87 / 92
2 レベル10
強くなりたい
しおりを挟む
昨日の戦いでも感じたが、当然ながら自分ランクが上がる事により相対的に敵のランクも上がる。
そして俺の『フェイカー』で使用しているスキルは劣化版なのでレベルアップによる恩恵が半減しているせいか、敵のランクアップにスキルの威力が追いついていない。
今は神木さんから模倣したスキルのおかげで敵を倒す事は出来ているが、明らかに苦戦を強いられるケースが増えて来た気がする。
杞憂であればいいが、ランクアップを繰り返す程に顕著にこの傾向が現れてしまう気がする。
恐らくこの調子でいくと近い将来に成長限界が来てしまうのは明らかだ。
せっかく葵とパーティを組めたというのに何もせずにおいていかれるのはいやだ!
ただ今の俺にできる事はそう多くは無い。
一つは神木さんのスキルのような強力なスキルの模倣。
神木さんのスキルは俺の模倣したスキルの中でも飛び抜けて強力だ。もし同等のスキルを他にも模倣出来れば、たとえこの先モンスターが強力になったとしても対抗出来る。
もう一つは、俺自身の能力の向上だ。
絶対的に能力が欠落している近接戦の能力を磨く。スキルだけに依存しなくてもモンスターを倒せるようになれば、格段に戦いやすくなるのは間違いない。
一つ目の可能性はある。神木さんがBランカーという事は、世の中にはそれと同等以上の力を持つサバイバーが存在している。
俺は会ったことはないが、今後の活動の中で遭遇する可能性は十分にある。
ただし運の要素が著しく強い上に、いつ遭遇するかはわからないので今すぐ何か対策を取れるということは無い。
そして二つ目だが、俺の今の体力と運動能力はよく言って普通。厳しくみると平均以下だ。それでも時間をかけて鍛えればいつかは戦えるレベルにまで至る可能性はあるが、すぐには無理だ。
となれば残るは装備のパワーアップしかない。
ここ最近依頼をかなりの数こなしているのでお金はある。
「葵、今日は組合に行ってくるよ」
「どうかされたのですか?」
「装備を買いに行きたいと思ってるんだ」
「装備ですか? それではわたしも一緒に行っていいですか?」
「もちろんいいよ」
早速葵と一緒に売店へと向かう事にする。
「すいませ~ん。武器と防具を見せてもらってもいいですか?」
「はい、何をお探しでしょうか?」
「以前見せてもらった事があるんですけど、アーマードインナーと武器を見たいんですけど」
「わかりました。それではアーマードインナーからですね。Mサイズでよさそうですね」
そう言って店員さんが、奥からアーマードインナーを数種類持って来てくれた。
前回見た時は一種類だけ見せられたけど、今回は三種類あるようだ。
「Mサイズのアーマードインナーだとこちらの三種類がおすすめですね」
「アーマードインナーにも種類があるんですね」
「はい、素材と性能でいくつかありますが、性能が上がればその分金額も上がってはしまいますね」
店員さんの言葉を聞いて、今回アーマードインナーが三種類ある意味がわかった。
前回はお金がなさそうな俺の事を気遣って一種類だけ見せてくれたのだろう。
という事は他の二つはもっと高いということか……
そして俺の『フェイカー』で使用しているスキルは劣化版なのでレベルアップによる恩恵が半減しているせいか、敵のランクアップにスキルの威力が追いついていない。
今は神木さんから模倣したスキルのおかげで敵を倒す事は出来ているが、明らかに苦戦を強いられるケースが増えて来た気がする。
杞憂であればいいが、ランクアップを繰り返す程に顕著にこの傾向が現れてしまう気がする。
恐らくこの調子でいくと近い将来に成長限界が来てしまうのは明らかだ。
せっかく葵とパーティを組めたというのに何もせずにおいていかれるのはいやだ!
