154 / 167
六章 昔の話
102.5話(俺達の宝は可愛過ぎる!)紅視点
しおりを挟む
学園から帰りこれからどうするか考えていると葵達が風呂に行くのを見た。
(、、、、わかんねぇ事を考えても仕方ねぇ)
「、、、はぁ、風呂に行くか。白、鈴」
「ああ、わたしも入ろう」
「分かった。っと、黒先生達はどうします?」
鈴がそう聞くと夕、剣、鏡円はもう少し調べものをすると言って断った。
縁と炎信はいつの間にか眠っていたが黒が言うには一度操られていたから学園ではかなり緊張していて家に帰った瞬間にその糸が切れたのだろうと言っていたので眠らせておくことにした。
灰炉と離れても大丈夫なのかと思ったが操るには起きて居ないと無理みたいなので二人は部屋に置いて行った。
風呂場に着くとどちらに入るか少し迷ったが俺ら兄弟用の風呂に入る事にした。
(ん~?葵達の着替えはねぇな。隣の風呂の方か?)
「葵ちゃん達は隣みたいだな」
「葵達もたまには同い年でゆっくり入るのも良いだろう」
「そうだけどよ、、、やっぱり葵と一緒に入りてぇなぁ」
「文句言ってないで早く入る準備をしろ」
「うわ!白、優しくねぇ!」
「、、、、わたしもたまには紅と一緒に2人っきりで入りたいと思っているんだがなぁ?」
「マジで!なら今度一緒に入ろうぜ?良いよな?決定な!」
「まだ返事をしていないんだが、、、まぁそれはいいから早く一緒に入るぞ」
「おう」
そんな話をしていると他の奴らは笑いながらこちらを見てくる(明無先生はマイペースにもう服を脱いで風呂に向かってた)が白の言葉に上機嫌になった俺はさっさと風呂の準備をする。
(単純だと思われても構わねぇ!白と2人っきりで風呂の方が重要だ。白と2人っきりで風呂か、、、楽しみだな)
「紅、準備は出来たか?さっさと入りに行くぞ?明無先生はもう先に行ったがな」
「おう、終わったぜ。風呂に入るぞ」
“ガラガラ”
俺達は脱衣場のドアを開け風呂場に入ると直ぐに葵達の声がした。
葵達の声は聞こえるが身体を洗ってる音が大きいのでよくは聞こえなかった。
(ちゃんと入ってるな。俺もさっさと洗うか)
「しかし、葵の怪我は大丈夫なのか?」
「ああ、葵くんには風呂に入っても大丈夫な物を渡したから大丈夫だぞ」
「いつの間に渡したんだ?けど、なら良い。ありがとな、黒」
「当たり前な事をしただけだ。だがお礼はありがたくもらっておこう」
そんなことを話ながら身体を洗うと直ぐに終わったので風呂に浸かる。
(ふぅ、疲れも癒されるな)
『『分かる!』』
「!?」
みんなが風呂に入ったからか静かな風呂場に暗と菫の声が響いた。
静かになったことで隣の風呂の音も聞こえる様になったみたいだ。
(何の話だ?)
『葵ちゃんのその刺青には葵ちゃんの宝物が詰まってるんだね』
『ん?まぁな。オレにとって兄さん達は龍の珠と同じ、、、いや、それ以上に大切な人達だからな。オレにとってなによりも大事で大切な人達だよ、、、ハズイから本人達には言わねぇがな』
“ガッ”
どうやら葵の刺青の話をしていたらしいが葵の可愛い言葉に萌えて地面を叩いた。
(あ、ヤベッ!聞こえたか?)
「、、、、。」
何の反応もなくそのまま話を続けたのでバレてなかったのだろう。
話の内容は俺らの何処が好きなのかになった。
(マジか?葵が俺らの何処を好きか聞けるのか?)
『何処が好きかといわれてもな、、、全部好きなんだが』
“バシャッ”
静かに聞こうと思ったが突然のデレに堪えられず風呂の水面を叩いてしまった。
これはバレるかと思ったが向こうではタイミングよく暗が何かをしたらしくバレなかった。
(アブね)
「(紅、気をつけろよ)」
「(わりぃ)」
鈴に注意されたがそのまま静かに葵達の話を聞くことにした。
「(あ~!俺もお前が居ない人生なんて考えられねぇよ!やっぱりお前は俺の笑顔が好きなんだな!葵になら一生笑いかけるに決まってるだろ!)」
一番始めに俺の話になり内容に萌えまた音を出しそうになったその瞬間
“ヒュン、ガッ、カランカラン”
隣から桶が飛んで来て俺の頭に当たり弾かれ風呂の外で転がった。
「~ッ!」
どうやら暗が手元を狂わせて投げたらしい事が向こうの会話から伝わった。
(手元が狂った?)
