R18禁BLゲームで僕は妹の推し(オレ様攻め)に生まれ変わってしまった

あおい夜

文字の大きさ
上 下
4 / 8
一章 宝石達は出会う

僕の学園生活 その一

しおりを挟む
「俺はお前達の担任のエメラルドだ。ラル先生と呼ばれているのでみんなも気軽にそう呼んでくれ。では早速、自己紹介をしてくれ」

僕は学園に来ている。
ラル先生に言われてみんな自己紹介している。

「次は、私だな?私はこの国の第一王子でダイヤモンドという。ダイヤと気軽に呼んでくれると嬉しい」
「それから俺がダイヤの護衛をしているルビーだ。よろしくな」
「え!ダイヤ王子とルビー様!」
「お二人が我々と同じクラス?」
「キャー!ダイヤ様、ルビー様~!」
「静かに!次の奴、続きを頼む」

そう言われ立ち上がったのはサフだった。
(この次に自己紹介って無理じゃない?サフ、大丈夫?)

「では、私が。私はサファイアと申します。サフと呼んで下さい。そして隣に居るのが私の双子の弟のアクアマリンです。私はアクアと呼んでいます。私と弟の二人をどうか、よろしくお願いします」

サフは怖がりで臆病な僕の為に僕の紹介もしてくれた。
サフに心の中でありがとうって言うと、伝わったみたいで微笑みながら頷いた。
僕達が双子だからか、たまに思っている事が伝わる時があるんだ。

「うっわ!スッゲー美人!」
「隣の人はカッコいい!」
「サフ様とアクア様って呼ぼう!」
「俺もそう呼ぶ!」
「私も!」

僕が僕達の事を喋っている声に怯えて居るのを悟ってくれたサフが誰にも見えないように僕の手を握ってくれた。
(ありがとう、サフ)

「ボクはアメシストです。シスって呼んで下さい!」

シスが自己紹介したあとラル先生が喋った。

「みんなこの自己紹介で分かったと思うが、宝石の名前を持っている者が俺を入れて六人このクラスに居るが、あまり意識しない様に頼む」
「私も意識されて気をつかわれるのは好きではないからな。私からも頼む」

ダイヤにもそう言われてみんな頷いた。


それから少し時間がたち昼休みになり僕はサフと一緒に学園の裏にある森の近くに来た。
サフは人見知りの僕の為にお昼ご飯を取りに行ってくれている。

“ガサッガサッ”
「何?」
“ガサッ”
「あ、ウサギさんだ!可愛いな」

ウサギは僕に近付いて来たので僕はそっと抱き上げてみるけど大人しく僕の腕の中に居る。

「ふふっ、可愛いな。見た目は少しサフに似てるかな?今日は色々あって疲れたんだ。聞いてくれる?」

僕は大人しく僕の腕の中に収まっているウサギに昼休みになるまでの事を話した。


自己紹介が終わったあとダイヤ達の所に群がる人達と僕達二人に群がる人達がいた。
ダイヤ達の所は王子様に挨拶する為だったり、ダイヤ達のファンが群がっていた。
僕達の方は少し興奮した人達が多くいた。

「サフ様、お疲れではないですか?」
「疲れたら俺に言って下さい!」
「何でもしますから!」
「貴方の肌に傷でも付いたら大変ですから!」

サフの方にはサフの儚げな様子に惹かれてか、サフをお姫様かの様に扱っていた。

「アクア様、貴方のご命令なら何でも聞きます」
「どうかオレ達を使って下さい」
「私達は貴方様が使って下さるのなら喜んで何でもやらせてもらいます」
「アクア様、我々は貴方様を見た瞬間に貴方様に仕えたいと思った者達です。どうか我々を従えて下さい」

僕の方には下僕候補達が集まってた。
(やっぱり、本物のアクアにも沢山の下僕候補が群がってたもんね、、、こうなるよね、、、はぁ)




しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

王道学園なのに、王道じゃない!!

主食は、blです。
BL
今作品の主人公、レイは6歳の時に自身の前世が、陰キャの腐男子だったことを思い出す。 レイは、自身のいる世界が前世、ハマりにハマっていた『転校生は愛され優等生.ᐟ‪‪.ᐟ』の世界だと気付き、腐男子として、美形×転校生のBのLを見て楽しもうと思っていたが…

