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第三章 魔獣狩り、のちダンジョン、ときどきドキドキ!?
第2話 ロイがちょっと挙動不審な件について……
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「よっ、よう! こんなところで会うなんて奇遇だな! ニコ」
どうやら、ロイは冒険者ギルドの入り口で待っていたらしく、ボクに声をかけてくる。
「いや、さっきまでゴンサクさんのところのクエストでいっしょだったじゃん? ロイ 」
そう答えるとロイはドギマギした様子で冷や汗を流す。
いや、明らかに挙動不審な人になってるよ? ロイ?
「おっ、おう。そうだな、奇遇ではないな……」
「なに? 今日も途中までいっしょに帰るの?」
そう、ボクが尋ねると、
「あっ、ああ! いや、今日は『銀の乙女亭』でお手伝いの日だったっけ?」
「そうだよ?」
「じゃっ、じゃあ! 今日は俺も『銀の乙女亭』で夕食を食べようかな?」
ロイの表情がぱっと明るくなる。
でも本当に大丈夫か……?
ロイは最近、鉄等級に上がったばかりだ。
「銀の乙女亭」は良心的な価格でやっているお店だけど、客層が中級冒険者~上級冒険者の女性魔法職が中心で、夜の飲食の価格帯はロイの収入から見たら高級な部類に入る。
「ボクに気をつかって、無理に食べにくることは無いんだよ? ロイの稼ぎじゃ、まだうちはちょっとお値段お高めでしょ?」
「いっ、いや、良いんだって! エルフ料理は魔素が豊富だからレベルアップにもつながるし、レベルが早く上がればそれだけ早く稼げるようになる。あれだ、あれ…… ええっと、先行なんたらーっちゅう……」
「『先行投資』のこと?」
「そうそう! 先行とうちだ、先行とうち!」
倒置してどうすんの? それだと先行してるんだかしてないんだか分かんなくなっちゃうよ?
ボクは思わず、おかしくなってくすりと笑ってしまう。
ロイは何がウケたのか分かってなさそうだけど、ボクが笑っているのを見てなんだか嬉しそうにしていた。
ボクが『王国』ダンジョンで目覚めてからすでに3ヵ月が経過していた。
ボクは先月、冒険者ギルドの等級審査が通り、無事、鉄等級に昇格し、今では闇属性に加えて他の基本となる四元素――火、風、水、土の属性の初級魔術もある程度使いこなせるようになっている。
レベルはLv8だ。
ロイは今月に入って鉄等級に上がったけど、レベルはボクよりも上のLv10。
装備も前みたいなみすぼらしい感じではなく、鱗鎧を使っているし、剣は前使っていた中古の刃こぼれしていたものを研ぎ直して使っている。
鱗鎧も中古品らしく、金属の小さなプレートが一枚剝がれていたけど、「急所の位置じゃないから大丈夫だ!」とロイは言っていた。
剣は研ぎ直したせいで少し短くなったけど、短くなった分扱いやすくなったみたいで、今のロイには合っているみたい。
鞘も今はちゃんと付けてるしね。
ボクたちが「銀の乙女亭」に向けて歩いていると、途中で久しぶりにテミス君にあった。
彼も着々とレベルを上げていっているみたいで、この前会った時にもう少しで銅等級に昇格できるかもしれないと言っていた。
銅等級に上がれば正式にダンジョンに潜れるようになる。
「よう、ニコにロイ。久しぶりだな? 仕事の方は順調か?」
相変わらずのハスキーボイスに少し胸がときめく。
時折、ぴょこぴょこ動くケモミミもカワイイ♪
「ボクもロイもこの前、ようやく鉄等級に上がれました! ようやく冒険者らしくなれてこれたかな?」
「そうか? 二人とも鉄等級に上がれたなら、そろそろオレの魔獣狩りに付き合ってみるか? 冒険者を続けるなら魔獣狩りは避けては通れないし、良い経験になるかもしれないぞ?」
魔獣狩りと聞いてボクはちょっと「うっ」となる。
前にコボルトを殺した時のトラウマをまだ少し引きずっていた。
ロイは冒険者になる前は狩人の見習いをしていたらしく、魔獣狩りにはそんなに抵抗が無いらしい。
「良いですね!」と乗り気な反応を見せている。
「もし狩りに行くなら最初からあまり大きい獲物は大変だから、まずは一角兎あたりから挑戦してみるのが良いと思うけど、どうだ?」
うーん、一角兎か~。
確かに以前「銀の乙女亭」で出たウサギ肉のシチューは絶品だった。
あれがまた食べられるなら挑戦してみても良いかもしれない……
それにコボルトに比べて小さいウサギ系の魔獣なら、それほど精神的にもきつくないかも?
