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第一章 コールドスリープから目覚めたらVRMMORPGの世界だった……?
第13話 寝て覚めたら
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「銀の乙女亭」で眠りについたボクは明け方早くに眼を覚ました。
ここがVR空間だとしたら現実世界で何時間の眠りについていたのかは分からないけど、昨日は早めに寝たからけっこうぐっすり寝られた気がする。
頭もすっきりしていて思考もはっきりしているように感じた。
とりあえず昨日から訳の分からないことの連続で、ボクはこれまでに起きたことを整理して今後の方針を決める必要性を感じた。
▼▼▼
まず、寝て起きたら現実世界というようなことは無かったようだ。
ボクをVR空間に引き込んだ犯人はそう簡単にボクを解放してはくれないらしい。
とりあえず今日、冒険者ギルドに行けば何かはっきりするのかもしれないけど、現時点でも納得がいかない不可解なことが多い……
ここがVR空間だとしても、異世界の現実だとしても矛盾する点が多いからだ。
まずは昨日のコボルトとの戦闘だ。
やはり普通に考えてVR空間の中でも現実世界で感じるような不快感を感じるというのはおかしいように思えた。
一般的にはそういったものは抑えていく方向で話は進んでいたはずだ。
せっかくVR空間で日常の嫌なことを忘れに来たのに、VR空間でも嫌な思いをしていたら意味が無いからだ。
ただこれは一部、全く無いとも言い切れなくて、実はフルダイブ型VRで最初に導入された感覚は「痛み」だった。
それは2027年に起こったとある事件がきっかけとなっていた。
VR空間に長時間滞在していると「現実とVRの区別がつかなくなる」ということは、かなり早い段階で研究者からも警告が出されていた。
実際、没入感の強いVRゲームなどでは、「長時間プレイはVRと現実の区別がつかなくなる恐れがあるのでお控えください」という警告文が必ず出るようになっていた。
それでも個人の自由ということで一日10時間以上、長い人だと24時間以上もVR空間で過ごす人がいて、2027年にある事件が起きた。
その日の前日の夜からぶっ通しで20時間VRMMORPGをプレイしていた男性が、現実世界に戻ってきて、マンションの3階にある自室のベランダから飛び降りてしまった。
「VRゲームの中では平気だったから、大丈夫だと勘違いしてしまった」
というのが、その人の証言で、彼は一命を取り留めたものの、その後の人生で大きな障害を背負うことになった。
当然そのVRMMORPGでも「長時間プレイは推奨しない」という警告メッセージは出されていたが、彼はそれを無視していたらしい。
その結果、彼の脳はどっちが「現実」でどっちが「仮想現実」か分からなくなってしまったということのようだ。
精巧に創られたVRは人間の脳を騙す。
それ以降、同様のトラブルを避ける為に各ゲームメーカーは対策を講じる必要に迫られた。
それで結局導入されたのが、ゲーム中で危険なことをした場合、ちゃんと「痛み」を感じるようにするという方法だった。
VRの中でも危ないことをしたらちゃんと「痛い」と感じるようになることで、現実世界に戻ってからうっかり危険な行動をする人が出ないようにしようという考え方だ。
もちろん現実で実際に3階から飛び降りるような痛みは感じないわけだけど、危ない行動をしたり、敵からダメージを受けたりしたら、ちゃんと痛みを感じるということを脳みそが理解できる程度には痛みを感じるようになった。
これを導入したせいでただでさえプレイヤーが少なめなVRMMORPGの盾職はさらに減ってしまった。
だからそういうことを考えると、コボルトを殺した時の強烈な不快感というのは人型の生物を殺したら不快感を感じるように設定することで、現実世界でVR空間との区別がつかなくって人を殺してしまうというリスクを抑える為なのかもしれない。
でもそう考えるなら、そもそも人型のモンスターをゲームで出さなければ良い気がするので、これも矛盾する気がする。
わざわざ自分たちで人型モンスターを創っておいて、それを討伐したらユーザーがめちゃくちゃ不快感を感じるような設定にしても誰も喜ばないはずだ。
この世界がVRではなく、本当に異世界に転生してしまったという可能性もあらためて考えてみた。
でもそれだと『ステータス』とか『鑑定』とか『Lvアップ』みたいなシステムがどうもゲーム的過ぎる気がする。
いや、ファンタジー世界をロジカルに捉えても意味が無いよ、というのも分かる。
そもそもそういう世界なんだから受け入れるしかないじゃないかと言われれば確かにその通りだと思うんだけど……
でも魔法みたいなシステムがある時点で、それが現実世界だとしたらボクが住んでいた世界とは物理法則が違うということになるはずだよね?
そうだとしたらこんなに元の世界と似た世界になるとかってありえるのかな?
まあそれも含めてファンタジーな世界だからと言われるとそれまでっちゃあそれまでなんだけどね。
それはそれでどうも信じることが出来ない。
他にも不可解な点はある。
【賢者語】のシステムだ。
確かにVRゲームの中でその世界観に没頭する為には、ゲームの世界観を壊すような発言を規制するようなシステムというのはあった方が良いのかもしれない。
でもそのVR空間からログアウトできないという状況を考えると、まるで大量の人間をVR空間に閉じ込めて、その世界観をその中で暮らしている人間に信じ込ませる為にやってるみたいじゃないか?
ここがVR空間だとした場合、ボクも含めた全プレイヤーが何らかの理由でこの世界に強制的に閉じ込められているということになるのだろうか?
でももしそうだとしたら、なんでそんなことをする必要がある?
人間ではなく、AIが世界を征服する為?
でもそこまでするなら人類を滅ぼしたら良いじゃないか?
人間をエネルギー源にしているとか?
他に発電方法はいくらでもあるのに?
究極のクリーンエネルギーは人類発電でしたとか?
そんなことってあり得る??
▲▲▲
結局あれこれ考えてはみたものの、この世界がいったい何なのかが分からないということだけがはっきりしてくる。
ボクがこの世界にとらわれてからどれだけの時間が過ぎた?
もしボクが昨日、目覚めたのが朝だとしたら、もうそろそろ24時間過ぎる頃だろうか?
昨日の夜からだんだん感じてきていることだけど、ボクの脳ももうこのVR空間に半ばだまされてきていて、この世界を本当の世界として受け入れ始めているように感じる。
このままこの世界にズルズル慣れていってしまうのは、ボクをここに閉じ込めた犯人の術中にまんまとはまってしまうことなのではないか?
でもそろそろこの世界を仮想現実としてとらえることに精神的な疲労も感じてきていた。
とにかく今日、冒険者ギルドに行って確かめよう。
そこで犯人が出てきて種明かししてくれるならそれでOKだ。
日ももう昇り、宿の中も少し騒がしくなってきた。
一階の食堂に下りてみるとバロラが先に下りてきていたようで朝食を食べていた。
ボクはパン一枚とコーヒー一杯だけを注文し、簡単に朝食を済ませるとバロラに声をかけて冒険者ギルドに向かうことにした。
▼▼▼
冒険者ギルドの朝というのは、どうやらかなりあわただしいらしい。
朝、その日追加されたクエストが掲示板に張り出させれる。
それを見た冒険者がそれに申し込んだり、質問をしたりする。
受付には行列ができており、昨日対応してくれた受付嬢のアイシャも忙しそうにしていた。
しかし、アイシャはバロラの顔を見ると、受付を離れてこちらに来てくれた。
「通路で話すのもなんなので……」と、アイシャはボクとバロラを別室に案内してくれる。
別室に着くとアイシャはソファにかけるようボクたちに言い、給湯室のようなところでお茶を淹れて持ってきてくれた。
「バロラさん、結論から申しますと、昨日のクエストですが、無事終了となりました」
「あら、そう? じゃあギルド本部と魔法協会から確認が取れたのね?」
「はい、ギルド本部の役員から魔法協会の依頼主に確認を入れてくれたみたいです」
「そう? じゃあ魔法協会からはなんて言ってきているの?」
「特に何も? とにかく依頼は達成されたから報酬を払うとだけ……?」
アイシャからの答えを聞いて、ボクは愕然としてしまう。
「それじゃあ、ボクってこの後どうしたら……?」
「さあ、特に何も言われてないから自由にして良いんじゃないですかね?」
ボクは突然、冷凍睡眠から目覚めさせられ、いきなりVRMMORPGのファンタジー世界に放り出される形になった。
ここがVR空間だとしたら現実世界で何時間の眠りについていたのかは分からないけど、昨日は早めに寝たからけっこうぐっすり寝られた気がする。
頭もすっきりしていて思考もはっきりしているように感じた。
とりあえず昨日から訳の分からないことの連続で、ボクはこれまでに起きたことを整理して今後の方針を決める必要性を感じた。
▼▼▼
まず、寝て起きたら現実世界というようなことは無かったようだ。
ボクをVR空間に引き込んだ犯人はそう簡単にボクを解放してはくれないらしい。
とりあえず今日、冒険者ギルドに行けば何かはっきりするのかもしれないけど、現時点でも納得がいかない不可解なことが多い……
ここがVR空間だとしても、異世界の現実だとしても矛盾する点が多いからだ。
まずは昨日のコボルトとの戦闘だ。
やはり普通に考えてVR空間の中でも現実世界で感じるような不快感を感じるというのはおかしいように思えた。
一般的にはそういったものは抑えていく方向で話は進んでいたはずだ。
せっかくVR空間で日常の嫌なことを忘れに来たのに、VR空間でも嫌な思いをしていたら意味が無いからだ。
ただこれは一部、全く無いとも言い切れなくて、実はフルダイブ型VRで最初に導入された感覚は「痛み」だった。
それは2027年に起こったとある事件がきっかけとなっていた。
VR空間に長時間滞在していると「現実とVRの区別がつかなくなる」ということは、かなり早い段階で研究者からも警告が出されていた。
実際、没入感の強いVRゲームなどでは、「長時間プレイはVRと現実の区別がつかなくなる恐れがあるのでお控えください」という警告文が必ず出るようになっていた。
それでも個人の自由ということで一日10時間以上、長い人だと24時間以上もVR空間で過ごす人がいて、2027年にある事件が起きた。
その日の前日の夜からぶっ通しで20時間VRMMORPGをプレイしていた男性が、現実世界に戻ってきて、マンションの3階にある自室のベランダから飛び降りてしまった。
「VRゲームの中では平気だったから、大丈夫だと勘違いしてしまった」
というのが、その人の証言で、彼は一命を取り留めたものの、その後の人生で大きな障害を背負うことになった。
当然そのVRMMORPGでも「長時間プレイは推奨しない」という警告メッセージは出されていたが、彼はそれを無視していたらしい。
その結果、彼の脳はどっちが「現実」でどっちが「仮想現実」か分からなくなってしまったということのようだ。
精巧に創られたVRは人間の脳を騙す。
それ以降、同様のトラブルを避ける為に各ゲームメーカーは対策を講じる必要に迫られた。
それで結局導入されたのが、ゲーム中で危険なことをした場合、ちゃんと「痛み」を感じるようにするという方法だった。
VRの中でも危ないことをしたらちゃんと「痛い」と感じるようになることで、現実世界に戻ってからうっかり危険な行動をする人が出ないようにしようという考え方だ。
もちろん現実で実際に3階から飛び降りるような痛みは感じないわけだけど、危ない行動をしたり、敵からダメージを受けたりしたら、ちゃんと痛みを感じるということを脳みそが理解できる程度には痛みを感じるようになった。
これを導入したせいでただでさえプレイヤーが少なめなVRMMORPGの盾職はさらに減ってしまった。
だからそういうことを考えると、コボルトを殺した時の強烈な不快感というのは人型の生物を殺したら不快感を感じるように設定することで、現実世界でVR空間との区別がつかなくって人を殺してしまうというリスクを抑える為なのかもしれない。
でもそう考えるなら、そもそも人型のモンスターをゲームで出さなければ良い気がするので、これも矛盾する気がする。
わざわざ自分たちで人型モンスターを創っておいて、それを討伐したらユーザーがめちゃくちゃ不快感を感じるような設定にしても誰も喜ばないはずだ。
この世界がVRではなく、本当に異世界に転生してしまったという可能性もあらためて考えてみた。
でもそれだと『ステータス』とか『鑑定』とか『Lvアップ』みたいなシステムがどうもゲーム的過ぎる気がする。
いや、ファンタジー世界をロジカルに捉えても意味が無いよ、というのも分かる。
そもそもそういう世界なんだから受け入れるしかないじゃないかと言われれば確かにその通りだと思うんだけど……
でも魔法みたいなシステムがある時点で、それが現実世界だとしたらボクが住んでいた世界とは物理法則が違うということになるはずだよね?
そうだとしたらこんなに元の世界と似た世界になるとかってありえるのかな?
まあそれも含めてファンタジーな世界だからと言われるとそれまでっちゃあそれまでなんだけどね。
それはそれでどうも信じることが出来ない。
他にも不可解な点はある。
【賢者語】のシステムだ。
確かにVRゲームの中でその世界観に没頭する為には、ゲームの世界観を壊すような発言を規制するようなシステムというのはあった方が良いのかもしれない。
でもそのVR空間からログアウトできないという状況を考えると、まるで大量の人間をVR空間に閉じ込めて、その世界観をその中で暮らしている人間に信じ込ませる為にやってるみたいじゃないか?
ここがVR空間だとした場合、ボクも含めた全プレイヤーが何らかの理由でこの世界に強制的に閉じ込められているということになるのだろうか?
でももしそうだとしたら、なんでそんなことをする必要がある?
人間ではなく、AIが世界を征服する為?
でもそこまでするなら人類を滅ぼしたら良いじゃないか?
人間をエネルギー源にしているとか?
他に発電方法はいくらでもあるのに?
究極のクリーンエネルギーは人類発電でしたとか?
そんなことってあり得る??
▲▲▲
結局あれこれ考えてはみたものの、この世界がいったい何なのかが分からないということだけがはっきりしてくる。
ボクがこの世界にとらわれてからどれだけの時間が過ぎた?
もしボクが昨日、目覚めたのが朝だとしたら、もうそろそろ24時間過ぎる頃だろうか?
昨日の夜からだんだん感じてきていることだけど、ボクの脳ももうこのVR空間に半ばだまされてきていて、この世界を本当の世界として受け入れ始めているように感じる。
このままこの世界にズルズル慣れていってしまうのは、ボクをここに閉じ込めた犯人の術中にまんまとはまってしまうことなのではないか?
でもそろそろこの世界を仮想現実としてとらえることに精神的な疲労も感じてきていた。
とにかく今日、冒険者ギルドに行って確かめよう。
そこで犯人が出てきて種明かししてくれるならそれでOKだ。
日ももう昇り、宿の中も少し騒がしくなってきた。
一階の食堂に下りてみるとバロラが先に下りてきていたようで朝食を食べていた。
ボクはパン一枚とコーヒー一杯だけを注文し、簡単に朝食を済ませるとバロラに声をかけて冒険者ギルドに向かうことにした。
▼▼▼
冒険者ギルドの朝というのは、どうやらかなりあわただしいらしい。
朝、その日追加されたクエストが掲示板に張り出させれる。
それを見た冒険者がそれに申し込んだり、質問をしたりする。
受付には行列ができており、昨日対応してくれた受付嬢のアイシャも忙しそうにしていた。
しかし、アイシャはバロラの顔を見ると、受付を離れてこちらに来てくれた。
「通路で話すのもなんなので……」と、アイシャはボクとバロラを別室に案内してくれる。
別室に着くとアイシャはソファにかけるようボクたちに言い、給湯室のようなところでお茶を淹れて持ってきてくれた。
「バロラさん、結論から申しますと、昨日のクエストですが、無事終了となりました」
「あら、そう? じゃあギルド本部と魔法協会から確認が取れたのね?」
「はい、ギルド本部の役員から魔法協会の依頼主に確認を入れてくれたみたいです」
「そう? じゃあ魔法協会からはなんて言ってきているの?」
「特に何も? とにかく依頼は達成されたから報酬を払うとだけ……?」
アイシャからの答えを聞いて、ボクは愕然としてしまう。
「それじゃあ、ボクってこの後どうしたら……?」
「さあ、特に何も言われてないから自由にして良いんじゃないですかね?」
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