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四章 葵虐め事件の決着への道
第71話(見てしまった)
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みんなと話し合った日から一日休んでから私は学園に行った。
だけどその次の日にまた学園を休んで、今日でみんなと話し合った日から四日たった。
一日目は色々あって動けなく(察して)二日目は学園に行ったんだけど、ある偶然の事故で帰る時にずぶ濡れになって帰ったら案の定次の日に熱が出て学園を休んだ。
今日は熱が下がっていて平熱だったので学園に行こうと思ったのだけど過保護な兄さん達が休む様に言ったので、何もやる事が無い私は家(実家)の自分の部屋の布団の上で座ってぼ~っとしている。
ちなみに、ずぶ濡れになった偶然の事故というのは帰り道を用事があった(多分、今回の事件の事)鈴の兄さんと灰炉さんが追って来るのを待ちながら菫と二人でゆっくり歩いていた時に起こった。
菫とゆっくり歩いてると自分の家の前で喧嘩している二人の親子(母親と息子)が居てキレた母親が家の中に入って行った後、直ぐに出て来ないので気まずい私達は早くその家の前を通り過ぎようとしたその時、その家のドアが開いて突然水が菫に向かって降ってきたので私はとっさに菫を庇ってずぶ濡れになった。
親子は喧嘩を忘れてひたすらち私に謝ってきたけど、私は元々そんなに怒っていなかったので笑って許してその家から離れた。
その後直ぐに鈴の兄さん達が来て私の状態を見て何があったかを聞いてきた。
菫も自分のせいでと思って泣きそうになっていたので慰めたけど、今思うと菫じゃなくて本当に良かったと思った。
体の弱い菫だったらもっと重い風邪を引いたかも知れないからだ。
(それより暇だなぁ。眠く無いし、、、あ!能力使って学園に行ってみんな何してるか見てみよう!)
能力を使って学園に精神だけで来て、まず最初に向かった所は兄さんと紫さんのクラスだ。
ちなみに、紫さんと兄さんの友人の三人が兄さんと同じクラスで、鈴の兄さんと白兄が同じクラスとなっている。
(兄さんは何してるんだろう?アレ?人があんまり居ない?あ!昼休みか!兄さんは、、、?、、紫さんは?、、、居ない、、何処に居るのかな?)
私は兄さん達を探して学園の中を飛んで移動している時だった。
「あんた何してるんだ?何をしていても良いが葵達には迷惑をかけるなよ?」
「、、、本当にお前は紅の弟が好きなんだな」
「そうだ。だから本当に迷惑をかけるなよ?あいつには幸せに笑っていて欲しい」
人の気配が無い所に二人の男、、、円鏡さんと縁完さんが居た。
(紅の弟、、、私の話し?)
「この前お前の弟がオレの所に来たぞ」
「あいつが?」
「鈴矢さんと付き合うとかほざいてたぞ?お前の弟だろう何とかしろ!あの二人の邪魔をしてみろ?オレはお前ら兄弟を絶対に許さない!、、、話はそれだけだ、じゃあな」
「、、、円鏡、、、オレは、」
さっきまで何の感情もにじませなかった縁完さんが最後に呟いた感情がある声に反応して私は縁完さんの顔を見た。
(あ、、、縁完さん、、、そうなんだ、縁完さんは、、、)
「ッ、、、ぐっ!、、オレは、、何も、感じ無い、、違う!オレは、、ッ、、円、、鏡、、、ッ!オレはもう、、も、た、、ない、、、頼む、紅、、オレを、、ぐっ、、、」
縁完さんが急に苦しみ出したと思った後に静かになり、少しするとさっきまで浮かんでいた感情がある顔とは全く反対の感情が無い人形みたいな顔をしてから縁完さんはその場から立ち去った。
(縁完さんは本当に黒幕なのかな?だってあの反応は何かに操られてるみたいな、何かの能力をかけられて無理矢理に感情を無くさせるみたいな反応だった。それにさっきまでの感情がある縁完さんは兄さんに助けを求めてたみたい、、、帰ったら兄さん達に話してみよう、、、能力使ったのバレて過保護が増すかも知れないけど)
あんな縁完さんを見たら心配になってしまって学園から帰ってきた兄さん達に相談しようと思ったんだけど、組の仕事やタイミングが悪くて兄さん達に話す事が出来なかったので菫達に相談した。
その結果分かった事は明日の朝に決着をつける事になった事だった。
兄さん達は作戦の確認をする為、今日の夜から泊まり込みで話し合って朝早くから学園に行くみたいなのでもう家に居ない。
私は菫達と話し合って、兄さん達が学園に行く前に私達が学園に居れば決着をつける直前だけど話せるかも知れない、という話になったので朝早くから学園に行って集まろという事になった。
(私が甘いのかも知れないけど、縁完さんを助けたい。あんな所見ちゃったらもしかしたら兄さん達を友達を裏切っているわけじゃないかも知らないって思ったって仕方ないじゃん。兄さん達が友達を大事に思ってるのは知ってる、だから今回の事は怒りより悲しみの方が強いだろうから安心させたいって思った、、、んだけどちゃんと明日兄さん達と会えるよね?)
私は嫌な予感を感じながらも、明日朝が早いのでそのまま布団で眠った。
だけどその次の日にまた学園を休んで、今日でみんなと話し合った日から四日たった。
一日目は色々あって動けなく(察して)二日目は学園に行ったんだけど、ある偶然の事故で帰る時にずぶ濡れになって帰ったら案の定次の日に熱が出て学園を休んだ。
今日は熱が下がっていて平熱だったので学園に行こうと思ったのだけど過保護な兄さん達が休む様に言ったので、何もやる事が無い私は家(実家)の自分の部屋の布団の上で座ってぼ~っとしている。
ちなみに、ずぶ濡れになった偶然の事故というのは帰り道を用事があった(多分、今回の事件の事)鈴の兄さんと灰炉さんが追って来るのを待ちながら菫と二人でゆっくり歩いていた時に起こった。
菫とゆっくり歩いてると自分の家の前で喧嘩している二人の親子(母親と息子)が居てキレた母親が家の中に入って行った後、直ぐに出て来ないので気まずい私達は早くその家の前を通り過ぎようとしたその時、その家のドアが開いて突然水が菫に向かって降ってきたので私はとっさに菫を庇ってずぶ濡れになった。
親子は喧嘩を忘れてひたすらち私に謝ってきたけど、私は元々そんなに怒っていなかったので笑って許してその家から離れた。
その後直ぐに鈴の兄さん達が来て私の状態を見て何があったかを聞いてきた。
菫も自分のせいでと思って泣きそうになっていたので慰めたけど、今思うと菫じゃなくて本当に良かったと思った。
体の弱い菫だったらもっと重い風邪を引いたかも知れないからだ。
(それより暇だなぁ。眠く無いし、、、あ!能力使って学園に行ってみんな何してるか見てみよう!)
能力を使って学園に精神だけで来て、まず最初に向かった所は兄さんと紫さんのクラスだ。
ちなみに、紫さんと兄さんの友人の三人が兄さんと同じクラスで、鈴の兄さんと白兄が同じクラスとなっている。
(兄さんは何してるんだろう?アレ?人があんまり居ない?あ!昼休みか!兄さんは、、、?、、紫さんは?、、、居ない、、何処に居るのかな?)
私は兄さん達を探して学園の中を飛んで移動している時だった。
「あんた何してるんだ?何をしていても良いが葵達には迷惑をかけるなよ?」
「、、、本当にお前は紅の弟が好きなんだな」
「そうだ。だから本当に迷惑をかけるなよ?あいつには幸せに笑っていて欲しい」
人の気配が無い所に二人の男、、、円鏡さんと縁完さんが居た。
(紅の弟、、、私の話し?)
「この前お前の弟がオレの所に来たぞ」
「あいつが?」
「鈴矢さんと付き合うとかほざいてたぞ?お前の弟だろう何とかしろ!あの二人の邪魔をしてみろ?オレはお前ら兄弟を絶対に許さない!、、、話はそれだけだ、じゃあな」
「、、、円鏡、、、オレは、」
さっきまで何の感情もにじませなかった縁完さんが最後に呟いた感情がある声に反応して私は縁完さんの顔を見た。
(あ、、、縁完さん、、、そうなんだ、縁完さんは、、、)
「ッ、、、ぐっ!、、オレは、、何も、感じ無い、、違う!オレは、、ッ、、円、、鏡、、、ッ!オレはもう、、も、た、、ない、、、頼む、紅、、オレを、、ぐっ、、、」
縁完さんが急に苦しみ出したと思った後に静かになり、少しするとさっきまで浮かんでいた感情がある顔とは全く反対の感情が無い人形みたいな顔をしてから縁完さんはその場から立ち去った。
(縁完さんは本当に黒幕なのかな?だってあの反応は何かに操られてるみたいな、何かの能力をかけられて無理矢理に感情を無くさせるみたいな反応だった。それにさっきまでの感情がある縁完さんは兄さんに助けを求めてたみたい、、、帰ったら兄さん達に話してみよう、、、能力使ったのバレて過保護が増すかも知れないけど)
あんな縁完さんを見たら心配になってしまって学園から帰ってきた兄さん達に相談しようと思ったんだけど、組の仕事やタイミングが悪くて兄さん達に話す事が出来なかったので菫達に相談した。
その結果分かった事は明日の朝に決着をつける事になった事だった。
兄さん達は作戦の確認をする為、今日の夜から泊まり込みで話し合って朝早くから学園に行くみたいなのでもう家に居ない。
私は菫達と話し合って、兄さん達が学園に行く前に私達が学園に居れば決着をつける直前だけど話せるかも知れない、という話になったので朝早くから学園に行って集まろという事になった。
(私が甘いのかも知れないけど、縁完さんを助けたい。あんな所見ちゃったらもしかしたら兄さん達を友達を裏切っているわけじゃないかも知らないって思ったって仕方ないじゃん。兄さん達が友達を大事に思ってるのは知ってる、だから今回の事は怒りより悲しみの方が強いだろうから安心させたいって思った、、、んだけどちゃんと明日兄さん達と会えるよね?)
私は嫌な予感を感じながらも、明日朝が早いのでそのまま布団で眠った。
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