「(暗にはバレてるみたいだね)」
「(紅が音を出す前に察知してしかも正確に紅に当てるなんて、、、やるな暗)」
明無先生と黒の会話で暗には俺達が隣に居ることはバレてるらしいことが分かった。
(しかし本当によく分かった上に正確に俺に当てたな)
「(~っ、、、葵、、、わたしの事をそんな風に、、、むしろわたしが葵とずっと一緒にいたい!そして死ぬ程甘やかしたい!ずっと優越感に浸ってくれ!)」
白は葵の話を聞いたあと顔を真っ赤にさせながら風呂の中に沈んでいった。
(分かる!分かるぜ!白)
「(匂いと声?、、、、っ!よく、欲情!?)」
「(おい?鈴?無事か?)」
「(無理、、、甘えたいとか、、、抱きしめてぇ)」
「「(分かる!)」」
俺と白も鈴の言葉に頷いた。
鈴の葵にたいする態度は暗が言ってる様に甘々の甘々だがそれは俺と白も同じだ。
(俺達にも同じ様に甘えたくなるとか、、可愛いかよ!)
「~っ、、、我慢ならねぇ」
「鈴?」
“バシャッ”
「抱きしめてくる」
「私も」
「オレも」
そう言って風呂から出て隣に行く鈴に続いて出て行く明無先生と灰炉に我慢の限界がとっくに越えていた俺も他の奴らも着いて行った。
(あんな熱烈な告白を聞いちゃぁ我慢なんて出来ねぇよな?)
隣のふに着いた俺達はドアを思いっきり開けた。
“ガラガラ、バンッ!”
凄い音がなったが構わず葵達の所に向かった。
俺達が突然来た事に疑問を感じた葵は何故か何処から来たか聞いてきたので隣と答えると隣の風呂かと言われたのでああと返事をすると自分達の話していた事を俺達に聞かれたらと分かったのだろう、葵の全身が一気に真っ赤に染まった。
(あ~あ、真っ赤になっちまって、、、本当に俺の葵は可愛くてならねぇなぁ。
俺は、俺らは一生お前を一人にしねぇし、、、俺らから離れるのも許さねぇよ。
離れてぇってお前が言ってもそれだけは許さねぇからそんなに俺らが居なくなる心配なんてしなくていいんだがなぁ。
本当に、、、可愛いな俺の葵は。
一生何があろうが愛してるからな、、、葵)
(、、、、わかんねぇ事を考えても仕方ねぇ)
「、、、はぁ、風呂に行くか。白、鈴」
「ああ、わたしも入ろう」
「分かった。っと、黒先生達はどうします?」
鈴がそう聞くと夕、剣、鏡円はもう少し調べものをすると言って断った。
縁と炎信はいつの間にか眠っていたが黒が言うには一度操られていたから学園ではかなり緊張していて家に帰った瞬間にその糸が切れたのだろうと言っていたので眠らせておくことにした。
灰炉と離れても大丈夫なのかと思ったが操るには起きて居ないと無理みたいなので二人は部屋に置いて行った。
風呂場に着くとどちらに入るか少し迷ったが俺ら兄弟用の風呂に入る事にした。
(ん~?葵達の着替えはねぇな。隣の風呂の方か?)
「葵ちゃん達は隣みたいだな」
「葵達もたまには同い年でゆっくり入るのも良いだろう」
「そうだけどよ、、、やっぱり葵と一緒に入りてぇなぁ」
「文句言ってないで早く入る準備をしろ」
「うわ!白、優しくねぇ!」
「、、、、わたしもたまには紅と一緒に2人っきりで入りたいと思っているんだがなぁ?」
「マジで!なら今度一緒に入ろうぜ?良いよな?決定な!」
「まだ返事をしていないんだが、、、まぁそれはいいから早く一緒に入るぞ」
「おう」
そんな話をしていると他の奴らは笑いながらこちらを見てくる(明無先生はマイペースにもう服を脱いで風呂に向かってた)が白の言葉に上機嫌になった俺はさっさと風呂の準備をする。
(単純だと思われても構わねぇ!白と2人っきりで風呂の方が重要だ。白と2人っきりで風呂か、、、楽しみだな)
「紅、準備は出来たか?さっさと入りに行くぞ?明無先生はもう先に行ったがな」
「おう、終わったぜ。風呂に入るぞ」
“ガラガラ”
俺達は脱衣場のドアを開け風呂場に入ると直ぐに葵達の声がした。
葵達の声は聞こえるが身体を洗ってる音が大きいのでよくは聞こえなかった。
(ちゃんと入ってるな。俺もさっさと洗うか)
「しかし、葵の怪我は大丈夫なのか?」
「ああ、葵くんには風呂に入っても大丈夫な物を渡したから大丈夫だぞ」
「いつの間に渡したんだ?けど、なら良い。ありがとな、黒」
「当たり前な事をしただけだ。だがお礼はありがたくもらっておこう」
そんなことを話ながら身体を洗うと直ぐに終わったので風呂に浸かる。
(ふぅ、疲れも癒されるな)
『『分かる!』』
「!?」
みんなが風呂に入ったからか静かな風呂場に暗と菫の声が響いた。
静かになったことで隣の風呂の音も聞こえる様になったみたいだ。
(何の話だ?)
『葵ちゃんのその刺青には葵ちゃんの宝物が詰まってるんだね』
『ん?まぁな。オレにとって兄さん達は龍の珠と同じ、、、いや、それ以上に大切な人達だからな。オレにとってなによりも大事で大切な人達だよ、、、ハズイから本人達には言わねぇがな』
“ガッ”
どうやら葵の刺青の話をしていたらしいが葵の可愛い言葉に萌えて地面を叩いた。
(あ、ヤベッ!聞こえたか?)
「、、、、。」
何の反応もなくそのまま話を続けたのでバレてなかったのだろう。
話の内容は俺らの何処が好きなのかになった。
(マジか?葵が俺らの何処を好きか聞けるのか?)
『何処が好きかといわれてもな、、、全部好きなんだが』
“バシャッ”
静かに聞こうと思ったが突然のデレに堪えられず風呂の水面を叩いてしまった。
これはバレるかと思ったが向こうではタイミングよく暗が何かをしたらしくバレなかった。
(アブね)
「(紅、気をつけろよ)」
「(わりぃ)」
鈴に注意されたがそのまま静かに葵達の話を聞くことにした。
「(あ~!俺もお前が居ない人生なんて考えられねぇよ!やっぱりお前は俺の笑顔が好きなんだな!葵になら一生笑いかけるに決まってるだろ!)」
一番始めに俺の話になり内容に萌えまた音を出しそうになったその瞬間
“ヒュン、ガッ、カランカラン”
隣から桶が飛んで来て俺の頭に当たり弾かれ風呂の外で転がった。
「~ッ!」
どうやら暗が手元を狂わせて投げたらしい事が向こうの会話から伝わった。
(手元が狂った?)
「(暗にはバレてるみたいだね)」
「(紅が音を出す前に察知してしかも正確に紅に当てるなんて、、、やるな暗)」
明無先生と黒の会話で暗には俺達が隣に居ることはバレてるらしいことが分かった。
(しかし本当によく分かった上に正確に俺に当てたな)
「(~っ、、、葵、、、わたしの事をそんな風に、、、むしろわたしが葵とずっと一緒にいたい!そして死ぬ程甘やかしたい!ずっと優越感に浸ってくれ!)」
白は葵の話を聞いたあと顔を真っ赤にさせながら風呂の中に沈んでいった。
(分かる!分かるぜ!白)
「(匂いと声?、、、、っ!よく、欲情!?)」
「(おい?鈴?無事か?)」
「(無理、、、甘えたいとか、、、抱きしめてぇ)」
「「(分かる!)」」
俺と白も鈴の言葉に頷いた。
鈴の葵にたいする態度は暗が言ってる様に甘々の甘々だがそれは俺と白も同じだ。
(俺達にも同じ様に甘えたくなるとか、、可愛いかよ!)
「~っ、、、我慢ならねぇ」
「鈴?」
“バシャッ”
「抱きしめてくる」
「私も」
「オレも」
そう言って風呂から出て隣に行く鈴に続いて出て行く明無先生と灰炉に我慢の限界がとっくに越えていた俺も他の奴らも着いて行った。
(あんな熱烈な告白を聞いちゃぁ我慢なんて出来ねぇよな?)
隣のふに着いた俺達はドアを思いっきり開けた。
“ガラガラ、バンッ!”
凄い音がなったが構わず葵達の所に向かった。
俺達が突然来た事に疑問を感じた葵は何故か何処から来たか聞いてきたので隣と答えると隣の風呂かと言われたのでああと返事をすると自分達の話していた事を俺達に聞かれたらと分かったのだろう、葵の全身が一気に真っ赤に染まった。
(あ~あ、真っ赤になっちまって、、、本当に俺の葵は可愛くてならねぇなぁ。
俺は、俺らは一生お前を一人にしねぇし、、、俺らから離れるのも許さねぇよ。
離れてぇってお前が言ってもそれだけは許さねぇからそんなに俺らが居なくなる心配なんてしなくていいんだがなぁ。
本当に、、、可愛いな俺の葵は。
一生何があろうが愛してるからな、、、葵)
22
お気に入りに追加
3,050
あなたにおすすめの小説


どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる