25 / 64
第二章 ニケ、冒険者になる
第5話 バロラ先生の魔法基礎講座 ~理論編~
しおりを挟む
「まず魔法理論の基礎から説明していくわね?」
「はい。バロラ先生、よろしくお願いします」
バロラの説明によると、「魔法というのは人の心の働きによって生み出されるもので、人の願望のイメージに魔素が反応して発動されるもの」とのことだった。
例えば「風の刃を飛ばして敵を切り裂きたい」というイメージを強く具体的に心の中に描けば、それに風属性の魔素が反応してイメージしたことが実現する。
それが魔法というものらしい。
「魔素は世界中の至る所――空気中に、水の中に、土の中……私たちの体内や魔物の体内にも存在しているわ。魔素に呼びかけ、それぞれの魔素が持つ属性に応じた願いごとを自分たちのイメージを通して実現させるのが魔法よ」
ただ魔素が反応するくらいまでの具体的で強いイメージというのは誰もが持つことができるものではないそうで、その為に魔術師は術式というものを使っているそうだ。
「ねえ、バロラ。術式ってなに?」
「具体的に言えば、呪文の詠唱、象徴するシンボルを描くこと、変わったタイプのものだと舞踊や生贄をささげるみたいな儀式を行うものもあるわね。要はそういった行為を通して自分の心の中にある実現したいイメージを具体化・強化する感じね。何となくイメージはつくかしら?」
「うーん、なんとなくは分かるよ?」
ボクがそう答えるとバロラは「一度やって見せた方が早いかもね」と言い、近くにちょうど邪樹妖になりかけの樹があったので、それに向けて魔法を実演してくれることになった。
バロラは短剣を鞘から抜き、樹の方へと向ける。
彼女は短剣で空中に正三角形とその上の方に横線を描きつつ呪文を詠唱をした。
「いと疾《はや》きものよ、刃となりて、敵を切り裂け! 烈風刃!」
呪文の詠唱が終わると短剣の先から淡い緑色の風の刃のようなものが発生し、邪樹妖になりかけの樹を目掛けて飛んでいく。
風の刃は林檎の樹の幹を切り裂き、樹はバサリと倒れた。
「どう? なんとなく分かった?」
「うん、なんとなく分かるよ」
「そう? じゃあ詳しく解説するわね」
バロラによると術式は以下の手順を追って展開されるようだ。
――――――
①まずは使いたい魔法属性のシンボルを描く。
さっきバロラは短剣を使って空中に風属性のシンボル――正三角形の上の方に横線を引いた図形――を描いた。
これは『ここに風の力を具現化してね』と座標を示す意味があるようだ。
描くシンボルによってその座標に下ろされる力は変わってくるそうで、ひとまずボクは自分に適性がある火、風、水、土そして闇の五種類のシンボルを覚える必要があると言われた。
「光の属性はシンボルは無いの?」
と途中で質問を投げかけたが、
「あれは魔法とは異なる神聖術だから全く違った技術になるわね。残念ながら私は光の適性が無いから、神聖術については教えてあげられないわ。それにニケも、とりあえずは魔法を身に着けることに専念なさい。あまりあれもこれもと手を出し過ぎると、何も身につかないわよ?」
ということで、光属性についてはよく分からなかった。
②呪文の詠唱を行う。
バロラからは、まず呪文の詠唱にはいくつかの段階があると説明された。
まず最初に行うのは【呼びかけ】。
これはさっきバロラが見せてくれた『烈風刃』の場合、『いと疾《はや》きものよ』と唱えた部分に当てはまる。
【呼びかけ】は何の力を用いたいか、その魔素の属性を象徴する言葉を述べることでその力を呼び出す行為だとバロラは説明してくれた。
「『烈風刃』は初級魔術だから『いと疾《はや》きものよ』という単純な呼びかけだったけど、高度な魔術になってくるとこの呼びかけ自体も複雑なものになってくるわ」
ということだそうで、上級の魔術になる程、詠唱は長くなるようだ。
次に詠唱で行うのは【形成】。
これはさっきバロラが見せてくれた『烈風刃』の場合、『刃となりて』と唱えた部分に当たる。
【形成】とは単純にどんな形になって具現化して欲しいかを示しているそうだ。
そして詠唱の最後に行われるのが【懇請《こんせい》】。
これはさっきバロラが見せてくれた『烈風刃』の場合、『敵を切り裂け!』の部分に当たる。
【懇請《こんせい》】は要するに「お願いする」ということで、魔素に対して「こういうことをやってね?」と実現して欲しい内容をお願いするということを意味する。
【懇請《こんせい》】まで詠唱することで魔術が発動する条件は整う、ということらしい。
③発動
術式の最後に行われるのが【発動】。
これは単に術名を唱えるということで、さっきの場合だと『烈風刃!』と唱えていた部分に当たる。
詠唱の一部なんじゃ?とは思ったけど、いちおう微妙に違うらしい。
術式は何度も何度も反復して実践することで、魔術師の心の中に「Path(通り道)」とか「魔術回路」と呼ばれるものが形成されるそうで、それが形成されると術式を展開しなくても魔術は発動できるそうだ。
でもその場合でも基本的には術名を唱える【発動】は必要で、【発動】のみの工程で魔術を行うことを「術式省略」と言い、【発動】さえ行わずに魔術を行使することは「術式破棄」と言って、より高度な技術になるそうだ。
バロラによれば術式を用いることにもメリットがあって、やはり術式の工程を踏むことで魔術師の心の中にある願望のイメージがより具現化し、強化されるので安定した効果とより強い威力を発揮してくれるらしい。
逆にデメリットとしては「術式を展開するのに時間がかかる」「術式を見られることで相手に技術を盗まれる」「術式の途中で妨害することで発動させなくできる」という3点が挙げられ、状況に応じて「術式展開」なのか「術式省略」なのか「術式破棄」なのかを上手に選択できるのが、腕の立つ魔術師の条件だとバロラは言っていた。
――――――
「どう? それほど難しくはないでしょ?」
「うーん……シンボルを描いて座標を指定して、【呼びかけ】で使いたい属性の力を呼びだし、【形成】でその形を指定し、【懇請《こんせい》】で何をやって欲しいかお願いし、【発動】で術の名前を唱えると実際に魔法が発動するということで良かったかな?」
「偉いわ! ニケちゃん、良くできました!」
バロラはそういうとボクに抱きついて来て頬をすりすりしてくる。
「それで、ここからは少しややこしい話なのだけど、私たち魔術師は厳密には【魔法(Magia)】と【魔術(Magic)】を分けて考えているわ。魔法は最初に話した通り、人の願望のイメージに魔素が反応して発動されるもので理論上はどんなことでも可能よ。その魔法を発動するのに見合ったイメージの具現化と強度があれば。ただそれは誰にでも出来るほど簡単なことではないの。私たちが普段使っている魔術は、誰かが生み出した魔法を術式に落とし込んで魔法適性と魔術Lvが足りている人なら誰もが発動できるようにしたものよ。でもさらにややこしいのが、まだその人しか使えないオリジナルの魔法の段階でもそのイメージを具現化したり、強化する為には『術式のようなもの』を用いたりするの。だから見た目はあまり変わらないけど、その人にしか使えないオリジナルのものを魔法と呼ぶというくらいに思えば良いわ」
「うーん、ちょっと難しいね。でもとりあえずはその人しか使えないオリジナルのものを魔法と呼び、誰もが使える術式に落とし込んだものが魔術ということで良いんだよね?」
「そうね。その認識で間違いないわ」
バロラの話を聞いていると誰かが生み出した魔法の中でも、特にみんなにとって有用で術式に落とし込みやすいと思われるものを魔術のレベルに落とし込む作業は魔法大学という組織が行っているらしい。
魔法大学も魔法協会本部があるアレクサンドラにあり、魔法大学の教授たちが魔法協会の役員も兼任していることが多いそうだ。
魔術はその発動条件を術式に依存している関係で、発動する為の純粋な思いや願望の強さが魔法に比べて劣る為、魔術か魔法なら魔法の方が自由度も高く、威力も大きい。
だから魔術師は最初は魔術から入るけれど、いずれは自分オリジナルの魔法が使えるようになって「魔法使い」と呼ばれるようになるのを目指すということのようだ。
「魔法の自由度が高いからと言って、魔法使いなら誰でも自由にどんな魔法でも使えるという訳じゃないわ。それぞれに魔法属性に対する適性だってあるし、その人の魂の質や形みたいなものもあって、その人にあった願望のものしか魔法にできないのよ。攻撃的な性格の人は攻撃魔法を生み出すことが多いし、他人を思いやる人は治療系の魔法を編み出すことが多い。それでもたまにすっごく優しい人がとっても危険な魔法を生み出してしまうこととかもあって、それが魔法の面白いところでもあり、怖いところでもあるわね」
一通り魔法の基礎理論について教えてくれた後、バロラは「それじゃあ実践をやってみましょう!」とボクに声をかけた。
「はい。バロラ先生、よろしくお願いします」
バロラの説明によると、「魔法というのは人の心の働きによって生み出されるもので、人の願望のイメージに魔素が反応して発動されるもの」とのことだった。
例えば「風の刃を飛ばして敵を切り裂きたい」というイメージを強く具体的に心の中に描けば、それに風属性の魔素が反応してイメージしたことが実現する。
それが魔法というものらしい。
「魔素は世界中の至る所――空気中に、水の中に、土の中……私たちの体内や魔物の体内にも存在しているわ。魔素に呼びかけ、それぞれの魔素が持つ属性に応じた願いごとを自分たちのイメージを通して実現させるのが魔法よ」
ただ魔素が反応するくらいまでの具体的で強いイメージというのは誰もが持つことができるものではないそうで、その為に魔術師は術式というものを使っているそうだ。
「ねえ、バロラ。術式ってなに?」
「具体的に言えば、呪文の詠唱、象徴するシンボルを描くこと、変わったタイプのものだと舞踊や生贄をささげるみたいな儀式を行うものもあるわね。要はそういった行為を通して自分の心の中にある実現したいイメージを具体化・強化する感じね。何となくイメージはつくかしら?」
「うーん、なんとなくは分かるよ?」
ボクがそう答えるとバロラは「一度やって見せた方が早いかもね」と言い、近くにちょうど邪樹妖になりかけの樹があったので、それに向けて魔法を実演してくれることになった。
バロラは短剣を鞘から抜き、樹の方へと向ける。
彼女は短剣で空中に正三角形とその上の方に横線を描きつつ呪文を詠唱をした。
「いと疾《はや》きものよ、刃となりて、敵を切り裂け! 烈風刃!」
呪文の詠唱が終わると短剣の先から淡い緑色の風の刃のようなものが発生し、邪樹妖になりかけの樹を目掛けて飛んでいく。
風の刃は林檎の樹の幹を切り裂き、樹はバサリと倒れた。
「どう? なんとなく分かった?」
「うん、なんとなく分かるよ」
「そう? じゃあ詳しく解説するわね」
バロラによると術式は以下の手順を追って展開されるようだ。
――――――
①まずは使いたい魔法属性のシンボルを描く。
さっきバロラは短剣を使って空中に風属性のシンボル――正三角形の上の方に横線を引いた図形――を描いた。
これは『ここに風の力を具現化してね』と座標を示す意味があるようだ。
描くシンボルによってその座標に下ろされる力は変わってくるそうで、ひとまずボクは自分に適性がある火、風、水、土そして闇の五種類のシンボルを覚える必要があると言われた。
「光の属性はシンボルは無いの?」
と途中で質問を投げかけたが、
「あれは魔法とは異なる神聖術だから全く違った技術になるわね。残念ながら私は光の適性が無いから、神聖術については教えてあげられないわ。それにニケも、とりあえずは魔法を身に着けることに専念なさい。あまりあれもこれもと手を出し過ぎると、何も身につかないわよ?」
ということで、光属性についてはよく分からなかった。
②呪文の詠唱を行う。
バロラからは、まず呪文の詠唱にはいくつかの段階があると説明された。
まず最初に行うのは【呼びかけ】。
これはさっきバロラが見せてくれた『烈風刃』の場合、『いと疾《はや》きものよ』と唱えた部分に当てはまる。
【呼びかけ】は何の力を用いたいか、その魔素の属性を象徴する言葉を述べることでその力を呼び出す行為だとバロラは説明してくれた。
「『烈風刃』は初級魔術だから『いと疾《はや》きものよ』という単純な呼びかけだったけど、高度な魔術になってくるとこの呼びかけ自体も複雑なものになってくるわ」
ということだそうで、上級の魔術になる程、詠唱は長くなるようだ。
次に詠唱で行うのは【形成】。
これはさっきバロラが見せてくれた『烈風刃』の場合、『刃となりて』と唱えた部分に当たる。
【形成】とは単純にどんな形になって具現化して欲しいかを示しているそうだ。
そして詠唱の最後に行われるのが【懇請《こんせい》】。
これはさっきバロラが見せてくれた『烈風刃』の場合、『敵を切り裂け!』の部分に当たる。
【懇請《こんせい》】は要するに「お願いする」ということで、魔素に対して「こういうことをやってね?」と実現して欲しい内容をお願いするということを意味する。
【懇請《こんせい》】まで詠唱することで魔術が発動する条件は整う、ということらしい。
③発動
術式の最後に行われるのが【発動】。
これは単に術名を唱えるということで、さっきの場合だと『烈風刃!』と唱えていた部分に当たる。
詠唱の一部なんじゃ?とは思ったけど、いちおう微妙に違うらしい。
術式は何度も何度も反復して実践することで、魔術師の心の中に「Path(通り道)」とか「魔術回路」と呼ばれるものが形成されるそうで、それが形成されると術式を展開しなくても魔術は発動できるそうだ。
でもその場合でも基本的には術名を唱える【発動】は必要で、【発動】のみの工程で魔術を行うことを「術式省略」と言い、【発動】さえ行わずに魔術を行使することは「術式破棄」と言って、より高度な技術になるそうだ。
バロラによれば術式を用いることにもメリットがあって、やはり術式の工程を踏むことで魔術師の心の中にある願望のイメージがより具現化し、強化されるので安定した効果とより強い威力を発揮してくれるらしい。
逆にデメリットとしては「術式を展開するのに時間がかかる」「術式を見られることで相手に技術を盗まれる」「術式の途中で妨害することで発動させなくできる」という3点が挙げられ、状況に応じて「術式展開」なのか「術式省略」なのか「術式破棄」なのかを上手に選択できるのが、腕の立つ魔術師の条件だとバロラは言っていた。
――――――
「どう? それほど難しくはないでしょ?」
「うーん……シンボルを描いて座標を指定して、【呼びかけ】で使いたい属性の力を呼びだし、【形成】でその形を指定し、【懇請《こんせい》】で何をやって欲しいかお願いし、【発動】で術の名前を唱えると実際に魔法が発動するということで良かったかな?」
「偉いわ! ニケちゃん、良くできました!」
バロラはそういうとボクに抱きついて来て頬をすりすりしてくる。
「それで、ここからは少しややこしい話なのだけど、私たち魔術師は厳密には【魔法(Magia)】と【魔術(Magic)】を分けて考えているわ。魔法は最初に話した通り、人の願望のイメージに魔素が反応して発動されるもので理論上はどんなことでも可能よ。その魔法を発動するのに見合ったイメージの具現化と強度があれば。ただそれは誰にでも出来るほど簡単なことではないの。私たちが普段使っている魔術は、誰かが生み出した魔法を術式に落とし込んで魔法適性と魔術Lvが足りている人なら誰もが発動できるようにしたものよ。でもさらにややこしいのが、まだその人しか使えないオリジナルの魔法の段階でもそのイメージを具現化したり、強化する為には『術式のようなもの』を用いたりするの。だから見た目はあまり変わらないけど、その人にしか使えないオリジナルのものを魔法と呼ぶというくらいに思えば良いわ」
「うーん、ちょっと難しいね。でもとりあえずはその人しか使えないオリジナルのものを魔法と呼び、誰もが使える術式に落とし込んだものが魔術ということで良いんだよね?」
「そうね。その認識で間違いないわ」
バロラの話を聞いていると誰かが生み出した魔法の中でも、特にみんなにとって有用で術式に落とし込みやすいと思われるものを魔術のレベルに落とし込む作業は魔法大学という組織が行っているらしい。
魔法大学も魔法協会本部があるアレクサンドラにあり、魔法大学の教授たちが魔法協会の役員も兼任していることが多いそうだ。
魔術はその発動条件を術式に依存している関係で、発動する為の純粋な思いや願望の強さが魔法に比べて劣る為、魔術か魔法なら魔法の方が自由度も高く、威力も大きい。
だから魔術師は最初は魔術から入るけれど、いずれは自分オリジナルの魔法が使えるようになって「魔法使い」と呼ばれるようになるのを目指すということのようだ。
「魔法の自由度が高いからと言って、魔法使いなら誰でも自由にどんな魔法でも使えるという訳じゃないわ。それぞれに魔法属性に対する適性だってあるし、その人の魂の質や形みたいなものもあって、その人にあった願望のものしか魔法にできないのよ。攻撃的な性格の人は攻撃魔法を生み出すことが多いし、他人を思いやる人は治療系の魔法を編み出すことが多い。それでもたまにすっごく優しい人がとっても危険な魔法を生み出してしまうこととかもあって、それが魔法の面白いところでもあり、怖いところでもあるわね」
一通り魔法の基礎理論について教えてくれた後、バロラは「それじゃあ実践をやってみましょう!」とボクに声をかけた。
0
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
アルケディア・オンライン ~のんびりしたいけど好奇心が勝ってしまうのです~
志位斗 茂家波
ファンタジー
新入社員として社会の波にもまれていた「青葉 春」。
社会人としての苦労を味わいつつ、のんびりと過ごしたいと思い、VRMMOなるものに手を出し、ゆったりとした生活をゲームの中に「ハル」としてのプレイヤーになって求めてみることにした。
‥‥‥でも、その想いとは裏腹に、日常生活では出てこないであろう才能が開花しまくり、何かと注目されるようになってきてしまう…‥‥のんびりはどこへいった!?