まあウサギさん、可哀そうとはちょっと思っちゃうけどね……
「それじゃあ、ボク、思い切って一角兎狩りに挑戦してみたいと思います!」
「そうか! じゃあ明日とかならうちのパーティーも休みだし、一緒に狩りに行けるけど都合は付きそうか?」
明日はボクはお休みの予定だったけど、逆に言えば特に予定も無かったし、大丈夫か。
「はい! ボクは大丈夫です!」
「ロイはどうだ?」
「すいません、テミスさん…… 俺は明日、所属しているパーティーの方で一緒にダンジョンの上層に潜る予定なのでちょっと難しそうですね……」
ロイがとっても残念そうな顔をする。
こいつもそんなにウサギ肉が食べたかったのか?
「そうか、残念だ。じゃあタイミングが会うときにまたロイも参加してくれ!」
テミス君はさわやかにそう答えながらロイの肩に手を置き、ロイを励ましている。
大人の余裕っていうのかな?
やっぱ、ロイとはちょっと違うんだよねー。
いや、ロイも良いやつだけどさ。
そう、言うのを忘れていたんだけど、ロイもテミス君もそれぞれ別のパーティーに所属している。
初めていっしょのクエストに挑戦してしばらくしてから知ったんだけどね。
ロイは「ナッシュ・ヴィレッジ愚連隊」というパーティーに所属している。
ナッシュ・ヴィレッジとはロイの故郷、ナッシュ村のことで、リーダーのゲルトさんはロイのお父さんのお兄さんの息子さん、つまり従兄に当たる人らしい。
ゲルトさんは重戦士をしている銀等級の冒険者だ。
彼らは元々、ナッシュ村の不良少年少女たちで、村を飛び出してここアンヌンで冒険者になったようだ。
リーダーのゲルトさんは、モンスター氾濫で村が壊滅して身寄りが無くなってしまったロイの面倒を見る為にパーティーに誘ったという話なので、そう考えるとけっこう良い兄貴分なんだと思う。
今、ロイがソロでクエストに参加しているのは、他のパーティーメンバーと等級に差がある為。
メンバーの等級はゲルトさんが銀等級、他のメンバーも銅等級以上で今は主にダンジョンに潜ってクエストをこなしている。
鉄等級だと上の等級の人といっしょならいちおうダンジョンの上層までは潜れるのだけど、パーティーに加わることでパーティー全体の等級を下げてしまうので、比較的簡単なクエストの時にダンジョンにいっしょに連れて行ってもらっているらしい。
やっぱりダンジョンに潜った方が魔素が濃いからなのかレベルが上がるのも早いらしく、最近、少しロイにレベルで差を付けられ始めている気がする。
もしかしたら「銀の乙女亭」でエルフ料理を食べていることも、ロイのレベルアップに貢献しているのかもしれない。
なんせ、週に二日は食べに来るからだ。
テミス君は自分の故郷のアヴァロン島から来ている幼馴染のアーなんちゃらという人がリーダーをやっている「ブレイブ・ハート」というパーティーに所属している。
なのでテミス君は普段、「ブレイブ・ハート」のメンバーといっしょに週5日くらいクエストをこなしていて、ボクたちといっしょにクエストをするのはパーティーが休みの日だけのようだ。
元々、お父さんが島の狩人組合の組合長をしていたテミス君は、お父さんから狩人としての技術を叩きこまれていて、その時からの習慣で「一日休むと狩りの腕が鈍る」と言って、休みの日も簡単なクエストをこなすようにしているらしい。
すごく勤勉で素晴らしいと思います!
ボクは残念がるロイを尻目にテミス君と明日のクエストの予定を決め、明日の早朝、冒険者ギルド前に集合ということで話がまとまった。
ボクの他にももう一人メンバーが来るかもしれないということで、明日はテミス君と二人きりか、もう一人加えて三人でウサギクエストをすることになった。
どうやら、ロイは冒険者ギルドの入り口で待っていたらしく、ボクに声をかけてくる。
「いや、さっきまでゴンサクさんのところのクエストでいっしょだったじゃん? ロイ 」
そう答えるとロイはドギマギした様子で冷や汗を流す。
いや、明らかに挙動不審な人になってるよ? ロイ?
「おっ、おう。そうだな、奇遇ではないな……」
「なに? 今日も途中までいっしょに帰るの?」
そう、ボクが尋ねると、
「あっ、ああ! いや、今日は『銀の乙女亭』でお手伝いの日だったっけ?」
「そうだよ?」
「じゃっ、じゃあ! 今日は俺も『銀の乙女亭』で夕食を食べようかな?」
ロイの表情がぱっと明るくなる。
でも本当に大丈夫か……?
ロイは最近、鉄等級に上がったばかりだ。
「銀の乙女亭」は良心的な価格でやっているお店だけど、客層が中級冒険者~上級冒険者の女性魔法職が中心で、夜の飲食の価格帯はロイの収入から見たら高級な部類に入る。
「ボクに気をつかって、無理に食べにくることは無いんだよ? ロイの稼ぎじゃ、まだうちはちょっとお値段お高めでしょ?」
「いっ、いや、良いんだって! エルフ料理は魔素が豊富だからレベルアップにもつながるし、レベルが早く上がればそれだけ早く稼げるようになる。あれだ、あれ…… ええっと、先行なんたらーっちゅう……」
「『先行投資』のこと?」
「そうそう! 先行とうちだ、先行とうち!」
倒置してどうすんの? それだと先行してるんだかしてないんだか分かんなくなっちゃうよ?
ボクは思わず、おかしくなってくすりと笑ってしまう。
ロイは何がウケたのか分かってなさそうだけど、ボクが笑っているのを見てなんだか嬉しそうにしていた。
ボクが『王国』ダンジョンで目覚めてからすでに3ヵ月が経過していた。
ボクは先月、冒険者ギルドの等級審査が通り、無事、鉄等級に昇格し、今では闇属性に加えて他の基本となる四元素――火、風、水、土の属性の初級魔術もある程度使いこなせるようになっている。
レベルはLv8だ。
ロイは今月に入って鉄等級に上がったけど、レベルはボクよりも上のLv10。
装備も前みたいなみすぼらしい感じではなく、鱗鎧を使っているし、剣は前使っていた中古の刃こぼれしていたものを研ぎ直して使っている。
鱗鎧も中古品らしく、金属の小さなプレートが一枚剝がれていたけど、「急所の位置じゃないから大丈夫だ!」とロイは言っていた。
剣は研ぎ直したせいで少し短くなったけど、短くなった分扱いやすくなったみたいで、今のロイには合っているみたい。
鞘も今はちゃんと付けてるしね。
ボクたちが「銀の乙女亭」に向けて歩いていると、途中で久しぶりにテミス君にあった。
彼も着々とレベルを上げていっているみたいで、この前会った時にもう少しで銅等級に昇格できるかもしれないと言っていた。
銅等級に上がれば正式にダンジョンに潜れるようになる。
「よう、ニコにロイ。久しぶりだな? 仕事の方は順調か?」
相変わらずのハスキーボイスに少し胸がときめく。
時折、ぴょこぴょこ動くケモミミもカワイイ♪
「ボクもロイもこの前、ようやく鉄等級に上がれました! ようやく冒険者らしくなれてこれたかな?」
「そうか? 二人とも鉄等級に上がれたなら、そろそろオレの魔獣狩りに付き合ってみるか? 冒険者を続けるなら魔獣狩りは避けては通れないし、良い経験になるかもしれないぞ?」
魔獣狩りと聞いてボクはちょっと「うっ」となる。
前にコボルトを殺した時のトラウマをまだ少し引きずっていた。
ロイは冒険者になる前は狩人の見習いをしていたらしく、魔獣狩りにはそんなに抵抗が無いらしい。
「良いですね!」と乗り気な反応を見せている。
「もし狩りに行くなら最初からあまり大きい獲物は大変だから、まずは一角兎あたりから挑戦してみるのが良いと思うけど、どうだ?」
うーん、一角兎か~。
確かに以前「銀の乙女亭」で出たウサギ肉のシチューは絶品だった。
あれがまた食べられるなら挑戦してみても良いかもしれない……
それにコボルトに比べて小さいウサギ系の魔獣なら、それほど精神的にもきつくないかも?
まあウサギさん、可哀そうとはちょっと思っちゃうけどね……
「それじゃあ、ボク、思い切って一角兎狩りに挑戦してみたいと思います!」
「そうか! じゃあ明日とかならうちのパーティーも休みだし、一緒に狩りに行けるけど都合は付きそうか?」
明日はボクはお休みの予定だったけど、逆に言えば特に予定も無かったし、大丈夫か。
「はい! ボクは大丈夫です!」
「ロイはどうだ?」
「すいません、テミスさん…… 俺は明日、所属しているパーティーの方で一緒にダンジョンの上層に潜る予定なのでちょっと難しそうですね……」
ロイがとっても残念そうな顔をする。
こいつもそんなにウサギ肉が食べたかったのか?
「そうか、残念だ。じゃあタイミングが会うときにまたロイも参加してくれ!」
テミス君はさわやかにそう答えながらロイの肩に手を置き、ロイを励ましている。
大人の余裕っていうのかな?
やっぱ、ロイとはちょっと違うんだよねー。
いや、ロイも良いやつだけどさ。
そう、言うのを忘れていたんだけど、ロイもテミス君もそれぞれ別のパーティーに所属している。
初めていっしょのクエストに挑戦してしばらくしてから知ったんだけどね。
ロイは「ナッシュ・ヴィレッジ愚連隊」というパーティーに所属している。
ナッシュ・ヴィレッジとはロイの故郷、ナッシュ村のことで、リーダーのゲルトさんはロイのお父さんのお兄さんの息子さん、つまり従兄に当たる人らしい。
ゲルトさんは重戦士をしている銀等級の冒険者だ。
彼らは元々、ナッシュ村の不良少年少女たちで、村を飛び出してここアンヌンで冒険者になったようだ。
リーダーのゲルトさんは、モンスター氾濫で村が壊滅して身寄りが無くなってしまったロイの面倒を見る為にパーティーに誘ったという話なので、そう考えるとけっこう良い兄貴分なんだと思う。
今、ロイがソロでクエストに参加しているのは、他のパーティーメンバーと等級に差がある為。
メンバーの等級はゲルトさんが銀等級、他のメンバーも銅等級以上で今は主にダンジョンに潜ってクエストをこなしている。
鉄等級だと上の等級の人といっしょならいちおうダンジョンの上層までは潜れるのだけど、パーティーに加わることでパーティー全体の等級を下げてしまうので、比較的簡単なクエストの時にダンジョンにいっしょに連れて行ってもらっているらしい。
やっぱりダンジョンに潜った方が魔素が濃いからなのかレベルが上がるのも早いらしく、最近、少しロイにレベルで差を付けられ始めている気がする。
もしかしたら「銀の乙女亭」でエルフ料理を食べていることも、ロイのレベルアップに貢献しているのかもしれない。
なんせ、週に二日は食べに来るからだ。
テミス君は自分の故郷のアヴァロン島から来ている幼馴染のアーなんちゃらという人がリーダーをやっている「ブレイブ・ハート」というパーティーに所属している。
なのでテミス君は普段、「ブレイブ・ハート」のメンバーといっしょに週5日くらいクエストをこなしていて、ボクたちといっしょにクエストをするのはパーティーが休みの日だけのようだ。
元々、お父さんが島の狩人組合の組合長をしていたテミス君は、お父さんから狩人としての技術を叩きこまれていて、その時からの習慣で「一日休むと狩りの腕が鈍る」と言って、休みの日も簡単なクエストをこなすようにしているらしい。
すごく勤勉で素晴らしいと思います!
ボクは残念がるロイを尻目にテミス君と明日のクエストの予定を決め、明日の早朝、冒険者ギルド前に集合ということで話がまとまった。
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