R18禁BLゲームの主人公(総攻め)の弟(非攻略対象)に成りました⁉

あおい夜

文字の大きさ
上 下
110 / 167
四章 葵虐め事件の決着への道

62.5話(鈴の兄さんの所にお見舞いに行く)

しおりを挟む
 私は鈴の兄さんの入院している部屋の前にいる。
今日は私と暗と菫を灰炉さんが迎えに来て家まで送ってくれる途中で、私は鈴の兄さんの所にお見舞いに行きたいと言ったらここまで連れて来てくれた。
ちなみに、灰炉さんは二人を家に送って行ったので今は私一人だけだ。
(兄さんに連絡した迎えに来てくれるって言ってたから兄さんが来るまで鈴の兄さんの所に居れば良いんだよね)

「、、、、。」

なかなかドアを開けられなくて五分くらいたっている。
(何か恥ずかしくて開けられない、、、うぅ~、入っ)

“ガチャ”
「葵ちゃんいつまでここに居るの?早く入って来なよ」
「鈴の兄さん、、、歩いたら駄目だろう」
「だって葵ちゃんが中々入って来ないから」
「それは、、、~から」
「え?何?」

鈴の兄さんに聞こえなかったみたいなので恥ずかしかったけどもう一度言った。

「鈴の兄さんを見たら不安になって抱きついて仕舞いそうだったから少し恥ずかしくてな」
「、、、むしろオレが抱き締めたい」
「、、、それは嬉しいが傷は大丈夫なのか?」
「あ~、、我慢出来ない!」
「鈴の兄さ、」

鈴の兄さんは私を抱き締めてからキスをしてきた。

“チュッ、チュー、クチュチュッ”
「ん~、ンッ、ふっ、ンンッ、ン~、ふぁ、はっ、はぁ、鈴の兄さん?」
「葵ちゃん、あんまり可愛い事しないでくれる?我慢出来なくなるから」
「安静にしてないといけないんじゃないのか?」
「だから可愛い事しないでね?安静に何てしてられなくなるから」
「、、、?分かった?」
「分かってないよな」

良く分からないけど可愛い事をしなければ良いらしい。
(けど、可愛い事ってどんな事なんだろう?いつも普通な事しかして、、、恥ずかしい事しなければ良いのかな?)

「それより、早くベッドに入ってくれ」
「分かったよ」
「安静にしていないと長引くんだろ?オレは鈴の兄さんとこれ以上離れて居たくないんだ。離れて居るのは少し寂し、」
“チュッ”
「可愛い事しないでって言ったよな?」
「可愛い事何てしてないぞ?」
「あ~、、、そうだな、存在じたいが可愛いから仕方ないな。けど、可愛い事したら色々と我慢する為にキスするからな?」
「それはオレにとって嬉しい事なんだが」

そう言うとまたキスされた。
そんな事をしながら鈴の兄さんをベッドに寝かせた。

「少し顔が赤いが熱があるのか?」
「え?顔赤い?」
「、、、少し熱いな。やはり少し熱があるみたいだぞ?」
「あー、、そうなんだ。葵ちゃんの手が冷たくて気持ち良い」
「そうか?」

鈴の兄さんの額に手を置いていると鈴の兄さんが冷たくて気持ち良いからか私の手にスリスリとすり寄る。
(何か鈴の兄さん可愛い!あ、そうだ!)

“チュッ”
「ふぇあ!?」
「鈴の兄さんが可愛い事をしたからキスした。可愛い事したらキスして良いんだろう?」
「、、、こんな」

鈴の兄さんは顔に手を置いて真っ赤な顔を隠しながら少し呻いていた。
(今日の鈴の兄さんは可愛いな。いっぱいキスして良いって事かな?)



鈴矢視点

今オレはオレを撃った奴を殺したいくらい恨んでいる。
(こんな可愛い葵ちゃんを目の前にしながら一週間、、いや、傷がちゃんと塞がるまで我慢しねぇといけねぇのか?冗談じゃねぇ!据え膳を目の前にしながら我慢しねぇとならねぇってどんな拷問だよ!)

“チュッ”
「っ!葵ちゃん?」
「また鈴の兄さんが可愛い事しているからキスしただけだぞ?」
「ッ、、、くそっ」

可愛くて色気がある顔をして微笑んでいる葵ちゃんを見て我慢出来なくなった。 
(あー、もう無理だ。オレは頑張った)

「少しだけだからゴメンね?葵ちゃん」
「鈴の兄さん?」
“チュッ、クチュチュッ、クチュン”
「ンッ、ンンッ!ン~、ふぁ、り、ンッン~、フッ、ンンッ、んふっ、ン」

さっきみたいな可愛らしいキスではなく葵ちゃんが立ってられないくらい深いキスをオレが満足するまでした。
(可愛い!キスで蕩けてる。オレ本当に我慢出来ッかな?)

「あ、う、はぁ、ふっ、鈴の兄さん?」
「可愛い事するから我慢出来なかった。ゴメンね?けど後悔は全然してないけど」
「うっ、、さっきまで可愛かった鈴の兄さんは何処に行ったんだ?」
「ここに居るけど?可愛くは無くなったかも知れないけどね?」
「、、、いきなりカッコ良くなるのは反則だ」
「カッコ良く?カッコ悪くだろ?あんながっついた、」
「オレにとって可愛い鈴の兄さんはあんまり見れない顔でいつもはカッコいいとしか思った事無いぞ」
「ッ、、あー、もう好きにして良いよ。もうオレの負けだよ」
「何かしてたか?けどそれならオレは勝ったんだよな?」
「ああ」

葵ちゃんが可愛過ぎてもう何か負けた様な気がしたんだ。
だが、次の瞬間にオレは今日一番の我慢をする事になった。

「ならご褒美にさっきの深い方のキスをしてくれ。凄く安心したんだが嫌か鈴の兄さん?」
「、、、、嫌じゃ無いです。ご要望通りに、、さっきより深いキスしてやる」

紅が来るまで長く濃厚なキスを足腰立たなくなるまでした。
足腰が立たなくなった葵ちゃんは紅が抱き上げて家に連れて帰った。
(これはいつでも続くんだ?あんなの我慢出来るわけねぇ!あー!オレを撃った奴は本当に恨む!、、、無理、ゼッテェ我慢出来ねぇ!葵ちゃん可愛過ぎだろ?オレの事煽ってるよな?無意識かも知れねぇけど、、、抱きてぇ!今すぐに気絶するまでオレの事を葵ちゃんの体に刻みてぇ!)


ちなみに、葵ちゃんは毎日お見舞いに来て最後は足腰が立たなくなって紅に連れて帰ってもらってる。


しおりを挟む
感想 189

あなたにおすすめの小説

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

月が導く異世界道中

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  漫遊編始めました。  外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

こども病院の日常

moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。 18歳以下の子供が通う病院、 診療科はたくさんあります。 内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc… ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。 恋愛要素などは一切ありません。 密着病院24時!的な感じです。 人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。 ※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。 歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...