――
作者が初めて挑むVRMMOもの。初めての分野ゆえに稚拙な部分もあるかもしれないし、投稿頻度は遅めだけど、読者の皆様はのんびりと待てるようにしたいと思います。
コメントや誤字報告に指摘、アドバイスなどもしっかりと受け付けますのでお楽しみください。
小説家になろう様でも掲載しています。
一話あたり1500~6000字を目途に頑張ります。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
転移ですか!? どうせなら、便利に楽させて! ~役立ち少女の異世界ライフ~
ままるり
ファンタジー
女子高生、美咲瑠璃(みさきるり)は、気がつくと泉の前にたたずんでいた。
あれ? 朝学校に行こうって玄関を出たはずなのに……。
現れた女神は言う。
「あなたは、異世界に飛んできました」
……え? 帰してください。私、勇者とか聖女とか興味ないですから……。
帰還の方法がないことを知り、女神に願う。
……分かりました。私はこの世界で生きていきます。
でも、戦いたくないからチカラとかいらない。
『どうせなら便利に楽させて!』
実はチートな自称普通の少女が、周りを幸せに、いや、巻き込みながら成長していく冒険ストーリー。
便利に生きるためなら自重しない。
令嬢の想いも、王女のわがままも、剣と魔法と、現代知識で無自覚に解決!!
「あなたのお役に立てましたか?」
「そうですわね。……でも、あなたやり過ぎですわ……」
※R15は保険です。
※小説家になろう様、カクヨム様でも連載しております。
Anotherfantasia~もうひとつの幻想郷
くみたろう
ファンタジー
彼女の名前は東堂翠。
怒りに震えながら、両手に持つ固めの箱を歪ませるくらいに力を入れて歩く翠。
最高の一日が、たった数分で最悪な1日へと変わった。
その要因は手に持つ箱。
ゲーム、Anotherfantasia
体感出来る幻想郷とキャッチフレーズが付いた完全ダイブ型VRゲームが、彼女の幸せを壊したのだ。
「このゲームがなんぼのもんよ!!!」
怒り狂う翠は帰宅後ゲームを睨みつけて、興味なんか無いゲームを険しい表情で起動した。
「どれくらい面白いのか、試してやろうじゃない。」
ゲームを一切やらない翠が、初めての体感出来る幻想郷へと体を委ねた。
それは、翠の想像を上回った。
「これが………ゲーム………?」
現実離れした世界観。
でも、確かに感じるのは現実だった。
初めて続きの翠に、少しづつ増える仲間たち。
楽しさを見出した翠は、気付いたらトップランカーのクランで外せない大事な仲間になっていた。
【Anotherfantasia……今となっては、楽しくないなんて絶対言えないや】
翠は、柔らかく笑うのだった。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
欠損奴隷を治して高値で売りつけよう!破滅フラグしかない悪役奴隷商人は、死にたくないので回復魔法を修行します
月ノ@最強付与術師の成長革命/発売中
ファンタジー
主人公が転生したのは、ゲームに出てくる噛ませ犬の悪役奴隷商人だった!このままだと破滅フラグしかないから、奴隷に反乱されて八つ裂きにされてしまう!
そうだ!子供の今から回復魔法を練習して極めておけば、自分がやられたとき自分で治せるのでは?しかも奴隷にも媚びを売れるから一石二鳥だね!
なんか自分が助かるために奴隷治してるだけで感謝されるんだけどなんで!?
欠損奴隷を安く買って高値で売りつけてたらむしろ感謝されるんだけどどういうことなんだろうか!?
え!?主人公は光の勇者!?あ、俺が先に治癒魔法で回復しておきました!いや、スマン。
※この作品は現実の奴隷制を肯定する意図はありません
なろう日間週間月間1位
カクヨムブクマ14000
カクヨム週間3位
他サイトにも掲載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる