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番外編、良かったら読んで下さい
可愛く愛らしい恋人 その十
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紅視点
可愛く転んだ葵を心配して俺達三人が葵の元に駆け寄ると目の前に紫がいた。
(紫の、いや、紫と灰炉の顔色が思ったより悪いな)
「紫、何が合った?顔色がかなり悪いぞ?」
「あ、、、菫が」
「菫がどうした?」
「あ、ああ、は、早く、菫を」
「紫!落ち着け」
「お兄様そんなにキツく抱きしめたら菫が苦しがる」
「あ、ああ、うん、、、ごめん、大丈夫?菫?」
かなり動揺している紫に灰炉が声をかけると菫をキツく抱きしめていたのに気づいた紫がゆっくりと力を弱めていくので俺達もようやく菫の顔を見る事ができた。
(これは!、、、菫を溺愛してるこの二人の顔色が悪くなるわけだ)
「ハッ、、はぁ、、ひゅ、、うっ、ハッはっ、うぅっ」
「こいつは、、、熱か?」
「う、うん。菫の小さい頃は今以上に体が弱くて、、、最悪死んでもおかしく無いってよく言われてた」
「だんだん菫の熱が上がってきてんだよ。オレとお兄様が菫を起こした時は少しぐったりしていたくらいなのに、、、黒先生の叫び声がして何事だと思って黒先生達の所に向かおうとした時に呼吸がおかしくなった」
「ふっ、、うっ、、ハッはっ、、ひゅっ、、ひゅっ、、はぁ」
菫の顔は熱が出ているとは思えないほど真っ青だった。
菫は普通に呼吸を出来ないみたいで吸いすぎたり吐きすぎたりしている。
(これはヤベェな)
「紅、ど、とうしたら菫を助けられる?ぼく、分からなくなって」
「あ~、、、落ち着け紫、お前のそんな顔俺以外にあんま見せたくねぇんだ。大丈夫だから泣きそうな顔すんな、な?」
「、、、うん」
紫は菫を大事に抱えながら泣きそうな顔で俺に助けを求めた。
(好きな奴に泣きそうな顔しながら助けを求められたらどんな事でも叶えてやりたいもんだろ?)
「とりあえず、、、暗の事で色々ある黒には悪いが菫を診てもらおう」
「あ!黒先生」
「あ!そういえばあの人保健医だったな」
「お前ら忘れてたな?」
「いや、菫の事に動揺して」
「うん、それより早く黒先生に菫の事を診てもらわないと」
「あ、紫は菫を動かすな。俺が黒を呼んで来るから待ってろ」
「、、、うん、分かった」
「白と鈴も葵の事を少しよろしく頼む」
「おう、少しじゃなくていつまでもよろしくしてやるよ」
「そうだな紅ばかり葵を愛でるのはズルい」
「別に良いだろ?俺の弟の可愛い可愛い葵を愛でるのは兄である特権だ」
「ずりぃなぁ。オレは葵ちゃんの恋人なのに」
「そう言うならわたしも兄みたいな者だろうが」
「俺の特権だから駄目だ」
「ケチ!」
「横暴!」
「ま、それじゃよろしくな」
俺はそう言うと黒達の元に向かった。
(暗がもう大丈夫なら良いんだが)
可愛く転んだ葵を心配して俺達三人が葵の元に駆け寄ると目の前に紫がいた。
(紫の、いや、紫と灰炉の顔色が思ったより悪いな)
「紫、何が合った?顔色がかなり悪いぞ?」
「あ、、、菫が」
「菫がどうした?」
「あ、ああ、は、早く、菫を」
「紫!落ち着け」
「お兄様そんなにキツく抱きしめたら菫が苦しがる」
「あ、ああ、うん、、、ごめん、大丈夫?菫?」
かなり動揺している紫に灰炉が声をかけると菫をキツく抱きしめていたのに気づいた紫がゆっくりと力を弱めていくので俺達もようやく菫の顔を見る事ができた。
(これは!、、、菫を溺愛してるこの二人の顔色が悪くなるわけだ)
「ハッ、、はぁ、、ひゅ、、うっ、ハッはっ、うぅっ」
「こいつは、、、熱か?」
「う、うん。菫の小さい頃は今以上に体が弱くて、、、最悪死んでもおかしく無いってよく言われてた」
「だんだん菫の熱が上がってきてんだよ。オレとお兄様が菫を起こした時は少しぐったりしていたくらいなのに、、、黒先生の叫び声がして何事だと思って黒先生達の所に向かおうとした時に呼吸がおかしくなった」
「ふっ、、うっ、、ハッはっ、、ひゅっ、、ひゅっ、、はぁ」
菫の顔は熱が出ているとは思えないほど真っ青だった。
菫は普通に呼吸を出来ないみたいで吸いすぎたり吐きすぎたりしている。
(これはヤベェな)
「紅、ど、とうしたら菫を助けられる?ぼく、分からなくなって」
「あ~、、、落ち着け紫、お前のそんな顔俺以外にあんま見せたくねぇんだ。大丈夫だから泣きそうな顔すんな、な?」
「、、、うん」
紫は菫を大事に抱えながら泣きそうな顔で俺に助けを求めた。
(好きな奴に泣きそうな顔しながら助けを求められたらどんな事でも叶えてやりたいもんだろ?)
「とりあえず、、、暗の事で色々ある黒には悪いが菫を診てもらおう」
「あ!黒先生」
「あ!そういえばあの人保健医だったな」
「お前ら忘れてたな?」
「いや、菫の事に動揺して」
「うん、それより早く黒先生に菫の事を診てもらわないと」
「あ、紫は菫を動かすな。俺が黒を呼んで来るから待ってろ」
「、、、うん、分かった」
「白と鈴も葵の事を少しよろしく頼む」
「おう、少しじゃなくていつまでもよろしくしてやるよ」
「そうだな紅ばかり葵を愛でるのはズルい」
「別に良いだろ?俺の弟の可愛い可愛い葵を愛でるのは兄である特権だ」
「ずりぃなぁ。オレは葵ちゃんの恋人なのに」
「そう言うならわたしも兄みたいな者だろうが」
「俺の特権だから駄目だ」
「ケチ!」
「横暴!」
「ま、それじゃよろしくな」
俺はそう言うと黒達の元に向かった。
(暗がもう大丈夫なら良いんだが)
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