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一章 学校に通うよ
自己紹介するよ
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来栖先生に最初に言われたのは自己紹介をする事だった。
順番は男子からでその後に女子がする事になった。
来栖先生に名前を呼ばれた人が次々に自己紹介している。
私は人の顔と名前を覚えるのが苦手なので一回だけでは覚えられないがそのうちに覚えてくるだろう、、、、多分。
(あ、次はあの人か)
「玲紋 金糸雀(れいもん かなりあ)」
「、、、、えっと、、、それだけ?他に言いたいことは無い?」
「他に言いたいことは特に無い」
私の好きな人は金糸雀くんと言うらしい。
名前以外は特に何も言わなかったので来栖先生が少しとまどって他に言いたいことは無いかと聞いたけど金糸雀くんは特に何も無いみたいでそのまま席に座った。
金糸雀くんはクールで物静かみたいだが、金糸雀くんの名前を聞いたクラスメイト達はざわついた。
何か金糸雀くんについて話してるみたいなので耳をすませて聞いてみた。
(、、、金糸雀くんは有名なのかな?)
「おい!玲紋 金糸雀って!」
「ああ、紅の金糸雀(くれないのかなりあ)だろ?」
「この学校に来てたのか!」
「紅の金糸雀が居るならこの学校の一年の一番は玲紋だろうよ」
「玲紋が居るって事は、、、」
「ああ、アイツもこの学校に来てるだろうな」
「金糸雀くんか、、、噂で聞くよりカッコいい!」
「玲紋って呼んだ方が良いよ。アイツ金糸雀って呼ばれるの嫌いみたいだから」
「え~」
「存在全てを無視されても良いなら止めないけど?」
「そんなに?、、、分かった、玲紋くんって呼ぶわ」
「けど、あの顔ならさぞモテモテでしょうね?私もトキメクもの」
「人嫌いみたいだから全てスルーみたいよ」
「「マジで?」」
「マジで」
金糸雀くんはかなり強いみたいで男子からは羨望の眼差しを向けられている。
そして女子からはその顔から黄色い悲鳴が上がっていたり、惚れたんだろうなと分かる眼差しを向けられている。
(金糸雀くんって呼ばれるの嫌いなんだ。まぁいいか、私が金糸雀くんに話しかける事は無いだろうから心の中で呼ぶくらいは別に良いだろうし、もしも呼ぶ時は玲紋くんっ呼べば良いんだろうしな)
「ほら、静かに。次は女子の自己紹介な?」
そう来栖先生に言われたのでみんな一瞬で静かになり一番最初の女子が自己紹介している。
女子の数は少なく私を入れても十人も居ないので自己紹介も直ぐに終わりそうだ。
(あ、次っていうか最後が私か)
「守下 しずく(もりした しずく)。特に喧嘩もした事も無い一般人です。以上です」
私が自己紹介を終えると一瞬静まり返ったあとざわついた。
(一般人が珍しいのかな?あ、金糸雀くんも驚いた顔してこっち見てる)
私は知らなかったんだけど、一般人がこの学校に来るということはヤクザ者の中に一般人を一人だけ入れるくらいあり得ない事だったらしい。
順番は男子からでその後に女子がする事になった。
来栖先生に名前を呼ばれた人が次々に自己紹介している。
私は人の顔と名前を覚えるのが苦手なので一回だけでは覚えられないがそのうちに覚えてくるだろう、、、、多分。
(あ、次はあの人か)
「玲紋 金糸雀(れいもん かなりあ)」
「、、、、えっと、、、それだけ?他に言いたいことは無い?」
「他に言いたいことは特に無い」
私の好きな人は金糸雀くんと言うらしい。
名前以外は特に何も言わなかったので来栖先生が少しとまどって他に言いたいことは無いかと聞いたけど金糸雀くんは特に何も無いみたいでそのまま席に座った。
金糸雀くんはクールで物静かみたいだが、金糸雀くんの名前を聞いたクラスメイト達はざわついた。
何か金糸雀くんについて話してるみたいなので耳をすませて聞いてみた。
(、、、金糸雀くんは有名なのかな?)
「おい!玲紋 金糸雀って!」
「ああ、紅の金糸雀(くれないのかなりあ)だろ?」
「この学校に来てたのか!」
「紅の金糸雀が居るならこの学校の一年の一番は玲紋だろうよ」
「玲紋が居るって事は、、、」
「ああ、アイツもこの学校に来てるだろうな」
「金糸雀くんか、、、噂で聞くよりカッコいい!」
「玲紋って呼んだ方が良いよ。アイツ金糸雀って呼ばれるの嫌いみたいだから」
「え~」
「存在全てを無視されても良いなら止めないけど?」
「そんなに?、、、分かった、玲紋くんって呼ぶわ」
「けど、あの顔ならさぞモテモテでしょうね?私もトキメクもの」
「人嫌いみたいだから全てスルーみたいよ」
「「マジで?」」
「マジで」
金糸雀くんはかなり強いみたいで男子からは羨望の眼差しを向けられている。
そして女子からはその顔から黄色い悲鳴が上がっていたり、惚れたんだろうなと分かる眼差しを向けられている。
(金糸雀くんって呼ばれるの嫌いなんだ。まぁいいか、私が金糸雀くんに話しかける事は無いだろうから心の中で呼ぶくらいは別に良いだろうし、もしも呼ぶ時は玲紋くんっ呼べば良いんだろうしな)
「ほら、静かに。次は女子の自己紹介な?」
そう来栖先生に言われたのでみんな一瞬で静かになり一番最初の女子が自己紹介している。
女子の数は少なく私を入れても十人も居ないので自己紹介も直ぐに終わりそうだ。
(あ、次っていうか最後が私か)
「守下 しずく(もりした しずく)。特に喧嘩もした事も無い一般人です。以上です」
私が自己紹介を終えると一瞬静まり返ったあとざわついた。
(一般人が珍しいのかな?あ、金糸雀くんも驚いた顔してこっち見てる)
私は知らなかったんだけど、一般人がこの学校に来るということはヤクザ者の中に一般人を一人だけ入れるくらいあり得ない事だったらしい。
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