笑わない風紀委員長

馬酔木ビシア
BL
風紀委員長の龍神は、容姿端麗で才色兼備だが周囲からは『笑わない風紀委員長』と呼ばれているほど表情の変化が少ない。 が、それは風紀委員として真面目に職務に当たらねばという強い使命感のもと表情含め笑うことが少ないだけであった。 そんなある日、時期外れの転校生がやってきて次々に人気者を手玉に取った事で学園内を混乱に陥れる。 仕事が多くなった龍神が学園内を奔走する内に 彼の表情に接する者が増え始め── ※作者は知識なし・文才なしの一般人ですのでご了承ください。何言っちゃってんのこいつ状態になる可能性大。 ※この作品は私が単純にクールでちょっと可愛い男子が書きたかっただけの自己満作品ですので読む際はその点をご了承ください。 ※文や誤字脱字へのご指摘はウエルカムです!アンチコメントと荒らしだけはやめて頂きたく……。 ※オチ未定。いつかアンケートで決めようかな、なんて思っております。見切り発車ですすみません……。

主人公は俺狙い?!

suzu
BL
生まれた時から前世の記憶が朧げにある公爵令息、アイオライト=オブシディアン。 容姿は美麗、頭脳も完璧、気遣いもできる、ただ人への態度が冷たい冷血なイメージだったため彼は「細雪な貴公子」そう呼ばれた。氷のように硬いイメージはないが水のように優しいイメージもない。 だが、アイオライトはそんなイメージとは反対に単純で鈍かったり焦ってきつい言葉を言ってしまう。 朧げであるがために時間が経つと記憶はほとんど無くなっていた。 15歳になると学園に通うのがこの世界の義務。 学園で「インカローズ」を見た時、主人公(?!)と直感で感じた。 彼は、白銀の髪に淡いピンク色の瞳を持つ愛らしい容姿をしており、BLゲームとかの主人公みたいだと、そう考える他なかった。 そして自分も攻略対象や悪役なのではないかと考えた。地位も高いし、色々凄いところがあるし、見た目も黒髪と青紫の瞳を持っていて整っているし、 面倒事、それもBL(多分)とか無理!! そう考え近づかないようにしていた。 そんなアイオライトだったがインカローズや絶対攻略対象だろっ、という人と嫌でも鉢合わせしてしまう。 ハプニングだらけの学園生活! BL作品中の可愛い主人公×ハチャメチャ悪役令息 ※文章うるさいです ※背後注意

案外、悪役ポジも悪くない…かもです?

彩ノ華
BL
BLゲームの悪役として転生した僕はBADエンドを回避しようと日々励んでいます、、 たけど…思いのほか全然上手くいきません! ていうか主人公も攻略対象者たちも僕に甘すぎません? 案外、悪役ポジも悪くない…かもです? ※ゆるゆる更新 ※素人なので文章おかしいです!

総長の彼氏が俺にだけ優しい

桜子あんこ
BL
ビビりな俺が付き合っている彼氏は、 関東で最強の暴走族の総長。 みんなからは恐れられ冷酷で悪魔と噂されるそんな俺の彼氏は何故か俺にだけ甘々で優しい。 そんな日常を描いた話である。

俺が総受けって何かの間違いですよね?

彩ノ華
BL
生まれた時から体が弱く病院生活を送っていた俺。 17歳で死んだ俺だが女神様のおかげで男同志が恋愛をするのが普通だという世界に転生した。 ここで俺は青春と愛情を感じてみたい! ひっそりと平和な日常を送ります。 待って!俺ってモブだよね…?? 女神様が言ってた話では… このゲームってヒロインが総受けにされるんでしょっ!? 俺ヒロインじゃないから!ヒロインあっちだよ!俺モブだから…!! 平和に日常を過ごさせて〜〜〜!!!(泣) 女神様…俺が総受けって何かの間違いですよね? モブ(無自覚ヒロイン)がみんなから総愛されるお話です。

超絶美形な俺がBLゲームに転生した件

抹茶ごはん
BL
同性婚が当たり前に認められている世界観のBLゲーム、『白い薔薇は愛の象徴となり得るか』略して白薔薇の攻略対象キャラである第二王子、その婚約者でありゲームでは名前も出てこないモブキャラだったミレクシア・サンダルフォンに生まれ変わった美麗は憤怒した。 何故なら第二王子は婚約者がいながらゲームの主人公にひとめぼれし、第二王子ルートだろうが他のルートだろうが勝手に婚約破棄、ゲームの主人公にアピールしまくる恋愛モンスターになるのだ。…俺はこんなに美形なのに!! 別に第二王子のことなんて好きでもなんでもないけれど、美形ゆえにプライドが高く婚約破棄を受け入れられない本作主人公が奮闘する話。 この作品はフィクションです。実際のあらゆるものと関係ありません。

BlueRose

雨衣
BL
学園の人気者が集まる生徒会 しかし、その会計である直紘は前髪が長くメガネをかけており、あまり目立つとは言えない容姿をしていた。 その直紘には色々なウワサがあり…? アンチ王道気味です。 加筆&修正しました。 話思いついたら追加します。

処理中です...