R18禁BLゲームの主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成りました⁉

あおい夜

文字の大きさ
上 下
11 / 167
番外編、良かったら読んで下さい

可愛く愛らしい恋人 その五

しおりを挟む
 お昼ご飯も食べて(やはり食べさせられた)少したつと私達は小さく成ったからか眠くなっていた。

「葵?、、、眠いのか?」
「ん?、、いや、大丈夫だ」
「だが」
「兄さん達は用事があるんだろ?オレ達三人はここで待っているから行ってこい」
「、、、はぁ、分かった。しかしあのクソ親父なんの用だよ」
「用があるのは母君の方ではなかったか?」
「小さくなった葵ちゃん達三人以外を呼んでるみたいだけど何だろうな?」
「さぁなぁ?、、、行ってらっしゃい兄さん達」
「!、、おう、行ってきます」
「行ってくるよ」
「行ってきます、葵ちゃん達も何かあったら直ぐにオレ達の所に来てくれよ?」
「ああ、分かった」

兄さんと白兄と鈴の兄さんは私にそう言い残して部屋を出て行った。
暗や菫も私と同じ様に近しい人に何か言われて(多分、私と同じ様な事)いた。
小さくなった私達三人以外は父さん(いや、母さん?)に呼ばれたので少しの間この部屋から出て行くので兄さん達は少し渋っていたのだ。
(早く行けば直ぐ終わるかも知れないんだから早く行けば良いのに、、、でも居なくなると寂しいな)

「葵ちゃん」
「ん?菫?」
「あのさ、、、何か体が小さくなったからか凄く眠いんだけど、、、葵ちゃんも?」
「ああ、オレも凄く眠い」
「お前ら二人もか?俺もだ」
「暗もか、、、体が小さくなったからだろうが、ふぁ、、マズイな、、、凄く眠い」
「昼寝するか」
「ん、ボクもヤバい、、、何か掛けるものある?何も掛けないで、、寝たら、、兄上達に心配させちゃう、、から」
「、、そうだな、、確かタオルが、、、このタンスの中に、、あったはず、、だ、、」
「眠くて、、ヤバい、、な?、、、このまま寝そうだ」
「、、、あったぞ、、、寝るから側に来い」
「ん、、、葵ちゃんが真ん中ね?」
「ふぁ、、眠い、、葵が真ん中だからな?」
「うん、、、じゃない、ああ、分かったから、、早く寝よう、、な?眠くて、、ヤバい」

暗、私、菫の順に並んで二人は私に抱きつき私は二人の手を握り眠った。
(母さんは兄さん達に何の用があったんだろう?、、、二人の体温、、暖かくて眠い、、、)



鈴矢視点

オレ達が部屋に戻るとそこには天国があった。

「、、、、。」
「~っ、ッッ」
「んグッ!、、、っ!ッ、、~ッ」
「、、、天使?」

オレ達が身悶えていると灰炉が最後にそう言った。
(そうだよな!天使だよな?これ!って、、、は?さっきのは灰炉か?)

「だよな!俺の弟達は天使だよな!」
「分かる!分かるぞ!これは天使だ!」
「ん、、、天使達が寝てる」
「可愛い、、、天使、、可愛い、、、天使が、、、」
「確かに天使の様にとても可愛いが、、、明無?お前大丈夫か?その目はヤバいぞ?」
「黒先生これは仕方ないですよ、、、こんな可愛い天使達がって、、、え?さっきの灰炉?」

上から順に紅、白銀、紫、ちょっとヤバい明無先生、黒先生、そして最後にオレと同じ疑問を持ってツッコんだ緑だ。
緑の言葉にみんなハッとしていっせいに灰炉を見た。
灰炉はさっきの言葉(天使発言)を言ったと思わせないほど落ち着いた表情で葵ちゃん達を見ていた。
(さっきのは灰炉じゃねぇのか?、、、いや、灰炉の声だったよな?聞き間違えって事もねぇだろうし、、、灰炉だったよな?)

「スッゴク落ち着いてる!けどさっきの声は灰炉だったし、、、え?ボクの聞き間違え?」
「いや、緑の聞き間違えじゃねぇよ。俺も灰炉から聞いたからな」
「紅先輩が言うなら間違えじゃないですよね?けど、、、灰炉、落ち着き過ぎじゃない?」

またも緑がオレと同じ事を思っていた様でそれを声に出して言っていた。
だが、紅も他の奴らも頷いているということはやはりさっきの発言は灰炉が言ったみたいだ。
(だとしても灰炉の奴落ち着き過ぎじゃね?ってあいつ何やって、、)

“パシャ、、パシャパシャ”
「灰炉、お前何やってんだ?」
「何って、、、天使達の写真を撮ってる。さっき紅さんの母親に命れ、、、脅さ、、、お願いされただろ?」
「あ~、、、母さんのあの絶対に逆らうことが出来ない様な威圧感を放ってされたお願い(命令または脅し)か」

紅のその言葉でオレ達はさっきあった事を思い出した。



しおりを挟む
感想 189

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...