申し訳ない。
心臓が痛いほどに動き、からだじゅうが酸素を欲していた。
「おし。汗を拭け! 水を飲め。塩なめろ。よかったら飴も食え。着替えて、また明日早めにこい」
「……承知しました! 飴ください!」
わたくしはジョージから飴をもらい、舐めた。ああ、生きているって素晴らしい。口が渇ききったところに、甘みがひろがる。
「アシュフォード嬢、よく頑張ったな」
ジェイコブがタオルを持ってきてくれた。
「ありがとうございます。まだまだバルクシュタインに負けるわけには……まいりません」
ジェイコブが首をかしげる。
「バルク……。ああ、殿下の……。そうだな。負けるわけにはいかないな……」
ジェイコブは静かな闘志を燃やすような顔をしています。誤解されているような。わたくしは彼女の頑張りに負けたくないという意味で言ったのですが。
着替え、帰ろうとすると、ジョージが呼び止めた。
「ほら……。このまえもらった金だ。返すよ。おまえが薬を配ってくれたおかげでジュニアが助かった。……ありがとう。おまえは特待生として月謝を免除することにした。一緒にトップを目指そう」
金貨を差し出す。
そして、な、なんと、あのひねくれ鬼コーチのジョージが、あたまを下げた! ですって!! トップってなんでしょう。いちばんしごいてやるって意味でしょうか。……寒気がします。
「いいのです。お子様の病気を直すためにお金が必要なのでは、と思っていましたから。よかったら、道場の修繕に当ててください。床がボロボロで、子どもたちがケガをしてはいけません。貴方の力をどうか子どもたちに託してください。それが将来、マルクールを強くすることにつながります」
ジョージはカールした髪を伸ばして、顔をそらした。
「けっ。クサいこといいやがって。明日からゴリゴリにしごいてやるから覚悟しろ。金はありがたくもらっておく。たしかに道場の床をなおさねぇとな」
「お願いします! ゴリゴリはおやめください。せめて、グリグリぐらいで」
わたくしはすがりつき、お願いをします。
「うるせぇ。また来いよ」
「またね、お姉ちゃん」
二人に見送られ、道場を出た。
帰り道、ジェイコブが言った。
「よくあんな逸材の先生を見つけたものだ。元々どういう経歴の人なのだ? ジョージは。ただ者にはみえないが」
「それが……まったくわからないのです」
「うん?」
【死ぬまでにしたい10のこと】を書いていたら、いちばんうえにはじめから書かれていたとは言えないし。困りますね。ジョージから色々聞こうとしても世間話などできるような雰囲気ではないし。
「……神のお導きとしか」
わたくしは、神妙な面持ちで言った。
「やはり魔女というのは色々と引き寄せるのかも知れないな」
わたくしはイザベラやミラーを思い浮かべた。
「イザベラには申し訳ないですが、放っておいてほしいです。わたくしは静かに残りの人生を生きたいだけですのに」
馬車で家にもどって自室へ入る。
イタムを机の上に置く。今日も一緒にいてくれてありがとう。あたまをなでると、気持ちよさそうに口を開いた。
「フェイト様、今日は遅いお帰りですね。なんだかすごく久しぶりな気がします」
エマの声がこもって聞こえる。わたくしのまくらに顔を埋め、匂いを嗅いでいた。
「昨日も一緒でしたよ。エマ、今日は……堂々と、わたくしに隠すこともなく行っていらっしゃいますね」
わたくしのまゆげがぴくぴくと動く。
「ええ。フェイト様が恋しくて。もう何度か見られていますし、いまさら隠すのもアレかと思いまして、むしろ胸を張って、堂々と匂いを嗅ごうかと」
すんすんすんすん、もう遠慮もなにもあったものではありません。これ、なかなか本人としては恥ずかしいのですよ。
「もうお父さまとシリルの食事は終わっていますか」
「いえいえ。お二人ともフェイト様が帰るまで待つと、子どもみたいなことをおっしゃっていて。かわいらしかったですよ」
エマは満足したのか、ほぅっと息を漏らし、まくらから顔をはなした。宙をくるくるっと二回転ぐらいまわって、ベッドから飛び降り、見事に着地して両手を挙げた。
わたくしは思わず、拍手をする。
「では、お食事にしましょう。フェイト様」
食事の席に向かうと、すでにお父さまとシリルが座って雑談していた。
「僕のクラスでは文化祭は執事喫茶をやるんです。みんな変わっていますよね。執事のモーニングを着たいそうで、僕も着ることになりました。女生徒も男装します」
「最近の流行はよくわからんな。まぁ、学生の遊びだ。楽しむといい」
「ごきげんよう。遅くなってしまってすみません。さっそく食べましょうか」
「おお。待ちくたびれたぞ。フェイト。さ、いただくとしよう」
お父さまがそう言うと、エマたちメイドがわたくしたちに料理を運んでくれた。
わたくしは、お腹がすきすぎて、いつもは無理して食べていた武闘派令嬢育成メニューを次々に平らげていく。ふふっ。婚約破棄されたあとの令嬢を甘く見ないことですね。太るとか、スタイルがどうこうなど、もはやわたくしには過去のできごと。すべて、わたくしがいただきます。ふふふ。まぁ、焼きたてのパンがほくほくして、おいしいこと! 黄色いつやつやとしたスープもなんという美味。
視線を感じて、顔をあげる。シリルを目があうと、苦笑いしている。
「た……たくさん食べてね。姉さん」
「ええ。言われなくても食べますわ」
「そういえば、姉さんのクラスは文化祭、お化け屋敷に決まったんだっけ?」
「おい、シリル!」
お父さまが急に声を張る。
「はい、お父さま! すみません。食事中に話をして」
シリルが緊張している。わたくしはふたりの動向を見守る。
お父さまはこほん、とせき払いをして、ナイフを置いた。
「もっと食べていいんだぞ。フェイトは……すごい食欲だ。令嬢は年頃になるとダイエットをすると言って無理に食べないことが多いそうだが、俺は好かん。フェイトを見習っていっぱい食べろ。あと、食事中はいくらしゃべってもかまわないぞ。おまえの仕事は早いから、余った時間も好きにしていいんだからな」
下顎のひげをさわって、お父さまは笑いかける。
ずいぶんと丸くなったものです。二人の関係性は上手くいってますね。
「それで……フェイトのクラスはお化け屋敷か。それは古典的でよいものだ。若い頃、一緒に入った母さんはずいぶん怖がって、腰が抜けてしまったんだ」
お父さまはそこで、笑みを漏らす。
「後ろからきた生徒に、母さんを一緒に出口まで引っぱってもらった。よい思い出だ」
お父さまは優しげな表情になる。
「……そうですか。知りませんでした。お母さまが。かわいらしい」
わたくしは突如、お母さまが男に殺される場面があたまに浮かび、頭痛がして右目が痛んだ。わたくしはフォークを落とす。
「大丈夫? 姉さん」
「……ええ。大丈夫」
お母さまは死ぬ直前、ずっとなにかに焦っていたように感じた。アルトメイア帝国との戦争の噂が絶えず流れている緊迫した状態だった。そのお母さまの印象が強いわたくしには、微笑ましいエピソードだった。
「これからもお母さまの思い出を話してくださいませんか。覚えておきたいのです」
「ああ。もちろんだ。フェイトがよければ、お化け屋敷を見に行ってもいいだろうか」
「いいですね。僕もみたいなぁ」
わたくしはテーブルを叩き、立ち上がった。
皿やフォークのがちゃり、という音が室内に響く。
ふたりがなにごとかとわたくしを見る。
「申し訳ありませんが、お断りします。わたくし、とっても恥ずかしいお化け役をやるので、おふたりに見られたくないのです」
お父さまは苦笑い。
「そ……そうか……残念だ」
「姉さん、そんなに嫌なら断ればいいのに。僕が一緒に断るよ?」
「いえ。わたくしは真剣にお化けと向き合ううちに、自らのなかにいるお化けに気がついてしまったのです。深淵のお化けをのぞく時、お化けもまたこちらを見ています。手加減などできません。遊びではないので、来ないでください!」
わたくしはかわいそうだと思ったが、ぴしゃりと言った。座って、パンを食べ、舌鼓をうつ。
「う……うん。姉さん……文化祭は楽しい遊びの面もあるのを忘れないで……無理しないでね」
「わたくし、己の内のお化けと決着をつけねばなりません。これは戦争。絶対に勝たねばなりません」
わたくしは拳をあげ、勝利を誓った。
「姉さん。文化祭の話だよね? いったいなにと戦うつもりなの……」
シリルが不安げにわたくしを見つめる。わたくしは体力をつけるため、食べ続けた。
心臓が痛いほどに動き、からだじゅうが酸素を欲していた。
「おし。汗を拭け! 水を飲め。塩なめろ。よかったら飴も食え。着替えて、また明日早めにこい」
「……承知しました! 飴ください!」
わたくしはジョージから飴をもらい、舐めた。ああ、生きているって素晴らしい。口が渇ききったところに、甘みがひろがる。
「アシュフォード嬢、よく頑張ったな」
ジェイコブがタオルを持ってきてくれた。
「ありがとうございます。まだまだバルクシュタインに負けるわけには……まいりません」
ジェイコブが首をかしげる。
「バルク……。ああ、殿下の……。そうだな。負けるわけにはいかないな……」
ジェイコブは静かな闘志を燃やすような顔をしています。誤解されているような。わたくしは彼女の頑張りに負けたくないという意味で言ったのですが。
着替え、帰ろうとすると、ジョージが呼び止めた。
「ほら……。このまえもらった金だ。返すよ。おまえが薬を配ってくれたおかげでジュニアが助かった。……ありがとう。おまえは特待生として月謝を免除することにした。一緒にトップを目指そう」
金貨を差し出す。
そして、な、なんと、あのひねくれ鬼コーチのジョージが、あたまを下げた! ですって!! トップってなんでしょう。いちばんしごいてやるって意味でしょうか。……寒気がします。
「いいのです。お子様の病気を直すためにお金が必要なのでは、と思っていましたから。よかったら、道場の修繕に当ててください。床がボロボロで、子どもたちがケガをしてはいけません。貴方の力をどうか子どもたちに託してください。それが将来、マルクールを強くすることにつながります」
ジョージはカールした髪を伸ばして、顔をそらした。
「けっ。クサいこといいやがって。明日からゴリゴリにしごいてやるから覚悟しろ。金はありがたくもらっておく。たしかに道場の床をなおさねぇとな」
「お願いします! ゴリゴリはおやめください。せめて、グリグリぐらいで」
わたくしはすがりつき、お願いをします。
「うるせぇ。また来いよ」
「またね、お姉ちゃん」
二人に見送られ、道場を出た。
帰り道、ジェイコブが言った。
「よくあんな逸材の先生を見つけたものだ。元々どういう経歴の人なのだ? ジョージは。ただ者にはみえないが」
「それが……まったくわからないのです」
「うん?」
【死ぬまでにしたい10のこと】を書いていたら、いちばんうえにはじめから書かれていたとは言えないし。困りますね。ジョージから色々聞こうとしても世間話などできるような雰囲気ではないし。
「……神のお導きとしか」
わたくしは、神妙な面持ちで言った。
「やはり魔女というのは色々と引き寄せるのかも知れないな」
わたくしはイザベラやミラーを思い浮かべた。
「イザベラには申し訳ないですが、放っておいてほしいです。わたくしは静かに残りの人生を生きたいだけですのに」
馬車で家にもどって自室へ入る。
イタムを机の上に置く。今日も一緒にいてくれてありがとう。あたまをなでると、気持ちよさそうに口を開いた。
「フェイト様、今日は遅いお帰りですね。なんだかすごく久しぶりな気がします」
エマの声がこもって聞こえる。わたくしのまくらに顔を埋め、匂いを嗅いでいた。
「昨日も一緒でしたよ。エマ、今日は……堂々と、わたくしに隠すこともなく行っていらっしゃいますね」
わたくしのまゆげがぴくぴくと動く。
「ええ。フェイト様が恋しくて。もう何度か見られていますし、いまさら隠すのもアレかと思いまして、むしろ胸を張って、堂々と匂いを嗅ごうかと」
すんすんすんすん、もう遠慮もなにもあったものではありません。これ、なかなか本人としては恥ずかしいのですよ。
「もうお父さまとシリルの食事は終わっていますか」
「いえいえ。お二人ともフェイト様が帰るまで待つと、子どもみたいなことをおっしゃっていて。かわいらしかったですよ」
エマは満足したのか、ほぅっと息を漏らし、まくらから顔をはなした。宙をくるくるっと二回転ぐらいまわって、ベッドから飛び降り、見事に着地して両手を挙げた。
わたくしは思わず、拍手をする。
「では、お食事にしましょう。フェイト様」
食事の席に向かうと、すでにお父さまとシリルが座って雑談していた。
「僕のクラスでは文化祭は執事喫茶をやるんです。みんな変わっていますよね。執事のモーニングを着たいそうで、僕も着ることになりました。女生徒も男装します」
「最近の流行はよくわからんな。まぁ、学生の遊びだ。楽しむといい」
「ごきげんよう。遅くなってしまってすみません。さっそく食べましょうか」
「おお。待ちくたびれたぞ。フェイト。さ、いただくとしよう」
お父さまがそう言うと、エマたちメイドがわたくしたちに料理を運んでくれた。
わたくしは、お腹がすきすぎて、いつもは無理して食べていた武闘派令嬢育成メニューを次々に平らげていく。ふふっ。婚約破棄されたあとの令嬢を甘く見ないことですね。太るとか、スタイルがどうこうなど、もはやわたくしには過去のできごと。すべて、わたくしがいただきます。ふふふ。まぁ、焼きたてのパンがほくほくして、おいしいこと! 黄色いつやつやとしたスープもなんという美味。
視線を感じて、顔をあげる。シリルを目があうと、苦笑いしている。
「た……たくさん食べてね。姉さん」
「ええ。言われなくても食べますわ」
「そういえば、姉さんのクラスは文化祭、お化け屋敷に決まったんだっけ?」
「おい、シリル!」
お父さまが急に声を張る。
「はい、お父さま! すみません。食事中に話をして」
シリルが緊張している。わたくしはふたりの動向を見守る。
お父さまはこほん、とせき払いをして、ナイフを置いた。
「もっと食べていいんだぞ。フェイトは……すごい食欲だ。令嬢は年頃になるとダイエットをすると言って無理に食べないことが多いそうだが、俺は好かん。フェイトを見習っていっぱい食べろ。あと、食事中はいくらしゃべってもかまわないぞ。おまえの仕事は早いから、余った時間も好きにしていいんだからな」
下顎のひげをさわって、お父さまは笑いかける。
ずいぶんと丸くなったものです。二人の関係性は上手くいってますね。
「それで……フェイトのクラスはお化け屋敷か。それは古典的でよいものだ。若い頃、一緒に入った母さんはずいぶん怖がって、腰が抜けてしまったんだ」
お父さまはそこで、笑みを漏らす。
「後ろからきた生徒に、母さんを一緒に出口まで引っぱってもらった。よい思い出だ」
お父さまは優しげな表情になる。
「……そうですか。知りませんでした。お母さまが。かわいらしい」
わたくしは突如、お母さまが男に殺される場面があたまに浮かび、頭痛がして右目が痛んだ。わたくしはフォークを落とす。
「大丈夫? 姉さん」
「……ええ。大丈夫」
お母さまは死ぬ直前、ずっとなにかに焦っていたように感じた。アルトメイア帝国との戦争の噂が絶えず流れている緊迫した状態だった。そのお母さまの印象が強いわたくしには、微笑ましいエピソードだった。
「これからもお母さまの思い出を話してくださいませんか。覚えておきたいのです」
「ああ。もちろんだ。フェイトがよければ、お化け屋敷を見に行ってもいいだろうか」
「いいですね。僕もみたいなぁ」
わたくしはテーブルを叩き、立ち上がった。
皿やフォークのがちゃり、という音が室内に響く。
ふたりがなにごとかとわたくしを見る。
「申し訳ありませんが、お断りします。わたくし、とっても恥ずかしいお化け役をやるので、おふたりに見られたくないのです」
お父さまは苦笑い。
「そ……そうか……残念だ」
「姉さん、そんなに嫌なら断ればいいのに。僕が一緒に断るよ?」
「いえ。わたくしは真剣にお化けと向き合ううちに、自らのなかにいるお化けに気がついてしまったのです。深淵のお化けをのぞく時、お化けもまたこちらを見ています。手加減などできません。遊びではないので、来ないでください!」
わたくしはかわいそうだと思ったが、ぴしゃりと言った。座って、パンを食べ、舌鼓をうつ。
「う……うん。姉さん……文化祭は楽しい遊びの面もあるのを忘れないで……無理しないでね」
「わたくし、己の内のお化けと決着をつけねばなりません。これは戦争。絶対に勝たねばなりません」
わたくしは拳をあげ、勝利を誓った。
「姉さん。文化祭の話だよね? いったいなにと戦うつもりなの……」
シリルが不安げにわたくしを見つめる。わたくしは体力をつけるため、食べ続けた。
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