ただ今の俺にできる事はそう多くは無い。
一つは神木さんのスキルのような強力なスキルの模倣。
神木さんのスキルは俺の模倣したスキルの中でも飛び抜けて強力だ。もし同等のスキルを他にも模倣出来れば、たとえこの先モンスターが強力になったとしても対抗出来る。
もう一つは、俺自身の能力の向上だ。
絶対的に能力が欠落している近接戦の能力を磨く。スキルだけに依存しなくてもモンスターを倒せるようになれば、格段に戦いやすくなるのは間違いない。
一つ目の可能性はある。神木さんがBランカーという事は、世の中にはそれと同等以上の力を持つサバイバーが存在している。
俺は会ったことはないが、今後の活動の中で遭遇する可能性は十分にある。
ただし運の要素が著しく強い上に、いつ遭遇するかはわからないので今すぐ何か対策を取れるということは無い。
そして二つ目だが、俺の今の体力と運動能力はよく言って普通。厳しくみると平均以下だ。それでも時間をかけて鍛えればいつかは戦えるレベルにまで至る可能性はあるが、すぐには無理だ。
となれば残るは装備のパワーアップしかない。
ここ最近依頼をかなりの数こなしているのでお金はある。
「葵、今日は組合に行ってくるよ」
「どうかされたのですか?」
「装備を買いに行きたいと思ってるんだ」
「装備ですか? それではわたしも一緒に行っていいですか?」
「もちろんいいよ」
早速葵と一緒に売店へと向かう事にする。
「すいませ~ん。武器と防具を見せてもらってもいいですか?」
「はい、何をお探しでしょうか?」
「以前見せてもらった事があるんですけど、アーマードインナーと武器を見たいんですけど」
「わかりました。それではアーマードインナーからですね。Mサイズでよさそうですね」
そう言って店員さんが、奥からアーマードインナーを数種類持って来てくれた。
前回見た時は一種類だけ見せられたけど、今回は三種類あるようだ。
「Mサイズのアーマードインナーだとこちらの三種類がおすすめですね」
「アーマードインナーにも種類があるんですね」
「はい、素材と性能でいくつかありますが、性能が上がればその分金額も上がってはしまいますね」
店員さんの言葉を聞いて、今回アーマードインナーが三種類ある意味がわかった。
前回はお金がなさそうな俺の事を気遣って一種類だけ見せてくれたのだろう。
という事は他の二つはもっと高いということか……
0
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
日本国 召喚獣管理省 関東庁 召喚獣総合事案即応科。
wakaba1890
ファンタジー
召喚獣。
それは向こう側とされる所から、10歳を迎えた日本人の子供の下に召喚されるモンスターのことである。
初代天皇・神武天皇が日本を建国した際に書かれた絵画には彼は金鵄と呼ばれる金色に輝く鵄(とび)と契約したのが原初となっている。
そして、縄文、弥生、古墳、飛鳥、平安、戦国時代から近代から今に至るまで、時代を動かしてきた人物の側には確かに召喚獣は介在していた。
また、奇妙な事に、日本国に限り、齢10歳を迎えた日本在住の日本人にのみ体のどこかから多種多様な紋章が発現し、当人が念じると任意の場所から召喚陣が現れ、人ならざるモンスターを召喚される。
そして、彼らモンスターは主人である当人や心を許した者に対して忠実であった。
そのため、古来の日本から、彼ら召喚獣は農耕、治水、土木、科学技術、エネルギー、政治、経済、金融、戦争など国家の基盤となる柱から、ありとあらゆる分野において、今日に至るまで日本国とアジアの繁栄に寄与してきた。
そして、建国から今まで、国益の基盤たる彼ら数万種類以上をも及ぶ召喚獣を取り締まり管理し、2600年以上と脈々と受け継がれてきた名誉ある国家職がーーーーー国家召喚獣管理官である。
通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~
日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!
斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。
偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。
「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」
選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる