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第三章 魔獣狩り、のちダンジョン、ときどきドキドキ!?
閑話 ケレブリエル先生の魔術授業【中級編】 ~合成魔術について~
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えー、冒険者ギルドからの依頼を受けまして、これから銅等級へと上がろうとしている皆さんに、中級魔術講座の講師をさせていただくことになりました元・金等級冒険者のケレブリエルと申します。
普段は冒険者ギルドから徒歩7分のところにある『銀の乙女亭』という宿屋のオーナーをしています。
『銀の乙女亭』には魔素の豊富な冷泉を引いてきて沸かしているお風呂がありますので、クエストで失ったMP回復にも効果的です。
魔法職の皆さんは良ければぜひご贔屓にしてくださいね?
さて宣伝はこの辺にさせていただきまして、今日はアイシャちゃんから『合成魔術』の話をして欲しいと言われていますので、その解説をしていきたいと思います。
――――――――――――
【合成魔術がどのようなものか?】
初級魔術で用いられる基本の四元素はそれぞれ、火「温・乾」、風「温・湿」、水「冷・湿」、土「冷・乾」という性質を持っています。
温:冷と乾:湿がそれぞれ対になり、相克の関係になっている為、異なる元素同士を合成した場合、これら相克関係の性質は消失してしまいます。
元々は錬金術師たちが四元素を構成している『純粋な性質』と、何の性質も持たない『根本元素』を精製しようとしたのが、合成魔術の始まりとされています。
彼らは合成魔術で創り出した『純粋な性質』と『根本元素』を適切に組み合わせることで、死をも退ける生命創造魔法を実現させたいと考えていたようです。
ただ合成魔術の研究が進むにつれ、「『根本元素』は無性質なままこの世界にとどまることが出来ない」という特徴があることが分かり、結局はうまくいかなかったみたいですね。
【合成魔術の属性】
◎熱・炎
火「温・乾」と風「温・湿」が合成すると、「乾」と「湿」が相克し、「温」だけが残って強化された状態になります。
「温」は言い換えれば「熱」のことなので、この属性の魔術のことを熱魔術、属性は火よりも強いものということで「炎」属性と呼ばれていますが、「火」とは本質的に違うものだと思ってください。
属性が象徴する色は血のような赤。
「火」属性の赤と「風」属性の緑を混ぜることで、どろっとした黒みがかった赤色になります。
生成や消滅の終焉する先にあるものを司り、燃焼性によって対象の質量を失わせ、消滅させるという特徴を持っています。
合成属性の中でも特に攻撃力が高い属性です。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「魔術師」になります。
◎冷・氷
水「冷・湿」と土「冷・乾」が合成することで、「湿」と「乾」が相克し、「冷」だけが残って強化された状態になります。
この合成属性による魔術を冷魔術、属性を氷属性と言います。
属性が象徴する色は緑色。
「水」属性の青と「土」属性の黄を混ぜることで緑色になるのですが、風属性の色と同じなので少しややこしいですね?
中級以上の魔物を討伐すると合成属性の魔晶石を持っていることがあるのですが、『鑑定』で見れば魔晶石の保有MPとともに属性も見ることができます。
同じ緑色の魔晶石でも『鑑定』することでどの属性のものかを確認することができるということですね。
物質を冷やすことにより、運動を停止させ、流動性を失わせることで物質は凍ります。
この合成属性の二次的な性質としては密、重、硬などが挙げられますが、逆に冷やし過ぎると物質同士をつなぎとめる力も停止させるからか、物質の構造が重力に耐えられなくなって崩壊します。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「魔術師」になります。
◎水銀
風「温・湿」と水「冷・湿」の「温」と「冷」が相克して、「湿」だけが残こり強化された状態になります。
この合成属性による魔術は錬金術師が重視する三原質の「水銀」と結び付けられ、「水銀」魔術、属性も「水銀」属性と呼ばれます。
属性を象徴する色はターコイズ。
「風」の緑と「水」の青を混ぜることで青みががかった緑色になります。
物質としての水銀ではなく、魔術的、霊的な意味での「水銀」のことを指し、どんなものでも受け入れ、『湿』の性質によって柔らかく扱いやすいものにするという特徴を持っていて、魔法薬の精製などにも用いられます。
他にも流動性や拡散性など、「運動」の性質を司っていて、「運動」のエネルギーを「電気」に変換させることで電撃を放って攻撃することができます。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「錬金術師」になります。
◎硫黄
火「温・乾」と土「冷・乾」を合成すると、「温」と「冷」が相克し、「乾」だけが残り強化された状態になります。
この合成属性による魔術は錬金術師が重視する三原質の「硫黄」と結び付けられ、「硫黄」魔術、属性も「硫黄」属性と呼ばれます。
属性を象徴する色はオレンジ。
火の赤と土の黄を混ぜた色です。
これも物質としての硫黄ではなく、魔術的、霊的な意味での「硫黄」のことを指しています。
「硫黄」属性は魔法や魔術によって仕事をしている元素の運動を停止、凝集させて、魔晶石を精製することができます。
この合成魔術を使って魔晶石を生み出し、お金を儲けようと研究した学者も多かったのですが、「硫黄」魔術を使うことにもMPを消費するのであまり効率が良くないようですね。
魔晶石を生み出すために誰かに魔術を使ってもらう。
その人がMPを消費する。
発動された魔術を魔晶石に変える為に「硫黄」魔術で自分のMPを消費する。
総消費MPに対して、精製できる魔晶石のMPの値が低すぎるので効率が悪いということのようですよ?
「硫黄」属性魔術は、敵の魔術や魔法を消失させることができるという特徴を持っていますが、精製した魔晶石を魔術陣に組み込んで発動させる魔晶石魔術を使うことができる他、魔道具の製造に秀でている人も多いですね。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「錬金術師」になります。
◎病・毒
火「温・乾」と水「冷・湿」を合成すると「温」と「冷」、「乾」と「湿」の双方が相克し、無性質となります。
しかし先にもお伝えした通り、魔法元素は無性質のままを維持できない特徴が有る為、いったん無性質になった魔法元素はすぐに性質を取り戻し、本来の力とは異なる歪められた形で現れます。
この合成属性による魔術を「病・毒」魔術、属性も「病・毒」属性と言います。
属性を象徴する色は紫。
「火」の赤と「水」の青を混ぜた色です。
無性質の『根本元素』は『第五元素』や『エーテル』とも呼ばれていて、これを精製することで医薬に活かすことが考えられていましたが、実際に出てきた属性はそれと真逆のものでした。
ただ「病・毒」魔術を用いることで病や毒をコントロールできるようになり、結果としてはバッドステータスの治療にも用いることができるようになりました。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「呪術師」になります。
またこの属性を応用して医術を提供する人は、世間一般では「呪術医師」と呼ばれています。
◎腐
風「温・湿」と土「冷・乾」が合成すると「温」と「冷」、「乾」と「湿」の双方が相克し、これもまた本来の性質が歪められた形で現れるようになります。
この合成属性による魔術を「腐」魔術、属性も「腐」属性と言います。
属性を象徴する色はエメラルドグリーン。
「風」の緑と「土」の黄を混ぜることで黄みががかった明るい緑色になります。
「病・毒」属性が肉体に対するステータスダウンを付与するのに対して、「腐」属性は物質に対するステータスダウンをもたらします。
敵が装備している武器や防具を腐食させて脆くしたり、ゴーレムなどの無生物モンスターには直接的にダメージを与えられる他、地形を侵食して沼化したり崩落させたりすることができます。
物を弱くするだけではなく、魔導具の修理や強化にも応用できる為、魔導具を修理したり改良したりすることを生業にしている方もいますね。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「呪術師」になります。
【合成属性同士の相性】
合成属性の相性は四性質といっしょの相克関係になります。
「炎」属性と「氷」属性が相克してお互いにとっての弱点となり、「水銀」属性と「硫黄」属性が相克してお互いの弱点となります。
「病・毒」属性と「腐」属性はお互い偽・無性質の属性なので相克関係は無く、むしろお互いに補完しあっている関係と言えるかもしれません。
――――――――――――
最後に、なぜ四元素よりもそれを構成している四性質や無性質を扱う合成魔術の方が高等技術なのか?について説明します。
始めて合成魔術を学ぶ人の中には、「『火』の方が『温・乾』の二つの性質を持っているから『炎』属性よりも強力なんじゃないか?」と思う方もいるかと思います。
しかし、元素を構成する性質という、より微細なものを扱うということはそれだけより複雑で強力な術を構築できるということを意味しています。
「火」属性元素を扱う「火」属性魔術はあくまで「火」を強めたり、形を変えたりするだけですが、「熱」という性質を扱う「炎」属性魔術はもっと難しいことができるということですね。
魔法も魔術も人間の心の願望のイメージを実現させるというものなので、より柔軟に難しい願望も叶えることができる合成属性の方が優れているということになります。
そういった理由もあって、合成魔術は「魔術」から「魔法」に至る為の入り口とも呼ばれているので、将来自分オリジナルの「魔法」を編み出したいという方は必ず通らないといけない道になります。
(キーンコーンカーンコーン!)
さて、時間になりましたので、今回の講義はこれで終了したいと思います。
合成属性を身に着けたい方は、まず自分が得意な属性を二つあげて、その合成を試してみてください。
皆さんが無事、銅等級に昇格できることを祈っていますね!
普段は冒険者ギルドから徒歩7分のところにある『銀の乙女亭』という宿屋のオーナーをしています。
『銀の乙女亭』には魔素の豊富な冷泉を引いてきて沸かしているお風呂がありますので、クエストで失ったMP回復にも効果的です。
魔法職の皆さんは良ければぜひご贔屓にしてくださいね?
さて宣伝はこの辺にさせていただきまして、今日はアイシャちゃんから『合成魔術』の話をして欲しいと言われていますので、その解説をしていきたいと思います。
――――――――――――
【合成魔術がどのようなものか?】
初級魔術で用いられる基本の四元素はそれぞれ、火「温・乾」、風「温・湿」、水「冷・湿」、土「冷・乾」という性質を持っています。
温:冷と乾:湿がそれぞれ対になり、相克の関係になっている為、異なる元素同士を合成した場合、これら相克関係の性質は消失してしまいます。
元々は錬金術師たちが四元素を構成している『純粋な性質』と、何の性質も持たない『根本元素』を精製しようとしたのが、合成魔術の始まりとされています。
彼らは合成魔術で創り出した『純粋な性質』と『根本元素』を適切に組み合わせることで、死をも退ける生命創造魔法を実現させたいと考えていたようです。
ただ合成魔術の研究が進むにつれ、「『根本元素』は無性質なままこの世界にとどまることが出来ない」という特徴があることが分かり、結局はうまくいかなかったみたいですね。
【合成魔術の属性】
◎熱・炎
火「温・乾」と風「温・湿」が合成すると、「乾」と「湿」が相克し、「温」だけが残って強化された状態になります。
「温」は言い換えれば「熱」のことなので、この属性の魔術のことを熱魔術、属性は火よりも強いものということで「炎」属性と呼ばれていますが、「火」とは本質的に違うものだと思ってください。
属性が象徴する色は血のような赤。
「火」属性の赤と「風」属性の緑を混ぜることで、どろっとした黒みがかった赤色になります。
生成や消滅の終焉する先にあるものを司り、燃焼性によって対象の質量を失わせ、消滅させるという特徴を持っています。
合成属性の中でも特に攻撃力が高い属性です。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「魔術師」になります。
◎冷・氷
水「冷・湿」と土「冷・乾」が合成することで、「湿」と「乾」が相克し、「冷」だけが残って強化された状態になります。
この合成属性による魔術を冷魔術、属性を氷属性と言います。
属性が象徴する色は緑色。
「水」属性の青と「土」属性の黄を混ぜることで緑色になるのですが、風属性の色と同じなので少しややこしいですね?
中級以上の魔物を討伐すると合成属性の魔晶石を持っていることがあるのですが、『鑑定』で見れば魔晶石の保有MPとともに属性も見ることができます。
同じ緑色の魔晶石でも『鑑定』することでどの属性のものかを確認することができるということですね。
物質を冷やすことにより、運動を停止させ、流動性を失わせることで物質は凍ります。
この合成属性の二次的な性質としては密、重、硬などが挙げられますが、逆に冷やし過ぎると物質同士をつなぎとめる力も停止させるからか、物質の構造が重力に耐えられなくなって崩壊します。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「魔術師」になります。
◎水銀
風「温・湿」と水「冷・湿」の「温」と「冷」が相克して、「湿」だけが残こり強化された状態になります。
この合成属性による魔術は錬金術師が重視する三原質の「水銀」と結び付けられ、「水銀」魔術、属性も「水銀」属性と呼ばれます。
属性を象徴する色はターコイズ。
「風」の緑と「水」の青を混ぜることで青みががかった緑色になります。
物質としての水銀ではなく、魔術的、霊的な意味での「水銀」のことを指し、どんなものでも受け入れ、『湿』の性質によって柔らかく扱いやすいものにするという特徴を持っていて、魔法薬の精製などにも用いられます。
他にも流動性や拡散性など、「運動」の性質を司っていて、「運動」のエネルギーを「電気」に変換させることで電撃を放って攻撃することができます。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「錬金術師」になります。
◎硫黄
火「温・乾」と土「冷・乾」を合成すると、「温」と「冷」が相克し、「乾」だけが残り強化された状態になります。
この合成属性による魔術は錬金術師が重視する三原質の「硫黄」と結び付けられ、「硫黄」魔術、属性も「硫黄」属性と呼ばれます。
属性を象徴する色はオレンジ。
火の赤と土の黄を混ぜた色です。
これも物質としての硫黄ではなく、魔術的、霊的な意味での「硫黄」のことを指しています。
「硫黄」属性は魔法や魔術によって仕事をしている元素の運動を停止、凝集させて、魔晶石を精製することができます。
この合成魔術を使って魔晶石を生み出し、お金を儲けようと研究した学者も多かったのですが、「硫黄」魔術を使うことにもMPを消費するのであまり効率が良くないようですね。
魔晶石を生み出すために誰かに魔術を使ってもらう。
その人がMPを消費する。
発動された魔術を魔晶石に変える為に「硫黄」魔術で自分のMPを消費する。
総消費MPに対して、精製できる魔晶石のMPの値が低すぎるので効率が悪いということのようですよ?
「硫黄」属性魔術は、敵の魔術や魔法を消失させることができるという特徴を持っていますが、精製した魔晶石を魔術陣に組み込んで発動させる魔晶石魔術を使うことができる他、魔道具の製造に秀でている人も多いですね。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「錬金術師」になります。
◎病・毒
火「温・乾」と水「冷・湿」を合成すると「温」と「冷」、「乾」と「湿」の双方が相克し、無性質となります。
しかし先にもお伝えした通り、魔法元素は無性質のままを維持できない特徴が有る為、いったん無性質になった魔法元素はすぐに性質を取り戻し、本来の力とは異なる歪められた形で現れます。
この合成属性による魔術を「病・毒」魔術、属性も「病・毒」属性と言います。
属性を象徴する色は紫。
「火」の赤と「水」の青を混ぜた色です。
無性質の『根本元素』は『第五元素』や『エーテル』とも呼ばれていて、これを精製することで医薬に活かすことが考えられていましたが、実際に出てきた属性はそれと真逆のものでした。
ただ「病・毒」魔術を用いることで病や毒をコントロールできるようになり、結果としてはバッドステータスの治療にも用いることができるようになりました。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「呪術師」になります。
またこの属性を応用して医術を提供する人は、世間一般では「呪術医師」と呼ばれています。
◎腐
風「温・湿」と土「冷・乾」が合成すると「温」と「冷」、「乾」と「湿」の双方が相克し、これもまた本来の性質が歪められた形で現れるようになります。
この合成属性による魔術を「腐」魔術、属性も「腐」属性と言います。
属性を象徴する色はエメラルドグリーン。
「風」の緑と「土」の黄を混ぜることで黄みががかった明るい緑色になります。
「病・毒」属性が肉体に対するステータスダウンを付与するのに対して、「腐」属性は物質に対するステータスダウンをもたらします。
敵が装備している武器や防具を腐食させて脆くしたり、ゴーレムなどの無生物モンスターには直接的にダメージを与えられる他、地形を侵食して沼化したり崩落させたりすることができます。
物を弱くするだけではなく、魔導具の修理や強化にも応用できる為、魔導具を修理したり改良したりすることを生業にしている方もいますね。
この属性を得意とする魔術士の方は、銅等級に昇格する際にクラスアップして職業名が「呪術師」になります。
【合成属性同士の相性】
合成属性の相性は四性質といっしょの相克関係になります。
「炎」属性と「氷」属性が相克してお互いにとっての弱点となり、「水銀」属性と「硫黄」属性が相克してお互いの弱点となります。
「病・毒」属性と「腐」属性はお互い偽・無性質の属性なので相克関係は無く、むしろお互いに補完しあっている関係と言えるかもしれません。
――――――――――――
最後に、なぜ四元素よりもそれを構成している四性質や無性質を扱う合成魔術の方が高等技術なのか?について説明します。
始めて合成魔術を学ぶ人の中には、「『火』の方が『温・乾』の二つの性質を持っているから『炎』属性よりも強力なんじゃないか?」と思う方もいるかと思います。
しかし、元素を構成する性質という、より微細なものを扱うということはそれだけより複雑で強力な術を構築できるということを意味しています。
「火」属性元素を扱う「火」属性魔術はあくまで「火」を強めたり、形を変えたりするだけですが、「熱」という性質を扱う「炎」属性魔術はもっと難しいことができるということですね。
魔法も魔術も人間の心の願望のイメージを実現させるというものなので、より柔軟に難しい願望も叶えることができる合成属性の方が優れているということになります。
そういった理由もあって、合成魔術は「魔術」から「魔法」に至る為の入り口とも呼ばれているので、将来自分オリジナルの「魔法」を編み出したいという方は必ず通らないといけない道になります。
(キーンコーンカーンコーン!)
さて、時間になりましたので、今回の講義はこれで終了したいと思います。
合成属性を身に着けたい方は、まず自分が得意な属性を二つあげて、その合成を試してみてください。
皆さんが無事、銅等級に昇格できることを祈っていますね!
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